著者
小坂 秀一
出版者
北陸先端科学技術大学院大学技術サービス部
雑誌
国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学技術サービス部業務報告集 : 平成23年度
巻号頁・発行日
pp.19-22, 2012-08

本学の情報科学研究科3棟5階にはコラボレーションルーム、同2-3中間棟1,4, 6, 7, 8, 9 階にはそれぞれ輪講室が設置されており、情報科学研究科の学生はもちろん本学の構成員が日々これらの施設を部屋を利用して研究に関するゼミなどを行っている。また大き目の部屋は研究会の会場として外部利用者にも利用される場合もある。今回、情報社会基盤研究センターとしてシステム相談員の学生と協力し、これらの設備の更新や環境の改善業務を行ったのでその内容についていくつか紹介したい。
著者
深田 忠徳 フカダ タダノリ Fukada tadanori
出版者
鹿児島国際大学福祉社会学部
雑誌
福祉社会学部論集 = Quarterly journal of welfare society (ISSN:13466321)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.43-52, 2017-07

本研究の目的は、サッカーの授業を行う現場教員へのインタビュー調査から、体育授業における「戦術学習」の実態及びそれに関する教員の意識について明らかにすることである。研究の方法は、サッカーの専門家としての豊富な経験を有する現場教員を選定して、半構造化インタビューを実施した。質問項目は、高等学校学習指導要領解説にある「ボール操作」及び「ボールを持たない時の動き」におけるそれぞれの「例示」に記された内容を設定した。結果、「安定したボール操作」というサッカーの基礎的技術となる個人スキルが獲得されていないなかで、「ボールを持たない時の動き」といったより専門的かつ戦術的なプレイが求められることに対して、教員側は指導に対して苦慮しており、学習指導要領と現場とは泥離しているとの認識があることが明らかになった。The purpose of this research is to clarify the actual situation of 'tactics learning' in physical education class and the consciousness of teachers from an interview survey to field teacher who do soccer classes.In the method of research, this study conducted semi structured interviews, choosing teacher who have extensive experience as soccer experts. For the question items, this study set contents described in each "example" of "ball control"and "movement when not holding the ball" in the explanation on the curriculum guidelines in high school.As a result, it was cleared that teachers are struggling with guidance and that there is recognition that the curriculum guidelines and the school side are divergent. Because even if students have not acquired the personal skills that become the basic techniques of soccer called "skillful ball control", teachers must respond to the demand for more professional and tactical play such as "movement when not holding the ball"
出版者
日経BP社
雑誌
日経ネットビジネス (ISSN:13450328)
巻号頁・発行日
no.75, pp.62-65, 2001-05-25

CS(通信衛星)デジタル放送の最大手、スカイパーフェクト・コミュニケーションズ(スカイパーフェクTV!)が、NTT東日本と共同で光ファイバー網を使った番組のネット配信に本格的に乗り出す。まずは7月をメドに、290チャンネル以上の番組のうち、著作権に問題のない番組からパソコン向けに配信を始める。
著者
齊藤 由貴 白鳥 敏正
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
年次大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.301-302, 2010

An experiment has been conducted to investigate static pressure fluctuation behind shock wave in self-excited shock wave oscillation phenomenon on 2D symmetrical circular-arc airfoil in internal transonic flow. Static pressure fluctuation was measured by high-response static pressure probe, and flow was visualized by Schlieren method. Experimental results show that static pressure fluctuation become smaller, as shock wave movement become smaller. In addition, concerning the phase delay of static pressure fluctuation behind shock wave, the overall trend is that the phase delay becomes larger, as the measured point leave for shock wave. When the shock wave form is saw tooth wave, phase delay trended to different from when the shock wave form is sine wave.
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.722, pp.100-102, 2009-02-01

「Web 2.0企業」に人気のデータセンター事業者、さくらインターネットで昨年暮に障害が発生し、同センターを使っていたSNS大手「GREE」や、ブログサービス「So-net blog」が半日以上停止するという事態に陥った。サーバーに電力を供給する変圧器が焼け、電力供給が途絶えたためだ。
著者
北越 香織 島 康久 堀江 緑 齋藤 由貴 見取 祐子
出版者
名古屋文理大学
雑誌
名古屋文理大学紀要 (ISSN:13461982)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.143-146, 2012-03-31

The purpose of the present study was to evaluate the effects of Grifola gargal (mushroom)extracts on insulin resistance induced by high-fructose diet. 12 Male rats of Wistar strain aged 7 weekswere divided into 3 groups. That is 1) high-fructose diet group (Fructose 60% content; FRU), 2) highfructose + Grifola gargal group (FG) and 3) normal diet group (Control). The rats in 3 groups werebreeded for 4 weeks.Then, afterfasting for 16 hours, a sequential euglycemic clamp experiment with twodifferent insulin infusion rates of 6.0 (L-clamp) and 30.0 mU/kgBW/min (H-clamp) was performed. Theserum glucose concentration in each rat was maintained at the level of basal blood glucose concentrationsin the experiment. The glucose infusion rate (GIR) was assumed to be an index of the action of insulinfor 60-90 and 150-180 minutes. As a result, the FRU group and FG group markedly reduced GIRs inL-clamp experiment compared with Control group. However, a significant difference was not able to beconfirmed between FG and FRU groups. Consequently, the effects of Grifola gargal extracts were notshown. While, in H-clamp, GIR in FG group were increased by Grifola gargal extracts compared withFRU group, and reached the almost same levels as in Control group. Therefore, it was suggested t
著者
栗田 昌裕
出版者
国際生命情報科学会
雑誌
Journal of International Society of Life Information Science (ISSN:13419226)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.242-247, 2002-03-01

われわれは裸眼立体視を伴う訓練を通じて速読法を指導している過程で、視力が即時的に改善する現象を見出した。その現象の定量的評価を行うこととした。対象は、19歳から40歳までの集団(平均28.5歳)。「マジック・アイ」(ワニブックス刊)をテキストとして用い、各真の図で裸眼立体視を成立させた状況で、画像を(1)前後、(2)左右、(3)上下、(4)円周状に動かす訓練を約60分行った。その前後で視力を測定したところ、両裸眼視力は、平均0.32増加(全員の平均) 。両矯正視力は,平均0.40増加した(14名の平均) 。運動を伴う画像を用いた裸眼立体視の訓練は視力に即時的な効果を及ぼす。
著者
藤田 有紀子 佐道 紳一 増山 純二 黒坂 升一 兼松 隆之
出版者
一般社団法人 日本臨床救急医学会
雑誌
日本臨床救急医学会雑誌 (ISSN:13450581)
巻号頁・発行日
vol.20, no.4, pp.581-587, 2017-08-31 (Released:2017-08-31)
参考文献数
6

背景・目的:NOACは利便性の高さで当院でも年々処方数が増加している。しかし,適正使用のうえで,各薬剤の特徴を正確に知っておくことが肝要である。そこで,今回,当院医師および近隣の調剤薬局薬剤師におけるNOAC適正使用の基本的事項の理解度を検討し,課題を明らかにしたので,報告する。対象・方法:当院でNOACを処方している医師10名・初期研修医7名・近隣の調剤薬局薬剤師15名にNOAC適正使用に関するアンケート調査を行い,CS分析を用いて評価した。結果および考察:CS分析の結果から,医師は,初期研修医や薬剤師に比べると用法用量の確認を行い,NOACを使用していた。初期研修医は,術前休薬期間の確認や他の抗血栓薬からの切り替え方の確認が重点改善分野にプロットされた。NOACをより適正に使用するためには初期研修医・薬剤師が医師に依存せず,薬剤師が専門性を生かし,医師と協働して抗凝固薬治療に参画することが課題である。
著者
越智 靖文 伊東 正
出版者
一般社団法人 園芸学会
雑誌
園芸学研究 (ISSN:13472658)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.43-48, 2012 (Released:2012-02-28)
参考文献数
13
被引用文献数
1

果実内発芽し難い1系統と果実内発芽し易い2系統を供試材料とし,果実内発芽と内生アブシジン酸含量の関係を明らかにするために,カリウム濃度の異なる3種の培養液(2.4, 4.2および6.0 me・L−1)で栽培した.その結果,果実内発芽し易い系統では,カリウム濃度の低下により1果当たりの種子数が明らかに減少した.しかし,果実内発芽し難い系統では,カリウム濃度は種子収量に影響を与えなかった.葉柄ならびに胎座部周辺の果汁中のカリウムイオン濃度は,果実内発芽し易い系統より果実内発芽し難い系統で高かった.果実内発芽はカリウム施肥量の減少に伴い,果実内発芽し易い系統で増加したが,果実内発芽し難い系統では,いずれのカリウム濃度でも果実内発芽は認められなかった.胎座部周辺の果汁中のABA含量は,カリウム施肥量の減少に伴い減少した.ABA濃度が異なる水溶液を用い,種子の発芽試験を行ったところ,果実内発芽し難い系統ではABA濃度の増加に伴い種子の発芽が著しく抑制された.以上の結果から,カリウム施肥量の減少により胎座部周辺の果汁中のABA含量が減少し,その結果として果実内発芽が増加すること,また,果実内発芽し難い系統は,低いABA濃度閾値で種子の発芽抑制があらわれるものと推察された.
著者
山本 喜久
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.60, no.12, pp.928-934, 2005-12-05 (Released:2008-04-14)
参考文献数
31

本稿では, 物理学と工学の境界領域で量子力学が本質的な役割を演じ, そして成功を収めたいくつかの事例を取り上げる.具体的には, 核磁気共鳴, レーザー, 量子情報, の3つの分野を概観する.この3つの分野に着目したのには2つの理由がある.その第一は, 過去60年にわたって, 時系列的に発展してきたこれら3つの分野の基本概念・原理には驚くほど共通するものが多いことである.第二の理由は, これらの分野で基礎研究から応用へ至る道筋で, 新しい時代を切り開いてきた研究者間のバトンタッチのあり様にも, やはり共通したものがあり興味深いからである.