著者
福原 明雄
出版者
首都大学東京
巻号頁・発行日
pp.1-124, 2015-09-30

首都大学東京, 2015-09-30, 博士(法学), 甲第551号
著者
張 慶在
出版者
Center for Advanced Tourism Studies = 北海道大学観光学高等研究センター
雑誌
International Journal of Contents Tourism
巻号頁・発行日
vol.1, pp.45-52, 2016-07-29

本リサーチノートでは、コンテンツツーリズムとイベントツーリズムの側面から、コンテンツをテーマにするイベントの特徴について明らかにする。具体的には、北海道洞爺湖町で行われる 「TOYAKO マンガ・アニメフェスタ」(TMAF)に対する参与観察をもとに、参加者の参加形態を分析する。TMAF は、ポップカルチャーコンテンツをテーマとするイベントであり、2010年からはじまった。初年度の3千人から年々参加者が増え、2015年には約6万人が参加した。TMAF では、ポップカルチャーコンテンツが観光を誘発する要素の一つであり、そういう意味でTMAF に対する観光はコンテンツツーリズムと言うことができる。一方、TMAF はフェスティバル形式のイベントであり、イベントが観光を誘発するイベントツーリズムの特徴も見られる。TMAF に参加する観光客の実際の観光パターンからは、既存のコンテンツツーリズムとイベントツーリズムとは少々異なる特徴が見られる。TMAF において参加者は、観光客であると同時に、場の雰囲気を作るホストのような役割をする。また、伝統的にはホストに属する地域住民がゲストのような役割をすることもある。TMAF の事例を通して、コンテンツツーリズム、イベントツーリズムなどポップカルチャーイベントをめぐるダイナミックな観光の在り方が見られる。
著者
奥田 安弘
出版者
北海道大学法学部
雑誌
北大法学論集 (ISSN:03855953)
巻号頁・発行日
vol.44, no.3, pp.1-30, 1993-10-25
著者
谷本 晃久
出版者
北海道大学文学研究科北方研究教育センター
雑誌
知里真志保 人と学問 : 生誕百周年記念シンポジウム予稿集
巻号頁・発行日
pp.17-26, 2009-02-22

知里・小田『ユーカラ鑑賞』(昭和31年)に関する思い出(石森延男/藤女子大学)同書所収「松前の若殿が所作しながら歌った神謡」の最近の評価(佐藤2007)・「知里は、この神謡が歴史的事実を反映して語られていると考えている」「知里は、アイヌの口頭伝承からアイヌの歴史を読み解くということを、説いたのである」「『松前の若殿が所作しながら歌った神謡』は、和人の侵略が始まって以降の神謡であることは明確であるし、その物語の具体性から、この神謡が実際に起こったことをモデルにしていると考えることは不自然なことではない」・「松前の若殿が所作しながら歌った神謡」は「ホロベツに伝承された神謡」(『ユーカラ鑑賞』)。知里氏の幌別をフィールドにした研究は、『アイヌ民譚集』などの口承文芸のみではなく、佐藤三次郎との協業を含む民族(民俗)誌研究や山田秀三との協業を含む地名(地誌)研究にそのウイングが広がっている。・報告者は、口承文芸研究の歴史性に関する見識を持つものではないため、文献史学の側から直接参考とした知里氏の民族誌研究、とりわけ漁場儀礼に関するそれを取り上げ、お話し申し上げたい。
著者
島津 明
巻号頁・発行日
pp.1-27, 2007-09-07

北陸先端科学技術大学院大学 21世紀COEシンポジウム「検証進化可能電子社会」 = JAIST 21st Century COE Symposium “Verifiable and Evolvable e-Society”, 開催:2007年9月6日~7日, 開催場所:キャンパス・イノベーションセンター東京 国際会議室(1F)
著者
Ishii Midori Murase Hiroto Fukuda Yoshiaki Sawada Kouichi Sasakura Toyoki Tamura Tsutomu Bando Takeharu Matsuoka Koji Shinohara Akira Nakatsuka Sayaka Katsumata Nobuhiro Okazaki Makoto Miyashita Kazushi Mitani Yoko
出版者
The Mammal Society of Japan
雑誌
Mammal study (ISSN:13434152)
巻号頁・発行日
vol.42, no.4, pp.191-199, 2017-12
被引用文献数
12

In this study, we investigated the diving behavior of sei whales relative to the vertical -distribution of their potential prey in the western North Pacific during the summer of 2013. Acoustic time-depth transmitters were attached to two sei whales for 10.2 and 32.0 h, respectively. The vertical distribution and density (expressed as the volume backscattering strength, SV) of their potential prey were recorded by an echosounder. Diving behavior was classified into two shapes: U-shaped and V-shaped. For both individuals, U-shaped diving was associated with higher SV values than V-shaped diving and the frequency of U-shaped diving increased from late afternoon until sunset. During the daytime, dense scattering layers (presumably zooplankton) were distributed at approximately 40 m and they then migrated toward the surface around sunset. The diving depth of the whales followed the diel migration of the scattering layers and the diving was concentrated in these layers when the density became high. The results of this study indicate that sei whales change their diving depth and shapes in response to the diel vertical migration of their potential prey.
著者
伊藤 誠
巻号頁・発行日
2017-09

Supervisor:田中 清史
著者
田部 昇
巻号頁・発行日
2013
著者
マティソフ ジェイムズ A. James A. Matisoff
出版者
国立民族学博物館
雑誌
国立民族学博物館研究報告 = Bulletin of the National Museum of Ethnology (ISSN:0385180X)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.375-395, 2015-01-30

近年N. Hill氏はチベット・ビルマ歴史言語学では確立された音対応,文語チベット語-o(-):文語ビルマ語-wa(-),に疑義を唱える論考を発表した。この根底には,文字を持つ古い言語に依拠する文献学的研究傾向と,文字を持たない現代の言語をベースとするフィールドワーク言語学との相剋があると思われ,私はHill氏の論旨に反対の立場をとる。だが,小稿は単なる反論ではなく,私はこれを機に上記の音対応に関わる事象をチベット・ビルマ祖語との関連において総ざらいし,*-e(-)と*-o(-)をチベット・ビルマ祖語の母音体系から外し,替わりに-ay(-) / -ya(-)と-aw(-) / -wa(-)を立てるべきであることを発見した。以下はそのプロセスを詳細に述べたものである。
著者
小谷 健司
出版者
愛知教育大学数学教育講座
雑誌
イプシロン (ISSN:0289145X)
巻号頁・発行日
vol.51, pp.43-52, 2009-12-12