著者
秋本 眞喜雄 池田 光里 中野 慎也 ボーマン サムエル 早津 勇一 畑 三恵子 前田 憲寿
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第57回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.1115-1118, 2014 (Released:2016-03-02)

皮膚色の違いを定量的に評価する方法はCIELAB空間の色差式が利用されているが,色差式から予測される色差と視感で感じられる色差とは必ずしも一致しない.この問題を解決するために,CIEはCIEDE2000色差式を推奨しているが,十分に活用されていない.我々は皮膚色の評価に新しい色差式を利用した場合の有用性について検討した.CIEDE2000色差式はCIELAB色差式に色相,明度,彩度に対応する係数を付加して色差を算出する方法である.CIE2000色差式は視感的な評価と比較的よく対応することが示唆され,皮膚色評価の標準化に寄与できると考える.
著者
大倉 典子 後藤 さやか 村井 秀聡 青砥 哲朗
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.51, pp.281, 2008

人工物自体の「かわいさ」、すなわち人工物の形状や色・テクスチャや材質等の諸属性に起因する「かわいさ」を系統的に解析し、その結果から「かわいい」人工物を構成する手法を明確化することを目的として、研究を行なっている。今回は、3次元物体の色の要素をきちんと規定して実験を行なうことにより、人工物の「かわいい色」に対する一定の結論を得ようという意図で、バーチャル空間を利用して、バーチャルオブジェクトにおけるかわいい色について系統的な実験を実施した。
著者
川田 昌克
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第57回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.598-605, 2014 (Released:2016-03-02)

LEGO MINDSTORMS は PBL 教育の題材として広く教育現場で利用されているが,制御工学教育の活用事例はほとんどない.本報告では,サードバーティの LEGO 用ロータリエンコーダと LEGO Power Functions シリーズのモータを利用して製作した回転型倒立振子を,Simulink Support Package により動作させることにより,制御工学を効果的に教育する事例を紹介する.
著者
川口 淳一郎
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.1, 2011

はやぶさは世界初の地球外物質のサンプルリターン技術の実証を目的に,2003年5月9日,内之浦宇宙センターよりM-Vロケットにより打ち上げられました.その後,7年間,幾多の苦難と困難の惑星間航行の後,2010年の初めにイオンスラスターエンジンによる地球への帰還を果しました.この無事の帰還後の再突入において,はやぶさは,小惑星イトカワからのサンプルをつめた小さなカプセルを無事に放出しました.そのカプセルは地球大気圏内のオーストラリアの砂漠へ,2010年6月13日に到達し,6月15日には無事に回収を果しました.
著者
河原井 瑛子 瀬川 泰伸 牧野 隆 足立 修一
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第52回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.292, 2009 (Released:2010-01-22)

慣性飛行中のロケットの軌道推定を行うため、拡張カルマンフィルタを設計した。さらに、状態量の推定精度を向上させるために、ロケットの状態量のうちオーダが大きく異なる状態量を正規化してオーダを揃え、正規化した状態量を用いて拡張カルマンフィルタを設計する方法を提案する。また、設計した拡張カルマンフィルタの有効性を数値シミュレーションにより確認した。
著者
青山 友里 椎塚 久雄
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第52回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.57, 2009 (Released:2010-01-22)

近年,ロボットセラピーがアニマルセラピー(動物介在療法)に代替する療法として注目されている.本研究では,恐竜型のペットロボットPLEOとのふれあいによるストレス緩和に関して実験調査を行った結果について示す.
著者
明神 智也 近野 敦 内山 勝
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第51回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.92, 2008 (Released:2009-04-14)

ヒューマノイドロボットは,様々な状況において転倒を回避することが要求される.特に,環境から大きな外乱を受ける場合や,環境に対して衝撃力を作用する場合は,転倒時の時間制約が厳しく,転倒回避はより困難になると考えられる.本論文では,時間制約が厳しい状況におけるヒューマノイドロボットの転倒回避の手段として,踏み出し動作を利用した転倒回避方法を提案し,その有効性を示す.
著者
勝亦 徹 相沢 宏明 柿沼 靖幸 又重 英一 小室 修二 森川 滝太郎
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第48回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.25, 2005 (Released:2006-01-01)

蛍光を利用した計測は、試料を破壊することなく評価できる優れた方法である。ここでは、蛍光を使った穀物・でんぷん製品の非破壊検査の可能性について報告する。紫外線(波長365nm)の照射によって、穀物や、でんぷん製品から波長460nm付近にピークを持つ強い蛍光が観察できた。落花生、大麦、精米、もち米、粟、精製でんぷん、小麦粉や、他の多くの穀物、でんぷん製品から紫外線光源、CCDカメラとフィルターを用いて蛍光画像を撮影した。さらに得られた蛍光画像を画像処理することにより、穀物やでんぷん製品の均質性、異物の混入、多品種間のブレンドの状態などの非破壊検査に応用できることがわかった。蛍光スペクトルは、穀物の種類・産地などによって変化しており、蛍光を使って穀物やでんぷん製品の品質検査が可能である。
著者
丸山 貴広 寺社下 晃 正道寺 勉
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.53, pp.4, 2010

プロ野球界では,毎年シーズンオフを迎えると選手の契約更改が始まるが,選手自身の評価と球団の評価が異なることが多いため,契約更改がスムーズに行われないという問題が発生している.本研究では,独自に設定した評価項目から包絡分析法を用いて効率値を算出することにより全投手を適正に評価し,効率値と前年の年棒から翌年の年棒予測を行うシステムを作成した.この結果,精度の高い年棒の予測を行えるようになった.
著者
嶋村 崇 畠山 省四朗 岩瀬 将美 貞弘 晃宜 大崎 大 吉田 康平 川崎 崇博 久保 槙太郎 寺田 達典
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第51回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.33, 2008 (Released:2009-04-14)

本研究では一輪車操作を上達させる支援システムの構築を行う. 操作補助は,真に補助を必要とする時のみに行うことが望ましいと考え,一輪車操作補助においては,一輪車に乗って倒れてしまう限界領域を見極めた上で支援することが重要となる. 本稿では操作者が一輪車に乗っている状態の物理モデルを立て,モデルに基づき,倒れる限界領域の導出について検討する.
著者
池本 直矢 寺田 賢治 カルンガル ステファン
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第59回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.29-34, 2016 (Released:2017-02-01)

近年,タブレット端末利用の需要が高まっており,市場も拡大傾向にある.しかし,タブレット端末を使用する際に不便だと感じたことの調査では,文字入力がしにくいという回答が多数存在する.市場で流通している入力装置では,価格や可搬性の低下といった問題があるためAR技術とタブレットPC内臓のカメラを用いた入力装置を提案する.
著者
田中 秀幸
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第57回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.588-593, 2014 (Released:2016-03-02)

本発表では,中学技術・高校工業・高校情報における教員養成において,計測制御に関する実習を含めた授業を実施するために行ってきたモーター制御系の教材開発について述べる.計測制御系はいくつかの要素が組み合わさった,初学者からは比較的複雑なシステムである.教材としてはそれらの要素を学習者に見やすいよう簡単に部品を分解性に優れた必要がある一方で,授業で使用するためには信頼性を上げる必要があることについて触れる.また,開発したモーター制御系はArduinoとScilab, Scicosを用いて構築しており,授業で活用しているので紹介する.
著者
大竹 峻 猪鹿倉 貴史 石橋 良太 児島 晃
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.57, pp.1517-1522, 2014

都市や建築空間における安全性・快適性の向上に際して, 歩行者の行動を予測することは非常に重要となる.しかし, 平常時において歩行者はパーソナルスペースや経路選択といった心理的影響を扱う必要があり, そのモデル化にはさまざまな課題がある.そこで本研究では, パーソナルスペースを考慮した群集挙動モデルに新たに経路選択評価値を導入し, 平常時における歩行行動を予測することを目的とする.
著者
張 えい 椎塚 久雄
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第53回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.37, 2010 (Released:2011-02-03)

この論文では,ロールプレーイングゲームにおける、EMAI(Emotion Motivated Artificial Intelligence)の感情動機付けに人工知能を応用して,人間の感情を持たせるNPCを提案し,ゲームの振る舞いに人間の感情を持たせることを目的としている.ここでは,二つタイプのNPCについて,その感情を持つか否かについてアンケート調査から評価を行った.クロス集計表とカイ二乗検定を用いて分析した結果,EMAIを実装されたNPCの方が,従来の由来のNPCより,感情を多彩に表現していることが明らかになった.
著者
古賀 雅伸 柚木 健朗
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第59回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.339-342, 2016 (Released:2017-02-01)

本研究では、スマートフォンやタブレット等のAndroid端末で利用できるURDFで記述されたロボットモデルの3次元可視化ツールを開発する。本ツールをスマートデバイスで利用することで、PCを持ち込めないような狭い空間でも、片手がふさがっている状態でも、シミュレーションや実験の結果を手軽に3Dアニメーションで確認できる。
著者
伊豆田 修祐 高橋 正樹
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.57, pp.731-738, 2014

航空機のエンジン故障により,飛行に必要な推力が得られない場合に,近隣の空港へ速やかに緊急着陸する技術が求められている.緊急着陸時には,着陸点へ到達可能かつ安全な飛行経路を計画する手法が必要となる.そこで,本研究では着陸点での到達高度を考慮した最終進入距離の可変化,および最終進入でのスポイラーの使用による滑空性能の変化を考慮した経路計画手法を提案する.
著者
荒垣 龍馬 王 碩玉 三浦 直樹 姜 銀来
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第53回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.74, 2010 (Released:2011-02-03)

本研究室では正四面体型の無方向性全方向移動ロボットの研究を行っている.正四面体の頂点それぞれにオムニホイールを装着することによりどの面が底面であっても全方向移動できる.本報告では正四面体の底面となる三輪モデルを用いて運動学モデル・動力学モデルを算出する. PID制御によるロボットが転がって底面変化した場合の直線移動の走行シミュレーション結果を報告する.
著者
北山 泰広 江丸 貴紀 星野 洋平 小林 幸徳
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第53回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.323, 2010 (Released:2011-02-03)

現在,日本では高齢化社会の進行に伴い,ロボット技術を利用した歩行訓練機による介護・介助の必要性が高まっている.本研究ではオムニホイールを利用した全方位移動ロボットを想定し,重心のずれを考慮した軌道制御シミュレーションを行うことによって安心・安全なロボットを実現することを目的とする.本講演では制御対象が冗長な系であることに着目し,設計者が指定する拘束条件のもとで最適な制御を行うことを目指す.
著者
金井 裕一 岩瀬 将美 畠山 省四朗
出版者
自動制御連合講演会
雑誌
自動制御連合講演会講演論文集 第48回自動制御連合講演会
巻号頁・発行日
pp.64, 2005 (Released:2006-01-01)

本研究は,人間が一輪車に乗ることを補助する制御系の実現を目標として,その第一段階として一輪車の姿勢安定化を図る。本稿では,一輪車系のモデリング,とControlled Lagrangianを用いた制御系設計に焦点を当てる。シミュレーションによりその有効性を検証する。