著者
鈴木 信孝 上馬塲 和夫 宋 函 滝本 裕子 鈴木 里芳 川端 豊慈樹 大野木 宏 仲井 培雄
出版者
日本補完代替医療学会
雑誌
日本補完代替医療学会誌 (ISSN:13487922)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.149-155, 2012 (Released:2012-10-24)
参考文献数
12
被引用文献数
1 1

ガゴメ昆布フコイダンの高年齢者に対する安全性と免疫機能に対する効果をオープン試験により評価した.高年齢者(69.4 ± 6.9 歳)18 名(男性 7 名,女性 11 名)にガゴメ昆布フコイダン(1 日摂取量 50 mg)と乳酸菌を配合した食品を 8 週間摂取してもらい,摂取前と摂取 4 週間後および摂取 8 週間後に血液検査,尿検査,QOL 調査,免疫機能検査を行った.その結果,いずれの検査においても臨床上問題となる変動は見られなかった.また,試験食品に起因し臨床上問題となる有害事象も認められなかった.免疫機能検査においては,血中の IgE の有意な低下が認められた.以上の結果から,ガゴメ昆布フコイダンは高年齢者に対し安全性の高い機能性食品素材であることが示された.
著者
岡崎 正繼
出版者
國學院大學国語研究会
雑誌
国語研究 (ISSN:04506677)
巻号頁・発行日
no.64, pp.59-63, 2001-03
出版者
[ ]
巻号頁・発行日
1920
著者
佐藤 佑 石河 利寛 青木 純一郎 清水 達雄 前嶋 孝
出版者
一般社団法人日本体力医学会
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.26, no.4, pp.165-176, 1977-12-01 (Released:2010-09-30)
参考文献数
35
被引用文献数
2

思春期前期, 思春期, 青年期, 壮年期の男女126名に, 体重あたり負荷が等しい3種類のbicycle ergometer運動を行なわせ, その時の心拍数, 血圧, 呼吸数の変化から運動に対する循環機能の年齢別, 性別反応の特徴を検討し次の結果を得た。1) 心拍数は中等度以上の運動では指数関数的に増加した。また運動強度と心拍数は直線関係にあった。年齢的特徴として, 男子の運動時心拍数は加齢とともに減少する安静時心拍数に比例して, 若年で高く青年・壮年で低くなったが, 強い運動時における壮年の心拍数は一段と高くなった。女子の安静時心拍数は, 男子と同様に年齢とともに減少したが, 同一運動による心拍数は, 男子に比較して大きく増加した。2) 心拍数の立ち上がりは若年で早く, 壮年で遅延する傾向にあった。これは運動終末心拍数を140拍/分に統一した時のtime courseである推定心拍数曲線からも明瞭に認められた。3) 収縮期血圧や脈圧は, いずれの年齢層においても運動強度とともに増加した。とくに壮年男子の運動時の血圧反応は, 若年に比較して大きかった。すなわち安静時の収縮期血圧, 脈圧は加齢とともに増加したが, 運動による反応も若年は小さく, 年齢とともに大きくなり, 壮年は最も大きかった。脈圧の増大は弛緩期血圧の低下より収縮期血圧の増加にもとつくものであった。女子も同様にいずれの年齢層でも運動強度とともに収縮期血圧, 脈圧は増加したが, とくに男子と異なり壮年の増加は小さく, また最強度の運動時血圧はあまり増加しなかった。4) 呼吸数は運動により急激に増加し, 運動後も速やかに安静値に戻った。またいずれの年層においても運動強度の増加とともに呼吸数は増加した。安静時呼吸数は, 男女ともに若年から壮年にかけて加齢とともに減少しているが, 運動による呼吸数の増加も若年で多く, 壮年で少なかった。運動時呼吸数の性差について, 女子は軽運動で男子の中等度運動に相当する増加を示し, 最強度の運動時呼吸数は一段と増加した。5) 心拍数, 血圧, 呼吸数の3指標間で, とくに若年において心拍数と血圧の間に高い相関が認められ, 運動時の循環機能における心拍数の重要性が強く認識された。
著者
源信 著
出版者
風月堂等
巻号頁・発行日
vol.巻之中, 1883
著者
源信 著
出版者
風月堂等
巻号頁・発行日
vol.巻之下, 1883

1 0 0 0 OA 双六拾種

著者
月曜会 編
出版者
ちどりや
巻号頁・発行日
1925
著者
宮原 諄二 加藤 久豊
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.53, no.10, pp.884-890, 1984-10-10 (Released:2009-02-09)
参考文献数
21
被引用文献数
8

従来のレントゲン写真は(蛍光スクリーン/フィルム)システムでX線像を可視化したものである.このシステムに代る新しいデジタルラジオグラフィーシステムの開発が各国で進んでいる,輝尽性蛍光材料をX線像の検出とメモリーの二つの機能に用い,デジタル画像処理システムと組合せたコシピューテッドラジオグラフィーシステムもその一つであり,多くの臨床上の有用な効果が明らかになってきている.このシステムは,古くから知られている固体結晶中のカラーセンターとルミネッセンスを,最新のエレクトロニクスとコンピューター技術に結びつけ,古きものの中に新らしい血を注いだ「温故知新」の技術開発の一つの例としてあげられよう.
著者
徳永 聡子
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶応義塾大学日吉紀要 英語英米文学 (ISSN:09117180)
巻号頁・発行日
no.54, pp.59-80, 2009

はじめに展示ケース1:16・17世紀の大陸本1-1. ジャン・ド・コラ『忘れ難き判決』(リヨン、1561年)[KV0@326.9@Co1@1]1-2. ゴンザレス・デ・メンドーサ『シナ大王国誌』(ローマ、1585年)[KV0@292.2@Go1@1]1-3. フランソワ・ガラス『キリスト教主要真理の神学大全』(パリ、1626年)[KFO@191@Ga1@1]1-4. ピンダロス『祝捷歌集』(ライデン、1590年);ヨハン・ヴァレニウス『ギリシア語文法』(バーゼル、1561年)[KV0@991@Pi1@1]1-5. ルイ・マンブール『カルヴァン派史』(パリ、1682年)[KV@0198.3@Ma1@1]展示ケース2:アーサー王からミルトンまで2-1. リチャード・ブラックモア『アーサー王: 英雄詩』(ロンドン、[1695年])[KV0@931@Ar1@1]2-2. ウィリアム・カムデン『エリザベス女王の年代記』(ロンドン、1625年)[KV@0233.05@Ca1.1]2-3. 『チョーサー全集』トマス・スペイト編 (ロンドン、1687年)[KV0@931@Ch1@1]2-4. ジョン・ミルトン『失楽園』第4版 (ロンドン、1688年)[KV0@931@Mi1@1]展示ケース3:シェイクスピアとその周辺3-1. ウィリアム・シェイクスピア『ジュリアス・シーザー』(ロンドン、[1695?]年)[KV0@932@Sh1@2]3-2. ウィリアム・シェイクスピア『オセロー』(ロンドン、1687年)[KV0@932.Sh1@1]3-3. ボーモントとフレッチャー『悲喜劇集』(ロンドン、1647年)[KV0@932@Be1@3]3-4. トマス・ライマー『古代ギリシア人の実践と万世にわたる良識に鑑みて考察された先代の悲劇』 (ロンドン、1692年);トマス・ライマー『悲劇管見』(ロンドン、1693年)[KV0@932@Ry1@1]3-5. ファインズ・モリソン『旅行記』(ロンドン、1617年)[KVO@290.9@Mo1@1]The Hiyoshi Media Center of the Keio University Library holds a collection of both Western and Japanese early books. Although the size of this collection may not be large, it contains historically significant copies. However, there has been no systematic catalogue nor active use of this collection. The present writer has therefore organized an exhibition of the rare books housed in the Hiyoshi Media Center on the occasion of the Hiyoshi Research Portfolio (HRP), an annual event for introducing research activities at Hiyoshi campus to the public. This paper is a reprint (with some revisions) of the catalogue prepared for the exhibition held at HRP 008. In total sixteen editions of Western old books were selected for the display, ranging from 16 th-century Continental books to 1 7th-century English books, including Jean de Coras's Arrest memorable, dv Parlement de Tolose (Lyon, 1561), Louis Maimbourg's Histoire de Calvinisme par Monsieur Maimbourg (Paris, 1682), William Camden's Annales (London, 1625) and Comedies and Tragedies Written by Francis Beavmont and John Fletcher Gentlemen (London, 1647).
著者
ブラックモア サイモン 長谷川 英夫 瀧川 具弘
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械學會誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.61, no.1, pp.17-26, 1999-01-01
参考文献数
5
被引用文献数
1

英国の4圃場で得られたばらつきに関する5年間の研究から, 2年分のデータと情報を紹介する。研究対象地区は, 英国の穀物生産地域の50%以上の土壌と諸条件を代表している。完全な土壌標本抽出を含め, 収量データ, 穀物解析, リモートセンシングおよび圃場での作業工程を1995年から記録してきた。多数のデータレイヤーは, 時間的, 空間的なばらつきの原因理解を助ける情報としてまとめられ, 解釈された。
著者
中山 次久 宮崎 日出海
出版者
日本耳科学会
雑誌
Otology Japan (ISSN:09172025)
巻号頁・発行日
vol.20, no.1, pp.17-22, 2010 (Released:2011-06-09)
参考文献数
15

ターナー症候群は、性腺機能不全、低身長、翼状頸、外反肘等の症状を呈し、出生約2000 人の女児に対して1人の割合で発症するとされ、一般的な合併症として、反復性中耳炎、慢性中耳炎、外耳奇形、感音難聴などの様々な聴器障害を呈することが知られている。今回我々は、ターナー症候群に合併した進行性難聴の1例を経験したので報告する。症例は46 歳女性。めまいを主訴に受診し、その後変動する両側混合性難聴とめまい発作を繰り返した。内リンパ水腫を疑い加療を行っていたが難聴は徐々に進行し、経過中にターナー症候群と診断された。中年期以降のターナー症候群においては高い確率で難聴が認められる。難聴が進行した場合には早期の補聴器装用が望ましく、定期的な聴力検査による経過観察が必要である。近年、エストラジオールと難聴の関連が示唆されており、本症例も子宮筋腫に対して子宮全摘、右付属器切除後より難聴の進行の訴えがあったため、手術後のエストラジオールの低下が難聴の進行の一因と考えられた。
著者
伊東 明彦 千田 恵 田原 博人
出版者
宇都宮大学
雑誌
宇都宮大学教育学部教育実践総合センター紀要 (ISSN:13452495)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.473-482, 2007-07-01
被引用文献数
2

教員養成系学部の大学生を対象として,1976年に実施した「天文基本調査」とほぼ同じ調査を2006年に実施し,大学生の天文に関する知識が30年間にどのように変化したのかを検討した.その結果,月の満ち欠け,太陽光のあたり方の季節変化など,ほとんどすべての調査項目について,大学生の知識は有意に低下していることが明らかとなった.また,自由記述式の設問の回答を分析した結果,月の満ち欠けが,月,地球,太陽の相対的な位置に関係すると考えている学生は40%程度であり,月の満ち欠けの仕組みを正しく説明できた学生は約10%に過ぎないことも分かった.