著者
日置 俊次
出版者
青山学院大学
雑誌
青山スタンダード論集 (ISSN:18806430)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.229-273, 2007-03
著者
大谷 京子
出版者
一般社団法人日本社会福祉学会
雑誌
社会福祉学 (ISSN:09110232)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.31-43, 2010-11-30

日本の精神保健福祉領域におけるソーシャルワーカーとクライエントとの関係性の構成要素を明らかにし,またその関係性に影響を与える要素を検証することを目的に,日本精神保健福祉士協会会員5,595人を対象に質問紙調査を実施した.因子分析の結果,「関係性」については,5因子からなる指標を開発した.また,先行研究から「関係性」に影響を与える要因として抽出した,ソーシャルワーカーが自らの役割をいかに規定するかという「自己規定」と,クライエントをどのようにとらえるかという「対象者観」についても,それぞれ4因子からなる指標を開発した.すべての因子について項目反応理論を用いて被験者母数を算出し,回帰分析を行った結果,「自己規定」と「対象者観」が「関係性」を予測すること,また他方で両者は「関係性」から影響を受けていることが明らかになった.これらの結果から,精神保健福祉領域のソーシャルワークへの提言を試みた.
著者
熊谷 晋一郎
出版者
University of Tokyo(東京大学)
巻号頁・発行日
2014

審査委員会委員 : (主査)東京大学教授 児玉 龍彦, 東京大学教授 福島 智, 東京大学教授 中邑 賢龍, 東京大学准教授 巖淵 守, 東京大学准教授 金生 由紀子, 東京学芸大学教授 藤野 博
著者
井上 加勇
出版者
和光大学現代人間学部
雑誌
和光大学現代人間学部紀要 (ISSN:18827292)
巻号頁・発行日
no.1, pp.159-179, 2008-03

人は自分が帰属するための物語を求め続け、かつ、それを維持し続けるために大きな犠牲を払い続ける。戦いを題材とした漫画は、そのような物語を消費者に与える装置としての役割を果たしてきた。格闘漫画はそのような戦いを題材とした漫画の極致であると言える。格闘漫画は強さの追求の中で生まれた暗黙の法を男同士の絆の実践とみなすことによって、暗黙の法に基づく価値観の絶対性を主張する。格闘漫画は男同士の絆の体現者を最強と同一化することで、主人公を戦いの破滅性から回避させると同時に、暗黙の法と対立する価値観の持ち主を弱者として排除した。かくして漫画の中の戦いは、同じ価値観を持った男同士の濃密なコミュニケーションとなったのである。このような絆としての戦いは、他者との絆を渇望する現代人の欲求に応えるものであり、読者にアイデンティティを与える物語の役割を果たすものであると言える。しかし、その結果、戦いは戦うこと自体を自己目的化していき、同質な者だけで構成された小さなコミュニティがそのまま世界と同一視されることになるのである。
著者
市川 寛也
出版者
大学美術教育学会
雑誌
美術教育学研究 (ISSN:24332038)
巻号頁・発行日
vol.50, no.1, pp.57-64, 2018

<p>近年の「妖怪ウォッチ」ブームに象徴されるように,今や妖怪は視覚文化として広く認知されている。一方で,民間伝承として語られてきた妖怪の多くは視覚で捉えることのできない無形の文化である。本稿では,民俗文化と大衆文化の間で揺れ動きながら形成されてきた現代の妖怪イメージを研究対象とする。その際,過去に蓄積されてきた知識や情報を参照しながら各種の表現媒体に変換されていく過程に着目し,そこに妖怪文化の持つ本質的な創造性を見出した。「妖怪をつくる」というテーマには,既存のキャラクターをモチーフとして用いるだけではなく,妖怪がつくられる仕組みを創作活動に組み込むというアプローチを想定することもできる。その実践事例として,筆者が取り組んできた「妖怪採集」というワークショップを踏まえ,現代の妖怪文化を通じた地域学習の可能性について一つの方法論を提示した。</p>
著者
森山 至貴
出版者
The Kantoh Sociological Society
雑誌
年報社会学論集 (ISSN:09194363)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.23, pp.188-199, 2010
被引用文献数
1

Gay identity and gay community are both central topics in gay studies and queer studies. However, the relationship between them remains unquestioned. This paper reveals how the relationship between gay identity and gay community has been shifted from the 90's to the present based on an analysis of discourses on coming-out.<br>Coming-out in the 90's included three important elements: aspiration for making a good relationship, high self-reflexivity and entry into the gay community. However, the latter two elements have disappeared and the meaning of coming-out has shifted. This shift demonstrates that the relationship between gay identity and gay community has become more and more irrelevant and independent.
著者
石丸 径一郎 針間 克己
出版者
日本性科学会
雑誌
日本性科学会雑誌 = Japan Journal of Sexology (ISSN:13496654)
巻号頁・発行日
vol.27, no.1, pp.25-33, 2009-07-31
参考文献数
12