著者
田中 義則 白井 滋久 湯本 節三 松川 勲 萩原 誠司 黒崎 英樹 山崎 敬之 鈴木 千賀 大西 志全 角田 征仁
出版者
北海道立総合研究機構農業研究本部
巻号頁・発行日
no.99, pp.47-60, 2015 (Released:2015-07-06)

「トヨハルカ」は,1993年に北海道立十勝農業試験場(農林水産省大豆育種指定試験地)で,ダイズシストセンチュウ抵抗性,低温抵抗性,低温着色抵抗性の白目中粒系統である「十系793号」を母,ダイズシストセンチュウ抵抗性の白目中粒系統である「十交6225F8」を父に人工交配した雑種後代から選抜・固定し,2005年に北海道の優良品種に認定され,2008年に品種登録された。本品種は,「トヨムスメ」と同様に中生の白目大粒で,ダイズシストセンチュウ抵抗性が強く,同品種より低温抵抗性が強く,同品種で問題となる低温によるへそおよびへそ周辺着色が極めて少なく外観品質に優れる。耐倒伏性に優れ,草型は分枝が少ない主茎型で最下着莢節位が高いことから,コンバイン収穫適性に優れる。加工適性は煮豆に適し,特に味噌に好適である。「トヨハルカ」を「トヨムスメ」の一部に置き換えて普及することで,道産大豆の安定生産と品質向上が期待される。
著者
今村明恒
雑誌
善光寺地震誌
巻号頁・発行日
pp.11-30, 1948
被引用文献数
1

1 0 0 0 OA 御仕置例類集

出版者
巻号頁・発行日
vol.[44] 乙〔第四輯〕 三十 盗物怪敷品取扱候部 盗物と見込掠取候類・盗物并不正之品と乍存質ニ取買受貰受或は取扱礼受候類・盗取候,
著者
武澤 潤 中出 文平 松川 寿也 樋口 秀
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.45.3, pp.661-666, 2010-10-25 (Released:2017-01-01)
参考文献数
8

本研究は、地方都市の現在の公共交通と市街地変遷、都市政策等の関係から現在の市街地構造の特徴と問題点を明らかにし、公共交通が持続可能となる市街地整備に向けた、人口密度設定や土地利用の提言を目的とする。公共交通と市街地の関係について、公共交通の状況とDID、市街化区域、住宅立地動向等を用いて、全国と北信越地域の2つの視点で分析した。また、公共交通の水準別に事例都市を選定し、公共交通を支える密度という視点での市街地の特徴と今後の整備方針を分析した。その結果、指向する公共交通によって市街地変遷や都市政策に差異が生じ、市街地整備に影響を与える要因となっていた。そのため沿線人口密度の高密化を目指す為には魅力向上による誘導だけでなく、用途地域見直し等の規制強化手法も併せて検討する事が必要である。
著者
小出 あつみ 間宮 貴代子 松本 貴志子
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.70, pp.133, 2018

<b>目的</b> 本研究は,伝統的発酵食品である豆味噌を中心とした6種類の味噌について理化学的特徴を検討した。<br><b>方法</b> 試料の味噌はイチビキ (I),野田(N),カクキュ(K),まるや(M)の豆味噌と野田の合わせ味噌(NM)および白味噌(NW)である。味噌の比重・塩分・糖度を測定した。色差計でL*・a*・b*値を,クリープメータ物性試験システムでテクスチャーを測定した。遊離アミノ酸分析は㈱イチビキに依頼した。統計処理は有意水準を5%で示した<i>Tukey</i>法で行った。<br><b>結果</b> 味噌の比重ではMが,塩分ではNWが,糖度ではMの値が有意(<i>p<0.05</i>)に高かった。色調では豆味噌の色調がNMとNWより有意に濃く,豆味噌の L*値に顕著な差はなかったが,a*値とb*値はN> M =I >K の順番で濃かった。テクスチャーの硬さ荷重・付着性・ガム性荷重は同じ傾向を示し,K >M >N >I >NM=NWの順番に高かった。しかし,凝集性はNMとNWで高かった。遊離アミノ酸含有量のうま味,甘味,苦味成分ではN・K・Mが高い値を示した。よって,豆味噌はNMとNWより濃い色調と硬いテクスチャーであり,遊離アミノ酸含有量が顕著に多かった。また,豆味噌のうち重石をした木桶熟成(K・M・N)味噌はタンク熟成(I)より比重,塩分および糖度の値が高く,色が濃く,硬く,遊離アミノ酸量が多かった。この要因として熟成方法の違いによる水分量の寄与が考えられた。

1 0 0 0 OA 火ノ元守方

出版者

原本表紙には「火之元守方嘉永五子年従正月」とある。目録はない。内容は、町奉行(遠山左衛門尉・井戸対馬守)より伊勢守(老中阿部伊勢守正弘)宛伺書(嘉永5年(1852)1月14日)、及び伊勢守の指示にもとづく、町奉行より昼夜廻与力への申し渡し(嘉永5年2月)などである。(南和男)
著者
大貫 優子 鈴木 重明 重成 敦子 鈴木 進悟 鈴木 則宏 西野 一三 椎名 隆
出版者
日本組織適合性学会
雑誌
日本組織適合性学会誌 (ISSN:21869995)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.46-53, 2017 (Released:2017-04-28)
参考文献数
17

最近,炎症性筋疾患(筋炎)に免疫介在性壊死性ミオパチー(IMNM)という新たな概念が提唱された。本疾患は,多発筋炎(PM)と類似した臨床経過を辿るが,他の筋炎とは異なり炎症細胞の浸潤が殆ど認められない特徴を持つ。筆者らによる日本人におけるHLA多型との関連解析から,特定のHLA多型(A*02:07やDRB1*08:03など)とIMNMとの関連が示唆された。将来的には,HLA多型を切り口とした本疾患発症機序の解明や診断法の開発が期待される。
著者
松村一良
雑誌
九州史学
巻号頁・発行日
vol.98, pp.1-23, 1990
被引用文献数
2