著者
小口 芳久
出版者
金原出版
雑誌
眼科 (ISSN:00164488)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.p139-145, 1984-02
被引用文献数
20
著者
小野 薫 加藤 渉
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
建築雑誌 (ISSN:00038555)
巻号頁・発行日
vol.68, no.799, pp.8-10, 1953-06-20
著者
秋山 久美子 山中 健太郎
出版者
日本調理科学会
雑誌
日本調理科学会大会研究発表要旨集 平成29年度大会(一社)日本調理科学会
巻号頁・発行日
pp.111, 2017 (Released:2017-08-31)

【目的】リンゴのような丸い食材の皮を包丁で剥くという調理操作は、両手の動きを連動・協調させるような高度な運動スキルが必要である。そのため、その技術が巧である者から稚拙である者までの差が大きい。演者らは、丸むき技術の巧拙と包丁操作の関係を明らかにすることで、短時間でも効果的に調理技術を定着させるための要点を見出すことを目的として研究を行ってきた。昨年度の本大会で、包丁の角度、包丁の持ち方、包丁を持つ手の親指の動かし方が、丸むきの巧拙に関係していたことを報告した。本年度は、さらに筋肉活動に着目し、利き手の動きと、リンゴを支える手の動きの関係を明らかにすることを目的として研究を行った。【方法】栄養士養成学科の2年生80名を対象として、スクリーニング調査を実施した。その結果をもとに巧であるもの5名、稚拙であるもの5名を選び出した。それぞれの被験者にモーションキャプチャーの反射マーカーと筋電計を装着し、牛刀を用いてリンゴを丸のまま剥かせた。同時にビデオ撮影も行った。また、昨年度の研究結果をもとに剥き方の教習を行い、その教育効果についても検討を行った。【結果】リンゴの丸剥きが巧である者の腕の筋肉は、右手が包丁の刃を進めるために3~4回動いた後に、左手がリンゴを持ち帰るために1回動く。という、左右が連動したリズミカルな動きを見せていた。それに対して稚拙な者の筋肉活動は、不規則であった。昨年度の結果をもとに剥き方の教習を行った結果、リンゴの丸剥きの速度、完成度ともに効果がみられた。
著者
薄井 晴 吉沢 直 郭 慶玄 矢ケ崎 太洋 呉羽 正昭
出版者
公益社団法人 日本地理学会
雑誌
日本地理学会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2019, 2019

1. はじめに<br><br> モータリゼーションの進展,流通資本による大型小売店の郊外立地,少子高齢化などの影響を受け,地方都市の商店街は衰退している。こうした苦境を打開するため,地方商店街では地域資源を活かした観光振興が取り組まれ, 注目を集めている。例えば, アニメを活用した茨城県の大洗町商店街(小原,2018), 「昭和レトロな町」という地域イメージを創出した東京都の青梅商店街(設楽・菊地,2008)では, 商店街の顧客圏を定住人口から交流人口へと拡大し, 地域アイデンティティが再構築される様子が報告されている。 しかし, 商店街と観光に関する既往研究は, 商店街活性化を目指し新たに観光資源を創出した事例の分析に留まり, 古くから地域に根ざした観光資源と商店街の関係性について検討したものはみられない。<br><br> 以上を踏まえ本研究では,花見観光の目的地として著名な長野県伊那市高遠町のご城下通り商店街を対象に,花見観光の実態と商店街の商業機能の分析した上で, 伝統的な観光資源と商店街の関係性を明らかにする。<br><br> <br><br>2. 花見観光と商店街の変容<br><br> 約700年の歴史を持つ高遠城址公園は, 桜の名所として名高く,伊那市全体の観光施策において主要な観光資源として位置づけられている。しかし,開花期間中に高遠城址公園で開催される「さくら祭り」の入場者数は, 2000年ごろから減少傾向にある。また, さくら祭りは各年の開花状況によって集客数が異なるため, 不安定な観光資源となっていた。<br><br> ご城下通り商店街は, 古くより高遠城の城下町として発展し, 周辺地域の中心機能を担ってきた。しかし, 全国的な動向に同じく, 近年は空き店舗が増加しており衰退傾向にある。また, 空き店舗の増加は商店街の裏通りで顕著であった。一方,商業機能が比較的維持されているご城下商店街の表通りにおいても,今後の経営継続意向がない店舗が多く存在し, 特に近隣住民を主な顧客とする伝統的な店舗でその傾向が顕著であった。また, 全体の半数以上の店舗の主要顧客圏は高遠町内であり, 観光客の来店はほとんどない状況であった。<br><br> <br><br>3. 花見観光と商店街の関係性<br><br> 古くはさくら祭り期間中に商店街の店舗による高遠城址公園内での出店が積極的に行われていたが,樹木保護など環境保護の観点から出店数が大幅に減少した。その後,来訪者数の減少により収益が見込めないことや,労働力不足など商店経営上の理由により,さくら祭りへの出店をやめる店舗が増加した。またご城下通り商店街の店舗においても, 商店街に滞在しない観光客が増加したこと, お土産の購入量が減少したことにより, 観光収入は減少傾向にある。つまり, 花見観光と商店街の関係性は希薄化傾向にあるといえよう。<br><br> <br><br>4. おわりに<br> 伊那市全体において観光振興が目指されており, その中での花・歴史の主要な観光資源を持つ高遠町は, 観光振興において重要地区となっている。しかし,その高遠町の主要な商業集積であるご城下商店街は衰退傾向にあり, 花見観光と商店街の関係性も希薄化が進んでいた。今後, どのようにご城下通り商店街で収益構造を作り, 高遠町に利益を生み出すかが課題となっている。
著者
George Biskos Vincent Vons Caner U. Yurteri Andreas Schmidt-Ott
出版者
Hosokawa Powder Technology Foundation
雑誌
KONA Powder and Particle Journal (ISSN:02884534)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.13-35, 2008 (Released:2014-03-29)
参考文献数
200
被引用文献数
60 79

Traditionally, the generation of nanoparticles for technological applications has been mostly performed by classical wet chemistry or lithographic methods, and their size has been commonly determined in situ by electron microscopy techniques. Advances in aerosol technology over the past 30 years have provided methods that enable the generation and measurement of nanosize building blocks, and have opened up new opportunities in the assembly of nanostructured materials and nanodevices. This article provides a brief review on state-of-the-art techniques for generating nanoparticles of well-defined size and chemical composition in view of applications in nanotechnology. Covering atomization techniques from the liquid phase and nanoparticle synthesis from the gas phase, we discuss the advantages and limitations of each method. Considering the advantages of on-line methods that aerosols instruments offer, we describe the most efficient techniques for measuring the size distributions of airborne nanosize particles. Finally, we provide a brief discussion on existing and emerging applications of aerosol-based nanotechnology.
著者
安田 晶子 小方 博之
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.44, no.4, pp.419-429, 2021

<p>大学等の高等教育機関におけるe-learning の機会は急速に増加している.それに伴い,単位認定などを目的としたハイステイクスな試験もオンラインで実施する必要が生じてきている.しかしながら実際には,オンラインでのハイステイクスな試験は十分に普及していない.これは,現状では,オンライン試験において替え玉受験などの不正行為を検出し防止する技術が確立されていないためである.そこで本研究では,オンライン試験受験時に使用される可能性の高いタブレット型端末に着目し,端末のタッチスクリーンを操作する際に得られる手形状の特徴を用いて,替え玉受験を検出・防止する手法を提案した.本研究で提案した手法では,タッチスクリーン操作時の受験者の手形状画像を記録し,機械学習によって受験者本人であるか替え玉かを判別した.実験を行い提案手法の有効性を検証した結果,提案手法によって替え玉を検出できる可能性が示された.</p>
著者
及川 晴 及川 昌典
出版者
日本社会心理学会
雑誌
社会心理学研究 (ISSN:09161503)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.24-31, 2012-08-31 (Released:2017-03-01)
被引用文献数
2

Similarities and differences between explicit and implicit moods were addressed by examining the affective consequences of suppressing emotional life events. Consistent with previous findings, explicit mood (PANAS) and implicit mood (IPANAT) were similarly affected by positive or negative mood inductions. Interestingly, however, when asked to suppress their emotions toward a positive or a negative life event, participants were able to do so for explicit mood, but not for implicit mood. These findings suggest that although the act of emotional suppression leads to changes in explicit accounts of one's own mood state, implicit affect remains active, which unconsciously spills over to later evaluative judgments. Implications of distinguishing explicit and implicit moods are discussed.
著者
西村 芳樹
出版者
日本植物形態学会
雑誌
PLANT MORPHOLOGY (ISSN:09189726)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.11-16, 2011 (Released:2012-03-27)
参考文献数
26

ミトコンドリア(mt)や葉緑体(cp)の遺伝子は多くの生物において母親のみから遺伝する(母性遺伝).これまで母性遺伝は,父母の配偶子(精子・卵子)の大きさが異なり,mt/cpDNA量に差があることが原因と考えられてきた.これに対し,雌雄同形の配偶子で生殖をおこなう単細胞緑藻クラミドモナス(Chlamydomonas reinhardtii)では,接合後60分以内に雄の葉緑体(cp)DNAが積極的に分解されることで母性遺伝が引き起こされる.本レビューでは,この雄葉緑体DNAの急激かつ選択的な分解を明らかにしてきた生化学,細胞学,顕微分子生物学的研究の数々について俯瞰し,さらに母性遺伝の分子機構に迫りつつある遺伝学的な挑戦について述べる.
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネスassocie (ISSN:13472844)
巻号頁・発行日
vol.7, no.26, pp.94-97, 2008-12-02

始業前の3時間で3つの仕事を片づける朝9時までの「超」仕事術 見田村元宣/インデックス・コミュニケーションズ 1575円 会計事務所を経営する著者が、「早起きは三文の徳」を自分の経験から説く。著者が集中して仕事をする時間帯として選んだのが、朝6〜9時の始業前の3時間。

1 0 0 0 NEWS & TOPICS

著者
国立研究開発法人科学技術振興機構
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
JSTnews (ISSN:13496085)
巻号頁・発行日
vol.2020, no.10, pp.5-8, 2020

<p>【開催報告】国際科学オリンピック初のリモート開催 主催者の思いと金銀メダルを報告</p><p>【開催予告】私たちの「Life(生命、生活、人生)」はどう変化していくのか</p><p>【研究成果】安価で超高精度な抗原検査法 新型コロナウイルスを迅速に検出</p>
著者
藤田 帆乃華 佐原 里加子 相馬 隆景 後藤 大輝 大野 晃 二宮 浩彰 Honoka Fujita Rikako Sahara Takakage Soma Taiki Goto Ko Ono Hiroaki Ninomiya
出版者
同志社大学スポーツ健康科学会
雑誌
同志社スポーツ健康科学 = Doshisha Journal of Health & Sports Science (ISSN:18834132)
巻号頁・発行日
no.13, pp.19-28, 2021-06-21

本研究では,プロ野球・Jリーグ・Bリーグ・オリンピックにおけるスポーツ観戦についての新聞記事を内容分析することにより,コロナ禍におけるスポーツ観戦スタイルの実態を明らかにするとともに新たなスポーツ観戦スタイルについて検討することを目的とした.テキストマイニングの結果,動画配信サービスや最新テクノロジーに関連する語を含んだ新たな観戦スタイルについて報道されていることが明らかになった.
著者
吉川 佳佑 島 弘幸
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告
巻号頁・発行日
vol.32, no.6, pp.33-36, 2018

<p>虹をテーマとした「光の回折・干渉」の実験は、目にした生徒の印象に残りやすく、光の波動性を学ぶのに適した実験の一つである。本稿では光ディスク(CD やDVD 等)を用いて、二重同心円の虹模様を、教室の壁いっぱいに作り出す手法を紹介する。本手法で二重の虹の円を実演した後、その仕組みを生徒に考えさせることで、回折・干渉に関する生徒の理解を促すことができる。さらに手軽で安全な道具のみを用いることから、生徒自身が実験条件を自由に工夫して、虹の変化を楽しむことができる。</p>