著者
和田 八三久
出版者
公益社団法人 日本材料学会
雑誌
材料 (ISSN:05145163)
巻号頁・発行日
vol.21, no.223, pp.253-259, 1972-04-15 (Released:2009-06-03)
参考文献数
38
著者
京都大学広報委員会
出版者
京都大学広報委員会
雑誌
京大広報
巻号頁・発行日
vol.598, pp.1837-1856, 2005-02

<大学の動き>「理系基礎教育・実験教育」ワークショップを開催
著者
濱谷 真理子
出版者
日本文化人類学会
雑誌
文化人類学 (ISSN:13490648)
巻号頁・発行日
vol.81, no.2, pp.180-198, 2016 (Released:2018-02-23)
参考文献数
29
被引用文献数
2

本論文の目的は、北インド巡礼地ハリドワールで暮らすヒンドゥー女性行者を対象とし、招宴に 参加するための情報や、招待券、招宴後の施しなど一連の贈与の分析を通じて、女性行者たちの社 会関係について明らかにすることである。 これまでのインド行者研究では、男性行者が出家制度に依拠した共同体を形成していることが明 らかにされた一方、正式な出家を認められない女性行者は、むしろ世俗社会とのつながりに依拠し ていることが指摘されてきた。本論文では、これまで十分に考慮されてこなかった「家住行者」と 呼ばれる女性たちに着目し、彼女たちが日々の乞食実践を通じて、出家制度にも世俗社会にも依ら ない社会的ネットワークを築いていることを明らかにする。具体的にとりあげるのは、行者を対象 とする招宴である。行者社会の序列に従う男性行者に対し、女性行者たちはさまざまな人間関係の ネットワークを活用して、招待券を得て宴に招かれようと試行錯誤する。男性行者が社会的威信や 地位を重視するのに対し、女性行者たちにとって重要なのは、招宴の情報や招待券、施しを独占せ ずに分け与えるべきだという贈与のモラルであった。なぜなら、女性行者は与えることを愛や配慮 の表れとしてとらえ、贈与を通じてそれが霊的な慈愛か世俗的な愛着か、愛の質を吟味するからで ある。それによって、女性行者たちのあいだには、互酬性(世俗)と純粋贈与(出家)の側面を併 せ持つ、越境的ネットワークが形成されることがわかった。
著者
周藤 瞳美
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.77, no.5, pp.313-314, 2022-05-05 (Released:2022-05-07)

ラ・トッカータ研究者が主役となる一般向け学術系Webメディア「academist Journal」の取り組み

1 0 0 0 OA 沈みつ浮きつ

著者
山下亀三郎 著
出版者
山下秘書部
巻号頁・発行日
vol.地, 1943

1 0 0 0 神奈川文化

出版者
神奈川文化研究会
巻号頁・発行日
vol.(4月號), 0000
著者
Akio SUZUKI
出版者
Japan Association of Mineralogical Sciences
雑誌
Journal of Mineralogical and Petrological Sciences (ISSN:13456296)
巻号頁・発行日
vol.117, no.1, pp.211215, 2022 (Released:2022-05-20)
参考文献数
21

To determine the phase boundary between diaspore (α–AlOOH) and δ–AlOOH, in situ X–ray diffraction experiments were carried out using a multi–anvil high–pressure apparatus and synchrotron X–ray. The stability of each phase was determined by observing the change in powder X–ray diffraction patterns. The equilibrium phase boundary is described by the formula P (GPa) = 12.2 (±4.9) + 0.0027 (±0.0044) × T (K). The boundary determined in this study is located at a lower pressure than that estimated by previous quenching experimental studies.
著者
木村 哲彦
出版者
一般社団法人 国立医療学会
雑誌
医療 (ISSN:00211699)
巻号頁・発行日
vol.40, no.8, pp.749-755, 1986-08-20 (Released:2011-10-19)
参考文献数
11
被引用文献数
5

欧州で行われている乗馬療法を器械に換えることによつて, より正確な負荷を与えることが可能であるように, また, 時間と動きとの関連において正確な, 平衡保持機能, 姿勢保持機能の評価・促通訓練を可能ならしめるために, シミユレータの開発を行つた. 器械は(1)前後水平, (2)左右水平, (3)上下, (4)前後傾斜, (5)左右傾斜, (6)首振り, の6つの運動要素をもち, 馬が移動する際の加速度以外は時間運動範囲を含めて可変である. 健常人で予備的試験を行い, 器械の人体に与える評価を行つた. 肉眼的観察(多重露出撮影法により記録), 筋電図学的検索を併せ行つた. 姿勢保持機能の正常な脊柱の可橈性を有する者では, 極めて低い労力しか必要とせず, 筋活動電位で見るかぎり努力性筋放電の10分の1の電位しか認められない. 評価・治療に応用するにあたり, 器械の開発を終えたので報告する.
著者
北村 晃寿
出版者
日本第四紀学会
雑誌
第四紀研究 (ISSN:04182642)
巻号頁・発行日
pp.61.2114, (Released:2022-02-19)
参考文献数
32
被引用文献数
1

2021年7月3日に静岡県熱海市伊豆山地区の逢初川沿いで土石流が発生し,大量の土砂が相模湾まで流下した.その後の調査で,逢初川の源頭部にあった盛土のうちの約55,500 m3が崩落し,流下したことが分かった.この源頭部の崩壊していない盛土の黒色土砂から4個体の海生二枚貝の貝殻を採取し,さらに集落の直ぐ上流の土石流堆積物から5個体の海生二枚貝の貝殻を採取した.これらは,マガキ属,アサリ,サルボウガイなどの宮城県以南,四国,九州の潮間帯下部~水深10 mに生息する種である.14C年代測定の結果,5,851~5,568 cal yr BC, 477~154 cal yr BC, 西暦1,700年以降の3つに分けられることが判明した.これらのことから,盛土の黒色土砂の供給源の一部は沿岸堆積物であり,現世堆積物と中部完新統の2つの供給源がある可能性があることが分かった.
著者
永杉 理惠 若鍋 久美子
出版者
日本質的心理学会
雑誌
質的心理学研究 (ISSN:24357065)
巻号頁・発行日
vol.20, no.Special, pp.S243-S249, 2021 (Released:2022-05-20)

障害のある子どもが楽器を演奏する場合,楽譜にとらわれることのない即興による音楽表現は,その子どもの個 性や障害特性に合った演奏スタイルを活かすことができ,主体的な活動を促すのに適していると考えられる。本 研究はある演奏家の実践と語りから,彼女が特別支援学校・特別支援学級において,障害のある子どもの集団を 対象にした即興による音楽表現活動をどのように展開しているのかを分析した。その結果,彼女の即興による音 楽表現の指導は,打楽器奏者としての音への繊細な感覚が色濃く反映されたものであり,音楽や音を聴くことの 学びを促す活動がその軸となって展開していることを見出した。子どもたちが打楽器の音色やその音の響きに気 づき傾聴し,子ども同士がお互いの音による表現を聴き合いながら即興で自由に音のやり取りをする活動の過程 に,音や音楽を聴くことの学びの意義と,音や音楽によるコミュニケーションとしての意義を見出すことができた。

1 0 0 0 東京パック

出版者
東京パック社
巻号頁・発行日
vol.8, no.26, 1912-10

1 0 0 0 グラヒック

出版者
有楽社
巻号頁・発行日
vol.2, no.26, 1910-12
著者
磯村 正樹 鈴木 裕子
出版者
愛知教育大学
雑誌
愛知教育大学研究報告. 教育科学編 (ISSN:18845142)
巻号頁・発行日
vol.67, no.1, pp.95-102, 2018-03-01

This study aims to demonstrate the factors that cause five-year-old children to derive joy from that of other children. Examples were collected over a year with regard to a class of five-year-old children for whom the principal author was responsible, and these examples were analyzed and discussed. As a result, as potential factors prompting children to derive joy from others, analysis was carried out on behavior toward other children, the behavior’s intention, identical experience, shared aims and behavior, sustained interest in other children, and chance. It was shown that the involvement of a mix of factors caused children to derive joy from that of other children, and it was suggested that such occurrences are related to a child’s sense of being useful, and his or her empathy and sympathy toward positive emotions.