著者
Matsuda Naoto
巻号頁・発行日
2004-09-01

報告番号: 乙16062 ; 学位授与年月日: 2004-09-01 ; 学位の種別: 論文博士 ; 学位の種類: 博士(医学) ; 学位記番号: 第16062号 ; 研究科・専攻: 医学系研究科
著者
小林 信雄
出版者
関西学院大学
雑誌
神學研究 (ISSN:05598478)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.109-144, 1978-03-20
著者
相田 勇 梶浦 欣二郎 羽鳥 徳太郎 桃井 高夫
出版者
東京大学地震研究所
雑誌
地震研究所研究速報
巻号頁・発行日
vol.8, pp.58-62, 1964-09

昭和39年6月16日新潟地震調査概報
著者
蔵満 琢麻 望月 久稔
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌データベース(TOD) (ISSN:18827799)
巻号頁・発行日
vol.2, no.2, pp.96-109, 2009-06-29

自然言語処理における辞書構造として,トライ法が広く用いられているが,日本語のように分かち書きされていない言語のテキストからキーワードを検出するためには,解析対象となるテキストのあらゆる位置から探索する必要がある.より高速に形態素解析を行うため,複数のキーワードをテキストから線形時間で検出する AC 法を用いる手法が提案されているが,AC 法はトライ法よりも使用する記憶領域が大きい.本論文では,AC マシンにおける遷移のうち,多分岐の節点における遷移をダブル配列に,1 方向分岐の節点における遷移をダブル配列と異なる配列にそれぞれ定義することで,照合時に必要な記憶領域を抑制し,高速性とコンパクト性をあわせ持つ AC マシンを実現する手法を提案する.日本語形態素 40 万語を登録した実験で,提案手法はトライを用いた辞書システム Darts とほぼ同等の記憶領域で対象テキストを 60~87% の時間で照合した.Trie structure is used widely, such as dictionary for natural language processing. However, it is not so effective using a trie structure for the morphological analysis of languages without explicit word boundaries like Japanese because we have to perform dictionary lookup for all possible substrings of the text. This paper proposes an efficient dictionary structure that is Aho-Corasick Machine using Double-array defining multi-way branch and different arrays defining oneway branch. Our experiments show that the matching time of the proposal machine decreased to about 60%-87% against other structures.
著者
蔵満 琢麻 松浦 寛生 望月久稔
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌データベース(TOD) (ISSN:18827799)
巻号頁・発行日
vol.1, no.2, pp.1-14, 2008-09-30

パターン照合は文書処理やアンチウイルスなどのソフトウエアに用いられ,メモリ消費量が小さく,照合速度が高速なアルゴリズムが求められる.AC 法は複数パターンの照合に有効な手法で,AC マシンと呼ばれる一種の有限オートマトンを登録パターン集合から構築し,対象データを線形時間で照合する手法である.本論文では,ダブル配列を用いて遷移先関数を拡張した AC マシンを提案し,他手法との比較実験によりその有効性を示す.また提案マシンの応用例として,アンチウイルスソフト ClamAntiVirus に提案マシンを実装する.実験の結果,提案マシンは他手法よりも小さい記憶領域でデータ構造を実現し,対象データを高速に照合した.また,提案マシンを実装した ClamAntiVirus は,システムの稼働時間を 72%,照合時に必要な記憶領域を 70% にできることを示した.Pattern matching is used for word processing and software such as antivirus. It is important to high-speed response and compact memory. Aho-Corasick algorithm is an efficient multiple pattern matching algorithm. In this paper, we present a multiple pattern matching machine with a double-array structure. It has the transition function extended. And also, we implement the proposal machine to ClamAntiVirus as an applied example. Our experiments show that the operation time decreased to 72% and required storage area decreased to 70%.
著者
KING ALFRED
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
東京帝國大學航空研究所彙報
巻号頁・発行日
vol.63, pp.559-659, 1929-11

飛行機の運動に關する研究は實驗から得た多くの係数を用ひてやる。この實驗の一部分は模型によって行ふことが出来る。併し場合によっては實際の飛行機を飛ばして實驗せねばならない。この場合測定のためには光學的と機械的との方法が問題にされる。いつでも幾何學的に決定されて直接明瞭な關係軸系が有利である。安定の研究及これに關聯した操縦及自動安定の諸問題の研究は飛行機に固定した座標軸系に就いてやった。測定量はいつでも速度と角速度とのコムポーネント及その諸誘導係數である。飛行機固定軸によれば問題の諸量は直接光學的(寫眞)或は機械的(ヂヤイロ、振子、速度計等)に測定することが出来る。操縦者はまた大低の場合光學的の認知に従つて即飛行機固定系が地面の任意の固定系に封する位置に従つて操縦をやる。こゝには研究しないが非常に大きな絶對値の迎角に対する飛行機の運動に於ても亦機械的の認知(加速度)による「感じ」の助けをかりなければならない。兎に角多くの操縦者に対しては空気力学的の迎角といふものはたゞ純然たる「定義」にすぎないで、風方向の座標系に關する量は「直覺」を缺ぐものである。飛行機同定軸系の量と空気力學上のカ及モーメントに封して絶對的に必要な迎角との重要な関係をこゝに觀察するやうな小さい迎角範圍に對して算出した。一般運動方程式及攪亂方程式は、飛行機固定軸を主慣性能率軸とするやうな飛行機に皆應用出来るやうになつてゐる。結果に省略法を行はないものは大低はばつとしてゐて明瞭を缺くが、數量的に重要でない項をやめてしまへば初めて主な影響を明瞭に出すことが出奔る。實際的の計算に對してこの省略法をやるのは、次のやうな理由である。即大低は亂暴な經驗による係数を用ひるから非常に正確であるかどうかうたがはしいにかゝはらず計算に大なる手間をかけることが不正當であるから。本論中の圖及表は各個量の數量的通觀を與へる。I.1.2及3に於てやつた假定のものとに六つの攪亂方程式は各三つづゝの各對稱及非對稱の運動に相當する二つの組に分けられる。兩方共決定行列式を展開すると各四次方程式になる。デイメンジョンなしの量にして形式上綺麗に表はすことは直接の明瞭性を缺くからやめた。攪亂項(I.4)に対する通觀し得る符號は全研究を通じてそのまゝにしてをいた。普通のやうな胴體の飛行機でない特別の飛行機に封しても失張り主慣性モーメント軸(I.2)の假定が滿足されゝば安定方程式の係數(I.4)は變化しない。また展開しない攪亂項(I.5)の式も亦符號に適當な定義を下せばそのまゝにしてをくことが出来る。攪亂量が攪亂項に及ぼす影響を各個に亘り研究した(II,1及III,1)。對稱運動ではこの方法により既に「靜的安定」の主條件が出てゐる。一般の對稱安定條件(II,2)の議論はまた「靜的安定」の意味に導いた。確かにこの條件は上昇時または下向きの滑空時には附加條件によつて修正きれねばならない。非對稱運動に於て一般安定準據より主條件を出すことが出来る。これ亦上昇及下向き滑空の時に一般式にかへねばならない(III,2)。運動の主型式を知るために近似法を與へてこれを作つた(II,3及III,3)。對稱運動に於ては二重二次方程式を二つに分ければ簡單に行く。この際重心振動及回轉振動の物理的意義に対しても何等困難はない。非對稱連動に於ては非常に大きな根と非常に小さい根とを簡單に求めてそれを解釋することが出来る。この二つの根をなくして簡單な數學的近似式及完全な物理的の意味は之を與へることが出来ない(III,3)。横軸のまはりの回轉による後退角及主翼の衰退モーメントの影響は簡單に一般の研究に入れることが出来なかつたから特別に取扱つた(I,5)。有名な指数の積分常數を求めるにはRouthによる方法を與へた(III,3)。強制振動及自動安定の關聯問題に對しては數學式とその解の一般法とを與へた(IV,1及2)。上反角が一定の非對稱連動の操縦に及ぼす影響は質的に例題の數量的結果を基として有限の攪亂に應用して論議した(IV,2)。またこれ迄省略してゐた迎角による壓力中心軸の變化が非對稱運動に及ぼす影響を數學的にまとめ、操縦に及ぼす影響を質的に取扱つた(IV,2)。舵の調和に關する問題の取扱に對し小振動の方法による一つのやり方を輿へた(IV,2)。
著者
野本 忠司 松本 裕治
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NLC, 言語理解とコミュニケーション
巻号頁・発行日
vol.97, no.200, pp.1-6, 1997-07-25

本稿では大学生を中心とした被験者112名について要約文指摘能力に関する調査を行い、そのデータをもとにした自動要約手法について述べる。要約問題は日本経済新聞95年の記事から随想 (春秋)、社説、一面報道の各分野別に粒度の揃った記事を選び作成した。調査結果はKappa統計と呼ばれる尺度で評価し、さらに調査データから要約文判定の被験者間一致度を調べ、その高低に応じていくつかのデータセットを作成した。一方、自動要約の手法として、C4.5学習アルゴリズムを使い、上記データセットに対する要約モデルの生成とテスト実験をおこなった。実験の結果、K値と自動要約モデルの性能との間に相関傾向があることが認められた。
著者
後藤 真孝 村岡 洋一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.77, no.5, pp.901-911, 1994-05-25
被引用文献数
22

本論文では,複数の打楽器のみで演奏された音楽から各打楽器音の発音時刻と強度を認識する音源分離システムについて述べる.音源分離とは,複数の音源の音が混在している音響信号からそれぞれの音を分離して認識する技術であり,曲の音響信号からその楽譜を作り出す自動採譜において,中心となる重要な処理である.従来,楽音を対象にした音源分離システムは研究されてきたが,それらの手法は打楽器音に対して適用することができない.そこで本論文では,打楽器音の音源分離を実現する認識手法を提案する.本手法では,事前に登録してある打楽器音のテンプレートパターンと入力パターンとの距離を,改良したテンプレートマッチングにより求めてしきい値処理する.我々は,音量補正法,音源分離を実現する距離尺度,選択的注意の機構の三つの点でテンプレートマッチングを改良した.これにより,複数の音が混在したり音量が変化した場合にも各打楽器音を認識できる.本システムをワークステーション上に実装し,打楽器音の音源として電子楽器を用いて実験した結果,8Beatのドラムパターンの演奏音を音源分離することができた.