著者
藤川 貞敏
出版者
慶應義塾大学出版会
雑誌
教育と医学 (ISSN:04529677)
巻号頁・発行日
vol.48, no.5, pp.400-407, 2000-05
被引用文献数
1
著者
滝川 一 高森 頼雪
出版者
The Japanese Society of Gastroenterology
雑誌
日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.100, no.6, pp.653-658, 2003-06-05
被引用文献数
6

薬物性肝障害の診断は薬物投与と肝障害の時間的関連, 除外診断, その薬物が肝障害をおこしやすいかという点に基づいて行われているのが現状と考えられる. 近年, 特異体質による代謝能の変化に基づくと考えられる薬物性肝障害の存在が問題視されている. わが国では1978年に提起された診断基準が存在するのみであるが, 薬物リンパ球刺激試験の偽陰性例や上記のような代謝性の薬物性肝障害が診断できないという問題を抱えている. 今回, 国際コンセンサス会議による診断基準をわが国の現状に合うように改訂した診断基準を提起した. 症例による検証で有用と考えられたが, 今後, 症例のさらなる積み重ねによる検証が必要である.
著者
福地 哲生 名雪 琢弥 根本 孝七 内野 喜一郎
出版者
The Institute of Electrical Engineers of Japan
雑誌
電気学会論文誌. C, 電子・情報・システム部門誌 = The transactions of the Institute of Electrical Engineers of Japan. C, A publication of Electronics, Information and System Society (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.123, no.9, pp.1531-1536, 2003-09-01
被引用文献数
7 4

An acousto-optic laser deflector was used as a shutter for high-speed imaging of laser interference fringes using an ordinary CCD camera. The exposure duration was set by the pulse width of the high frequency signal applied to the acousto-optic deflector. Changes in laser interference fringes due to an impulse discharge in air were obtained at an exposure duration of 4μs. By applying a sequence of high frequency signals with different frequency, the beam was deflected to four different angles at different times, allowing four interference images to be captured on a single video frame. This was used for time-resolved imaging of the interference fringe pattern.
著者
横山 祐典
出版者
一般社団法人 日本真空学会
雑誌
真空 (ISSN:05598516)
巻号頁・発行日
vol.50, no.7, pp.486-493, 2007 (Released:2008-01-01)
参考文献数
66
被引用文献数
1 1
著者
稲永 俊介 船本 崇 竹田 正幸 篠原 歩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. COMP, コンピュテーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.622, pp.29-36, 2004-01-22

文字列の文法に基づく圧縮とは,与えられたテキストを生成する文法を構築することによってデータのサイズを縮小する圧縮法である.この中で長さ優先置換法とは,テキスト中の部分文字列のうち,重複なく複数回現れている最長のものを生成規則として別の一文字に置換していくものである.本論文では,文字列に対する索引構造の一つである接尾辞木に対して極めて技巧的な構造の更新を行うことにより,この長さ優先置換を線形時間で行うアルゴリズムを提案する.
著者
濱口 知昭
出版者
日本保険医学会
雑誌
日本保険医学会誌 (ISSN:0301262X)
巻号頁・発行日
vol.96, pp.23-31, 1998-12-15
被引用文献数
1

一般的に『生命保険』といえば,死という事象によりその保険金が支払われるのみと思うのはその発展の過程,名称から止むを得ないと考えられる。従って,生命保険の文字を見るとき,頭に飛来するのは『死』の一文字である。しかしながら,この点も時代と顧客の要請により商品を介し変化してきた。人の生活への対応課題を考えて見ると,死亡によるリスク,高度障害によるリスク,介護を受けるリスク,医療を受けるリスクと高齢になり生活するために必要な経済基盤の確立などが挙げられる。この観点から生命保険の主商品内容を整理すると,従来の死亡保障,災害保障,医療保障に加え,三大疾病保障,特定疾病保障などの疾病罹患に対する保障,更には特定損傷保障など日常生じ得る一部の外傷に対する保障,介護保障,また,老後の生活を保障する年金を含む生活保障,リビングニーズ特約(余命判断に基づく支払い)などが列挙される。この傾向をみると生前給付型保険が充実し,顧客ニーズに相応し,生活に密着した商品のラインナップとなってきていることがわかる。ここに眼を馳せる時,生命保険の大きなパラダイムの変化がみられる。即ち,保険の対象が死から生,生活へと正に推移してきたと言えよう。また給付を受けるのも家族のみではなく,被保険者本人が生前に自身で受け取り,自身の自己実現のため活用できるようになってきた。この点も大きな変化と言える。他から自身の保険への転換とも捉えられる。Life Insuranceを生命保険と訳したことも,死と直結したイメージができ上がった一因であろうが,今日ではFull Wallet & Empty Grave(一杯の財布と空っぽの墓)の言葉がでてくる様に,死のイメージとは遠い,生活に密着したイメージが出現しつつあるのが現状と言えよう。人生は,誕生という生ではじまり確かにその終焉である死で終えるが,仏教でいう四苦,生老病死はその生から死に至る生活の中にある。従来,生命保険商品は死という終焉のみに焦点があたっていたが,今日の商品の開発販売を見るとき正に人の四苦,生老病死という生活に密着した商品になっていることは見落としてはならない重要なことである。Life Insuranceは最早,今日的には生活に密着した生活保険になってきている。それ故従来にも増してこの観点を踏まえ,社会顧客の要請に十分応えていかなくてはならないと考えられる。
著者
森本 聡 縄手 雅彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. WIT, 福祉情報工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.488, pp.49-54, 2009-03-16

我々は複数の高次脳機能障碍をもつ4名(以下A,B,C,Dとする)の協力でPCの操作訓練を行っている.その中でも失読症を患うCは特定の平仮名や数字などを読み取るのが困難であった.そこで平仮名の読み取りのための訓練ツールを作成し,これらのツールを行ってもらうことで失読症改善を試みた.その結果Cが読み取ることを苦手とする平仮名に特徴があることを確認した.そこでCの苦手とする平仮名を中心とした訓練ツールを作成することで読み取りの改善が可能であるか検証した.しかし,訓練ツールの正解率の向上につながることができても,平仮名の一文字に対して読み取ることの向上にはならなかった.今後,Cのさらなる苦手字読み取りの改善と訓練手法を検討する必要がある.