著者
渡辺 雄介 松本 奈緒 WATANABE Yusuke MATSUMOTO Naho
出版者
秋田大学教育文化学部
雑誌
秋田大学教育文化学部研究紀要 教育科学 = MEMOIRS OF FACULTY OF EDUCATION AND HUMAN STUDIES AKITA UNIVERSITY EDUCATIONAL SCIENCES (ISSN:24334952)
巻号頁・発行日
vol.74, pp.129-144, 2019-03-01

It was known that sports coach, instructor, teacher has a particular belief and ideas to teach sports performance, lead athlete to better physical and mental condition, facilitate organic training programs. In this study, it was focused to reveal sports coach’s beliefs and tactics in local pole vault club through in-depth interviews include viewpoints life history research. The dates were taken from seven times interviews account for five hours and forty minutes. Outcomes said as below: This coach’s life experience as bread sales person. The effects to this belief making remarkable results as coach leads to other’s trusts. Thinking practice longer and harder lead to good record for all athlete not having much talents. The Mental facilitation is important to enhance self-trust through sports carrier not only to be good athlete but also to be tough person can make decision in their own futures.
著者
小林 由子
出版者
北海道大学高等教育推進機構国際教育研究部
雑誌
日本語・国際教育研究紀要
巻号頁・発行日
vol.22, pp.28-45, 2019-03

小河原(2016)で紹介されているように、北海道大学旧留学生センター(現高等教育推進機構国際教育研究部)では、2013年度から、一般日本語の中上級レベルを大きく組み換え、日本人と留学生が日本語で共に学ぶ「多文化交流科目」を最上級レベルと設定した「北海道大学日本語スタンダーズ」を構築し、「やりとり」「表現」「理解」という3つのモード、中級1・2・3および上級という4レベル構成で日本語での課題遂行能力を養うこととした。一般日本語コースの中上級レベルの対象者は、多様なニーズ・学習歴を持つ。対象者の中には、日本人学生対象の授業を履修し単位を取らなければならない者もおり、そのための高度な日本語能力を保証しなければならない。心理学や第二言語習得研究の知見からは、広く行なわれている言語構造や4技能を中心とする授業よりも課題遂行型授業の方が効果的に日本語の運用能力を養成することができると考えられる。一方、5年間の実践とスタンダーズに関する先行研究から見ると、文法や語彙のような「言語構造能力」の養成について課題は多い。そこで、本稿では、筆者の実践した「中級理解(基礎)3」の授業に基づき、課題遂行型授業における言語構造能力の養成について検討する。
著者
佐藤 知己
巻号頁・発行日
2008-06-29

アイヌ研究の現在と未来:第1部.平成20年6月29日.札幌市
著者
楠見 孝
出版者
日本サイエンスコミュニケーション協会
雑誌
サイエンスコミュニケーション : 日本サイエンスコミュニケーション協会誌 (ISSN:21874204)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.66-71, 2013-09

本論文では,心理学とサイエンスコミュニケーションの関係を2つの観点から論じた。第1の観点,サイエンスコミュニケーションへの心理学からのアプローチである。リテラシーを5つの階層に分け,科学リテラシーを,基礎的リテラシーと機能的リテラシーの2層を土台とする3層に位置づけた。これらは,教育によって順次形成される。さらに,科学リテラシーは,市民のための市民リテラシー,専門家のためのリサーチリテラシーという2層を支えている。サイエンスコミュニケーションにおいては,批判的思考の4つのステップ(情報の明確化,推論の土台の検討,推論,意思決定)が重要である。科学リテラシーと批判的思考を育成するためには,科学教育,博物館,科学ジャーナリズム,コミュニティさらにネットコミュニティの役割が大きい。そして,サイエンスコミュニケーションの研究のために心理学的研究法を適用することについて述べた。第2の観点,科学としての心理学におけるサイエンスコミュニケーションである。日本において,心理学が科学として扱われていない現状や,アカデミックな心理学とポピュラー心理学の乖離について市民を対象とした調査データに基づいて検討した。とくに,心理学は,市民が経験に基づいて豊富な素人理論をもっている。そのため,無知な市民に,科学的知識を提供するという欠如モデル的な考え方ではうまくいかないことを述べた。さらに,日本の博物館における心理学展示が少ない現状と,英国と米国の事例について紹介した。最後に,心理学とサイエンスコミュニケーションの両領域の共同による研究や実践の可能性について論じた。
著者
水野 直樹
出版者
京都大學人文科學研究所
雑誌
人文學報 = The Zinbun Gakuhō : Journal of Humanities (ISSN:04490274)
巻号頁・発行日
vol.101, pp.81-101, 2011-03

本論文は, 2009年に発表した拙稿「植民地期朝鮮における伊藤博文の記憶」(伊藤之雄・李盛煥編『伊藤博文と韓国統治』ミネルヴァ書房)の続編である。1932年日本支配下の京城に, 伊藤博文を祀る仏教寺院博文寺が建てられたが, そこで起こった最大の出来事は, 安重根の息子と伊藤の息子との「和解劇」であった。伊藤の死から30年後の1939年10月, 上海在住の安俊生と東京在住の伊藤文吉が京城で会見をし, ともに博文寺を訪れて合同の法要を行なった。それを報じた新聞記事では, 父の罪を詫びる安俊生とそれを受け入れて「内鮮一体」に努めることを慫慂する伊藤文吉の姿が強調された。この和解劇には, 朝鮮総督府外事部が深く関与し, 長年にわたって朝鮮独立運動を取り締まってきた警察官相場清, 安重根裁判の朝鮮語通訳を務めた園木末喜が安俊生の言動を左右する役割を果たした。その後, 安重根の娘夫妻が博文寺を参拝するという後日談もあった。「和解劇」とその後日談は, 総督府が植民地統治の成果を宣伝するために演出したイベントであったのである。
著者
中島 淑恵
出版者
富山大学附属図書館

テーマ:死せる美女の物語:幽霊妻の源流※引用資料,参考資料については,下方の「関連URI」にリンクがあります。 0.ハーンの物語の中の「幽霊」1.「牡丹灯籠」2.「春の幽霊」3.ゴーティエ『死霊の恋』3-1.恋は一目ぼれ:視覚表現3-2.視覚から聴覚への転化3-3.触覚:手を触れること,吸血4.結論0.ハーンの物語の中の「幽霊」「飴を買う女」(<『神々の首都』)「牡丹灯籠」「耳なし芳一」「死骸にまたがる男」「青柳」?「雪女」?1.「牡丹燈篭」『霊の国の日本』の「恋の因果」初代三遊亭圓朝『剪灯新話』中国,明代『怪異談牡丹灯籠』五代目尾上菊五郎,歌舞伎ハーン「恋の因果」<<Passional Karma>> in In Gohstly Japan, The writings of Lafcadio Hearn, vol.9 pp.285-2862.「春の幽霊」<<Spring Phantoms>>, in Item, April 21, 1881The writings of Lafcadio Hearn, vol.2 pp.312-315"Petits Poemes en Prose"... the Woman that he shall never know stands before him like a ghost with sweet sad eyes of warning--and he dare not!3.ゴーティエ『死霊の恋』『クラリモンド』芥川龍之介訳,『クラリモンド』岡本綺堂訳>青空文庫Theophile Gautier, La morte amoureuse, 1839.Pierre Jules Theophile Gautierピエール・ジュール・テオフィル・ゴーティエ(1811年8月30日~1872年10月23日)3-1.恋は一目ぼれ:視覚表現Textes de litterature moderne et contemporaine / diriges par Alain Montandon et Jeanyves Guerin ; 190 . ?uvres completes / Theophile Gautier ; section 1 . Romans, contes et nouvelles / coordonnateur, A. Montandon ; t. 6(以下の引用ページ数は,このテクストによる。)http://opac.lib.u-toyama.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB24256407【引用1】p.403【引用2】p.403【引用3】p.403・全身,髪,額,睫毛,瞳【引用4】pp.403-404【引用5】p.404・歯,頬,鼻,肌【引用6】p.404・真珠,ドレス,手【引用7】p.404【引用8】p.404【引用9】p.4053-2.視覚から聴覚への転化【引用10】p.405【引用11】p.405【引用12】p.405【引用13】p.4063-3.触覚:手を触れること,吸血【引用14】p.406【引用15】p.416・頬,唇,睫毛,髪,手,腕【引用16】p.416【引用17】p.425【引用18】p.427【引用19】p.4294.結論
出版者
京都大学 (Kyoto University)
巻号頁・発行日
2003-07-23

新制・課程博士
著者
林 衛
巻号頁・発行日
pp.1-34,

原発賠償京都訴訟団第3回学習講演会, 日程:2019年2月16日(土), 会場:京都弁護士会館