著者
村上 道夫
出版者
一般社団法人日本リスク研究学会
雑誌
日本リスク研究学会誌 (ISSN:09155465)
巻号頁・発行日
vol.26, no.3, pp.141-149, 2016-12-25 (Released:2017-02-10)
参考文献数
73

At processes of risk communication, it is important to capture the meanings of “safety”, which citizens use in everyday speech. In this study, I focused on the interpretations of safety and reassurance in dictionaries as everyday words, and comprehensively surveyed 18 representative dictionaries (60 when revisions are included) since the Meiji Period to summarize historical changes and current status of them. While reassurance was interpreted from psychological aspects in all the dictionaries, safety had two types of interpretations of the word. The first type of the interpretation contained psychological aspects. It could not be judged whether the second type of the interpretation included psychological aspects or not. There were no significant differences in uses of these types of interpretations in dictionaries between before the World War II and the present. This study highlights that the interpretations of safety are complex and differ among dictionaries.
出版者
日本臨牀社
巻号頁・発行日
2017
著者
樋野 雅浩 回渕 純治 宮崎 浩一
雑誌
研究報告数理モデル化と問題解決(MPS)
巻号頁・発行日
vol.2009-MPS-76, no.24, pp.1-6, 2009-12-10

本研究では,日経 225 オプション市場を分析対象として,BS モデルの拡張モデルであるデタミニステック・ボラティリティモデルや確率ボラティリティモデルに基づくオプションモデル価格がクロスセクショナルなオプション市場価格とどの程度まで整合するかについてラティスモデルの枠組みで比較検証を行う.デタミニステック・ボラティリティモデルとしては,BS モデルから満期におけるリスク中立分布の歪度や尖度を生成することが可能な局所ボラティリティの関数形 (tanh(x),sech(x)) を含むものまで 5 通りを分析対象とする.確率ボラティリティモデルとしては,ボラティリティが OU 過程に従う Heston モデルを表現するような離散確率ボラティリティモデルのみならず,ボラティリティの推移確率を柔軟にしたものまで 9 通りを分析対象として取り上げる.上記の整合性の観点から,デタミニステック・ボラティリティモデルにおける局所ボラティリティの関数形による効果が,確率ボラティリティモデルにおいてボラティリティの推移確率の柔軟性による効果と比較してどの程度であるかについて検証する.検証の結果,5 パラメータや7パラメータ・デタミニステック・ボラティリティモデルが極めて優れたモデルであることがわかった.
著者
栗田 悠 岡田 桂祐 名取 賢二
出版者
The Institute of Electrical Engineers of Japan
雑誌
電気学会誌 (ISSN:13405551)
巻号頁・発行日
vol.135, no.1, pp.36-39, 2015

1.はじめに 今を去ること50年前の1964年10月1日,世界初の高速鉄道である新幹線が誕生した。現在,新幹線網はJR4社8路線まで拡大している。 東日本旅客鉄道 (株) (以下,JR東日本) は多くの新幹線路線を保有し,営業エリアは関東,上越,甲信越,東北地
著者
足立 和美 Wang Sarina Kaheiran Maimaiti
出版者
鳥取大学地域学部地域教育学科
雑誌
地域教育学研究
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.58-68, 2010-03-01

日本でも中国でも、生徒が第二言語で発話できない主な原因は誤りに対する恐怖心や恥の感覚が妨害するからだと考えられてきた。そこで英語教師たちは、まず自分たちが率先して英語を話すことにより教室内で英語を使うことが極めて自然になるように努めてきた。同様に、発話をなるべく自然に促進させるための指導法も数多く試されてきている。このような授業や指導法を通して、生徒たちには誤りを恐れることなく積極的に英語で話すよう奨励してきたのである。しかしこれまでの教育実践を見ると、どちらの国でも期待されるような成果は上がっていない。教育現場の状況や生徒の英語力を検討すると、生徒たちが発話しないのは、間違えるのが恥ずかしいといった心理的な要因のみによるのではないことが理解される。より大きな原因は、文生成のための基礎的な能力の欠如、あるいは、暗記・模倣と生成のギャップに関わる問題などにあるのだ。本稿では、このような問題を克服し発話を促す方法として、Widdowsonらが指摘したチャンクとSwainの提唱した仮説生成を柱とした理論的枠組みを提唱している。また、初期の発話時にはつきもののerrorとは、実は、approximationの例として見る方がより正しいことも主張している。日本であれ中国であれ、学習者のコミュニケーション能力を養成するためには、発話量を増加させることが不可欠である。そのためには、本稿で述べたような発話を支援するための有効な方法をさらに発展させ、かつ発話時のerrorに対する概念を根本的に転換することが必要となるのである。

2 0 0 0 OA 磁気水の評価

著者
大石 不二夫 志賀 忠宏
出版者
神奈川大学
雑誌
年報 (ISSN:13420917)
巻号頁・発行日
vol.2003, pp.177-184, 2004-03
著者
堀田 久志 林 敏彦
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
日本化学会誌
巻号頁・発行日
vol.1975, no.9, pp.1572-1576, 1975

ブシモモアヒズ7エノ刃ル樹礁と土ポキジ樹脂からなる組成物の加熱による橋かけ反癒にいて,聖デ竣物質を用い,その反応状況を調べた。アンモ芦アレゾヤルのモデルとして2,4-キシレノールおよびそのヒド冒キシメチル化物をエポキシ樹脂のモデルとして,そのエポキシ基の反応性をみるためにフェニルグリシジルエーテルを,さらにアンモニアレゾール中の含窒素構造物のモデルとして2,4-キシレノールのジベンジルアミノオキサジンを用いてそれぞれの組み合わせにおけるエポキシ基の反応を調べた。<BR>その結果,まずエポキシ基はフェノール水酸基と反応するが,このときヒドロキシメチル基が存在するとその速度はいちじるしく大となる。しかしその反応におけるNMRの変化を観察すると,エポキシ基の開環とフェノール水酸基の反応は確認できるが,エポキシ基とヒドロキシメチル基の反応は認め得ず,ヒドロキシメチル基同志の縮合反応のみ検出される。そこでヒドロキシメチル基の存在はフェノール水酸基との分子内水素結合を形成し,その結果としてフェノール水酸基のプロトン放出が容易となり,エポキシ基の開環を促進するものと考えた。また含窒素化合物の存在もいちじるしい反慈促進効果が認められた。反応温度が高くなるにつれ,消費されるフェニルグリシジルエーテル/キシレノールの比が大になるところから,高温では開環したエポキシ基から生じる活性な水酸基が未反応のエポキシ基を開環させる反応が大になるものと考えられる。
著者
Eiji ITO Syuntaro TAKASU Kenichi HATTORI
出版者
社団法人 日本脳神経外科学会
雑誌
Neurologia medico-chirurgica (ISSN:04708105)
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.144-148, 2017 (Released:2017-03-15)
参考文献数
28
被引用文献数
5

Sinus pericranii (SP) located in the superior eyelid is an unusual clinical presentation. Here, we report a case of 72-year-old woman with an unruptured cerebral aneurysm presented with an SP located in the left superior eyelid. The SP was found to have a dominant venous outflow from the bilateral frontal region with an arterialized blood flow pattern on color Doppler ultrasonography (CDUS). During the aneurysmal surgery, intraoperative monitoring of the dominant venous outflow with CDUS was useful for the prevention of venous outflow obstruction. Physicians should carefully consider intracranial vascular anomalies in the differential diagnosis of vascular lesions of the superior eyelid.
著者
深澤 助雄 Fukasawa Sukeo
出版者
新潟大学人文学部
雑誌
人文科学研究 (ISSN:04477332)
巻号頁・発行日
vol.123, pp.T29-59, 2008-10
出版者
龍南會
雑誌
龍南會雜誌
巻号頁・発行日
vol.118, pp.[i]-[i], 1906

2 0 0 0 OA 京阪名所図絵

著者
野村芳国 画
出版者
池田房治郎
巻号頁・発行日
vol.[5], 1885