著者
森田 宏樹
出版者
法学協会事務所
雑誌
法学協会雑誌 (ISSN:00226815)
巻号頁・発行日
vol.107, no.2, pp.p171-243, 1990-02
著者
岡田 吉史 藤渕航 ホートン・ポール
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告バイオ情報学(BIO) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2006, no.99, pp.17-23, 2006-09-15
被引用文献数
1

遺伝子発現データから,ある特定の条件下において類似の発現動態を示す"遺伝子発現モジュール"を抽出する方法として,Biclusteringが注目されつつある.本研究では,極大2部クリークの全列挙法に基づくBiclustering法(BiModule)を開発した.我々は,これを人工データおよびS.Cerevisiaeの遺伝子発現データに適用し,既存の代表的なBiclustering法によるモジュール抽出結果との比較実験を行った.本報告では,BiModuleが他手法に比較して,人工的に埋め込まれたBiclusterをより高い精度で検出し,さらには,Gene Ontologyにおける機能アノテーションや既知のタンパク質相互作用を良く反映したモジュールを抽出可能であることを示す.In recent years, biclustering methods have been suggested to discover gene expression modules with shared expression behavior under certain experimental conditions. In this report, we propose a new biclustering method, BiModule, based on a maximal biclique enumeration algorithm. Comparative experiments to existing salient biclustering methods are performed to test the validity of biclusters extracted by BiModule using synthetic data and real expression data. We show that BiModule provides high performance compared to the other methods in extracting artificially-embedded modules as well as modules strongly related to GO annotations and protein-protein interactions.
著者
合田 隆
出版者
筑波大学大学研究センター
雑誌
大学研究 (ISSN:09160264)
巻号頁・発行日
no.23, pp.47-58, 2002-03

ご紹介をいただきました合田でございます。本日はこういう機会を与えていただきまして、本当にありがとうございます。大変光栄に存じております。参加者のリストを見まして、ちょっとこういう豪華メンバーだと引き受けなければよかったと後悔をしております。むしろ説明会であれば通り一遍の話を ...
著者
佐藤 翔 逸村 裕
出版者
三田図書館・情報学会
雑誌
三田図書館・情報学会研究大会発表論文集
巻号頁・発行日
vol.2009年度, pp.9-12, 2009-09-26

大学・研究機関による機関リポジトリの設置とコンテンツの整備が進むにつれ、リポジトリに収録されたコンテンツの利用状況に注目が集まっている。中でも「誰がコンテンツを使っているのか」(アクセス元)、「どこから機関リポジトリにアクセスしているのか」(アクセス方法)、「どのようなコンテンツが利用を集めるのか」(コンテンツ属性)の3点はリポジトリ運用の参考になるとともに機関リポジトリが果たしている役割を考える上でも重要である。このうちアクセス方法についてOrganは外部サイトからのアクセスの96%がGoogleからであったとしており1)、また利用の多いコンテンツについてRoysterはNebraska-Lincoln大学リポジトリのアクセス上位論文の多くがリポジトリ以外で公開されていないコンテンツであったとしている2)。しかしこれらの調査はリポジトリソフトウェア上の単純な統計やランキングに基づいており、詳細な分析は行っていない。利用の詳細を見た研究としてはBonilla-CareloによるStrathclyde大学リポジトリの利用分析があり、利用数とアクセス元の国の数の間に相関があること等が示されているが3)、分析対象は物理学分野の文献に限られておりコンテンツ属性の分析は十分には行われていない。そこで本研究では機関リポジトリ収録コンテンツの利用数とアクセス元(ユーザドメイン)、アクセス方法、コンテンツの属性(文献タイプ、記述言語、出版年等)の関係を明らかにすることを目的に、4つの機関リポジトリのアクセスログ分析を行った。また、分析結果から合わせて利用数に影響するその他の要因についても明らかにすることを試みる。
著者
築島 裕
出版者
訓点語学会
雑誌
訓点語と訓点資料 (ISSN:04546652)
巻号頁・発行日
vol.114, pp.1-7, 2005-03
著者
小川 健司 稲葉 宏幸
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.21, pp.209-212, 2009-02-26

近年,パソコンや携帯電話が普及する中,通信手段として電子メールが多く利用されている.その中で,ユーザの意思に関わらず,有害かつ悪質なメールを受信することが多くある.なかには出会い系サイトへの勧誘等の犯罪性が高いメール等もあり,無視できなくなってきた.この対策手段の1つとして,フィルタリングがある.特に,ベイジアンスパムフィルタは統計的手法によりメールのスパム確率,つまり迷惑メールである確率を求め,継続的な学習によりフィルタの性能を向上させることができるため幅広く用いられている.しかし,ベイジアンスパムフィルタでも検知が難しいメールが存在する.このようなメールはメール本文中に含まれる単語の間に☆や★などの記号を挟んだり,記号を羅列している傾向がある.本報告では,まず最初に最近の迷惑メールと正規メール各1000通ずつについてメール本文中の記号と未知語の分布を調査した結果を示す.その結果,両者の間には明確な分布の違いがあることが明らかになった.そこでその違いをベイジアンスパムフィルタにおけるスパム確率の算出の際に利用する新たなフィルタを提案し,その性能を評価する.Recently, spam mail, that is an irrelevant and unsolicited mail, is one of the most serious problem in Internet. A Bayesian spam filter is a popular method to deal with the problem at a recipient computer. However, a mail which includes many symbols and unknown words is hardly classified accurately by a conventional Bayesian spam filter. In this report, we propose a new Bayesian type spam filter which utilize a distribution of symbols and unknown words included in the received mail. We confirm the performance of the proposed method by experiment.
著者
村田 育也 鈴木 菜穂子
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.32, no.4, pp.435-442, 2009
被引用文献数
1

近年,携帯電話使用の低年齢化にともない,未成年者が携帯電話を用いた犯罪の加害者や被害者になる事件が増えている.年齢によって持てる責任に限界がある未成年者に,保護者の監督下から離れて,携帯電話を1人で使用させることには大きな問題がある.本研究の目的は,未成年者の年齢と責任能力の関係を明らかにし,未成年者の責任能力の観点から携帯電話の使用適正年齢を検討するための資料を作ることである.まず,未成年者に関する法律や判例などで認められている未成年者の責任能力について整理した.その上で,未成年者が関わった出会い系サイトに関する事件を,新聞社2社の記事データベースを用いて2002年から2005年までの4年間について調べた.重複を除く1,130件の事件事例を収集し,これらの事件に関わった未成年者1,314名の年齢分布を用いて,未成年者の責任能力について考察した.
著者
渡辺 哲矢 小川 浩平 西尾 修一 石黒 浩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.487, pp.19-24, 2009-03-16

遠隔操作型アンドロイドを操作する際,視覚フィードバックしかないのにも関わらず,ロボットの体に触られると自分の体に触られたように感じることがある.類似の現象として,視覚刺激に同期して触覚刺激を与えると身体感覚の延長が生ずる「Rubber Hand Illusion」が知られているが,視覚刺激のみでの研究事例は少ない.そこで我々はアンドロイドの遠隔操作時の同調性を制御した被験者実験を行い,実際に錯覚が生じているのか,またはどのような条件がそろえば,そのような錯覚が生じるか検証した.その結果同調感を高めると,視覚刺激のみでも身体感覚の延長が引き起こされることがわかった.