4 0 0 0 OA 肖像

著者
[野村]文紹 著
出版者
[書写者不明]
巻号頁・発行日
vol.2之巻, 1800
著者
田中 哲朗
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.48, no.11, pp.3470-3476, 2007-11-15
参考文献数
4
被引用文献数
1

「シンペイ(SIMPEI)」は高橋晋平氏が考案し株式会社バンダイが2005 年7 月に発売したボードゲームである.縦横斜めに駒を並べることを目標とする点は,n 目並べの多くのバリエーションと共通しているが,盤面を「上の世界」と「下の世界」の二つに分けている点や,挟んだ駒を自由に移動できる点に特徴があり,高いゲーム性を有している.この点が評価されて,2006 年のGPCC(Games and Puzzles Competitions on Computers)の課題問題に選ばれた.「シンペイ」は二人完全情報零和ゲームなので,すべての局面の理論値(勝ち,負け,引き分けのいずれか)を決定することが可能である.本論文では,後退解析(Retrograde analysis)をベースにしたプログラムを用いてすべての局面の理論値を求めた.そして,「シンペイ」の公式ルールの初期配置が後手必勝であること,1手目を自由に置くことが許されれば先手必勝であることを確かめた.また,勝ちに要する最長手数が49 手であること,「シンペイ」のゲームにツークツワンク(ZugZwang)が存在することや,単純なサイクルが存在し,その周期は1,3,4 の3 通りしかないことなど,いくつかの興味深い性質を求めることができた."SIMPEI" is a board game, which was designed by Simpei TAKAHASHI. It was released in July 2005 by BANDAI. Although it is similar to other n-stones-in-a-row games, it has two unique features. The first one is the two separated worlds in a board, the upper world and the lower world. And the second one is to move in free the opponents piece which is clipped by one player's pieces. This game is selected one of the problems of this year in the GPCC (Games and Puzzles Competitions on Computers). Because "SIMPEI" belongs to perfect information two player zero-sum games, in a theoretical sense, all states in the game can be decided as winning, losing or in draw. We practically analyzed all game states with a program based on retrograde analysis. In this paper, we show the result of the analysis. We found that the second player can always win in the "SIMPEI" official rule. And we present some other interesting features of the game.
著者
磯田 定宏
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-1, 情報・システム 1-情報処理 (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.83, no.9, pp.946-959, 2000-09-25
参考文献数
21
被引用文献数
9

オブジェクト指向により実世界を直感的かつ自然にモデル化できるとの理解に基づき, 実世界モデル化, すなわち実世界を「あるがままにモデル化」しクラス図として表す方法が広く行われている.このあるがままにモデル化する実世界モデル化方式, すなわち「真性」実世界モデル化方式は, ソフトウェアの開発は特に想定せず単に実世界をクラス図として表現する場合, あるいはシミュレーションソフトウェアを開発する場合には問題なく適用できる.しかし, 実世界の業務を自動化するソフトウェア(業務支援ソフトウェア)を開発する場合には, 自動化する前の実世界(もとの実世界)をモデル化して「自動化しようとする業務が処理対象とする事物に関する情報」のモデルを作るという「擬似」実世界モデル化方式を適用しなけらばならない.以上述べたように実世界モデル化には真性及び擬似実世界モデル化という二つの形態があり, これらは対象とする問題の性質に応じて使い分けなければならない.ところがこれまでこの点は明確に意識されることはなかった.実際, 多くのオブジェクト指向方法論及び技法に関する文献では, 対象とする問題の種別を特に考慮することなく実世界をあるがままにモデル化するよう説いている.これらの文献では本来擬似実世界モデル化を用いるべきときに, 真性モデル化と擬似モデル化の混合といえる「ナイーブな実世界モデル化」を用いている.このため, これらの文献を信じるナイーブな設計者たちは業務支援ソフトウェアを開発するクラス図を作成する場合に, システムのアクタとシステム内のクラスとを混同して不可思議なモデルを作る, 余計なクラスをクラス図に取り込む, あるいは余計な操作をクラスに与えるなどの深刻なモデル化誤りを引き起こしている.
著者
神田 隆
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.108, no.8, pp.1517-1523, 2019-08-10 (Released:2020-08-10)
参考文献数
10
被引用文献数
1

血管炎性ニューロパチーは,末梢神経軸索の虚血による梗塞が本態である.生命予後には直結しない血管炎合併症であるため,不当に軽視される傾向がみられるが,一旦,梗塞に陥った末梢神経は容易には再生できず,治療の遅れた患者はADLの低下を一生負い続ける結果となる.的確な診断と速やかな治療開始のためには,まず本症であることを疑うこと,次いで,詳細な神経学的診察によって多発性単神経炎の存在を明らかにすることが重要である.
著者
五十嵐 隆
出版者
公益財団法人 日本学術協力財団
雑誌
学術の動向 (ISSN:13423363)
巻号頁・発行日
vol.22, no.10, pp.10_19-10_23, 2017-10-01 (Released:2018-02-10)
参考文献数
5

4 0 0 0 Artes liberales

出版者
岩手大学教養部
巻号頁・発行日
1966
著者
中山 健夫
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.138, no.3, pp.331-334, 2018-03-01 (Released:2018-03-01)
参考文献数
17
被引用文献数
2

Evidence-based medicine (EBM) can be defined as “the integration of the best research evidence with clinical expertise and a patient's unique values and circumstances”. However, even with the best research evidence, many uncertainties can make clinical decisions difficult. As the social requirement of respecting patient values and preferences has been increasingly recognized, shared decision making (SDM) and consensus development between patients and clinicians have attracted attention. SDM is a process by which patients and clinicians make decisions and arrive at a consensus through interactive conversations and communications. During the process of SDM, patients and clinicians share information with each other on the goals they hope to achieve and responsibilities in meeting those goals. From the clinician's standpoint, information regarding the benefits and risks of potential treatment options based on current evidence and professional experience is provided to patients. From the patient's standpoint, information on personal values, preferences, and social roles is provided to clinicians. SDM is a sort of “wisdom” in the context of making autonomous decisions in uncertain, difficult situations through interactions and cooperation between patients and clinicians. Joint development of EBM and SDM will help facilitate patient-clinician relationships and improve the quality of healthcare.
著者
川端 祐一郎 藤井 聡
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集D3(土木計画学) (ISSN:21856540)
巻号頁・発行日
vol.70, no.5, pp.I_123-I_142, 2014 (Released:2015-05-18)
参考文献数
123
被引用文献数
4

物語(narrative, story)の性質は,人文科学において古くから論じられてきたが,近年,社会学・政治学・社会心理学・経営学などの社会科学諸分野においても,人間のコミュニケーション能力や認知能力の本質を理解するための手がかりとして,物語の概念が注目を集めている.しかし,公共政策の策定及び遂行の場面で,物語の性質を実践的に利用する方法が十分に明らかにされているとは必ずしも言い難い.本研究では,とりわけ公共政策におけるコミュニケーションに応用しうる理論や発見に焦点を当てて,既往の物語研究の成果をレビューするとともに,物語が公共政策における実践活動をどのように改善し得るかについて考察し,今後行われるべき実証的研究の方向性を提案する.
著者
向野 雅彦 才藤 栄一
出版者
公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
雑誌
The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
巻号頁・発行日
vol.53, no.9, pp.690-693, 2016
被引用文献数
1

ICFは2001年に世界保健機関(WHO)により採択され,以降世界各国においてさまざまな形で臨床への導入に関する検討が進められてきた.しかし,実際の臨床における使用に際してさまざまなハードルがあり,現在でも普及に課題があるのも事実である.そのような状況にあって,現在は実用面を重視した取り組みが多く行われている.ICFの分類を臨床家にわかりやすく整理する取り組み,あるいは既存の評価表からICFに変換,標準化するための研究など,国際的な枠組みで普及に向けた新しい取り組みが進められており,評価の共通化・標準化,さらにはそれらの取り組みを通じたリハビリテーションの質の向上への貢献が期待されている.

4 0 0 0 OA 国史美談

著者
北垣恭次郎 著
出版者
実業之日本社
巻号頁・発行日
vol.現代史 巻1, 1927
著者
千葉省三 等編
出版者
日本図書出版社
巻号頁・発行日
vol.1年生, 1932