著者
大河内 美香
出版者
東京海洋大学
雑誌
東京海洋大学研究報告 (ISSN:18800912)
巻号頁・発行日
no.8, pp.7-17, 2012-02

Increases in drug trafficking bound for the United States force the nation's law enforcement authorities to seek international cooperation, especially through extradition procedures to take fugitives into custody. The research aims to illustrate the difficulties in extradition process through case study and to specify the scope of extradition and extraterritorial law enforcement. This paper also discusses the feasibility of some alternatives toextradition that are less offensive to sovereignty, namely, conducting arrest activities in international waters or in a third state.アメリカ合衆国の法執行当局は、同国を仕向地とする麻薬の密輸の増加によって、犯罪人引渡手続を通じた国際司法協力の必要に迫られている。本研究は、逃亡犯罪人の身柄確保のための手続と、法執行管轄権の域外適用の射程を、クリストファー・コーク引渡事案を紹介しながら検討する。あわせて引渡手続以外のオプションとして、公海上又は第三国における逃亡犯罪人の逮捕活動を中心とした域外法執行の実現可能性を検討する。東京海洋大学海洋科学部海洋政策文化学科
著者
藤田 和之 高嶋 和毅 伊藤 雄一 大崎 博之 小野 直亮 香川 景一郎 津川 翔 中島 康祐 林 勇介 岸野 文郎
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J96-D, no.1, pp.120-132, 2013-01-01

我々は多人数でのコミュニケーションを支援するための情報環境Ambient Suiteを提案し,検討を進めている.Ambient Suiteは部屋全体が入出力機能をもったシステムであり,様々なセンサにより会話の状態を推定し,また,この状態に応じて,床や壁に配置されたディスプレイ群を連携させて様々な情報を表示することで会話の活性化を目指す.本研究では,Ambient Suiteを立食パーティの場面に適用したAmbient Party Roomを実装し,これを用いた初対面の男女6人による会話実験を行った.この結果,本システムが会話の状況を十分に推定可能な性能を有し,情報提示により会話を活性化させられることが分かった.
著者
中村 滋延
雑誌
研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2009-MUS-83, no.16, pp.1-5, 2009-11-28

“第三の音楽”と呼ばれる音楽がある.西洋芸術音楽 (クラシック) や “現代音楽” とは無関係であり,かつロックやポップスのような大衆音楽とも無関係な 「現代の音楽」 である.本発表ではその “第三の音楽” の紹介を通して,コンピュータ音楽の新しい傾向のひとつについて解説する.
著者
大塚 姿子
出版者
環境芸術学会
雑誌
環境芸術 : 環境芸術学会論文集 (ISSN:21854483)
巻号頁・発行日
no.10, pp.63-70, 2011-10-15

音楽の世界が環境と大きく関わるようになったのは、ケージの思想、その後のサウンドスケープの登場があってのことである。環境と芸術の関係性がより重要になってきている現在、それに続く思想、実践はどのような方向に向かっているのか、そして環境とは何か、この難題にそろそろ取り組まなければならない時が来ている。本研究では20世紀現代音楽史上の環境と関わる試みを再考察し、環境の認識の変遷を明らかにする。また環境芸術、環境デザインといった領域における環境の捉え方に対する考察も同時に行なうことにより、現在の環境に関するアーティスティックな実践の方向性について探っていく。さらにサウンドスケープ的な視座にとどまることなく、独自の思考を押し進めている民族音楽学やサウンド・アートの分野での環境と関わる研究、実践についての検証を行った。その結果、音が人間および他の生物を含む環境を理解し、自らをそして他者を位置づけ、存在するための重要な媒介としての役割を果たしていること、またそれを明らかにすることが自らの実践であるとしているアーティスト達の志向を確認することができた。そしてこのような実践がどのような意義や価値を持つのか論じると共に、今後の展望についても考察を試みた。
著者
八十木 裕幸
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤大學北海道教養部研究紀要 (ISSN:09164308)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.A83-A100, 1991-03
著者
吉本 新吾 佐藤 寛幸 湯浅 哲也 赤塚 孝雄
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
知能と情報 (ISSN:13477986)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.189-194, 2007-04-15 (Released:2007-08-10)
参考文献数
14
被引用文献数
1

3次元コンピュータグラフィックス(3D CG)の質感向上のために低コストで実現できる有効な手法としてテクスチャマッピングが使われる.しかし,マッピングする面の面積が用意できるテクスチャ画像の面積に比べて大きく,テクスチャ画像を繰り返してマッピングする場合,テクスチャ画像とテクスチャ画像の間の境界部分での不連続性が問題となって幾つかの工夫がなされてきた.本論文では,境界部分での横方向の広がりを考慮するイメージキルティング法の改善を考案することで,用意した画像をより滑らかに接合しながら,任意の大きさのテクスチャを合成できることを述べる.実験結果より,従来の手法に比べて滑らかな境界を持つ高品質なテクスチャが合成できることを示す.
著者
中村 達太郎
出版者
一般社団法人日本建築学会
雑誌
建築雑誌 (ISSN:00038555)
巻号頁・発行日
vol.4, no.42, 1890-06-28

1 0 0 0 OA 今昔物語集

出版者
近藤圭造
巻号頁・発行日
vol.巻第31, 1882
著者
岩松 正洋
出版者
文芸学研究会
雑誌
文芸学研究 (ISSN:13460641)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.136-145, 2013-03-31

講演報告(高見広春氏講演会)