著者
笠井 哲
出版者
福島工業高等専門学校
雑誌
研究紀要 (ISSN:09166041)
巻号頁・発行日
vol.45, pp.77-84, 2005-01-28

The purpose of this paper is to consider the vocational ethics in Suzuki Shosan. He explained the ocational ethics in his main published work Banmin Tokuyou. His vocational ethics wa based on the principle, namely, the worldly things are Buddhism. He looked on the vocation as the other self of the Buddha. Every vocation as the training improved him and relieved his mind. There was the Japanese vocational ethics. It continues living in the Japanese mind.
著者
今井 勝 市橋 卓也
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物學會紀事 (ISSN:00111848)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.360-366, 1986-09-05
被引用文献数
1

低緯度地方のマイナークロップとして栽培されている食用カンナの光合成, 物質生産に関する研究はほとんどなされていない. 本報告では研究の第一段階である, 光環境に対する適応性を知ることを主眼として, 人工気象室内で異なる光強度の下に栽培された植物につき, 個葉のガス交換特性を検討した. 得られた結果の大要は次の通りである. 1. みかけの光合成の適温は28℃前後であった. 2. 強光(650μEm^<-2>s^<-1>PPFD)下で生育した植物は, 開葉後3日目でガス交換速度が最大に達し(1000μEm^<-2>s^<-1>PPFD下で光飽和せず, 光合成23.0mgCO_2dm^<-2>h^<-1>, 蒸散2.2gH_2 Odm^<-2>h<-1>), 以後漸減した弱光(290μEm^<-2>s^<-1>PPFD)下で生育した植物は, ガス交換速度が最大に達するのに強光下の場合よりもやや時間を要したが, 光合成能力はかなり高かった(20.8mgCO^2dm^<-2>h^<-1>). 3. ガス交換の主要な場は葉の背軸面であり, 強光条件下では向・背軸面の気孔密度(約1:3)に比例した値が得られたが, 弱光下では向軸面の割合が極端に減少した. 4. 食用カンナはガス交換の面から, 耐陰性の優れた陽生値物とみなされ, 幅広い光環境下での栽培可能性が示唆された.
著者
中井 稔
出版者
京都大学経済学会
雑誌
経済論叢 (ISSN:00130273)
巻号頁・発行日
vol.181, no.5, pp.424-436, 2008-05
著者
稲村 友彦 岩崎 一晴 齋藤 仁 中山 大地 泉 岳樹 松山 洋
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.56, no.3, pp.123-138, 2009-03-31

阿蘇山の特徴的な地形(中央火口丘,阿蘇外輪山および立野火口瀬)が,立野火口瀬の西で起こる局地風「まつぼり風」に及ぼす影響を,メソ気象モデル(RAMS)に現実の地形と仮想的な地形を与えることによって調べ,まつぼり風発生のメカニズムを考察した.まつぼり風は南東の地衡風が吹くときに発生しやすく,発生が確認された1999年4月17〜18日を対象に実験を行ったところ,現実の地形の実験で,立野火口瀬周辺にはおろし風や地峡風が出現した.仮想的な地形の実験との比較により,まつぼり風を発生させる主要な原因は,立野火口瀬南側の外輪山によるおろし風であり,立野火口瀬による地峡風効果と中央火口丘によるおろし風が,強風をさらに強めていることが示唆された.また,下層の東寄りの風と上層の西寄りの風との間,高度1500m付近に現れる東西風速0m/sの層により形成された臨界層が,おろし風の強化に寄与していると考えられた.
著者
道場 親信
出版者
日本社会学会
雑誌
社会学評論 (ISSN:00215414)
巻号頁・発行日
vol.57, no.2, pp.240-258, 2006-09-30
被引用文献数
3

本稿では, 社会運動史の視点から1960-70年代の「市民運動」「住民運動」がもっている歴史的な意味を再検証するとともに, それが近年の「市民社会」論に対して不可欠の問題提起を含んでいることを明らかにする.その際, 近年の社会運動研究の一部に存在する, 運動史の誤った「段階論」的理解を批判的に取り上げるとともに, 同時代の論議の場に差し戻して検証することで, その "誤り" が, 「公共性」「市民社会」を論じるあり方にもバイアスを与えていることを論じていきたい.その上で, これらの誤解の背後には, 社会運動理解の文脈の歴史的な断絶, 論議の中断が存在することを論じる.1960-70年代の社会運動がもっていた運動主体をめぐる論議の蓄積は, 今日の社会運動, また「市民社会」や「公共性」のあり方をめぐる論議の中で正当な評価を得ているとは必ずしも言い難い.この点につき本稿では, 当時の議論の水準を, とりわけ「住民運動」と呼ばれる運動の展開に即して再確認するとともに, 「地域エゴイズム」というキーワードを手がかりに, 運動文脈の適切な理解を妨げる認識論的な問題が当時と今日を貫いて存在していることを明らかにしたい.
著者
花房 真二
出版者
社団法人日本気象学会
雑誌
天気 (ISSN:05460921)
巻号頁・発行日
vol.54, no.11, pp.974-975, 2007-11-30
被引用文献数
1
著者
田村 秀行 坂根 茂幸 富田 文明 横矢 直和 金子 正秀 坂上 勝彦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.321-328, 1982-05-15
被引用文献数
12

画像処理アルゴリズムをプログラムとして収集・蓄積し ポータブルなソフトウェアとして流通させるための仕様を検討し ソフトウェア・パッケージSPIDERを開発した.従来の画像処理ソフトウェアのほとんどは ハードウェア・システムに依存したプログラミングや 汎用性のない設計思想によって移植性を欠いている.この要因を分析し 現時点でのアルゴリズム収集と高い移植性を実現するプログラム仕様を採用した.画像処理プログラムはすべて入出力操作(ファイル・アクセス 画像用周辺機器駆動等)に独立なFORTRAN サブルーチンとする他 SPIDER仕様では画像処理概念の整理 コーディング上の制約 コメント文やマニュアルの記法も規定した.その結果 代表的な画像処理アルゴリズムのサブルーチン・ライブラリとその管理プログラム群 計442個のプログラムからなるパッケージを能率よく製作できた.このパッケージは きわめて高いポータピリティを有し すでに約120の研究グループで利用されている.
著者
石前 禎幸
出版者
岩波書店
雑誌
思想 (ISSN:03862755)
巻号頁・発行日
no.751, pp.p61-83, 1987-01
著者
佐々木 英洋
出版者
大手前大学・大手前短期大学
雑誌
大手前短期大学研究集録 (ISSN:1882644X)
巻号頁・発行日
vol.27, pp.29-41, 2007
被引用文献数
1

近年の「ゆとり教育」の方針により小・中学校、高校における各科目の指導実施要綱の内容が以前より少なくなっているなどの影響から、大学・短期大学に入学後、それ以前の基礎学力の欠如により、授業の理解が追いつかない、授業についていけないという学生が多く授業運営に支障をきたす等の問題が全国の大学・短期大学で多く見られている。本学(大手前短期大学)でもそういった事情は例外ではなく、特に基礎学力の低下が就職活動等にも影響を及ぼしており、基本的な知識を問う筆記試験等を学生がクリアできず就職率に影響が出るなど、教育、就職の両面から基礎学力を補完するための対策をとる必要に迫られていた。そこで本学では平成19年度入学生対象に、小・中学の範囲の計算問題を理解させ、解くことができるようにさせるために数学(計算問題)の入学前・リメディアル(補完)教育を実施した。平成19年春学期(4月〜7月)に行ったその実施内容と補習授業への出席率等の結果について報告する。
著者
柳沢 史明
出版者
美学会
雑誌
美學 (ISSN:05200962)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.14-27, 2007-12-31

Les arts chez Georges Bataille sont souvent lies a la conception ontologique et existentielle d' "angoisse". L'angoisse, pour Bataille, est le sentiment d'un danger qui visite l'homme qui s'affronte a la mort. Par ailleurs, en eveillant les attentions sur la mort habituellement cachee, elle est aussi le sentiment de l'attente de franchir la vie quotidienne et "un monde avare". Toutefois, bien que l'intention d'introduire les elements de mort (i.e., l'angoisse, la souffrance et la douleur) soit cruciale dans la vie quotidienne, il faut eviter que la vie soit menacee excessivement. Et alors, pour raison d'equilibre entre la vie et la mort, Bataille dit qu'on doit recourir aux "tricheries", c'est a-dire, aux arts. Selon Bataille, le pouvoir de l'art concerne l'effet d'evocation. Compte tenu de l'usage de (revocation), qui autrefois principalement signifiait "appeler les morts par la magie", Bataille considere l'evocation comme une apparition intime de ce qui n'est ni substantiel ni accessible. La mort en est un exemple. Par l'evocation, qui est un procede indirect mais done assure la vie, l'art permet aux hommes l'acces inacheve a la mort. activement et volontairement.