著者
秋元 美世
出版者
法研
雑誌
週刊社会保障 (ISSN:13435736)
巻号頁・発行日
vol.70, no.2878, pp.50-55, 2016-06-13
著者
宮尾しげを 著
出版者
講談社
巻号頁・発行日
1925
著者
デ・プラダ=ヴィセンテ マリア=ヘスス
出版者
九州大学
雑誌
Comparatio (ISSN:13474286)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.1-8, 2003

To explain the very bottom of Japanese reception of Chinese literature, we have first to consider the fundamental difference of language between Chinese and Japanese, The difference lies mostly in the fact that the former is a conceptual language in which each word corresponds to a concept, while the latter, an emotional code system, in which each sign is to evoke a collective emotion. If the poems of Po Chu-i (772-846, Haku Rakuten in Japanese) has been enjoying a great popularity among the Japanese, it is because his poems contain more signs than other Chinese famous poets, that could evoke Japanese collective emotions, we can see this in Wakan Ro-ei-shu, an poetical anthology of High Heian period, in which many of his works were selected but cut in pieces. The compilator must have judged that by cutting them into pieces, they could evoke Japanese emotions more easily. To the same purpose, the compilator dared even to change the words of some poems of Po Chu-i's. Using such devices, the ancient Japanese seems to have reassured their imaginary world without rejecting Chinese fragrances.
著者
福田 直人
出版者
社会政策学会
雑誌
社会政策 (ISSN:18831850)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.123-134, 2012-06-10

本稿では失業者に対する生活保障制度に関して,所得保障の観点から日独比較を行う。ドイツを対象とするのは,失業保障制度の構造において日本との共通点が多いためである。失業保障の国際比較研究は既に多く存在するが,その大部分が失業手当の給付金額と期間の比較に限定されていた。だが,失業時所得保障において重要な点は,失業保険の給付金額や期間だけではなく,就業時に支払ってきた税金や,社会保険料の免除,減免措置の有無である。本稿ではOECDの離職前賃金代替率の問題点を検討し,失業保険適用内,適用外それぞれの失業者に対する所得保障を分析した。その結果,日本の場合,失業保険が適用されたとしても40歳の失業者は税,社会保険料の負担によって受給額がマイナス,つまり貯蓄の取り崩しを迫られる可能性があることを示した。国際的には低水準と評価されるドイツの失業保障と比較しても,日本は更に低い水準であることが明らかになった。
著者
槇 誠司 堀田 龍也
出版者
日本教育情報学会
雑誌
教育情報研究 (ISSN:09126732)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.27-36, 2016 (Released:2017-02-04)
参考文献数
12

本研究では,「児童は単純な表やグラフ等の情報を読み取ることができるが,代表値等についての理解が十分ではない傾向にある」と「児童は単純な表やグラフ等の情報を批判的に読み取ることができない傾向にある」という児童の統計的リテラシーに関する2点の課題について,算数科の教科書に見られる問題を解くのに必要な統計的リテラシー項目をWatsonらによる基準に則り分類することによって,その要因を見出すことを試みた.その結果,前者は,グラフや表などの統計図表を用いたり読み取ったりする項目の割合が高い一方で,代表値等を理解する項目の割合が低いことに起因し,後者は,批判的思考力に関する項目の割合が低いことに起因することが明らかになった.このことから算数科の教科書に見られる問題を解くのに必要な統計的リテラシー項目の割合の変動は,児童が学習する統計的リテラシー項目の内容の定着度に影響を与えていることが示された.
著者
瀬戸 邦弘
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.67, pp.330_3-330_3, 2016

<p> 本研究ではいわゆるジャパノロジー(日本研究)のひとつとして大学應援團に注目している。應援團活動では独自の「応援団文化」を継承・護るために、時に「時代錯誤」ととも揶揄される行動様式や人間関係を頑なに堅持する傾向にある。そのため、時代の流れにあわず多くの応援団が休部(もしくは廃部)の憂き目にあって来ている。その一方で、そこには現在すでに失われている「学生体育会黎明期の文化」が残存しているとも捉えられ、近年では逆に海外から「日本的」な要素(クールジャパンコンテンツ)として評価・注目されることにもなってきている。本研究では海外という新たな視座から「応援団の現在」を検証することになる。</p>

1 0 0 0 法の支配

出版者
日本法律家協会
巻号頁・発行日
vol.(6), no.1, 1959-06
著者
足立 泰彦 山下 幸二 沖林 洋平 巖淵 守 上田 邦夫
出版者
一般社団法人 CIEC
雑誌
コンピュータ&エデュケーション (ISSN:21862168)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.64-69, 2008-06-01 (Released:2014-11-01)

本研究は,プログラミング用フリーソフト「Squeak Toys」によるプログラミング学習における思考過程の構造を分析することを目的としたものである。プログラミング時の思考要因を特定するため,プロトコル分析に基づき21項目の調査票を作成し,プログラミング後の高校生に調査票を回答させ因子分析を行った。その結果,プログラミング時の思考内容要因として,「評価点検」「目的遂行」「課題分解」「空間意識」の4つの因子を抽出し,思考のプロセスは次の3つの関係がみられた。(1)「目的遂行」と「課題分解」はお互いに影響しあっている。(2)「目的遂行」と「評価点検」はお互いに影響しあっている。(3)「空間意識」は「目的遂行」と「評価点検」に補完的に作用している。さらに,性格との関連性を調査したところ,「知性」「勤勉性」「外向性」の3特性は思考要因との相関がみられ,そのうち「知性」因子は「課題分解」要因に,「勤勉性」因子は「空間意識」要因に影響を及ぼすことがわかった。