1 0 0 0 孝道

著者
澤柳政太郎 著
出版者
冨山房
巻号頁・発行日
1941

1 0 0 0 OA 孝道

著者
沢柳政太郎 著
出版者
富山房
巻号頁・発行日
vol.上巻, 1910
著者
村井(羽田野) 麻理 櫻井 淳子 桑形 恒男
出版者
一般社団法人 日本生態学会
雑誌
日本生態学会誌 (ISSN:00215007)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.43-54, 2009-03-30 (Released:2016-10-08)
参考文献数
60
被引用文献数
2

植物は、土壌中から多量の水分を根の表面で吸収し、維管束を経由してその一部を成長や各種成分の輸送に利用しつつ、大部分を葉の気孔から蒸散させている。地下部から地上部へ向かう水の流れは大気からの蒸散要求によって駆動されているが、流れの速さは気孔開度または植物体内の水透過性によって大きく変化する。アクアポリンの発見を契機に、植物体内の水透過性が地上部または地下部の条件に応じてダイナミックに変化することが再認識されており、特に根の水透過性の変化とアクアポリンとの関係については、多くの知見が集積しつつある。そこで本稿では、(1)根の水透過性を変動させる様々な要因、(2)根の水透過性の変化が地上部に及ぼす影響、(3)根内部の水経路、(4)細胞レベルでの水透過、(5)アクアポリン、(6)根での水吸収に必要なコストなどについて、地上部と地下部の結びつきを意識しながらこれまでに得られている知見を紹介したい。
著者
植竹 徹 大島 泰伸 大橋 正史 奈良 松範
出版者
Japan Association for Fire Science and Engineering
雑誌
日本火災学会論文集 (ISSN:05460794)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.35-43, 2001 (Released:2011-05-09)
参考文献数
12

火災時に火災室或いはこれから漏れ出た煙に対してウォーターミスト噴霧することにより消煙することを目的として実験的な研究を行った。まず,ウォーターミスト発生に適したノズルを複数選定し,その種類や放水圧力を変化させて水粒子径の計測,流量分布の測定を行い,ウォーターミスト発生の条件を確認した。その後,灯油の燃焼あるいは木のチップの燻焼による煙を密閉された空間に溜めて,その空間の上部よりウォーターミスト噴霧を行い,その消煙効果を調査した。(オンラインのみ掲載)
著者
小林 謙一
出版者
一般社団法人 日本考古学協会
雑誌
日本考古学 (ISSN:13408488)
巻号頁・発行日
vol.7, no.10, pp.1-24, 2000-10-04 (Released:2009-02-16)
参考文献数
59

縄紋土器,特に関東地方縄紋時代中期の土器は,その多彩な文様装飾によって知られている。その中でも,端正な五領ケ台II式,立体的で様々な装飾を華美に重ねる勝坂3式土器,画一化し次第に装飾要素を失っていく加曽利E式土器など,様々な顔を持っている。それらの特徴を捉え型式内容を解明する努力は,土器文化の時空間的整理や系統性を理解する上でも,またそれらの物質文化を生み出した縄紋人の精神性,土器製作の技術,装飾に対する認知を探る上でも,興味深い題材を与えてくれるものであり,現に多くの研究が重ねられてきた。本稿では,土器装飾の施文過程を,文様のレイアウトを中心に,模式図的に整理する。特に,割付の施文過程の規則性と実際の施文実行結果の正確さ,または予定された区画数や割付位置との違いとして現れる「ゆらぎ」を,区画数,割付角度,口縁・胴部の一致の度合いなどをみることで検討する。その結果,時期ごとに主流となる区画数,割付タイプが存在し,各土器文化における基準が存在することが確認される。同時に,各時期に基準から若干はずれるような割付の狂った土器も製作されている。五領ケ台式土器~勝坂2式土器は,口縁・胴部文様がともに4単位で構成され,比較的正確な割付がなされる割付タイプaが多い。勝坂3式から加曽利E1式土器は,変則的な割付タイプbなどがめだち,区画も2~6区画と多様で,3単位や5単位といった複雑な構成でも比較的正確に割付されるものがある。加曽利E3・4式土器の胴部文様は,ほぼ等間隔に成り行きに施文される割付タイプdが大半を占めるようになり,胴部文様は7~10以上の柱状区画が連ねられる構成となる。割付ポイントの角度や区画の長さを測定した結果から,五領ケ台式,勝坂式土器ではトンボ状器具や縄などを用いて等角度に割付を行おうとしている傾向が認められる。勝坂3式の縦位区画土器や抽象文を配する土器では,結果としてはダイナミックな文様構成をとっているが,施文前に等角度に割付のマークを付けているものが認められる。加曽利E3・4式土器の胴部文様は,指にょる人体スケールなどを用いつつ,等間隔に施文していく施文過程が復元される。土器割付の検討によって,縄紋土器の施文過程や土器生産システムの復元へとつながるであろう。
著者
柄谷 行人
出版者
河出書房新社
雑誌
文芸 (ISSN:05251885)
巻号頁・発行日
vol.10, no.4, pp.258-273, 1971-04
著者
豊島 亮 羽深 久夫
出版者
札幌市立大学
雑誌
札幌市立大学研究論文集 = SCU journal of Design & Nursing (ISSN:18819427)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.31-42, 2015-06-30

本研究は,これまで研究の行われていない20 世紀初頭のラ・ショー=ド=フォンにおけるスイスのフランス語圏のアール・ヌーヴォーの作品を対象とし「ART NOUVEAU 2005~2006」の公式サイトから各作品の写真資料,作者名,制作年代,所蔵場所等に着目してモチーフについて検討を行ったものである.ラ・ショー=ド=フォンでは,2005年から2006 年にかけて博物館のコレクションや,壁画など市内のアール・ヌーヴォーの作品101 点を巡るイベントが行われ,それらは「応用美術」「階段装飾」等と11 の種類に分けられて紹介されている.また,写真資料から主に用いられているモチーフは,植物16種類,動物8種類に分類出来ることが明らかになった.
著者
入江 良平
出版者
日本評論社
雑誌
一橋論叢 (ISSN:00182818)
巻号頁・発行日
vol.81, no.2, pp.p198-214, 1979-02

論文タイプ||論説
著者
伊藤 宗成 河越 しほ
出版者
東京慈恵会医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究では、日本初の技術である人工多能性幹細胞(iPSC)を用いて、先天性表皮水疱症の遺伝子・細胞治療の確立を目指した。先天性表皮水疱症は、生まれつきⅦ型コラーゲンの遺伝子変異により、表皮と真皮の接着が脆弱であり、僅かな外力で水疱を来たし、瘢痕形成を生じる疾患である。我々は、患者血液細胞からiPSCを樹立し、最新の遺伝子改変システム(CRISPR/CAS9)を用いて、iPSC内の遺伝子変異の修復を試みた。また今回の手法では、遺伝子変異の修復に必要なvector作製の際に、Transposonの原理も応用することで、元の遺伝子に傷跡を残さないような工夫を施し、実現しうる手法かどうか、検証した。
著者
森下 義隆
出版者
早稲田大学
巻号頁・発行日
pp.1-135, 2015

早大学位記番号:新7097
著者
森下 義隆
出版者
早稲田大学
巻号頁・発行日
2016

終了ページ : 135
著者
森山 美知子 柘植 尚子 古井 祐司 中野 真寿美 田久 浩志 岩本 晋
出版者
日本病院管理学会
雑誌
病院管理 (ISSN:03869571)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.47-58, 2006-01-01
参考文献数
10
被引用文献数
2

糖尿病、虚血性心疾患及び心不全について、わが国の医療機関での患者教育の実態及び問題点を把握し、患者教育の方向性を検討、さらに、今後、外部疾病管理サービスの受入れについて医療機関の意識や障害を明らかにすることを目的に調査を行った。内科を標榜する一般病床をもつ病院を病床規模ごとに全国から1,000病院、診療所100ヵ所を対象に、無記名自記式選択式質問紙による郵送回収調査を行った。322病院、26診療所を分析対象とした。結果、専門医、専門スタッフ、専門外来、患者教育プログラムの整備状況は病院規模が大きくなるほど高く、患者教育については200床未満の病院・診療所の実施割合は低く、内容も限定的であった。患者教育の問題点についてはスタッフ数・専門スタッフ不足及び看護師による教育が診療報酬対象にならないことが上げられ、5~6割の病院がこれを補完するための外部疾病管理サービスは条件が整えば採用したい意向を示した。
著者
芳賀 康朗
出版者
河原学園 人間環境大学
雑誌
人間と環境 (ISSN:21858365)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.104-111, 2016 (Released:2018-04-23)

本研究では,日常生活における失敗行動と空間認知能力との関連性を明らかにするために、 失敗行動の経験頻度と空間認知能力の自己評定との相関関係について分析した。大学生を対象 とした質問紙調査を実施した結果、「地下街やショッピングセンターで迷う」、「曲がるべき道を 間違えて通り過ぎる」、「一緒に買い物をしていた友人や家族を見失う」といった失敗の経験頻 度が方向感覚の自己評定(方向感覚の悪さ)と中程度の正の相関を示した。また、「押して開け るドアを引いて開けようとする」、「階段や廊下でつまずく」と「テーブルや机の脚に自分の足 の指をぶつける」といった歩行時の失敗と方向感覚の自己評定との間接的な関連も見出された。 これらの結果から、空間認知能力は自己定位、経路選択、場所の記憶といった複雑な情報処理 のみでなく、不注意や知覚運動協応のミスといった単純なアクションスリップとも関連してい る可能性が示唆された。
著者
バスキンド ジェームス
出版者
国際日本文化研究センター
雑誌
日本研究 (ISSN:09150900)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.125-161, 2008-03-31

ラフカディオ・ハーン、小泉八雲(一八五〇-一九〇四)が、広範囲に亘って、日本の紹介と理解に大いに貢献した人であることは誰もが認めるだろう。しかし、ハーンの影響は民俗学や昔話に限られているわけではない。ハーンには日本の宗教や信仰、精神生活についての深みのある分析も非常に多くあり、宗教関係のテーマが、ハーンの全集の大半を占めているといってよい。それゆえ、今日、ハーンは西洋人に日本文化や仏教を紹介した解釈者としても知られている。そして同時にハーバート・スペンサーの解釈者でもあり、多くの仏教についての論述中にはスペンサーの思想と十九世紀の科学思想と仏教思想とを比較しながら、共通点を引き出している。ハーンにとっては、仏教と科学(進化論思想)は相互排他的なものではなかった。むしろ、科学的な枠組を通じて仏教が解釈できると同時に、仏教的な枠組で進化論の基本的な思想がより簡単に理解できると信じていた。この二つの思想形を結びつけるのが、業、因果応報、そして輪廻思想である。ハーンが作り上げた科学哲学と宗教心との融合は、ただハーン自身の精神的安心のためだけではなく、東西文明の衝突による傷を癒すためにもあった。
著者
安達 房子 京都学園大学経営学部
出版者
京都学園大学経営学部学会
雑誌
京都学園大学経営学部論集 (ISSN:0916734X)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.49-70, 2010-10

情報通信技術を利用した.場所や時間にとらわれない柔軟な働き方を、テレワークという。テレワークのいくつかの実施場所の中でも、自宅は仕事と家庭生活の調和等を実現する可能性が高く、導入する企業が増えつつある。しかし問題点も多く、それほど普及していないのが現状である。そこで本稿では、自宅で働くテレワークを在宅勤務と在宅ワークに分け、それぞれについて問題点を探り、問題点に対処するための条件について考察した。