著者
宮﨑 隆
出版者
公益社団法人 日本口腔インプラント学会
雑誌
日本口腔インプラント学会誌 (ISSN:09146695)
巻号頁・発行日
vol.34, no.1, pp.3-9, 2021-03-31 (Released:2021-04-25)
参考文献数
18

日本口腔インプラント学会は,1972年に個別に創設された2つの前身学会,すなわち日本デンタルインプラント研究会ならびに日本歯科インプラント学会が1986年に統合して発足した.本稿ではわが国にインプラント歯科治療が導入され,新生日本口腔インプラント学会の誕生までの約30年間について,学会活動を牽引してきた先達の活動を中心に解説した.学会統合が容易でないなかを,当時の指導者が将来を見据えて短期間で統合を果たしたことを誇りに思う.学会創立50周年を迎えるにあたり,本学会の今後のさらなる発展のために,黎明期の歴史と先達の情熱を会員が共有して邁進していきたい.
著者
二階堂 善弘
出版者
関西大学文化交渉学教育研究拠点(ICIS)
雑誌
東アジア文化交渉研究 (ISSN:18827748)
巻号頁・発行日
no.3, pp.41-48, 2010-03

In Xiyouji Zaju, written in the early Ming Dynasty, both Hua-guang and Da-quan play active roles on the same stage. In a sense, it is safe to say that Xiyouji Zaju is the only piece of literature in which these two gods appear together. This paper analyzes the characteristics of these two gods by examining how Hua-guang and Da-quan were depicted in Xiyouji Zaju.
著者
二階堂 善弘
出版者
関西大学文化交渉学教育研究拠点(ICIS)
雑誌
東アジア文化交渉研究 = Journal of East Asian Cultural Interaction Studies (ISSN:18827748)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.41-48, 2010-03-31

In Xiyouji Zaju, written in the early Ming Dynasty, both Hua-guang and Da-quan play active roles on the same stage. In a sense, it is safe to say that Xiyouji Zaju is the only piece of literature in which these two gods appear together. This paper analyzes the characteristics of these two gods by examining how Hua-guang and Da-quan were depicted in Xiyouji Zaju.
著者
平田 重和
出版者
關西大學文學會
雑誌
關西大學文學論集 (ISSN:04214706)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.1-25, 2007-10-20
著者
平田 重和
出版者
関西大学
雑誌
關西大學文學論集 (ISSN:04214706)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.1-25, 2007-10
著者
中島 英博 NAKAJIMA Hidehiro
出版者
名古屋大学高等教育研究センター
雑誌
名古屋高等教育研究 (ISSN:13482459)
巻号頁・発行日
no.19, pp.99-114, 2019-03

本稿の目的は、近年多くの大学によって行われている高校訪問活動について、高校側がその応対経験をどのように理解しているかを実証的に明らかにすることである。本稿では、東海地域の高校で大学からの訪問に応対した経験を持つ教員に対して質的調査を実施し、グラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて分析を行った。主要な結論は次の通りである。第1に、大学による訪問は機関の属性等を問わず基本的に歓迎するが、訪問で得られた情報が学校内で共有されることはほとんどない。ただし、教員の主観的な大学像や事前に把握した生徒ニーズに沿った情報である場合、限定的に共有される可能性がある。第2に、訪問の中で教育・学習活動に関する強みや特色が示されないことに強い批判がある。教員による具体的な学習の姿が示される場合、この批判が緩和される可能性がある。第3に、これら2点の背景には、教員自身が持つ大学や進学に関する価値観、および同僚教員や生徒の進学に対する考え方が強く影響している。これらの結果は、大学側に高校訪問の意味づけを再検討する際に、重要な示唆をもたらすものである。This paper aims to investigate the effects of university recruitment visits to high schools for prospective students. This practice has long prevailed among private universities in Japan. This study was conducted using semi-structured interviews with ten high school teachers who are in charge of career guidance for students. The interviews were analyzed using the Grounded Theory Approach. The main finding was that, for the most part, school recruitment visits are welcomed and recognized as valuable opportunities for college-bound students to obtain the latest information about universities. However, most of the teachers were not totally satisfied with the information obtained during the recruitment visits. It was felt that the information was dominated by facts easily accessible via booklets or websites. In this study, teachers also reflected on the values and the intentions of college-bound students and their parents.
著者
村上 潤
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement
巻号頁・発行日
vol.47, pp.D-14-D-14, 2020

<p> 全く新しいシーティング理論「キャスパー・アプローチ」のご紹介</p><p> 従来の骨盤を垂直に起こそうとする「良い姿勢」を目指すほど,体は物体として「不安定」になることがこの20年以上の検証で明らかとなった。また,多くの負の現象はその不安定に対応できずに引き起こされていることも解明してきた。そして,その「不安定」が「安定」に変わった瞬間に様々な負の現象が変化し,本来のその方の持つ機能が発揮されることも多くのケースで実証し,それらは,新生児から高齢者まで,ほとんど同じストーリーで変化することも解ってきた。</p><p> 今回,「今までの良い姿勢」を目指すと何故体は「不安定」になるのか? その「不安定」を「安定」に変えるにはどうすれば良いのか? キャスパーでいう「不安定」「安定」とはどういう概念なのかを実際の変化をビデオでご覧いただきながら解説する。また,「体が物体として安定」するからこそリラックスが始まり,リラックスするからこそしなやかでアクティブな「自らの意思から始まる動き」につながり,それらは日常的に積み重なること,「安定」は「固定や抑制」ではないということもお伝えしたい。</p><p> そして,それらの変化から医療機関を含めた各関係機関と連携しながら進めようとしている「0才~100才の予防環境支援」という方向性の取り組みを紹介する。</p>

1 0 0 0 OA 精神講話

著者
清沢満之 著
出版者
浩々洞
巻号頁・発行日
1902
出版者
春秋社
巻号頁・発行日
vol.第9巻, 1933
著者
西村 昌也
出版者
関西大学文化交渉学教育研究拠点(ICIS)
雑誌
周縁の文化交渉学シリーズ6 『周縁と中心の概念で読み解く東アジアの「越・韓・琉」―歴史学・考古学研究からの視座―』
巻号頁・発行日
pp.105-141, 2012-03-01

ベトナムの形成史を考える時に、主要民族、キン族が居住した北部平野部において、その南域(タインホア省からハティン省あたり)は、先史時代より非常に興味深い役割を果たしている。 つまり銅鼓に象徴されるドンソン文化の核領域を形成しつつ、中部のサーフィン文化集団による大量銅鼓の移出を実現する。そして、後漢代以降、中国文化を積極的に受け入れた集団と山岳部でドンソン文化伝統を保とうとする二極化がおきる。また、時には、中部のチャンパなどと連合しながら、しばしば中国政権側に起義・反抗を行う。そのなかには、中国側政権にもともと近しい存在で、権力基盤形成を行い、反抗・起義に到った例もある。 独立達成の10世紀から李陳朝期を通じて、ベトナムはチャンパと抗争を繰り広げると同時に、文化的にも経済的にも様々な交流関係を深め、チャンパとの交流はベトナムが独自文化形成を行う上で大きく寄与していたし、チャンパ側も陶磁器生産技術などをベトナム側から導入している。 15世紀以降、タインホア、ゲアンなどの北部南域の人たちは、積極的に中部入植や政権樹立を行い、現在のベトナムに到っている。その地政学的位置から、北部南域の人たちは、中国とチャンパを両端として、ベトナムの政権を真ん中に据えつつ、振り子のように重心を変えながら、巧みに勢力拡大に努めてきたと言える。
著者
西村 昌也
出版者
関西大学文化交渉学教育研究拠点(ICIS)
雑誌
周縁の文化交渉学シリーズ6 『周縁と中心の概念で読み解く東アジアの「越・韓・琉」―歴史学・考古学研究からの視座―』
巻号頁・発行日
pp.105-141, 2012-03-01

ベトナムの形成史を考える時に、主要民族、キン族が居住した北部平野部において、その南域(タインホア省からハティン省あたり)は、先史時代より非常に興味深い役割を果たしている。 つまり銅鼓に象徴されるドンソン文化の核領域を形成しつつ、中部のサーフィン文化集団による大量銅鼓の移出を実現する。そして、後漢代以降、中国文化を積極的に受け入れた集団と山岳部でドンソン文化伝統を保とうとする二極化がおきる。また、時には、中部のチャンパなどと連合しながら、しばしば中国政権側に起義・反抗を行う。そのなかには、中国側政権にもともと近しい存在で、権力基盤形成を行い、反抗・起義に到った例もある。 独立達成の10世紀から李陳朝期を通じて、ベトナムはチャンパと抗争を繰り広げると同時に、文化的にも経済的にも様々な交流関係を深め、チャンパとの交流はベトナムが独自文化形成を行う上で大きく寄与していたし、チャンパ側も陶磁器生産技術などをベトナム側から導入している。 15世紀以降、タインホア、ゲアンなどの北部南域の人たちは、積極的に中部入植や政権樹立を行い、現在のベトナムに到っている。その地政学的位置から、北部南域の人たちは、中国とチャンパを両端として、ベトナムの政権を真ん中に据えつつ、振り子のように重心を変えながら、巧みに勢力拡大に努めてきたと言える。