著者

金森 一真 早川 栄一

雑誌

研究報告組込みシステム(EMB)

巻号頁・発行日

vol.2015-EMB-36, no.28, pp.1-6, 2015-02-27

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組込みコンピュータの高性能化とネットワークに接続可能なインタフェースが搭載されたことにより,センサ機器を利用したWebサービスの開発が盛んになっている.従来の組込みシステム開発では,ターゲットデバイスの性質に応じて複数の言語や開発環境を用いることから,開発効率が低いという問題がある.本研究は,Web 開発に適した軽量言語を組込み開発に適用し,ネットワーク接続された組込み機器群のシステム開発を容易にする開発環境を提供する.上記の問題に対して,本環境では Web との親和性の高い JavaScript を記述言語として採用し,サーバ上で動作する開発環境およびデバイス制御ライブラリ群を用意することで,単一の言語環境で複数の機器の制御を可能とした.制御ライブラリには,開発の抽象度に応じた API の提供,サーバ上でセンサ機器の制御を行うための JSON を中心としたデータ通信機構を提供した.

著者

名部 正彦 馬場 健一 村田 正幸 宮原 秀夫

出版者

一般社団法人電子情報通信学会

雑誌

電子情報通信学会論文誌. B-1, 通信1-情報通信システム・理論 (ISSN:09151877)

巻号頁・発行日

vol.80, no.6, pp.pp.428-437, 1997-06-25

参考文献数

12

被引用文献数

107

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インターネット・インフラの高品質化を目指すためには, インターネット・トラヒックの特性を考慮した容量設計が重要であるにもかかわらず, 十分に明らかにされていなかったのが現状である. 本論文では, インターネット・アクセスネットワークにおけるWWWトラヒックの分析とモデル化を行い, アクセスネットワークの遅延特性について検討している. まず複数の組織のサーバの利用記録を分析し, モデルの作成に必要となるWWWのトラヒック特性を明らかにしている. 次いで分析結果に基づき, アクセスネットワークをM/G/1/PS (プロセッサシェアリング) システムでモデル化しネットワーク設計に必要な遅延時間特性について検討している.

著者

福山 雅深 大岩 美春 山井 成良 北川 直哉

雑誌

研究報告インターネットと運用技術(IOT)

巻号頁・発行日

vol.2015-IOT-28, no.2, pp.1-6, 2015-02-26

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近年,金融機関や政府,地方行政団体等に詐称したメールを送信して,不正に金銭を窃取する事例が多く発生しており,メールの差出人や内容の信憑性を確保することが求められている.DKIM は送信ドメイン認証技術の一つであり,送信側が付加した電子署名をメール受信時に検証し,送信されたメールが正当な送信者から改竄なく配送されたかを判断することができる.しかし,DKIM 検証機構は,特に受信サーバ側ではそれほど普及していない.本論文では,通常メールサービス提供者の受信サーバで行う検証処理を,メールサービス利用者が設置した POP プロクシを用いて検証し,その結果を各ユーザに通知するシステムについて報告する.

著者

大蔵省印刷局 [編]

出版者

日本マイクロ写真

巻号頁・発行日

vol.1912年02月23日, 1912-02-23

著者

森 まり子

出版者

東京大学東洋文化研究所

雑誌

東洋文化研究所紀要 (ISSN:05638089)

巻号頁・発行日

vol.165, pp.124-204, 2014-03-26

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This paper gives an introduction to The People’s Administration―The Protocols, 18 April to 13 May 1948, which is part of the Proceedings of the Israeli Cabinet Meetings, and gives a review of its main contents, primarily, the Arab question. It is intended to be a preliminary step toward revisiting the formative years of Israel. The debate over these years among the New Historians has tended to be channeled into a single controversial question―whether there was an Israeli policy of expulsion of the Palestinians or not. This paper is part of an attempt to replace this politically and emotionally charged approach with an unbiased, social-scientific one by re-examining the Cabinet proceedings and putting the Israeli policies toward the Palestinians in the broader context of the cabinet’s entire priorities at that time. The detailed review of the protocols brings into relief the controversial issues which would thereafter determine the fate of the Palestine conflict: the Israeli-UN relations, the borders and the name of the state, the return of refugees, and the rights of the Arabs remaining in Israel. The protocols show that in the People’s Administration there was a variety of opinions and dissents on Ben-Gurion’s policy of rejecting the return of the Arabs. In sum, in the Israeli cabinet on the eve of the First Arab-Israeli War, there existed, contrary to the conventional wisdom of students of the Middle East, sufficient moderate diplomatic realism to block the unanimous adoption of an extreme decision to expel the Palestinians.

著者

新井 嘉章 福原 知宏 増田 英孝 中川 裕志

出版者

一般社団法人 人工知能学会

雑誌

人工知能学会全国大会論文集 第22回全国大会(2008)

巻号頁・発行日

pp.227, 2008 (Released:2009-07-31)

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Wikipediaは現在253言語で展開されている巨大なユーザー参加型の百科事典である。本研究では,Wikipediaから抽出した言語間リンクをいくつかの接続パタンに分けて分析している。本論文では,各接続パタンの紹介と,日中韓英4言語を対象とした各接続パタンの割合を示す。また,言語間リンクによるキーワード対訳に関する調査結果を示し,言語間リンクの対訳システムへの有効性を検証する。本論文では,我々が試作した言語間リンクに基づくキーワード対訳システムについても紹介する。

著者

中野 敦之

出版者

横浜国立大学技術マネジメント研究学会

雑誌

技術マネジメント研究 (ISSN:13473042)

巻号頁・発行日

no.8, pp.11-20, 2009-03

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本論で行われているのは、唐十郎とスタニスラフスキーの比較研究である。まず、本来であれば反新劇のシンボルとして知られる唐十郎と、新劇の源流として知られるスタニスラフスキーを比較検討することで、両者に共通する演劇美学を明らかにすること。これが本論の一番目の目的である。その際具体的には、唐十郎研究を通して得た視点を通して、スタニスラフスキーの主著である『芸術におけるわが生涯』『俳優修行』が読み直される。また、両者の演劇活動に共通する左翼運動との関連に注目し、そこで行われた熱狂的な演劇を"演劇以上の演劇"と呼んで分析を行うことで、閉塞する日本の演劇状況を打破するためのヒントを得ようというのが、本論の二番目の目的である。The main issue is to compare Kara Juro with Stanislavsky. First of all, the beauty of the drama in common will be cleared to compare Kara Juro who is known as the symbol of anti-Shingeki, with Stanislavsky who is know as the headwaters of the new drama. Through the study of Kara Juro, it is read "Art of My Life" and "An Actor Prepares" of Stanislavsky. Also this issue remarks the connection of the left wing in common of the drama activities of Kara Juro and Stanislavsky. It will be cleared that the enthusiastic drama defeats the circumstance of the Japanese dramas through it analyses the drama activities over the drama.

著者

楯岡 求美

出版者

神戸大学大学院国際文化学研究科

雑誌

国際文化学研究 (ISSN:13405217)

巻号頁・発行日

no.35, pp.73-100, 2010-12

著者

溝部 脩 Hollerich Jean-Claude 佐藤 直子

出版者

上智大学

雑誌

ソフィア (ISSN:04896432)

巻号頁・発行日

vol.57, no.4, pp.362-391, 2008

著者

藤原 一毅 鯉渕 道紘

出版者

The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers

雑誌

電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)

巻号頁・発行日

vol.J96-D, no.8, pp.1903-1912, 2013-08-01

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スーパコンピュータの大規模化が進むにつれ,通信遅延が並列アプリケーションの性能に及ぼす影響が無視できなくなっている.このため,高次数スイッチを前提とした低遅延なネットワークトポロジーの活用が注目されている.これまでの研究で我々は,ランダムなショートカットリンクをもつトポロジーが低遅延性の点で優れていることを明らかにした.このようなランダムトポロジーは,一方で,ハイパキューブなどの規則的なトポロジーに比べて配線が非常に長くなるという問題を抱えていた.本研究において我々は,(1)不均一なランダムショートカットリンクを単純なトポロジーに付加し,(2)ラックレイアウトを施設配置問題として最適化することで,低遅延性を維持したまま総配線長を最大29%削減できることを示す.

著者

鷲見 洋一

出版者

岩波書店

雑誌

文学 (ISSN:03894029)

巻号頁・発行日

vol.8, no.2, pp.161-179, 1997-04

著者

李 燦雨

出版者

一般社団法人 日本体育学会

雑誌

体育学研究 (ISSN:04846710)

巻号頁・発行日

vol.56, no.2, pp.343-357, 2011 (Released:2011-12-28)

参考文献数

33

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In Korean traditional archery clubs, there are unique cultures and old customs that are not found anywhere else. This paper tries to trace the origin of these cultures and customs by focusing on Sage (Archery Fraternity), especially the Deokyuge fraternity that existed as the central operating body of Deokyu archery clubs. The purpose of this study was to investigate the true nature and social functions of Sage, through a historical consideration of the organization of Deokyuge. The findings were as follows: 1.  Deokyuge was established to maintain Deokyu archery clubs through financial support. 2.  The operation of Deokyuge showed repeated break-up and resumption owing to lack of funds. 3.  Through money-lending businesses they obtained funds. The profits were used to repair archery facilities, hold regular archery competitions and for mutual aid. 4.  To sustain the fraternity perpetually, they formulated detailed regulations and established a strict mutual aid system. 5.  To enter the club, members had to pay an entrance fee after being judged for their personality, job and wealth. 6.  Rights and duties are defined by regulation and position. Executive members enjoyed splendor and privileges. 7.  The most important function of the fraternity was to support social success by passing the national officer certification examination. The exam comprised several kinds of archery and horseback riding. 8.  The fraternity also promptly met the needs of the times. The main function also changed periodically. After abolition of the traditional officer certification examination, the main function of the fraternity was changed to finance and administration within the village. 9.  After the prevalence of modern banking and the development of modern society, Sage declined for a while. However, through conversion of traditional archery into a competitive sport and modernization of the Sage, the fraternity was again invigorated. 10.  Most of the old customs and culture of current Korean archery originated from the fraternity.

著者

福井 英一郎

出版者

お茶の水女子大学地理学教室

雑誌

お茶の水地理 (ISSN:02888726)

巻号頁・発行日

vol.11, pp.99-100, 1970-03-31

著者

長谷川 真人

出版者

一般社団法人 日本数学会

雑誌

数学 (ISSN:0039470X)

巻号頁・発行日

vol.59, no.2, pp.180-191, 2007 (Released:2011-03-04)

参考文献数

20

著者

中村 了昭

出版者

鹿児島国際大学

雑誌

鹿兒島経大論集 (ISSN:02880741)

巻号頁・発行日

vol.17, no.2, pp.133-159, 1976-09-10

著者

大野 力 鶴見 良行

出版者

思想の科学社

雑誌

思想の科学 第7次 (ISSN:03898083)

巻号頁・発行日

no.106, pp.p118-121, 1988-08

著者

国立国会図書館調査及立法考査局 編

出版者

国立国会図書館調査及立法考査局

巻号頁・発行日

1948

著者

海軍省教育局 [編]

出版者

[海軍省教育局]

巻号頁・発行日

1944

著者

司法省調査課 訳編

出版者

司法省調査課

巻号頁・発行日

1935

著者

岡本 敏雄 松田 昇 降矢 俊彦

出版者

日本教育工学会

雑誌

日本教育工学雑誌 (ISSN:03855236)

巻号頁・発行日

vol.19, no.2, pp.85-99, 1995-09-20

被引用文献数

2

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情報に係わる教育内容が新指導要領の中でうたわれ,様々なカリキュラムや教材教具が開発されている.そういった動向の中で,本研究の目的は,中学校の生徒における情報処理の能力と既存の数学の成績との関連を分析することである.情報処理の能力を捉えるための因子構成項目として,(1)手続き的なプログラミング,(2)ファイル操作,(3)情報処理通性,(4)問題空間の認識と目標接近への問題解決過程,といった内容に関する課題を選定し,既存の数学の成績との関連の分析を試みた.その結果,数学の特定の分野(数と式における手続き的な問題解決)における成績と情報処理適性の一部(短期記憶,弁別能力)に相関が見られるなど,数学の成績と情報処理適性に若干の相関関係が見出されたが,本調査の対象となった分野における数学の成績と情報処理の能力との間の強い相関は抽出できなかった.