著者
町田,龍一郎
出版者
家屋害虫研究会
雑誌
家屋害虫
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, 2006-02-28
著者
増子 保志
出版者
日本国際情報学会
雑誌
国際情報研究 (ISSN:18842178)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.26-36, 2016-12-25 (Released:2016-12-26)
参考文献数
10

Macau overtook Las Vegas in sales of casinos in 2006. Up to the present day, many observers have attributed the remarkable success of the city to its open-door policy to capital investment from abroad. They assert that the revitalization and institutionalization of casino facilities effected by accepting foreign capital is the most important factor that has directly led to the success of Macau casino. By critically examining their views, this paper will concentrate on the structural changes of the Macau industry brought about by opening its doors to the outside world, and consider other factors that account for Macau' success.
著者
澤井 秀次郎 松田 聖路
出版者
一般社団法人 日本航空宇宙学会
雑誌
宇宙技術 (ISSN:13473832)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.1-10, 2002 (Released:2002-10-23)
参考文献数
5

宇宙科学研究所の観測ロケットS-520の姿勢制御への適用を前提に,適応型ノッチフィルターを利用した制御器を提案した.著者らは,動翼モジュールと呼ばれる円筒部を実際に試作し,ハードウェア試験を含む各種検証を実施している.本稿では主に,この動翼モジュールに実装された適応型ノッチフィルターを利用した制御器について論じた. ロケットの動特性は本質的に時変系であるため,たとえば構造1次振動モードも時間とともに変化する.これを従来の時不変の線形制御器を用いて制御すると,振動モードの不確定性に対して十分な安定マージンを確保するためには応答性能を犠牲にせざるをえないケースがあった.それに対して,本稿では,励起された振動モードに自動的に適応していくノッチフィルターを定式化し,これと従来型の時不変制御器を組み合わせることを提案した.数値シミュレーションなどの結果,本提案の有用性が確認された. 著者らは提案した制御器を実フライトに供することができる試作品に実装済みである.本稿では,試作品を用いて実施した試験についても,一部論じた.
著者
一川 誠
出版者
日本時間学会
雑誌
時間学研究 (ISSN:18820093)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.31-46, 2016 (Released:2017-05-01)

時間に関する知覚過程は、一義的な解のない不良設定問題を解決する過程とみなすことができる。すなわち、時間知覚は、時間進行のペースや事象間の間隔についての確かな情報がないのに、0次元もしくは0.5次元的に得られる諸事象についての知覚情報を一次元的な進行する時間軸上に位置付ける過程と見なすことができる。普段の時間知覚において、何らかの巧妙な方略を用いることによって知覚系はこの不良設定問題に一応の解を与えていると考えられる。本研究では、知覚系がこの不良設定問題解決に用いている方略を理解するために、時間に関する錯視、錯覚の特性を整理した。その上で、進行する時間軸上への諸事象の位置付けという不良設定問題解決のため、知覚系が、処理促進による遅延の短縮や、顕著な情報による引き込み的処理などの方略を用いていることを示した。
著者
李 秀珍
出版者
カルチュラル・スタディーズ学会
雑誌
年報カルチュラル・スタディーズ (ISSN:21879222)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.37, 2017 (Released:2019-10-09)
参考文献数
45

本稿は、戦間期日本内地における新マルサス主義者の「人口問題」をめぐる言説を分析 する試みである。日本内地では1910 年代末頃から悪化した経済や急激な人口増加を背景に、 人口を政治・経済的な問題として規定し、その解決策を模索する議論が社会改良主義者や 知識人を中心として広がっていた。本稿では、日本で初めて産児調節(産児制限)を提唱 した「日本産児調節研究会」(1922 年5 月発足)と新マルサス主義運動を先導した石本静枝 (加藤シヅエ, 1897-2001)や安部磯雄(1865-1949)の議論に注目し、戦間期日本で展開され た新マルサス主義の人口問題をめぐる言説構成を検討する。特に本稿では、新マルサス主義者の優生学に対する認識は彼らが人口を量と質の問題として規定する言説構成にどのよ うな影響を与えたのか、また、当時内地の人口を問題化した新マルサス主義の言説はいか なる帝国主義的要素を内包していたのか、という「優生学」と「帝国主義」に関する二つ の問題に着目し、政治史及び思想史の視点から戦間期日本における産児調節運動の言説構 造やその歴史的意義を再考察する。
著者
加納諸平, 神野易興 著
出版者
平井五牸堂
巻号頁・発行日
vol.後編(一之巻),

9 0 0 0 OA 黒甜瑣語

著者
人見寧 (子安) 著
出版者
人見寛吉
巻号頁・発行日
vol.第3編, 1896
出版者
国立国会図書館
巻号頁・発行日
vol.2022年, no.(737/738), 2022-09-01
著者
大久保 剛 伊東 利博 日比野 英彦
出版者
公益社団法人 日本栄養・食糧学会
雑誌
日本栄養・食糧学会誌 (ISSN:02873516)
巻号頁・発行日
vol.62, no.6, pp.305-309, 2009 (Released:2010-01-29)
参考文献数
10
被引用文献数
1 1

ポリコサノールは, 米糠, サトウキビ, 小麦などの植物ワックスをけん化分解して得られる炭素数20以上の高級脂肪族アルコールの組成物である。ポリコサノールは, 血清脂質の低減作用や肝機能改善作用が数多く報告されており, 海外では医薬品としても使用されている。今回われわれは, 健康な成人男性8名に対して, 1日あたり40 mgのポリコサノールを6週間にわたり摂取した結果, 摂取開始前に比べて有意差をもって飲酒時 (アルコール1単位, エタノール量で約25 g) の血中アセトアルデヒド濃度を低減させることを確認した。具体的には飲酒180分後の血中アセトアルデヒド濃度が摂取前では平均13.0 μmol/Lだったのが, 摂取後には被験者全員が検出限界 (5 μmol/L) 以下になった。このことは, アセトアルデヒドによりもたらされる二日酔い防止効果などが期待される。