著者
布施 則一 福地 哲生 水野 麻弥 福永 香
出版者
The Institute of Electrical Engineers of Japan
雑誌
電気学会論文誌. A (ISSN:03854205)
巻号頁・発行日
vol.135, no.4, pp.241-246, 2015
被引用文献数
4

Non-destructive, two-dimensional distribution measurement of rusting under opaque anticorrosion paint was carried out, using a terahertz camera, a quantum cascade laser, and a galvanic scanner. The measurement speed of the present method was found to be 11 times faster than the conventional raster scanning method based on time-domain spectroscopy. A signal to noise ratio exceeding 10<sup>2</sup> was confirmed for both systems, which enables detection of minor rusting.
著者
布施 則一 福地 哲生 水野 麻弥 福永 香
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌A(基礎・材料・共通部門誌) (ISSN:03854205)
巻号頁・発行日
vol.135, no.4, pp.241-246, 2015
被引用文献数
4

Non-destructive, two-dimensional distribution measurement of rusting under opaque anticorrosion paint was carried out, using a terahertz camera, a quantum cascade laser, and a galvanic scanner. The measurement speed of the present method was found to be 11 times faster than the conventional raster scanning method based on time-domain spectroscopy. A signal to noise ratio exceeding 10<sup>2</sup> was confirmed for both systems, which enables detection of minor rusting.
著者
佐藤 琢磨 安田 陽介 中井 大輔 増田 彬 前川 卓也
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. UBI, [ユビキタスコンピューティングシステム] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2015, no.12, pp.1-8, 2015-05-04

近年のスマートフォンやデジタルカメラの普及により,日々の食事を写真に撮影してクラウド上に記録・管理する人が増えてきている.しかし,写真のみを用いた食事ログでは何を食べたかの情報しか記録できない.何をどれだけ食べたか,どういった順で食べたかなどの食事の摂り方はユーザの健康に大きな影響を与えるとされており,そのような情報を記録することができる食事ログ手法が求められている.そこで本研究では,RGB-D カメラにより食卓を上部から撮影し,機械学習を用いてより精度の高い皿のトラッキングおよび摂食行動認識を実現することを目指す.具体的には,追跡する皿の画像から特徴量を抽出し,特徴に応じて適切な追跡手法を自動的に切り替える手法を提案する.追跡手法としてテンプレート追跡,深度追跡,SIFT 追跡などが一般的だが,色に特徴が無い白米や餅などは SIFT 追跡やテンプレート追跡に向かず,深度に特徴がない平皿などの追跡には深度追跡は向いていない.これらを皿の特徴に応じて切り替えることで,高精度な追跡を行う.また,色情報と深度情報から手の追跡を行い,皿と手の相対位置などの特徴量を抽出し,隠れマルコフモデルを用いて摂食行動の認識も実現する.さらに,本研究では機械学習を用いた食行動認識・ライフログを容易にするため,クラウドソーシング型のラベリングシステムを開発する.システムでは,ユーザはウェブ上から任意の画像のラベリングを GUI を用いて容易に行うことができる.またユーザの功績がひと目で分かるようにラベリング数によるランキング機能も備える.
著者
世利 彰規
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. 人文科学とコンピュータ研究会報告
巻号頁・発行日
vol.2015, no.6, pp.1-5, 2015-05-09

本発表ではロシア語で書かれたソーシャルメディアを用いた言説分析の経過を報告する.今回は,ツイッターを資料として用いる.まず先行する電子化されたロシア語の言語資料について紹介する.次にツイッターからデータを取得する上で使用した API やツールについて説明する.さらにロシア語を分析する上での,ロシア語の文法に関わる固有の問題について述べる.最終的に 「日本」 というキーワードで検索して取得したツイートを数量や共起頻度などの角度から分析し,ツイッターを使用するロシア人がもっている日本についてのイメージを取り出すことを目指す.
著者
平野 大輔 史 又華 戸川 望 柳澤 政生
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. SLDM, [システムLSI設計技術] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2015, no.10, pp.1-5, 2015-05-07

近年,暗号回路への攻撃手法として,故障解析が脅威となっている.回路への故障の発生方法には,レーザー照射や電圧変動,クロックグリッチなどの方法があるが,実装や制御の容易性からクロックグリッチが注目されている.対策手法として,回路を三重化して比較する空間冗長化手法や,同じ処理を 2 回行って比較する時間冗長化手法が存在する.しかし,これらの手法は面積オーバーヘッド或いは時間オーバーヘッドが大きいという問題点がある.本稿では,故障解析の誘因となるクロックグリッチを高速に検出可能で,面積オーバーヘッドを 4.9% に抑えた AES 暗号回路を提案する.
著者
安岡 孝一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. 人文科学とコンピュータ研究会報告
巻号頁・発行日
vol.2015, no.2, pp.1-8, 2015-05-09

「パソコンのキーボードのキーの配列が不自然だと思ったことはありませんか」 から始まる読売新聞記事 (2015年3月2日) に反論を試みた.記事のごく一部は訂正されたものの,反論の大部分は徒労に終わり,「連続して打つ頻度の高い文字を遠ざける並び方に変えた」 というガセネタが,再々流布される結果となった.このような局面において,人文情報学に何ができるのか,問題提起と考察を試みる.
著者
余 健 YO Ken
出版者
三重大学教育学部
雑誌
三重大学教育学部研究紀要, 自然科学・人文科学・社会科学・教育科学 (ISSN:18802419)
巻号頁・発行日
vol.66, pp.217-225, 2015-03-31

2009年度以降、三重県四日市市南部地域で継続してきた臨地方言調査の調査結果を生かした三重大生による各小学校での授業の内、2011年2月に実施した水沢小学校での授業に焦点を当て、その成果と課題の検証を行った。三重のことばに自信を持てていない若年者が多い中、公教育の場で、ビデオ教採等を有効に活用しながら、方言を題材に取り上げる意義は大きいといえる。