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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1924年06月14日, 1924-06-14
著者
松本 浩之
出版者
文教大学
雑誌
教育研究所紀要 (ISSN:09189122)
巻号頁・発行日
no.22, pp.49-54, 2013

文部省が発表した来年度土曜授業を行う公立校への補助金制度について検討し、すでに始まっている東京都を始めいくつかの自治体の土曜授業の状況と比較した。
著者
深澤 圭太 石濱 史子 小熊 宏之 武田 知己 田中 信行 竹中 明夫
出版者
日本生態学会
雑誌
日本生態学会誌 (ISSN:00215007)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.171-186, 2009-07-31
被引用文献数
7

野外の生物の分布パターンは生育に適した環境の分布や限られた移動分散能力などの影響をうけるため、空間的に集中した分布を持つことが多い。データ解析においてはこのような近隣地点間の類似性「空間自己相関」を既知の環境要因だけでは説明できないことが多く、近い地点同士ほど残差が類似する傾向がしばしば発生する。この近隣同士での残差の非独立性を考慮しないと、第一種の過誤や変数の効果の大きさを誤って推定する原因になることが知られているが、これまでの空間自己相関への対処法は不十分なものが多く見られた。近年、ベイズ推定に基づく空間統計学的手法とコンピュータの能力の向上によって、より現実的な仮定に基づいて空間自己相関を扱うモデルが比較的簡単に利用できるようになっている。中でも、条件付き自己回帰モデルの一種であるIntrinsic CARモデルはフリーソフトWinBUGSで計算可能であり、生物の空間分布データの解析に適した特性を備えている。Intrinsic CARモデルは「空間的ランダム効果」を導入することで隣接した地点間の空間的な非独立性を表現することが可能であると共に、推定された空間的ランダム効果のパターンからは対象種の分布パターンに影響を与える未知の要因について推察することができる。空間ランダム効果は隣接した地点間で類似するよう、事前分布によって定義され、類似の度合いは超パラメータによって制御されている。本稿では空間自己相関が生じるメカニズムとその問題点を明らかにした上で、Intrinsic CARモデルがどのように空間自己相関を表現しているのかを解説する。さらに、実例として小笠原諸島における外来木本種アカギと渡良瀬遊水地における絶滅危惧種トネハナヤスリの分布データへの適用例を紹介し、空間構造を考慮しない従来のモデルとの比較からIntrinsic CARモデルの活用の可能性について議論する。
著者
西村 篤弘 津野 宏
出版者
一般社団法人日本地球化学会
雑誌
日本地球化学会年会要旨集 2016年度日本地球化学会第63回年会講演要旨集
巻号頁・発行日
pp.74, 2016 (Released:2016-11-09)

福島第一原子力発電所における事故の発生直後に横浜において、粒径別に採取したエアロゾルに含まれる、放射性粒子の粒径分布を解析した。ローボリウムエアサンプラーにより2011年3月12日より4月15日に採取した9段階の粒径別試料のIPによるオートラジオグラフィー、ガンマ線スペクトロメータでの放射性セシウムの定量を行った。AMAD(空気力学的放射能中央径)は1.3 μmとなり、放射性セシウムが1.1-2.1 μm, 2.1-3.3 μmの画分に多くふくまれ、事故から時間が経ったエアロゾル試料と比較し、粒径が大きなものにピークがあり、事故直後二波粒径の大きな放射性粒子が横浜にも到達していることが示された。

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著者
田山花袋 著
出版者
金星堂
巻号頁・発行日
1925
著者
吉井 和輝 Eric Nichols 中野 幹生 青野 雅樹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. SLP, 音声言語情報処理
巻号頁・発行日
vol.2015, no.4, pp.1-8, 2015-05-18

単語ベクトルは,統計的自然言語処理で利用しやすい分散意味表現として近年盛んに用いられるようになってきた.しかしながら,今まで主に英語で評価されてきたため,英語以外の言語での有効性は不明である.本研究では,単語の類推 (word analogy) と文完成 (sentence completion) の二つの評価タスクを用い,著名なオープンソースツールである word2vec (gensim の再実装) と GloVe を用いて構築した日本語単語ベクトルの評価を行った.単語の類推タスクでは,英語データで公表されている結果に近い結果を得たが,文完成のタスクでは,精度が大幅に減少した.本稿では,両タスクのエラー解析で明らかになった英語の単語ベクトルと日本語の単語ベクトルの性能差や,日本語特有の問題について調査した結果について述べる.
著者
湯浅 俊彦
出版者
社団法人情報科学技術協会
雑誌
情報の科学と技術 = The journal of Information Science and Technology Association (ISSN:09133801)
巻号頁・発行日
vol.63, no.8, pp.322-327, 2013-08-01

日本の出版流通における書店の位置を概観し,学術出版の流通に起きた変化と書誌情報・物流情報のデジタル化という前史から,今日の電子出版ビジネスと書店の関係を考察した。そこで明らかになったのは物流を伴わない出版流通において,既存のリアル書店が主要なプレイヤーにはなりえないということである。しかし,リアル書店の良さはその空間演出にある。アマゾンのようなオンライン書店の登場によってこれまで当たり前であった普通の書店が「リアル書店」と呼ばれ,その価値が改めて見直されたように,電子出版の進展によって「紙の本」の価値は相対化されながらも,消えることはないだろう。
著者
梅井 菜央 安宅 一晃 嶋岡 英輝 木西 悠紀 菅 健敬 大塚 康義 宇城 敦司
出版者
一般社団法人 日本集中治療医学会
雑誌
日本集中治療医学会雑誌 (ISSN:13407988)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.405-408, 2012-07-01 (Released:2013-01-16)
参考文献数
10
被引用文献数
1

発熱を初発症状とする12歳の男児が,血液分布異常性ショック,肝不全,非乏尿性腎不全を呈して来院した。血液検査は,WBC,CRP,プロカルシトニン,サイトカインの上昇を示し,重症感染による敗血症性ショックと診断した。しかし翌日,心機能低下や皮膚粘膜症状に気づき,川崎病と診断した。川崎病は乳幼児期に発症し,年長児以降の発症例はまれである。また,川崎病は免疫系の異常により高サイトカイン血症に至り,敗血症と同様の症状を呈することがある。本例のように,年長児以降に感染を疑う血液分布異常性ショックを呈した場合は,川崎病も考慮する必要がある。

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著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1911年03月28日, 1911-03-28
著者
Tsuyako Sakamaki Motohiko Hara Kazunori Kayaba Kazuhiko Kotani Shizukiyo Ishikawa
出版者
日本疫学会
雑誌
Journal of Epidemiology (ISSN:09175040)
巻号頁・発行日
pp.JE20150092, (Released:2015-10-10)
参考文献数
23
被引用文献数
5

Background: Previous studies on the association between coffee consumption and subarachnoid hemorrhage (SAH) have provided inconsistent results. We examine the risk of SAH from coffee consumption in a Japanese population.Methods: Our analyses were based on the Jichi Medical School Cohort Study, a large-scale population-based prospective cohort study. A total of 9941 participants (3868 men and 6073 women; mean age 55 years) with no history of cardiovascular disease or carcinoma were examined. Participants were asked to choose one of five options to indicate their daily coffee consumption: none, less than 1 cup a day, 1–2 cups a day, 3–4 cups a day, or 5 or more cups a day. The incidence of SAH was assessed independently by a diagnostic committee. Cox proportional hazards models were used to calculate hazard ratios (HRs) and their 95% confidence intervals (CI) after adjustment for age and sex (HR1) and for additional potential confounders (HR2).Results: During 10.7 years of follow-up, SAH occurred in 47 participants. When compared with the participants who consumed less than 1 cup of coffee a day, the HR of SAH was significantly higher in the group who consumed 5 or more cups a day in both models (HR1 4.49; 95% CI, 1.44–14.00; HR2 3.79; 95% CI, 1.19–12.05).Conclusions: The present community-based cohort study showed that heavy coffee consumption was associated with an increased incidence of SAH after adjusting for age, sex, and multiple potential cardiovascular confounders.