著者
荒木 俊之
出版者
地理科学学会
雑誌
地理科学 (ISSN:02864886)
巻号頁・発行日
vol.67, no.4, pp.191-204, 2012-11-28 (Released:2017-04-14)
参考文献数
18
被引用文献数
1

The purpose of this research is to clarify the locational characteristics and locational patterns of convenience stores (CVS) in Kyoto City in the 2000s (2001-2010). The findings are as follows. 1) CVS became more concentrated in the central business district in the urban core during the second half of the 1990s in Kyoto City. This tendency is also seen in the 2000s. 2) Since 2000, the proportion of CVS located on shopping streets has been decreasing. In comparison, the proportion of CVS located near railway stations has been increasing. 3) The tendency to spread into various areas progressed further. It was seen that there are diverse types of CVS in Kyoto City. Since the late 1990s and through the 2000s, the population growth of Kyoto City has occurred in the urban core along with the development of condominiums. The locations of CVS are keeping pace with the increase in population in the urban core. The locational patterns of CVS in the cities of Kyoto, Okayama, and Takamatsu were in accordance with the suburbanization of the population till the first half of the 1990s. Since the second half of the 1990s, the locational patterns of CVS in these cities were in accordance with population movement back to the city. This tendency in Kyoto City for CVS location was also seen in the cities of Okayama and Takamatsu. After 2000, when the growth in the number of CVS slowed down, the tendency between these three cities for CVS location became different.

1 0 0 0 OA 国民と教養

著者
木村素衛 著
出版者
弘文堂
巻号頁・発行日
1939

1 0 0 0 OA 形成的自覚

著者
木村素衛 著
出版者
弘文堂
巻号頁・発行日
1941

1 0 0 0 OA 包弁証法

著者
高橋里美 著
出版者
理想社
巻号頁・発行日
1942
著者
月田 和人 下竹 昭寛 中谷 光良 高橋 幸利 池田 昭夫 髙橋 良輔
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.57, no.1, pp.37-40, 2017 (Released:2017-01-31)
参考文献数
10
被引用文献数
2 7

症例は46歳男性.5ヶ月前から性格変化や記銘力低下があり徐々に増悪し就業不能となった.頭部MRI T2強調像で両側内側側頭葉に異常高信号域を認め当初はウイルス性や自己免疫性の辺縁系脳炎を疑ったが,血清と髄液梅毒反応がともに陽性であったため神経梅毒と診断した.ベンジルペニシリンで治療し就業可能にまで回復した.辺縁系脳炎に類似した画像所見を示す神経梅毒の症例では,比較的若年発症,HIV陰性,亜急性経過の認知機能低下やてんかん発作の特徴を有するため,同様の臨床的特徴をもつ症例では積極的に神経梅毒を疑うべきである.さらに本症例は髄液の抗グルタミン酸受容体抗体が強陽性で,病態へ関与した可能性が疑われた.
著者
仁科 拓也 上森 麻美 佐藤 智彦 浅野 彰彦
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.58, no.6, pp.395-398, 2018 (Released:2018-06-27)
参考文献数
8

症例は52歳男性.44歳時に神経梅毒治療歴あり.3ヵ月前より持続する頭痛,記憶障害,発熱を訴え,左片麻痺を呈し頭部MRI拡散強調画像で右側頭葉に高吸収域を認めた.髄液検査で細胞数増加,梅毒検査陽性を認め神経梅毒再発と診断,Lissauer型進行麻痺と考えられた.梅毒抗体価が治療により低下しない例での再発,画像上脳血管障害類似の所見を呈すること等,神経梅毒の管理上の問題を痛感した1例であった.
著者
犬飼 晃 片山 泰司 見城 昌邦 横川 ゆき 饗場 郁子 齋藤 由扶子
出版者
日本神経学会
雑誌
臨床神経学 (ISSN:0009918X)
巻号頁・発行日
vol.50, no.9, pp.634-640, 2010 (Released:2010-10-04)
参考文献数
30
被引用文献数
5 10

症例は55歳の女性である.皮疹なく右C2,3皮膚分節の異常感覚で発症し,症状は,約3週間で右C2~C6領域まで拡大した.触覚,痛覚の鈍麻あり.頸髄MRIでC2レベル髄内にT1WIで等信号,T2WIで高信号,ガドリニウム(Gd)で増強される病巣をみとめた.脳脊髄液では水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の抗体価指数が高値で髄腔内抗体産生が示唆され,皮疹を欠くVZV神経障害(zoster sine herpete:ZSH)にともなう脊髄炎と病因診断した.抗ウイルス療法と抗炎症・浮腫療法で後遺症を残さず治癒した.ZSHにともなう脊髄炎では,脳脊髄液中抗体価指数による髄腔内抗体産生の評価が病因確定に有用であった.
著者
Joe Senda Kunihiko Araki Yasushi Tachi Hazuki Watanabe Yuichi Kagawashira Mizuki Ito Naoki Atsuta Masahisa Katsuno Hirohisa Watanabe Gen Sobue
出版者
The Japanese Society of Internal Medicine
雑誌
Internal Medicine (ISSN:09182918)
巻号頁・発行日
vol.58, no.3, pp.433-436, 2019-02-01 (Released:2019-02-01)
参考文献数
25
被引用文献数
2 5

An otherwise healthy 44-year-old woman exhibited isolated unilateral oculomotor nerve palsy accompanied by an influenza A infection. An intra-orbital MRI scan revealed that her right third intracranial nerve was enlarged and enhanced. She recovered completely during the first month after treatment with oseltamivir phosphate. Although intracranial nerve disorders that result from influenza infections are most frequently reported in children, it is noteworthy that influenza can also cause focal intracranial nerve inflammation with ophthalmoparesis in adults. These disorders can be diagnosed using intra-orbital MRI scans with appropriate sequences and through immunological assays to detect the presence of antiganglioside antibodies.
著者
鈴木 国威 安藤 寿康
出版者
文教大学生活科学研究所
雑誌
生活科学研究 = Bulletin of Living Science (ISSN:02852454)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.141-145, 2011-03-01

本研究では、双生児の生後38ヶ月と50ヶ月の箸の持ち方に着目し、一卵性と二卵性の双生児ペアー内の類似度を比較することで、その遺伝と環境の影響の有無を検討した。生後38ヶ月の一卵性ペアーと二卵性ペアー内の箸の持ち方の類似度はほぼ同程度であり、他方生後50ヶ月では、一卵性双生児の方が二卵性双生児よりも箸の持ち方の類似度が高かった。これらの結果は、生後38ヶ月では、箸の持ち方には環境の要因が強く影響を受けており、生後50ヶ月では遺伝の影響が大きいことを示している。箸の持ち方の環境要因として、家庭や保育園などの大人との共有する場が重要ではないかと推察した。また、箸の使用において、遺伝と環境の要因が発達と共に変化する可能性を示した。
著者
田中 大介
出版者
秋田県立金足農業高等学校
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2010

ニホンヤマビル(Haemadipsa zelanica japonica)は,山林に生息する体長約2~8cmの吸血性環形動物である.秋田県は,全国的に有名なヤマビル大繁殖地域(北限)であり,世界遺産に指定されている白神山地にヤマビルが侵入すれば駆除する手立ては無い.そこで,ヤマビル汚染から白神山地を保護するためにヤマビルの生態に関する研究をおこなった.ヤマビル消化管内に残る血液のDNA分析の開発・調査をおこなった.その結果,秋田県の主な宿主はカモシカであることを特定した.また、センサーカメラを用いた野生動物生息状況の調査から,ツキノワグマ,アナグマ,タヌキ,ホンドテン等がヒル蔓延に関与することが示唆された.ヤマビル生息域は,まだ白神山地まで達していなかったが,年ごとに確実に北上していることが明らかになった.神奈川・千葉県の放牧地に生息するヒルは,ウシを吸血していることが明らかとなったことから,ヤマビルが家畜を襲い大増殖することが懸念される。隣県の岩手県は牧場周辺までヒル生息域が広がっていることが調査から判明した.また,温暖化の影響で宿主となるニホンジカ生息域が北上化していた。それに伴い、ヤマビル生息北限(宮城県北部)も岩手県北部まで北上していた。ヤマビル忌避効果の高い薬剤を明らかにし,安全かつ薬剤効果の高いヤマビル忌避剤を探索した.スクリーニングした結果,サリチル酸2-ヒドロキシエチル,サリチル酸メチル,サリチル酸,アセチルサリチル酸,L-メントールおよびバニリンは,ヤマビルに対する忌避効果を有することが明らかとなった.ヤマビル忌避剤として使用することで,吸血被害を無くし白神山の環境保全と里山復興事業に貢献するものと考えられる.
著者
日本情報システムユーザー協会IT匠フォーラム
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.638, pp.138-141, 2005-10-31

前号までのあらすじ レガシー・システム刷新プロジェクトの立て直しを命じられたJUAS産業システム企画部部長の金山は、信念を曲げて、ERPパッケージの全面導入を決断する。翌年8月までに新システムを動かすための苦渋の決断だった。だが、ベンダーのヤマト事務機器を交えて検討すると、思ったよりもアドオンとして開発しなければならない機能が多いことがわかってきた。