出版者
日経BP
雑誌
日経ニューメディア = Nikkei new media (ISSN:02885026)
巻号頁・発行日
no.1680, pp.3-4, 2019-11-04

サイバーエージェントは2019年10月30日、「2019年9月期 通期決算説明会」を開催した。代表取締役社長の藤田晋氏は、インターネットテレビ局「AbemaTV」(サイバーエージェント子会社のAbemaTVが運営)の現状と今後の展開について述べた。藤田社長はAbemaTV開局以来、…
著者
松村 真宏
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第26回全国大会(2012)
巻号頁・発行日
pp.1P2OS9a5, 2012 (Released:2018-07-30)

仕掛学の根底には「副作用性」がある[松下11]。本稿では、なぜ主作用ではなく副作用なのか、主作用と副作用は本質的に何が違うのか、という問いへの答えとして、双対問題としての仕掛学について考察する。社会的課題からなる目的関数とその制約条件からなる仕掛学のラグランジュ方程式に対し、主問題の解が主作用を利用するものであり、双対問題の解が副作用を利用するものであるとする考えについて述べる。
著者
嶋田 徹 Shimada Toru
出版者
宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(JAXA)(ISAS)
雑誌
第2回ハイブリッドロケットシンポジウム 講演集 = Proceedings of the 2nd Hybrid Rocket Symposium
巻号頁・発行日
2019-07

第2回ハイブリッドロケットシンポジウム(2019年7月11日-12日. 宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(JAXA)(ISAS)), 相模原市, 神奈川県
著者
岡本 拓也 朴 鑽欽 瀬井 康雄 川添 和義 横澤 隆子
出版者
The Japanese Society of Nephrology and Pharmacotherapy
雑誌
日本腎臓病薬物療法学会誌 (ISSN:21870411)
巻号頁・発行日
vol.7, no.3, pp.171-180, 2018 (Released:2019-01-29)
参考文献数
62

冠元顆粒は、多彩な生理活性を有し、かつ毒性や副作用がないことから、多くの報告がなされている。我々は、糖尿病性腎障害モデル実験より、冠元顆粒が糖尿病腎に対する治療の証拠を得たので、ここに報告する。まず、腎近位尿細管由来の上皮細胞株のLLC-PK1細胞を用いた実験において、高グルコースでひき起こされる酸化ストレス状態を、冠元顆粒添加群で改善する知見が得られた。さらに、2型糖尿病モデルのdb/dbマウスに、冠元顆粒を投与した腎組織中の終末糖化産物や線維症関連蛋白が低下していた。酸化ストレスや炎症に関与する蛋白発現も低下し、腎糸球体の肥大を改善し、2型糖尿病マウスの腎に好影響を及ぼしていた。このことから、冠元顆粒は腎保護作用を示し、糖尿病性腎症への進展を抑制する証拠が示され、それらはまた多系統段階で効能を発揮していることが示された。
著者
鄭 芝媁
出版者
関西大学大学院東アジア文化研究科
雑誌
東アジア文化交渉研究 = Journal of East Asian cultural interaction studies (ISSN:18827748)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.537-546, 2020-03-31

This essay focuses on the studies about Chinese music of Lafcadio Hearn and his friend, H. E. Krehbiel, who was an American music critic and musicologist. Hearn and Krehbiel were colleagues in Cincinnati, reporter of the local newspaper. In the fall of 1877 they have met a Chinese musician Char-lee, and had a wonderful music experience in music club. Hearn wrote an article entitled "Romantic Episode at the Music Club" as souvenirs. Since then, for about 10 years, Hearn and Krehbiel kept discussing about Chinese music through letters. In this essay, I outlined the contribution of Krehbiel in music, especially in Chinese music, that rarely mentioned in the previous research. Then, reviews Hearn's articles and letters about Chinese music by time order, so the interaction with Krehbiel could be explored. Also, solve some unsolved mysteries in the articles and letters, like what the "O-ME-TAW-BOODH" means. In the course of my argument, it should have become clear that it's Krehbiel whom lead Hearn to concern about Chinese music, thus began a series of studies about myths and worship of China.
著者
藤本 稔
出版者
内科宝函刊行会
雑誌
内科宝函 (ISSN:00214809)
巻号頁・発行日
vol.12, no.4, pp.155-159, 1965-04
著者
小武海 櫻子
雑誌
人文 (ISSN:18817920)
巻号頁・発行日
no.19, pp.19-42, 2021-03

明清時期の中国では、儒教・仏教・道教三教混交の道徳を説く善書や布教パンフレットが数多く刊行された。とりわけ一九世紀以降扶乩という神降ろしで得た乩示に基づいて新たな善書が作成され、鸞堂や新興の民間宗教慈善団体を通じて広く出版されて中国各地に普及した。しかしながら、このような善書や布教パンフレットを出版する担い手の姿については、資料の制約から探ることは難しく、その出版活動の全体像はこれまでほとんど明らかにされてこなかった。本稿では、重慶北碚区図書館の所蔵する合川会善堂慈善会という善堂の出版物を分析し、四川東部の県城にある一つの善堂が行う出版活動の様相を跡づける。それにより、会善堂では鸞堂と同善社という二つの異なる宗教的系譜に基づいて書籍が収集され、教団支部間の情報共有が同善社の宗教ネットワークに基づく宗教パンフレットの出版と流通によって可能であったことを明らかにした。
著者
岡部 耕典
出版者
福祉社会学会
雑誌
福祉社会学研究 (ISSN:13493337)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.55-71, 2019-05-31 (Released:2019-10-10)
参考文献数
16

戦後の福祉国家において,障害者は施設収容というかたちで排除されるか,「二流市民」として周辺化された存在であった.このような障害者のシティズンシップは,障害者を「他の者との平等」とすることを求める国連障害者の権利条約によって,大きく前進しつつある.しかし,それによって,これまで周辺化/排除されていた障害者のシティズンシップが完全に確立したとは言い難い. 日本においては,脱施設ですら道半ばであり,福祉国家としてその「完全な成員」に対して生産と消費の義務を求めるがゆえに,地域で暮らす障害者たちの多くもまた周辺化された存在から抜け出すことはできず,「善き二級市民たれ」という自己責任論の圧力に晒されている.さらに今後懸念されることとして,差別解消政策と運動に対するバックラッシュ及び新型出生前診断に代表される「ソフトな優生」の広がりがある. とはいえ,「持たざる者」の権利獲得運動はつねにそうやって進んできた.楽観はできないが悲観するべきでもない.福祉社会学が貢献できることのひとつに,エイブリズムに裏打ちされたマジョリティのシティズンシップ概念の再構築がある.手がかりは,障害,ジェンダーとセクシュアリティ,貧困,エスニシティの領域を超えた多様なマイノリティの社会運動の交差・連携と学び合いにある.
著者
荒川 葉
出版者
日本霊長類学会
雑誌
霊長類研究 Supplement
巻号頁・発行日
vol.36, pp.51, 2020

<p>スクールカーストはクラス内で起こる順位性だが,その決定要因ははっきりしていない。本研究では,ヒトの性格や所属の観点,文化的な観点,そして霊長類学、人類学の観点よりはっきりと定義付けられていないスクールカーストの現実を評価し,負の側面があれば、その解決策を考えることを目的に行った。国分寺高校生100名:(男子42名 女子58名)に自身の性格や所属に関するアンケートを,東京外国語大学( 以下外大) の留学生(14名: 出身国はそれぞれ異なる) には自国の学校生活やスクールカースト,いじめ問題に関するアンケートを実施した。加えて,大学の先生やいじめの経験のある国分寺高校の生徒,教員へのインタビュー調査および文献調査を行い、研究を進めた。高校生のアンケートでは、男子はスクールカーストがあったと答えた生徒の中で上位に所属していると思う生徒は、自分自身の性格を明るく皆を笑わせる、異性ともよく話すと分析している。それに対して女子は委員などクラスの中心的な役割を担っているにも関わらず、自分自身はスクールカーストの上位にいるとは評価していない。外大生のうち順位があると答えた人は、上位にいるのはお金持ちと答えた。個人で自分の意志に従って行動することが多いのでカースト的なものはなかったと日本との違いが見られた。なぜ順位付けが起こるのかをアイブル=アイベスフェルトは,高い地位を持つものは餌場や繁殖行動において優位に経つことが出来るために集団で生活する全ての霊長類に見られ、特にチンパンジーでは誇示行動によって順位を獲得し維持すると述べている。また、キャンプに行った折にメンバーの中で順位付けが起こる事例も上げている。順位は高校の事例でも集団をまとめるのに、必要な役割分担的なものでもあるが、それがいじめに発展する事例も友人や大学の先生などからも得た。人間の社会的本性も理解しながら、男女の違いも含めて順位というものをどう考えたらよいかを発表する。</p>
著者
澤田 暁彦 三橋 渉
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.31-36, 1999
参考文献数
9

顔や表情の認識、顔画像の合成などを行うには、顔の特徴点の位置の正確な抽出が必要である。本研究では顔を含む自然画像から顔の特徴点検出を行う。注目画素から同方向、等距離離れた画素2点のそれぞれの勾配の向きが反対方向に向いている場合に大きな応答を返す変換として対称変換が知られている。この変換の応答の和が大きい画素を選択し、目のような対称的な構造を持つ特徴の候補点を絞り込む。その候補点を特徴点探索に用いれば計算量を軽減することができる。しかしこの結果だけではどの特徴(口、目など)点なのか、誤識別結果なのか判断が困難である。そこで主成分分析(PCA)を用いる。PCAを用いて特徴の学習パターンをクラスタリングし、特徴を表わすクラスの中心と特徴候補画像との距離が小さいものが目的の特徴点であると判別する。PCAにおいては対数極座標変換した画像から得られる自己相関画像を用い、顔の回転とスケールの変化にも対応できることを目的とした。
著者
窪田卓
雑誌
皮膚臨床
巻号頁・発行日
vol.46, pp.1177-1179, 2004
被引用文献数
1
著者
星 玲奈 菊池 宏幸 町田 征己 高宮 朋子 小田切 優子 福島 教照 天笠 志保 林 俊夫 井上 茂
出版者
日本運動疫学会
雑誌
運動疫学研究 (ISSN:13475827)
巻号頁・発行日
pp.2107, (Released:2021-07-10)

目的:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行前と流行中とで運動を実施する者の割合が変化したかを,性,年代,運動種目別に記述的に明らかにする。 方法:2020年7月に実施したインターネット調査による横断研究である。散歩,ストレッチ等14の運動種目について,調査時点(2020年6〜7月)及び1年前の同時期(2019年6〜7月)における実施の有無を思い出し法により比較した。統計解析は,両年における運動実施者の割合の差を,マクネマー検定により性・年代別に検討した。 結果:分析対象者は関東地方に在住の20〜70代の男女2155人であった。いずれかの運動種目を一つでも実施したと回答した者は,2019年は76.1%,2020年は78.8%であった(p<0.001)。実施者の割合が2019年に比べ2020年で高かった運動種目は「散歩・ウォーキング」,「ストレッチ」,「ラジオ体操」,「筋力トレーニング」等であり,一方,低かった種目は「屋外球技」,「水中運動」等であった。これらの傾向に性・年代別による違いは認められなかった。 結論:COVID-19流行下では流行前と比べて何らかの運動を実施している者の割合が高くなった可能性がある。運動種目別にはストレッチ等,個人が自宅や自宅周辺で行う種目で高くなる一方,施設内や集団で行う種目で低くなっていた。身体活動推進の観点から,自宅等で新たに運動を始めた人が流行後も継続して実施できるような支援が求められる。
著者
安騎東野 [ほか著]
出版者
學生社
巻号頁・発行日
1961