1 0 0 0 寂聴伝

著者
齋藤愼爾著
出版者
白水社
巻号頁・発行日
2008
著者
荒川洋治 [著]
出版者
みすず書房
巻号頁・発行日
2016
著者
増富平蔵 訳
出版者
玄黄社
巻号頁・発行日
1913
著者
輪嶋 正隆
出版者
日本雑草防除研究会
雑誌
雑草研究 (ISSN:0372798X)
巻号頁・発行日
vol.54, no.4, pp.252-255, 2009

2001年7月31日の完成後翌日から埼玉スタジアム2002で天然芝ピッチの管理を開始し8年が経過した。我々が管理しているスタジアム内の特殊な環境と日照条件の良い外のグラウンドとの比較の中でのサッカープレーに供する芝管理への取り組みと、雑草管理についてほんの一部であるが記してみた。
著者
一ノ瀬 俊也
出版者
国立歴史民俗博物館
雑誌
国立歴史民俗博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Japanese History (ISSN:02867400)
巻号頁・発行日
vol.102, pp.593-610, 2003-03-31

各市町村における従軍者記念誌は、日露戦争終結直後、戦死者が忘却されていくことを嘆いて作られた。だが第一次大戦後、主に在郷軍人会市町村分会によって作られた記念誌は、そのような後ろ向きの意図ではなく、ある積極的な政治的意図、すなわち過去の栄光の記録・記憶化を通じて軍人という自己の存在意義を再確認し、反軍平和思想の盛んだった社会に訴えていくために作られていった。そのような記念誌の中で日清・日露の追憶を語った老兵たちは、戦死者の壮絶な死を語って戦争の「記憶」に具体性を与えて、人々の共感を呼び起こす役回りを演じた。そうした語りのあり方は「郷土の英雄」を求める人々の心情にもかなうものだった。老兵たちが自己の従軍体験を語る際、確かに悲惨な体験も語ったものの、基本的には名誉心充足の機会として戦争を描いていた。そのような従軍者たちの「語り」を彼らの〝郷土〟が一書に編む時、彼らが国家の大きな歴史に占めた位置、役割の説明が熱心に行われた。それは戦死者の死の〝意味〟を明らかにし、ひいては戦争自体の持つ価値を地域ぐるみで再確認、受容することに他ならなかった。以上の過程を通じて、満州事変勃発以前から満州は「血をもって購った」土地であり、したがってその権益は擁護されるべきという論理や「社会主義共産主義」の脅威が市町村という末端レベルで繰り返し確認されていった。満州事変に際して軍、在郷軍人会などが国民の支持を調達する際、日露戦争の「記憶」を強調したことは周知のことだが、本稿が掲げた諸事例は、そのような「記憶」が当時の社会において具体的にいつから、どのようにして共有化されていったのかを示すものである。
著者
本木 雄斗 荒井 幸代
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

マルチエージェント系のうち,各々のタスク達成の過程で行動の競合が生じる問題を対象とする.譲歩含む協調行動を強化学習によって獲得させるには,他者の行動や状態の共有が必要となるが状態空間が膨大となる.そこで本論文では,協調行動を報酬関数の設計によって獲得させることを考える.具体的には,Abbeelの逆強化学習をマルチエージェント系に導入する際に生じる問題を指摘し,これらの問題を回避する方法を提案する.
著者
リドワン ルッシー ノファリダ
出版者
JSL漢字学習研究会
雑誌
JSL漢字学習研究会誌 (ISSN:18837964)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.1-7, 2011

インドネシア人大学生を対象に、初級日本語学習者の漢字学習に対する意識を調べ、今後のインドネシアにおける漢字教育にとって効率のよい指導方法を考えるためにアンケート調査を試みた。調査内容は、(1)漢字に興味があるかないか、(2)その理由として考えられる漢字学習意識、(3)漢字の学習方法/学習ストラテジー、(4)漢字学習における問題点であり、主に5段階方式で回答を求めた。その結果、インドネシア人大学生の90%が漢字に興味を持っており、その理由として積極的なプラス回答が多いことがわかった。また、よく使われている学習方法として「繰り返し書く」「漢字に読み仮名を振る」「教科書にある漢字の単語をすべて覚える」「辞書を引く」などが挙げられた。学習における問題点としては、「数が多い」「似ている字が多い」、「形が複雑だ」など予想された問題ばかりではなく、「読み方が多くて複雑だ」「似ている発音が多い」などの問題もあることが明らかになった。
著者
ぴろり、
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.428, pp.90-91, 2007-07-27

波方国家石油ガス備蓄基地(以下,波方基地)の話を初めて聞いたのはいまから1年くらい前のことだ。日ごろから見学会でお世話になっている大成建設広報部宣伝グループの高橋薫さんから,「愛媛の波方にすごい場所があるのよ!」と聞いた。 見学会の後の懇親会でビールを飲みながら聞いていたこともあり,そのときは波方基地がどういう場所なのかイメージできなかった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ネットビジネス (ISSN:13450328)
巻号頁・発行日
no.101, pp.92-96, 2002-07-25

「表札屋ドットコム」は、金物メーカーに勤めていた神崎明さん・中村薫さん夫妻が立ち上げた電子商店。オリジナル表札で顧客を魅了する一方、「取り付け写真特典」など遊び心にあふれた割引特典を考案。設立1年で月商300万円を達成した。 大阪市住吉区。
著者
木原 太史
出版者
JAPANESE PHYSICAL THERAPY ASSOCIATION
雑誌
日本理学療法学術大会
巻号頁・発行日
vol.2012, pp.48100051-48100051, 2013

【はじめに、目的】橈骨遠位端骨折などの患者の運動療法を行う際、手関節の背屈・掌屈の関節可動域(以下、ROM)の角度が改善しても、日常生活動作の中で、なかなかうまく動作が改善しない事を経験する。日本リハビリテーション医学会が制定するROM検査法では、手関節の掌屈・背屈は、前腕中間位にて測定するように定められている。だが、日常生活動作の中で、前腕中間位で動作する事は少ないように感じる。今回、前腕の肢位の違いにて手関節背屈のROM角度(以下、手背屈ROM角)に差があるのかを比較検討し、その因子について検証するため、前腕の屈筋群に着目し、筋腹を直接圧迫するダイレクトストレッチ法(以下、ストレッチ)を実施することで、手背屈ROM角がどう変化するのかを測定し、検証を行った。若干の知見を得たのでここに報告する。【方法】対象は手関節に問題のない健常成人29名(男性17名、女性12名、平均年齢31.3±7.9歳)とした。まず、29名の左右の手関節背屈ROM角を、前腕の中間位、回内位、回外位で測定した。また、その背屈運動時に、同時に起こっている手関節の橈側・尺側への偏位角度(以下、偏位角)も測定した。その後、背屈時の拮抗筋となる前腕の屈筋群に対して、患者の痛みを伴わない程度の弱いストレッチを行い、手背屈ROM角の変化を測定した。ストレッチの強さは、防御性筋収縮反応が出ない程度の強さで、伸張時間は、各筋腹に対して20秒×3か所の合計1分間行った。29名の対象者のうち、ストレッチを(1)橈側手根屈筋に対して行った10名(以下、FCR群)、(2)尺側手根屈筋に対しての10名(以下、FCU群)、(3)長母指屈筋に対しての9名(以下、FPLM群)、(4)深指屈筋に対しての9名(以下、FDP群)に実施した。その後、ストレッチ前後の手背屈ROM角について統計処理を行った。統計処理は、対応のあるt検定を用い、危険率5%未満を有意差有りとした。【倫理的配慮、説明と同意】対象者には今回の研究に対して十分な説明を行い、同意を得た。【結果】(1)前腕の肢位による手背屈ROM角は、平均で回外位58.09±7.57°、回内位64.83±8.15°、中間位77.7±6.43°であり、手背屈ROM角は、回外位<回内位<中間位となり、中間位が最も大きかった。それぞれp<0.0001と有意差があった。(2)また、その時の偏位角は、平均で、回外位20.65±8.28°(橈側偏位)、中間位6.54±6.36°(橈側偏位)、回内位16.39±6.97°(尺側偏位)であった。偏位角においても、それぞれの肢位で、p<0.0001と有意差があった。ストレッチ実施前後での変化として、有意差が出たものとしては、(3)前腕中間位で、手背屈ROM角は、FDP群が、78,29±9.52°→84.14±6.04°、偏位角は、FPLM 群が、6.29±6.18°→2.71±2.56°(橈側偏位)へと角度の変化が見られた。同じように、(4)前腕回内位で、手背屈ROM角は、FCR群が63.4±2.76°→70.8±3.85°、FPLM群が64.86±8.03°→68.57±6.9°、偏位角は、FPLM 群が、14±2.31°→9.71±6.21°(橈側偏位)、(5)前腕回外位で、手背屈ROM角は、FCR群が55.2±4.02°→63.1±8.64°へと変化が見られた。前腕回外位での偏位角は、どの筋群においても、特に有意差は見られなかった。【考察】手背屈ROM角を前腕中間位、回内位、回外位で測定した結果、前腕の肢位により、有意差が見られ、前腕中間位での背屈角度が最も大きかった。これは、前腕の肢位による橈骨と尺骨の骨関係により筋の走行も変化するため、筋の伸張による制限も因子の1つと考えられる。それを検証するために、前腕の3つの肢位にて、各手関節屈筋群に対し、ストレッチを行い、手背屈ROM角と偏位角の変化を見た。前腕回内位では、手背屈ROM角はFCR群とFPLM群に、偏位角はFPLM群に変化が見らえた。これは、橈側の浅層と深層の筋の伸張感が回内位での手背屈ROM角の制限因子の1つになっていることが考えられる。また、前腕回外位でも、手背屈ROM角はFCR群に有意差が見られたことで、回外位においても、橈側の筋であるFCRが因子の1つとなっていることがわかる。【理学療法学研究としての意義】以上のことより、手背屈動作にて、浅層の橈側手根屈筋とともに、深層の筋である長母指屈筋が、筋によるROMの制限因子を考える上で重要であり、前腕のどの肢位においても、これらの筋へのアプローチを考えていく必要があるといえる。
著者
木原 太史
出版者
公益社団法人 日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学Supplement Vol.41 Suppl. No.2 (第49回日本理学療法学術大会 抄録集)
巻号頁・発行日
pp.1537, 2014 (Released:2014-05-09)

【はじめに,目的】橈骨遠位端骨折などの患者の運動療法を行う際,手関節の背屈の関節可動域(以下,ROM)の角度が改善しても,日常生活動作の中で,なかなか動作が改善しない事を経験する。日本リハビリテーション医学会が制定するROM検査法では,手関節の背屈は,前腕中間位にて測定するように定められている。だが,日常生活動作の中で,前腕中間位で動作する事は少ないように感じる。今回,前腕の肢位の違いにて手関節背屈のROM角度(以下,手背屈ROM角)に有意差があるのかを比較検討し,その因子について検証するため,前腕の屈筋群と母指の外転筋群に着目し,筋腹を直接圧迫するダイレクトストレッチ法(以下,ストレッチ)を実施することで,手背屈ROM角がどう変化するのかを測定し,検証を行った。前腕の肢位による手背屈ROM角の有意差だけではなく,母指の外転筋群の手背屈ROM角の影響など,若干の知見を得たのでここに報告する。【方法】対象は手関節に問題のない健常成人42名(男性22名,女性20名,平均年齢30.5±9.2歳)とした。まず,42名の左右の手関節背屈ROM角を,前腕の中間位,回内位,回外位で測定した。また,その背屈運動時に,同時に起こっている手関節の橈側・尺側への偏位角度(以下,偏位角)も測定した。その結果,42名左右の手関節ROM角に有意差がなかったことから,左右手の84肢に対し,7つのグループにわけ,背屈時の拮抗筋となる前腕の屈筋群と母指外転筋群に対して,患者の痛みを伴わない程度の弱いストレッチを行い,手背屈ROM角の変化を測定した。ストレッチの強さは,防御性筋収縮反応が出ない程度の強さで,伸張時間は,各筋腹に対して20秒×3か所の合計1分間行った。ストレッチは,(1)橈側手根屈筋に対して行った群(以下,FCR群),(2)尺側手根屈筋に対しての群(以下,FCU群),(3)長母指屈筋に対しての群(以下,FPLM群),(4)深指屈筋に対しての群(以下,FDP群)(5)長母指外転筋に対しての群(以下,APL群)(6)短母指伸筋に対しての群(以下,EPB群),に実施した。比較対象として,(7)ストレッチ非実施群を設けた。その後,ストレッチ前後の手背屈ROM角について統計処理を行った。統計処理は,対応のあるt検定を用い,危険率5%未満を有意差ありとした。【倫理的配慮,説明と同意】対象者には今回の研究に対して十分な説明を行い,同意を得た。【結果】(1)前腕の肢位による手背屈ROM角は,平均で中間位75.79±6.85°>回内位63.79±6.68°>回外位56.21+6.78°であった。それぞれp<0.0001と有意差があった。(2)また,その時の偏位角は,平均で,回外位19.93±5.4°(橈側偏位)>回内位17.33±4.72°(尺側偏位)>中間位4.6±65.98°(尺側偏位)であった。偏位角においても,それぞれの肢位で,p<0.0001と有意差があった(3)ストレッチ実施前後での変化として,それぞれの肢位にて,有意差が出ており,ストレッチによる角度の変化が出ていた。(4)母指外転筋群である長母指屈筋と長母指外転筋において,前腕中間位と回内位において,p<0.0001と有意差があった。回外位においては,有意差はなかった。(5)特に長母指外転筋においては,ストレッチ後の手背屈ROM角の変化値と偏位角の変化値においてR=0.83と相関が見られた。【考察】今回,前腕の肢位により,手背屈ROM角の有意差が見られた。また,背屈する際,橈側へ,尺側へと偏位する事が分り,偏位の仕方も前腕の肢位によって違いがあることが分った。これは,前腕回内外時に,橈骨が尺骨の周りを回ることで,骨のアライメントが変化し,また,それにより橈骨と尺骨に付着する前腕の筋に対して,筋の張力や長さに影響を与えると思われる。特に前腕回内時に,手背屈の動作筋であり,手背屈の拮抗筋とは思われていない母指外転筋において,手背屈の制限因子となりえるという事がわかった。これは,長母指外転筋が,起始部である尺骨の骨間縁と橈骨の後面から,筋が始まり,その後,前腕の背側面を走行し,橈骨茎状突起の遠位橈側面を通り,停止である第1中手骨底の外側面に着くためであると考えられる。つまり,前腕回内位により,橈骨が尺骨の周りを回り,内側へ動き,そのため,長母指外転筋の筋腹や遠位腱が伸張され,手背屈時に制限因子となりえる事を示している。【理学療法学研究としての意義】今回,前腕肢位の違いによる,手背屈ROM角の有意差が分った。日常生活においては,中間位だけではなく,回内位,回外位と使用することも多い。前腕回内位において,手背屈ROM角をリハビリする際,前腕の屈筋だけではなく,母指の外転筋に対してもアプローチする事で,手背屈ROM角の改善を得られ,患者の日常生活の改善につながると考えられる。
著者
斎藤 剛史 大森 茂樹 河原 常郎 倉林 準 八並 光信
出版者
バイオフィリア リハビリテーション学会
雑誌
バイオフィリア リハビリテーション学会研究大会予稿集 (ISSN:18848699)
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.44-44, 2010

【目的】本研究は手関節と前腕における前腕回内外、手関節掌背屈の姿勢変化について、明らかにする事を目的とした.【対象】対象は前腕及び手関節に既往がない健常成人とした.【方法】前腕と手の姿勢変化について、3次元動作解析装置を用いて、6自由度で計測を行った.運動課題は肘関節90度屈曲位で、前腕回内外運動、前腕回内外中間位、最大回内位、最大回外位の各3肢位で手関節掌屈、背屈運動を施行した.【結果】前腕の回内位では、手関節背屈に比し、掌屈の方が明らかに大きいと言えた.また、手関節の掌屈角度は、前腕回内位に比して、回外位でより大きくなった.【考察】上肢全体の柔軟性を考える際には前腕の肢位を考慮した上で、日常生活動作や上肢機能の評価を行う必要があることが示唆された.
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンピュ-タ (ISSN:02854619)
巻号頁・発行日
no.730, pp.60-62, 2009-05-13

「地震や豪雨といった震災の情報を知らせる重要なシステムを17時間も止めて申し訳ない」。気象業務支援センターの加藤芳夫配信事業部長は、反省の弁を述べる。 気象庁が提供する天気予報や警報・注意報などのデータを報道機関や気象情報事業者など62社・機関に配信する「電文形式データ配信システム」が3月9日、止まった。
著者
納所弁次郎 編
出版者
京文社
巻号頁・発行日
1929
著者
滝本 佳予 小野 まゆ
出版者
日本緩和医療学会
雑誌
Palliative Care Research (ISSN:18805302)
巻号頁・発行日
vol.12, no.3, pp.547-551, 2017 (Released:2017-08-18)
参考文献数
7
被引用文献数
2

悪性腸腰筋症候群(malignant psoas syndrome: MPS)は,悪性腫瘍が腸腰筋に浸潤して生じる,侵害受容性痛と腰神経叢領域の神経障害性痛を特徴とする病態である.痛みは強く,症状緩和に難渋することも多い.53歳の女性,子宮癌肉腫で広汎子宮全摘術施行後,骨盤内リンパ節病変が増大し左MPSを生じた.この病変に対し放射線治療(radiation therapy: RT)が予定されたが,強い痛みで股関節伸展保持不能であり,RTを開始できなかった.硬膜外ブロックをRT30分前に毎回実施することで股関節伸展可能となり,RTを予定回数終了し得た.MPSの治療は多角的アプローチが推奨されており,今回は内服治療と併せて早期に硬膜外ブロックを実施することで目標鎮痛を達成し,放射線治療を実施した.MPSの痛みにより股関節伸展が困難であるがために,RTを開始できなかった患者に対する鎮痛手段として,RT前に毎回,単回の硬膜外ブロックを実施することで予定通りRTを完遂できた.