著者
岩崎 基 片岡 洋行
出版者
国立がんセンター(研究所及び東病院臨床開発センター)
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2007

ブラジル在住日系人のヘテロサイクリックアミン摂取量を把握するための質問票を開発し、加熱食品中のヘテロサイクリックアミン含有量データベースを作成するために、ブラジルでよく用いられる調理法を用いて肉・魚類を調理しヘテロサイクリックアミンの分析を行った。その結果、食材、調理法、焼き具合(3-4 段階)、マリネの有無、皮の有無などの条件別のデータベースが整備され、質問票により摂取量推定が可能となった。
著者
岩久 正明 福島 正義 岡本 明 子田 晃一 児玉 臨麟 吉羽 邦彦 鮎川 幸雄
出版者
新潟大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
1999

本研究は、ウ蝕への系統的対応のためのクリニカルカリオロジーを確立することを目的として、これまでの一連の研究成果を総合的に検討するとともに臨床対応へのシステム化を図ることである。主要な結果は以下のとおりである。1.ウ蝕の各ステージにおける病態の分析・診断(1)レーザーによるウ蝕診断法ついてその有用性を明らかにした。(2)ウ蝕治療後における抗原提示細胞の局在とその動態を免疫組織化学的に検索した結果・修復処置後も長期間残存するが明らかにされた。2.感染症としてのう蝕への対応(1)ウ蝕象牙質から高頻度に検出されるPseudoramibacter alactolyticusの遺伝学的多様性が明らかにされた。(2)in vitroにおける人工的バイオフィルム形成モデルを確立し、抗菌剤効累の判定におけるその有用性を明らかにした。3.ウ蝕治療(1)Er: YAGレーザーよる歯質蒸散部の微細形態、切削効率、および歯髄反応について検討し、その臨床応用への有用性が明らかにされた。(2)象牙質・歯髄複合体の修復、再生メカニズムの解明の一環として、直接覆髄処置後ならびに歯牙移植実験モデルにおける硬組織形成過程を免疫組織化学的に観察し、この過程における非コラーゲン性タンパクの関連性を明らかにした。(3)難治性感染根管症例への対処法として、混合抗菌剤の応用を検討し、根管内貼薬の基材としてのプロヒレングリコールの有効性が認められた。4.術後の再感染予防再発予防のための抗ウ蝕性修復材に関する研究の一環として、各種フッ素徐放性修復材料による歯質の強化(耐酸性)が明らかにされ、臨床応用への有効性が示唆された。5.術後指導、定期診査、リスク評価要介護高齢者の口腔ケアのために新たに開発された口腔ブラシのプラーク除去効果と臨床応用への有用性が示唆された。
著者
矢野 武志
出版者
宮崎大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2011

敗血症性ショックは、過度の血管拡張がもたらす持続的な低血圧状態であり、血圧の維持に難渋する場合が多い。血管拡張の原因物質は過剰な一酸化窒素であり、これは高度な炎症の結果発現した誘導型一酸化窒素合成酵素によって作り出される。過剰な一酸化窒素存在下ではカテコラミン類の感受性が低下し、有効な昇圧作用を得るためには多量に投与する必要がある。血管平滑筋の収縮と弛緩は、平滑筋構成タンパク質であるミオシン軽鎖のリン酸化および脱リン酸化によって引き起こされる。本研究では、ラットから摘出した大動脈を用いて、ミオシン軽鎖脱リン酸化酵素阻害薬の血管収縮作用について調べた。ミオシン軽鎖脱リン酸化酵素阻害薬は濃度依存性に血管収縮作用を示し、一酸化窒素供与体であり血管拡張物質であるニトロプルシドナトリウム存在下でも血管収縮作用は変化しなかった。また、血行動態への影響を調べるため、ミオシン軽鎖脱リン酸化酵素阻害薬をラット生体モデルに経静脈的に投与したが、血圧と心拍数に変化は生じなかった。
著者
宮元 章次 石河 利寛 北村 虎雄 押川 紘一郎
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
体育学研究 (ISSN:04846710)
巻号頁・発行日
vol.44, no.6, pp.493-499, 1999

The present study was conducted to examine the effect of relatively low-impact exercise on declining bone mineral density, which is a cause of fractures in aged women. Twelve female participants aged 64-76 years before training began to practice gateball for 100-150 min every day, 4-6 days a week for four years. A control group comprised six women aged 66-75 years before training. Dual X-ray absorptiometry was used to measure body composition and bone mineral density (BMD). There were significant differences in BMD (femoral neck, Ward's triangle, trochanter, and lumbar vertebra) before training between the gateball group and the control group. BMD in the control group was below the threshold for increased danger of femoral neck fracture. The rate of change in BMD (femoral neck, lumbar vertebra) in the training group (-0.8% per year, -0.8% per year) was smaller than that in the control group (-1.2% per year, -1.1% per year), and each respective difference was significant, A significant increase was found in the rate of change in lean tissue mass in the training group (0.6% per year). Therefore regular low-impact exercise (gateball) can play an important role in preventing bone fracture in elderly women.
著者
浜口 尚
出版者
日本文化人類学会
雑誌
民族學研究 (ISSN:00215023)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.289-295, 1986-12-30
著者
松浦 昌平
出版者
広島県立総合技術研究所農業技術センター
雑誌
広島県立総合技術研究所農業技術センター研究報告 = Bulletin of the Hiroshima Prefectural Technology Research Institute Agricultural Technology Research Center (ISSN:1882420X)
巻号頁・発行日
no.85, pp.1-70, 2009-09 (Released:2011-07-19)

TSWVおよびCSVdの特異的プライマーを設計し、キク発病葉から全RNAを抽出し、マルチプレックスRT-PCR法を行ったところ、RNAの単独、混合ともに予想される分子量の増幅DNAが認められた。両病原に重複感染したキク粗汁液を鋳型にワンステップ・マルチプレックスRT-PCR法を行った結果、TSWVは10(-8)、CSVdは10(-5)希釈まで検出できた。以上から、キクのTSWVとCSVdを同時に高感度検出することが可能であり、親株の簡易な診断手法として利用できると考えられた。TSWVのLAMPプライマーを設計し、キクを含む各作物から全RNA抽出後、RT-LAMP反応を行った。その結果、キク、トマトおよびピーマンから増幅産物が得られた。LAMP法とDAS-ELISA法の検出感度を比較したところ、LAMP法が約25倍高かった。以上から、RT-LAMP法を利用した、キクを含む数種農作物のTSWV診断が可能と考えられた。2006年、広島県の施設キクで、茎えそ、葉の退緑などの症状が発生し、経済的被害を生じた。罹病株をトスポウイルスのユニバーサルプライマーを用いてRT-PCR法を行った結果、増幅断片が得られた。この断片の塩基配列を解析したところ、Chrysanthemum stem necrosis virus(CSNV)と高い相同性を示した。本病原ウイルスをCSNVと同定し、「キク茎えそ病」と命名した。また、本ウイルスを特異的に検出するプライマーを設計し、RT-PCR法による特異的診断が可能となった。TSWV感染キク親株におけるウイルス局在性および親株から挿し穂への伝染率を調査した。TSWVは、感染親株から採穂した挿し穂内で局在し、その検出頻度は下位茎葉で高く、頂芽で低かった。感染親株から採穂した挿し穂でのウイルス検出率は、約20〜50%で、感染親株の根においては、検出率は50%以上であった。以上から、感染キク親株から挿し穂へのTSWV伝染率は比較的高く、主要な第一次伝染源であると考えられた。露地ギク栽培におけるTSWVの被害発生要因を調査した。その結果、親株が潜在感染し、本圃でミカンキイロアザミウマが多発した場合、着蕾期までにキクえそ病が大発生することを明らかにした。一方、親株が感染しても、本圃で媒介虫の発生が少ない場合、キクえそ病は顕在化しにくいことが判明した。以上から、親株の潜在感染を第一次伝染源とし、本圃で媒介虫の多発による二次感染の結果、キクえそ病が大発生することがわかった。トラップ植物によるキクえそ病の防除効果を検討した。施設においてバーベナをキクに対して約7〜25%の割合でキクと混植した。その結果、バーベナにミカンキイロアザミウマが誘引されることで、媒介虫の発生が着蕾期まで低密度で推移し、TSWVの発生が抑制された。以上から、トラップ植物バーベナの栽植が、キクのTSWV発生を抑制し、総合防除の一手段として利用できる可能性が示唆された。

1 0 0 0 OA 日葡通交論叢

著者
日葡協会 編
出版者
協和書房
巻号頁・発行日
1943
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1357, pp.32-35, 2006-09-11

「このままでは日本にいられない。夫と離婚して、国に帰ることになるかもしれない…」。日系パラグアイ人の森本クリスティーナ(仮名、26歳)は、目に涙を浮かべてこう語る。 クリスティーナは昨年まで、茨城県の請負会社と契約し、キヤノン電子美里事業所(埼玉県美里町)で働いていた。しかし、今は失職中。
著者
滝沢馬琴 著
出版者
国文館
巻号頁・発行日
vol.忠之巻, 1911
著者
滝沢馬琴 著
出版者
国文館
巻号頁・発行日
vol.義之巻, 1911
著者
滝沢馬琴 著
出版者
国文館
巻号頁・発行日
vol.信之巻, 1911
著者
滝沢馬琴 著
出版者
国文館
巻号頁・発行日
vol.智之基, 1911
著者
滝沢馬琴 著
出版者
国文館
巻号頁・発行日
vol.仁之巻, 1911
著者
滝沢馬琴 著
出版者
国文館
巻号頁・発行日
vol.礼之巻, 1911
著者
滝沢馬琴 著
出版者
国文館
巻号頁・発行日
vol.孝之巻, 1911