著者
波戸崎 修 小山 昇
出版者
Japan Society of Corrosion Engineering
雑誌
防食技術 (ISSN:00109355)
巻号頁・発行日
vol.39, no.12, pp.709-716, 1990-12-15 (Released:2009-10-30)
参考文献数
35

A review of the investigations on “Cold Fusion” is given. A brief history of developments of cold fusion researches is described. Representatives of excess heat generation, tritium production and neutron emmission in mainly electrolysis of D2O, i. e., Fleischmann-Pons experiments, are involved. Other experimental results suggesting the occurrence of a fusion reaction and the models proposed to account for the observations are also given.
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.198, pp.102-107, 2009-10

今回のテーマは「遂行管理」です。前回はプロジェクト管理における計画の重要性と広範囲さについてお話ししました。では,計画さえちゃんと立てれば大丈夫かといえば,そんなことはありません。 遂行管理とは,単純化して言えば「QCD」,すなわち品質,コスト,納期をコントロールすることです。計画通りの品質とコストで,計画通りのタイミングで結果を出せるかどうかが勝負。
著者
尾板弘崇 山田浩史 谷本輝夫 小野貴継 佐々木広
雑誌
研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS)
巻号頁・発行日
vol.2014-OS-130, no.21, pp.1-7, 2014-07-21

近年,クラウドサービスは,課金額に応じて必要な計算リソースを利用することができるため,設備投資をせずに大規模なデータ処理が可能となる.クラウドサービスを提供する企業 (クラウドサービスプロパイダ) はサーバに仮想マシン (VM) を使用していることが多い.一方,マルチコアプロセッサが広く普及してきており,ひとつのチップ上に搭載されるコア数は現在も増え続けている.マルチコアプロセッサを搭載したマシン上で VM を立ち上げる場合,VM に割り当てる仮想 CPU(vCPU) 数は適切に分配する必要がある.vCPU を多く与えてもアプリケーションの中には並列性が頭打ちになるものがあり,性能が上がるとは限らず,少なすぎてもアプリケーションの並列性を生かせず,性能が出ない.そのため,適切に分配しない場合,無駄な課金やマルチコアプロセッサの非効率な利用につながってしまう.本研究では,クラウド環境においてマルチコア CPU 上で動作する VM の挙動を解析し,マルチコア CPU を効率よく動作させるための VM の集約方法や仮想マシンモニタ (VMM) が提供すべき資源管理手法確率のための足がかりとする.解析は,VM に割り当てるコア数を変化させながら,クラウド環境で動作するワークロードを模したベンチマーク [1] を動作させ,ワークロードのリソース使用率を観察する.具体的には,機械学習 (Data Analytics),キーバリュー型ストレージ (Data Serving),グラフマイニング (Graph Analytics),Web 検索 (Web Search) のワークロードを動作させる.実験の結果,クラウドサービスで実行されるワークロードには,vCPU 数を増やすともにスケールするもの,ある vCPU 数まではスケールするが,それ以降は変わらない,あるいは,逆に性能が下がってしまうもの,vCPU 数にかかわらずスケールしないものがあるということが明らかになった.
著者
川野直樹 山内利宏 谷口秀夫
雑誌
研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS)
巻号頁・発行日
vol.2014-OS-130, no.22, pp.1-8, 2014-07-21

協調処理では,プロセス間通信の性能が処理性能に大きな影響を与える.このため,プロセス間通信の高速化が必要である.本稿では,Tender オペレーティングシステムにおいて,プロセス間通信に特化した領域 (プロセス間通信データ域) を実現し,この領域を利用したプロセス間通信の設計と実現方式について述べる.プロセス間通信データ域とは,プロセス間の複写レスでのデータ授受機能を支援する領域である.プロセスは,この領域を利用して通信することにより,複写レスなデータ授受と仮想アドレスから実アドレスへの変換の高速化を実現し,プロセス間通信を高速化できる.また,評価では,Tender オペレーティングシステムの既存のプロセス間通信との処理時間の比較結果を報告する.
著者
福元伸也 渕田孝康
雑誌
研究報告システムソフトウェアとオペレーティング・システム(OS)
巻号頁・発行日
vol.2014-OS-131, no.28, pp.1-5, 2014-11-11

近年,ビッグデータと呼ばれる大規模データから有益な情報を抽出しようとする試みが広く行われており,テキストデータの解析に関する多くの研究がなされている.本研究では,シソーラスの分類語彙表を用いて,単語の特徴ベクトルである共起行列を生成する手法を提案する.出現単語のみによる共起行列を,単語の意味を考慮した分類語に変換することにより,共起行列の次元数が増大するのを抑えることができ,単語の特徴ベクトルをより的確なベクトルとして表現できる.また,得られた共起行列から分類を行うための学習器には,アンサンブル学習の 1 つであるランダムフォレストと大規模データに対して高度な分析が可能な機械学習フレームワークである Jubatus を用いた.実験では,ニュース記事のカテゴリ分類を行い,複数の学習アルゴリズムについて検証した.
著者
大島 憲子
雑誌
日本文學
巻号頁・発行日
vol.33, pp.35-47, 1969-10-01
著者
荒牧 英治 久保 圭 四方 朱子
雑誌
研究報告データベースシステム(DBS)
巻号頁・発行日
vol.2014-DBS-159, no.23, pp.1-6, 2014-07-25

言語能力は人生における経験の結晶であり,加齢によって損なわれることがないとされる.しかし,その一方で,文法能力など,一部の能力の加齢による低下が示されることもある.このように,老化と言語能力の関係については不明な点が多い.この原因は,次の 2 つによるところが大きい.まず,研究対象である高齢者から大規模なデータを得るのが困難であること.次に,言語はさまざまな能力の総体であり,調査ごとに測っている言語能力が異なることである.そこで,本研究では,Web 上の文章を利用する.まず,50 代から 80 代の高齢者や小中学生,第二言語習得者,認知症患者のブログや作文を集めた.また,測定に関しては,語彙に関するものや構文に関するものなど,さまざまな指標を用いた.この結果,高齢者は,使う言葉の種類が減る可能性があること,さらに,難易度の高い言葉から使用頻度が減ることが明らかになった.この知見を応用することによって,老化や認知症の早期発見の可能性があり,今後の応用が期待される.
著者
金子 裕史 林 豊彦 中村 康雄 石田 智子 高橋 肇 新井 映子 山田 好秋 道見 登 野村 修一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.478, pp.135-142, 2001-11-22
被引用文献数
3

これまで我々は, 嚥下機能障害者を無侵襲かつベッドサイドで検査することを目的として, 喉頭運動・舌骨上筋群筋電図・嚥下音の同時計測システムを開発してきた.本論文は, お粥の性状の違いによる嚥下動態の変化について述べたものである.被検食品は, 一般的なお粥である"全粥"と, より付着性の小さい嚥下困難者用"ふっくらおかゆ^R"(亀田製菓)とした.実験の結果, 全粥嚥下時に比べ, ふっくらおかゆ嚥下時には次の2点が確認された:1)嚥下初期において, 喉頭がより速く動く;2)筋活動量が少ない.これらの結果から, ふっくらおかゆは, 一般的なお粥に比べて飲み込みやすいことが示唆された.
出版者
労働省労働統計調査局
巻号頁・発行日
1948
著者
紺野 馨
出版者
駒澤大学
雑誌
駒澤短期大學佛教論集 (ISSN:1342789X)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.145-193, 2001-10
著者
舟田 敏雄
出版者
沼津工業高等専門学校
雑誌
沼津工業高等専門学校研究報告 (ISSN:02862794)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.175-180, 2014-03-31

The invaluable education resource on Mt.Fuji was edited by Professor emeritus T.Fujieda (Late) for his lectureof International Liberal Arts at Numazu National College of Technology (NCT), marked up in HTML as WEB resource byDavid in 1997, and then used for the first On-line Lecture from NCT through SCS (Space Collaboration System) in 1999.The legacy of NCT is now reedited for our memory, which is separated into three parts. The first one is presented here.
著者
Harunobu Usui Yusuke Nishida
出版者
理学療法科学学会
雑誌
Journal of Physical Therapy Science (ISSN:09155287)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.183-185, 2015 (Released:2015-01-09)
参考文献数
15
被引用文献数
2

[Purpose] The aim of this study was to describe the importance of patient-related factors in rehabilitation. We focused on the type A behavior pattern. If individuals with the type A behavior pattern have better compliance, they would have a shorter length of hospital stay than those with non-type A behavior. We compared the length of stay of patients with the type A behavior pattern with that of patients with a non-type A behavior pattern. [Subjects and Methods] Fifty-seven patients staying in a comprehensive rehabilitation unit participated in this study. Type A behavior pattern, length of stay, and Barthel Index were assessed. We use the Student’s t-test to examine the statistical differences in length of stay and Barthel Index at discharge between subjects with type A behavior and those without type A behavior. [Results] Age and Barthel Index at discharge were not significantly different between the two groups. However, length of stay was significantly higher in the non-type A group compared with the type A group. [Conclusion] Patients with the type A behavior pattern had a shorter length of hospital stay than patients with a non-type A behavior pattern. In conclusion, our results suggest that the type A behavior pattern shortens the length of hospital stay. Those data show that we should consider the patient’s characteristics in rehabilitation to protect the patient and for financial benefit.