著者
吉澤 圭介
雑誌
情報処理学会研究報告ソフトウェア工学(SE)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.64(2002-SE-138), pp.27-34, 2002-07-11

組込みソフトウェア開発における開発規模の尺度(サイズメトリクス)としてスケールポイント法を考案した。スケールポイントとは入出力を行う機器の数・画面数・通信コマンド数という開発規模と関係の深い3つの指標から求めるものである。開発規模と開発工数には相関があることから、過去のプロジェクトの実績から規模と工数との関係式を統計的に求め、この式を用いて見積り対象の開発工数を予測することができる。本稿ではスケールポイント法による開発工数の見積りの有効性を一般的に知られているLOCと比較することにより示す。さらにこの手法を実際のプロジェクトの開発工数見積りおよび計画立案に適用した事例について報告する。
著者
豊澤 修平 村井 源
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第35回 (2021)
巻号頁・発行日
pp.3D4OS12c02, 2021 (Released:2021-06-14)

物語の自動生成にはその物語を構成するプロットを作成し,それを元に文章を生成する必要がある.また,物語のプロットを自動生成する段階で意味の通る内容にする必要もある.物語の面白さの一つとして意外性のあるオチが挙げられる.意外性のあるオチを生成するにはプロット作成する段階でオチをプロットに組み込まなければならない.意外性のあるオチを含む作品として星新一のショートショートが挙げられる.星作品に関してはいくつかのテーマにおいてオチの詳細なパターンが明らかになっている.加えて,パターンを構成する要素の分類やその要素の持つ機能・文脈依存性・文章表現を構造化されたデータとして抽出可能であることも明らかになっている. 本研究では先行研究で明らかになったオチのパターンと要素を利用してオチを含む物語プロットの自動生成を行った.具体的には「強盗・泥棒・詐欺・囚人」のテーマから2つのパターンを利用し,それらパターンに代入可能な要素168個のデータを利用して自動生成するアルゴリズムを作成した.今後,星新一の代表的なジャンルであるSFのパターンに代入可能な要素のデータ化と自動生成を行う計画である.
著者
赤瀬 浩
出版者
長崎市長崎学研究所
雑誌
長崎学 (ISSN:24328480)
巻号頁・発行日
no.3, pp.23-41, 2019-03-31
著者
広瀬 茂男 長久保 晶彦 外山 良成
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.57, no.540, pp.2679-2686, 1991-08-25 (Released:2008-02-21)
参考文献数
12
被引用文献数
3 30

The configurational design for a wall-climbing robot which is capable of moving on diversified surfaces of wall and has high payload capability, is discussed, and a developed quadruped wall-climbing robot, NINJA-1, is introduced. NINJA-1 is composed of 1) legs based on a 3D parallel link mechanism capable of producing a powerful driving force for moving on the surface of a wall, 2) a CP (Conduit-wire-driven Parallelogram) mechanism to adjust the posture of the ankles, and 3) a VM (Valve-regulated Multiple) sucker which can provide suction even if there are grooves and small differences in level of the wall. Finally, the data of the trial-manufactured NINJA-1, and the up-to-date status of the walking motion are shown.
著者
森 誠
出版者
大阪市立大学経済学会
雑誌
経済学雑誌 (ISSN:04516281)
巻号頁・発行日
vol.114, no.3, pp.i-ii, 2013-12

佐藤光教授, 松島正博教授, 田畑理一教授そして松澤俊雄教授が, 平成25年3月をもって, 大阪市立大学経済学部を退任されることになり, わが経済学部が長年にわたって誇りとしてきた, それぞれ, 社会経済論, 比較経済論, 交通経済論, および農業経済論の4巨星と惜別しなければならないことになりました。……