著者
山来 寧志 猪原 正守
出版者
一般社団法人日本品質管理学会
雑誌
品質 (ISSN:03868230)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, 1999-04-15

ある配色から受ける感情の背後にある潜在的特性と物理量との因果関係を知るためには, 最初に因子分析法によって潜在因子を抽出し, 回帰分析法によってそれらの因果関係を解明する方法が一般的である.本研究では, 感情を引き起こす対象としてお菓子のパッケージを取り上げ, パッケージから受ける印象をアンケート調査により評価, それに対して因子分析法と実験計画法を適用することで, 潜在因子と設計特性の関係を明らかにする方法を提案した.
著者
下見 千恵
出版者
県立広島大学
雑誌
広島県立保健福祉短期大学紀要 (ISSN:13420070)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.31-38, 1998-03
被引用文献数
3

本研究は, 看護学生が重症心身障害児をどのように捉え, 看護実習を通して学ぶ要素が何なのかを明確にすることを目的とした。自由記述形式により, 重症心身障害児に対する印象をアンケート調査し, データをKJ法により分析した。その結果, 学生の重症心身障害児に対する印象は, 実習開始時と実習終了後を比較すると, negativeな印象からpositiveな印象へと変化することを確認した。また, 重症心身障害児とはじめて接触した学生は, まず不安になり困惑することが明らかになった。さらに印象の変化に関連する要因として, 若干の知見を得た。その要因とは"笑顔などの重症心身障害児の反応", および"学生がその反応に気付くこと"である。それらの知見をもとに, 小児看護実習における教育方法を考察した。
著者
戸谷 義明 伊藤 弘晃 後藤 大希
出版者
日本理科教育学会
雑誌
日本理科教育学会東海支部大会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
no.53, 2006-11-19

名古屋市瑞穂青年の家より出前化学実験を依頼された.実験場所が料理室であることから, お菓子を作成する化学実験を実践できる絶好の機会であると考え, 実験テーマを検討し, 実験法を開発した.実践を行った結果, お菓子作成実験は, 子どもたちに化学実験の基本を教えることができるだけでなく, 子どもたちの理科への興味・関心を喚起できることが分かった.
著者
BUCHHOLZ J. T.
雑誌
Amer. J. Bot.
巻号頁・発行日
vol.38, pp.245-252, 1951
被引用文献数
1 5
著者
遠藤 隆
出版者
北海道東海大学
雑誌
北海道東海大学紀要. 人文社会科学系 (ISSN:09162089)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.141-161, 1991

永い歴史をもつ中東問題はパレスチナの将来をめぐる紛争が発端であったが国際社会では今日も尚その解決への糸口が模索されている。イギリスの委任統治下にあったパレスチナにおける人口構成は3分の2はアラブ人で3分の1がユダヤ人というものであった。1947年に国連に持ち出されたが, 当時からその主要議題の1つとなってきた。1991年7月, ゴルバチョフソ連大統領とブッシュ米大統領は首脳会談後, 共同声明を発表して同年10月に米ソ共催のもとに中東和平会議を開くことを発表するなど, 中東問題解決への機運が一段と高まった。ゴラン高原やヨルダン川西岸の占領地を手放さないとするイスラエル側とアラブ諸国間にはいくつかの課題が残されている。イスラエルは中東和平会議への東エルサレムのパレスチナ代表問題でも妥協する姿勢をみせていない。ソ連における最近のクーデターによる政変のため中東和平会議の行方が一時危ぶまれたが, その後も, 米ソ間の歩調は崩れず, 両国の和平努力に期待が寄せられている。しかし, イスラエルと米国間の信用保証供与(ユダヤ人入植のための住宅建設資金100億ドルの審議延期をブッシュ大統領は議会に要請した。)の問題もあり楽観できない情勢にあり, 和平会議に微妙な影響を与えることになった。そして, 1991年9月28日アルジェで開かれたパレスチナ民族評議会(PNC)は中東和平会議へのPLO参加で前向きの姿勢を示したが, イスラエル側の反応は依然としてPLOを交渉相手としない態度をくずしておらず難航が予想される。1978年に実現した, エジプト, イスラエル, 米国間での合意(中東和平の枠組み及びエジプトとイスラエル間の平和条約-これに基きイスラエルは82年4月までにシナイ半島をエジプトに返還することになった)とでは事情が異なることは指摘するまでもない。10月30日から3日間マドリードで開催された和平会議では予想どうり占領地返還問題が焦点となったが, 結局, イスラエルの譲歩はみられず, 完全撤退を要求するアラブ側との間に改めて大きな対立を残すことになった。中東地域の和平を模索する動きは今後も続くことは間違いないが, アラブ諸国とイスラエル間に存在する根強い問題の解決がない限り, 大きな進展を期待することはできない。本論はこの問題の歴史的背景を直視し, その政治的解決への可能性について論及するものである。

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著者
岡 紀子 岡田 英孝 川田 恒康 固武 龍雄 重嶋 まみ 真銅 解子 末廣 恒夫 土谷 久 原田 智子 松谷 貴己 南山 和男 宮入 暢子
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.50, no.10, pp.694-697, 2008

ご愛読者の皆さまに声をお聞かせいただくようお願いいたしました。お褒めのことば,お叱りのことば,いずれもありがたく受け止めてまいります。皆さまに育てられて今日の日を迎えることができました。これからも,どうぞよろしくお願いいたします(50音順)。<br>
著者
鈴木 裕子
出版者
駒澤大学
雑誌
駒沢短期大学研究紀要 (ISSN:02866676)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.1-31, 1995-03
著者
大嶺 裕幸 薮下 剛 紀平 一成 田邊 宏太 葛西 徹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.100, pp.61-66, 2008-06-19
被引用文献数
1

JAXA(Japan Aerospace Exploration Agency)により開発を行っているH-II Transfer Vehicle(HTV)は,国際宇宙ステーション(ISS:Intemational Space Station)への物資補給を担う無人・自動ランデブ宇宙機である.HTVはISSへ接近する際、ISSに搭載されているGPS受信機とHTVに搭載されているGPS受信機により相対航法を行うため、高精度な測位が可能である.マルチパス環境下においては、GPS受信機はマルチパスによるシュードレンジ誤差が発生する.このマルチパスによって生じるシュードレンジ誤差成分は、相対航法により除去できない成分となるため、測位誤差を生み出すおそれのあるマルチパスによる影響を前もって予測し定量的に把握しておくことが重要となる.本報告では,ISS構造物によるマルチパスを考慮した遅延波の解析並びにシュードレンジ誤差解析結果について報告する.ISS構造物をパドルやラディエータ等の駆動部も考慮して詳細なモデル作成を行い、レイトレースによりマルチパス遅延波を精度良く算出した.この結果、ISSで発生するマルチパスによるシュードレンジ誤差の方向を算出することができる.更に、ISS,GPSの軌道に連動したISS構造物によるシュードレンジ誤差の変動の予測が可能であることを示す.
著者
大野 直美
出版者
英米文化学会
雑誌
英米文化 (ISSN:09173536)
巻号頁・発行日
no.27, pp.57-67, 1997-03-31

The aim of this paper is to analyze Rosie's character in Cakes and Ale. Rosie is conspicuous for her brightness and mysterious beauty in spite of her bad behavior. Her bad behavior is based on her instinct. She is always honest with herself and behaves as she pleases. In Cakes and Ale, "I"or narrator Ashenden, recalls her. "I" has memories of Rosie from when he was young and about fifty years later she reappears before him lively. "I" admires Rosie though she betrayed him in past days. Rosie must be the source of the warmth of Cakes and Ale because Maugham evidently loves his heroine and this love suffuses the whole book. In this paper I will try to examine Rosie in two separate appearances in the recollections of "I" and analyze why she attracts "I" and the readers' mind.
著者
Kawamoto Tadashi Mori Takehiko Takimiya Kazuo Kataoka Yoshiro Aso Yoshio Otsubo Tetsuo
出版者
American Physical Society
雑誌
Physical Review B - Condensed Matter and Materials Physics (ISSN:01631829)
巻号頁・発行日
vol.65, no.14, pp.140508-1-140508-4, 2002-03-28
被引用文献数
7 42

The degree of charge transfer and the upper critical field of the organic superconductor (MDT-TSF)(AuI2)x have been investigated (MDT-TSF: methylenedithio-tetraselenafulvalene). The x-ray oscillation photograph indicates that the anion lattice is incommensurate with the donor lattice, and the chemical composition is (MDT-TSF)(AuI2)0.44 . The charge-transfer degree of this salt is 0.44. The electrical resistivity and the Seebeck coefficient indicate that this salt is a good Fermi liquid above the superconducting transition temperature. The upper critical fields show anisotropic three-dimensional character in spite of the complicated incommensurate structure, and are within the Clogston-Chandrasekhar paramagnetic limit in all directions.

1 0 0 0 IR お菓子の汽車

著者
土川 五郞
出版者
日本幼稚園協會
雑誌
幼兒の教育
巻号頁・発行日
vol.28, no.3, pp.61-63, 1928-03
著者
村岡卓
雑誌
あたらしい眼科
巻号頁・発行日
vol.20, pp.179-182, 2003
被引用文献数
4