著者
葛 崎偉 吉岡 尚美
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CST, コンカレント工学
巻号頁・発行日
vol.98, no.220, pp.47-54, 1998-07-28
被引用文献数
1

本論文は、2プロセッサを用いてリストトケジューリングを行なったときのプログラムネットの挙動を調べる。対象のプログラムネットは有向閉路を持たなくSWITCH-lessであり、さらに個々のAND-nodeが高々一つの入力技しか持たないものとする。優先リストは静的と動的なリストが混在する混合型のものである。本論文では、まず実行中のプログラムネットの状態を解析し、(i)それぞれのノードの優先順位、(ii)最優先ノードの入力トークン数および(iii)最優先ノードの数に関する性質を求める。そして、これらの性質を利用して、混合型優先リストによって得られたスケジュールが最適となるための一つの重要な定理を証明する。最後に、プログラムネットの挙動を解明するためのネット構造性質を与える。
著者
中川 功哉
出版者
仙台大学
雑誌
仙台大学紀要 (ISSN:03893073)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.89-95, 1970-07

低酸素に対する循環系の適応機能の中で,とくに右心活動が重要な因子であることを推定し,impednce法により適応時の左心および右心拍出量の相互関孫を中心にウサギを使用して解析した。呼吸数,心拍数,血圧などの循環機能は低酸素耐性とそれぞれ相関が認められ,とくに呼吸数,心拍数等は平地での値が,すでに耐性と相関を示すことが認められた。一回拍出量は高度上昇時および一定高度滞留中増加するが,心拍数は減少し毎分拍出量は減少した。低酸素耐性と右心毎分拍出量は高い相関があり,右心の活動水準の大きさが低酸素耐性の大きな因子となった。
著者
島田 伸敬 白井 良明 久野 義徳
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRU, パターン認識・理解
巻号頁・発行日
vol.94, no.50, pp.25-32, 1994-05-19
被引用文献数
9

本論文では,手指の単眼視時系列シルエット画像から三次元形状モデルを用いて手指姿勢を解釈する手法について述べる.まず時間的な拘束から予測される手の平の姿勢をモデルを用いて生成し入力画像のシルエット形状との適合度を評価することで手の平の姿勢候補を選択する.さらに手の平の候補について各指の姿勢候補をモデルを用いて生成し,輪郭の突起特徴にもっとも適合するものを推定する.突起特徴に対応しない指の姿勢はシルエットとの重なりの形状と面積を考慮して選択する.最後に実際の手指画像に対して行った実験の結果を示す.
著者
小杉 信
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.77, no.4, pp.672-681, 1994-04-25
被引用文献数
51

顔画像認識の全自動化のためには,画面内の顔の検出から認識まで一貫した処理が必要である.しかし,従来のように,形状特徴を用いた検出や認識を,柔物体の典型である顔に適用することは非常に困難である.そこで,本論文では顔画像による個人識別への適用を前提とし,濃淡情報のみを用いてCoarse-to-fine処理により画面内の顔画像を探索し,これを認識に適用する.まず人間の頭部を連続的な多重解像度モザイクを用いて画面内から見つけ出す.更にモザイクにより頭部領域内から顔の中心部を検出し,目や鼻部分のヒストグラムにより正確な位置を決定する.この探索アルゴリズムを動画から得た100人に適用した結果,髪により目が隠されているものなどを除く97%の探索・位置決めに成功した.更に,探索成功後の結果を認識に適用した結果,99%の認識率を得た.また,本手法は,画面内の任意の位置にある大きさの顔画像を探し出すことが可能であり,加えて,背景は不均一でもよいこと,カラーは不要であることなど,従来の入力画像に対する制約を大きく低減し得たものである.
著者
松本 敦至 伊藤 豊 齋藤 彰 川浪 雅光 加藤 〓 久保木 芳徳
出版者
特定非営利活動法人日本歯周病学会
雑誌
日本歯周病学会会誌 (ISSN:03850110)
巻号頁・発行日
vol.36, no.1, pp.149-161, 1994-03-28
被引用文献数
14 1

第1報で,Bone morphogenetic protein(BMP)の担体として強化コラーゲン線維膜(FCM)が有効であることを報告した。しかし,FCMは吸湿すると強度が低下し,操作が難しいという欠点があったため,この点を改良した強化コラーゲン線維膜第3号(FCM3)を新たに開発した。まず,FCM3のBMP担体としての有効性について検討する目的で,成体ラットの背部皮下と口蓋部骨膜下に移植した結果,背部皮下で異所性骨形成が,口蓋部骨膜下で母床骨に連続し,隆起した骨形成が観察された。次に,BMP配合FCM3が歯周組織再生に及ぼす影響について検討する目的で,成体ラットの人工的歯槽骨欠損に移植した結果,移植してない群に比べて早期(1週)から骨芽細胞様細胞の増殖が見られ,3週では移植材をとり囲むように骨が新生し,6週では移植していない群に比べて歯槽骨頂が高く,幅も広い傾向が見られた。このことから,BMP配合FCM3は歯周組織の再建に有効である可能性が示唆された。
著者
BATRA LR
雑誌
Am J Bot
巻号頁・発行日
vol.47, pp.819-827, 1960
被引用文献数
1 4
著者
後藤 懇
出版者
じほう
雑誌
調剤と情報 (ISSN:13415212)
巻号頁・発行日
vol.13, no.9, pp.1109-1113, 2007-09
著者
遠藤 孝一
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育学会年会物理教育研究大会予稿集
巻号頁・発行日
no.16, 1999-08-09

メガホンは遠くの人に、話をするのに便利な道具です。メガホンを使って話すと、遠くまで声が伝わるのはなぜなのでしょう?また、このメガホンに口ではなく、耳をあてるとどのように聞こえるでしょうか?これがよく聞こえるんですね。遠くでお友達が話してるとき、そのままだと何も聞こえないのに、メガホンを使うとはっきり聞こえてきます。2人ではなれてメガホンを持つと、遠くにいてもないしょばなしができますね。
著者
石井 米雄
出版者
上智大学
雑誌
上智アジア学 (ISSN:02891417)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.1-16, 1999-12-27

石井米雄先生古稀記念 タイ研究特集号(Festschrift in Honor of Professor Yoneo Ishii)