1 0 0 0 方言読本

著者
橘正一 著
出版者
厚生閣
巻号頁・発行日
1937
著者
雨貝 太郎 園山 繁樹
出版者
一般社団法人 日本特殊教育学会
雑誌
特殊教育学研究 (ISSN:03873374)
巻号頁・発行日
vol.53, no.1, pp.47-55, 2015

本研究は広汎性発達障害の診断を受けた11歳の男児1名を対象に、サイコロトークを実施し、いくつかの条件を設定し、発話促進の効果について検証した。初めに「聞く行動」について指導した後、「話す行動」を指導した。「話す行動」の指導においては、「終了モデルの提示」「話すテーマの事前提示」「考える時間の提供」「テーマの選択」「テーマの自由選択」という5つの条件の中で、話す時間と話す文章の量の変化を測定した。その結果、より長い文章を話させる課題を行う際は(1)会話の終わり方のモデルを示すこと、(2)前もって話す内容について考える時間を十分に与えること、(3)話す内容について選択肢を与えること、が効果的であった。また、より長い時間会話をさせる課題を行う際には(1)どのようなことについて話せばいいのか事前に伝えておくこと、(2)選択肢を与えずに自分の話したいことを自由に話させること、が効果的であった。

1 0 0 0 日本鋳工史

著者
香取秀真 著
出版者
郷土研究社
巻号頁・発行日
vol.第1冊, 1934
著者
松本 和健 坂口 直志
出版者
釧路工業高等専門学校
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究では,下層土の土壌インピーダンスの大きさと位相を三次元的なデータとして取得するために,四探針電気探査法とRMS法(無線磁気探査法)による計測システムを構築する。土壌の含水率を電気回路モデルから解析する方法について提案し検証している。本方法で,土壌粒子の粒径や密度,水分含有量の深さ方向のデータが非破壊で得られると期待でき,従来よりも簡便に災害時の土壌特性を明らかにできる。非破壊的な下層土の土壌インピーダンス計測が災害時の土壌評価として有用であることを検証する。
出版者
[書写者不明]
巻号頁・発行日
0000

1 0 0 0 激流

著者
国際商業出版株式会社 [編]
出版者
国際商業出版
巻号頁・発行日
vol.22(5), no.255, 1997-05
著者
﨑山 威 辻野 亮
出版者
奈良教育大学自然環境教育センター
雑誌
奈良教育大学自然環境教育センター紀要 = Bulletin of Center for Natural Environment Education, Nara University of Education (ISSN:21887187)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.1-7, 2020-03-31

奈良県吉野郡の大峯山系大普賢岳と和佐又山周辺の2調査地で、中・大型哺乳類相と特に優占種と予想されるニホンジカCervus nipponの出現季節変化を明らかにした。大普賢岳地域は2018年5月から2019年8月までの16ヶ月間、和佐又山地域は2018年5月から2019年7月までの15ヶ月間、赤外線センサー付き自動撮影カメラを使用したカメラトラップ法を用いて調査したところ、大普賢岳地域では、2,564日の延べカメラ稼働日数で、ニホンジカ1,535頭 (79.7%) をはじめ11種1,927頭が撮影され、和佐又山地域では、1,030日の延べカメラ稼働日数で、ニホンジカ343頭 (58.8%) をはじめ10種583頭が撮影された。優占していたニホンジカの季節変動を見ると、大普賢岳地域では5月から8月まで撮影頻度指標 (RAI:Relative Abundance Index) が高くてそれ以外の月は低く、和佐又山地域では9月と10月にRAI が高く、それ以外の月では低かった。ニホンジカは、高標高での積雪や堅果などの果実類の利用可能量に合わせて標高間を移動していることが示唆された。

1 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1947年10月30日, 1947-10-30
著者
齋藤 寛 吉永 馨 塩路 隆治 古川 洋太郎 有川 卓 齋藤 喬雄 永井 謙一 道又 勇一 佐々木 康彦 古山 隆
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.64, no.12, pp.1371-1383, 1975
被引用文献数
4

明治初年以来高度のカドミウム環境汚染をうけてきた秋田県小坂町細越地域の35才以上の住民137人(男58人,女79人)の健康調査を行なつた.昭和47年1月から昭和49年10月にいたる期間の4回の検尿において尿蛋白,尿糖同時陽性者の検出率は常時13%以上であり,対照地域の同時陽性率2.5%に比し著しい高率であつた.この4回の検尿により尿蛋白・尿糖同時陽性者33例(男18例,女15例)を見出し,かつこのなかから腎機能検査の結果10例(男5例,女5例)の多発性近位尿細管機能異常症(multiple proximal tubular dysfunctions)を診断した.この10例についてその原因疾患を検討した.特発性,遺伝性疾患,ならびに慢性重金属中毒以外の後天性疾患はいずれも否定された.多発性近位尿細管機能異常症を含む尿蛋白・尿糖同時陽性者の大部分が尿中カドミウム排泄の異常高値(10.0~45.0&mu;g/d)を示した.小坂町細越地域の土壌,産米などにはこれまでくりかえし高濃度のカドミウムが検出されており,また同地域住民の多数が尿中カドミウムの異常高濃度(10.0&mu;g/<i>l</i>以上)を示すことが秋田県の調査により明らかにされている.すなわち同地域住民は長年にわたり異常カドミウム曝露をうけてきたことが確実であつた.以上により同地域住民の多数に認めた蛋白尿,糖尿の多発,さらには多発性近位尿細管機能異常症にまでいたる一連の腎障害は長年にわたり,主に食物を介して体内に異常大量摂取されたカドミウムによる慢性カドミウム中毒であると結論した.
著者
的場 輝佳
出版者
一般社団法人日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会誌 (ISSN:13411535)
巻号頁・発行日
vol.40, no.6, pp.A26-A29, 2007-12-20

近畿支部は,日本調理学会前身設立当初(1960年)に調理科学懇談会としてスタートし,以来今日まで活発な活動を進めている。支部活動は,総会・講演会(4月),研究発表会(7月),研究会(講演会,見学,分科会報告など),調理に関連する分科会:煮る分科会,炊飯分科会,焼く分科会,揚げる・妙める分科会,食文化分科会,高齢と食分科会)と各地区(兵庫,阪和,京滋,奈良)が独自に行う事業(講演会,見学,試食会など)が主体である。これらの活動の企画立案および各活動連携・調整は,常任委員会が行っている。これらの活動の中で,研究発表会は,学会形式で行い支部メンバー間の学術の交流に大きな役割を果たしている。平成12年,当時の支部長金谷昭子先生の呼びかけに,東海・北陸支部長水谷令子先生が応えられ「近畿支部,東海・北陸支部合同研究発表会」(神戸女子大学)が実現したことは特記に値する。以降,3年毎に近畿と東海・北陸地域で交互に開催することとなり,平成15年には,ぱるるプラザGIFU(岐阜郵便貯金地域文化活動支援施設),平成18年には千里金蘭大学で開催した。両支部から多数の先生方や学生たち,企業の方の参加をもみ,極めて有意義で合同研究発表会であった。懇親会も実施し,両支部間の親睦を深めることができた。特徴のある支部活動として,調理に関連する分科会の活動を紹介したい。当初,煮る分科会,炊飯分科会,焼く分科会,揚げる・妙める分科会でスタートし,後に,食文化分科会と高齢と食分科会が加わり,6分科会が活動している。支部は,分科会の活動を重視し,財政的な支援も行っている。複数の分科会に参加しているメンバーもいる。学生を含め若手から熟年世代まで,テーマを設定して合同で研究しており,活発な論議を交わしている。研究成果を,学会発表や論文投稿を行うなど,分科会メンバーのモチベーションは高く,研究環境に恵まれない会員に,大きな研究・教育意欲を呼び起こしている。日頃の近畿支部の活発な活動は,世代と大学など機関を超えた分科会の活動が下地になっていると思われる。
著者
矢作 和也 金子 香里 松本 達彦 増田 淳 橋本 良明 松本 純一 荒井 泰道
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
雑誌
消化器内視鏡の進歩:Progress of Digestive Endoscopy (ISSN:03899403)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.215-217, 1993-12-01 (Released:2015-07-15)
参考文献数
6

症例は50歳女性。下血を主訴に来院し,即日行った大腸内視鏡検査にて,S状結腸深部に白色半透明の膜様の剥離粘膜に被われた血腫がポリープ状に認められた。また,塩酸チクロピジン服用によると思われる出血時間の延長を認めた。4日後,剥離粘膜に被われた血腫の排泄があり,その直後に行った注腸X線検査,内視鏡検査にてS状結腸深部に約10cmにわたる全周性の潰瘍を認めた。成分栄養療法などを行い,約10ヵ月後ほとんど狭窄を残さずに治癒した。大腸の全周性粘膜剥離はまれであり,その原因の1つとして虚血性腸炎があげられているが,本例は発症時に腹痛がなく,また剥離部に隣接した粘膜には炎症所見がみられなかったことなどより,虚血性腸炎の可能性は低い。むしろ,塩酸チクロピジンによる出血傾向との関連の可能性が考えられた。興味ある症例と思われたので,若干の文献的考察を加え報告した。