著者
塩谷 順耳
出版者
秋田大学史学会
雑誌
秋大史学 (ISSN:0386894X)
巻号頁・発行日
no.16, pp.46-56, 1968-12
著者
吉木 文平
出版者
一般社団法人 日本鉱物科学会
雑誌
鉱物学雜誌 (ISSN:04541146)
巻号頁・発行日
vol.1, no.4, pp.188-200, 1953-10-10 (Released:2010-02-08)
参考文献数
26

1 0 0 0 香川史学

著者
香川歴史学会
巻号頁・発行日
1972
著者
竹内 義夫
出版者
Japan Audiological Society
雑誌
AUDIOLOGY JAPAN (ISSN:03038106)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.177-186, 1991-06-29 (Released:2010-04-30)
参考文献数
30
被引用文献数
2 2

語音聴力検査用語表の検査語のレベルはVUメータによって測定および統制されている現行の方法の歴史的経緯を述べ, 現在までに公開された語音聴取域値検査用数字語表の録音について数字音声のレベルの比較計測を行った。 57および57-S語表に関しては語音聴取域値の正常値を測定し, 57-S語表の語音のレベルの基準値が14dB SPLである根拠を明らかにした。 最近CD化された語表が瞬時値指示器によってレベルの計測と統制を行ったことに由来する問題点を指摘し, CDの数字音声のレベルをVUメータおよびピークメータで測定した結果から約5dBの補正が必要なことを示した。 今後語音のレベルに関する曖昧さを排除するため, オージオメータのJIS規格の中に規定を新たに設けるべきであることを提言した。
著者
岩崎 寛
出版者
環境技術学会
雑誌
環境技術 (ISSN:03889459)
巻号頁・発行日
vol.18, no.6, pp.348-355, 1989-06-30 (Released:2010-03-18)
著者
風間 孝 河口 和也 菅原 智雄 市川 誠一 木原 正博
出版者
The Japanese Society for AIDS Research
雑誌
日本エイズ学会誌 (ISSN:13449478)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.13-21, 2000-02-20 (Released:2010-07-21)
参考文献数
9

目的: HIV感染が増加している男性同性愛者のHIVについての知識と性行動を明らかにすることを目的とした。対象と方法: 東京でのエイズ予防啓発イベントおよびサークル参加者 (301人) に質問票調査を実施し、有効回答数255 (84.7%) を得た。結果: 性的空間利用者 (84人) のアナルインターコース経験率は40.5%で、性的空間非利用者 (151人) の19.2%に比して有意 (p<0.05) に高かったが、 コンドーム使用には差がなかった。また、性的空間利用者でコンドームを常時携帯する割合 (22.6%) は有意 (p<0.05) に高いものの、コンドーム使用の意思を相手に必ず伝えられる割合は有意 (p<0 .05) に低かった。エイズへの関心について能動的関心層 (193人)、受動的関心層 (21人)、無関心層 (25人) を比較したところ、インターコースの経験率 (各、32.1%、9.5%、12.0%) は能動的関心層が高い傾向にあったが、コンドーム使用では差がなかった。HIV感染者との交流群 (60人) は感染者との非交流群 (185人) に比べて一般知識の正答率が高かった。また、感染者との交流群は、インターコースの経験率 (45.0%) およびその際のコンドームの使用割合 (77.8%) がともに有意 (p<0.05) に高かった。結論: コミュニケーション重視型の啓発と、HIV感染者を孤立させない社会環境をつくる重要性が示唆された。
著者
佐々木 和也 岡崎 忠胤
出版者
公益社団法人 計測自動制御学会
雑誌
計測自動制御学会論文集 (ISSN:04534654)
巻号頁・発行日
vol.54, no.3, pp.357-364, 2018 (Released:2018-03-16)
参考文献数
28
被引用文献数
1

Nowadays shipping industry has problems such as reduction of mariners and aging of mariners. In order to solve the problems, One Person Bridge Operation was developed as navigation supporting system. However, One Person Bridge Operation remained one man error and technological problems. Therefore, in this paper, remote maneuvering between land and ship was proposed by using satellite communication. In this remote maneuvering system, navigation officer works on ship as usual and helmsman supports ship from land. In this study, remote maneuvering system was developed by using satellite communication. For evaluating the remote maneuvering system, ship experiment of remote maneuvering was carried out by navigation officer and helmsman. From the result, navigation officer and helmsman could maneuver a ship accurately between land and ship.
著者
柏木 理佳 カシワギ リカ Rika Kashiwagi
雑誌
嘉悦大学研究論集
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.1-16, 2008-12-19

わが国において少子高齢化にともない労働力不足が懸念される中、女性の労働力が注目されている。しかしながら近年の雇用の格差による環境の悪化は、より女性に多くのしわ寄せがきている。女性における労働市場において学歴インフレによる需要と供給のミスマッチが問題視され、世界から指摘されている。若い時期にだけ働いてくれればいいといった日本企業による女性の雇用方法が根強く残っている。中国企業では採用する際に女性の年齢や外見だけにとらわれることは少なく、同じ仏教を信仰する文化を持つ国でありながら日本とは違う欧米型の女性の雇用形態となっている。しかし中国においても企業や国の取り組みは、一概に日本より恵まれている環境にあるとはいえない。特に女性特有の職業においては必ずしも中国企業の採用方法が日本企業と大きく違うとは言い切れない。日中の差は、個人のキャリアアップへの意識において中国人女性の方が強いといえる。個人のリカレント教育やキャリア教育においてはいずれも十分とはいえないが、少なくとも職業意識においては大学生の段階からすでに構築している人の割合が中国人女性の方が多い。日中の比較を通して個人における女性のリカレント教育を分析し若干の示唆をする。
著者
千田 嘉博
出版者
国立歴史民俗博物館
雑誌
国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History (ISSN:02867400)
巻号頁・発行日
vol.64, pp.223-235, 1995-11-30

従来,遺構に即した踏み込んだ検討が行われてこなかった東北北部の山域について,墳館・唐川城・柴崎城・尻八館を事例に検討を行った。この結果,墳館は10世紀末~11世紀にかけての古代末の防御集落と中世の館が重複した遺跡であったことを示し,東北地域で数多くみられるこうした重複現象が,中世段階ですでに古代末に地域の城が構えられた場が,特別な意味をもち,そこに改めて城を築くことが,中世の築城主体にとって権力の権威や正当性を示す意義をもったとした。さらに唐川城・柴崎城・尻八館は,曲輪の整形が未熟な反面,堀が卓越して発達するという,同一系譜の特徴的な城であったことを明らかにし,その築造時期が14世紀末にはじまり,15世紀前半までに限定できるとした。この14世紀末という時期は,十三湊において都市を南北に2分した大土塁が築造されはじめた時期に当たり,また15世紀半ばという最後の改修の年代も安藤氏と南部氏の戦いの時期に一致したことを示した。そして諸状況から考え,これらの3つの山城は安藤氏の拠点城郭として機能したと評価した。堀を卓越させたこれらの城郭構成は,これまでみすごされてきた北の城郭の特徴を示したもので,中世後期の城郭形成に,北からの堀が不可欠であったことを述べるとともに,南方のグスクと共通した郭非主体の防御のあり方は,その先のさらなる北や南との交流の中で生み出されたものだとした。
著者
佐藤 浩輔 中分 遥
雑誌
じんもんこん2021論文集
巻号頁・発行日
vol.2021, pp.30-37, 2021-12-04

近年,人文社会科学においてデータベースのデジタル化が進展している.それに伴い,民話や神話などに対して計量分析を行う計算民話学・計量民俗学と呼ばれる取り組みがなされている.本研究では,国内の民間伝承に関する主要なデータベースである「怪異・妖怪伝承データベース」を計量的に分析する端緒として,書誌情報を用いて全容を把握するための基礎的な分析を行った.収録されている事例数について都道府県ごとの分布を可視化したところ,地域による資料数の多寡に差があることが明らかになった.主要な「怪異・妖怪」に関するクラスター分析の結果から,怪異・妖怪の分布の地域的特性が示唆された.データベースを用いた計量分析の展望について議論する.
著者
大田 翔貴 村井 源
雑誌
じんもんこん2022論文集
巻号頁・発行日
vol.2022, pp.85-90, 2022-12-02

怪談作品は古くから存在し、 怪談にまつわる研究もまた古くから存在している. 本研究は, 怪談 を読むことで感じる奇妙さや怖さの要因を解明するため, 怪談に登場する怪異という特徴的なキャラ クターに着目して怪異の特徴分析を行った. また, 分析の一つとして怪異特徴について Web上に投稿 されている怪談と書籍として販売されている怪談の比較も行った. 分析には,N-gram 統計や因子分析 を利用し、結果として怪異の行動パターンやメディア間で生じる怪異特徴の差異が明らかになった.