著者
井上 尊寛 Inoue Takahiro 竹内 洋輔 Takeuchi Yosuke 荒井 弘和 Arai Hirokazu
出版者
法政大学スポーツ健康学部
雑誌
法政大学スポーツ健康学研究 (ISSN:21853703)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.27-31, 2014-03-30

本研究は、NHK杯国際フィギュアスケート競技会にて調査をおこない、フィギュアスケート観戦者の観戦行動およびフィギュアスケートの採点基準から観戦者が重要視するコア・プロダクトの構成因子を設定し、測定を行った。結果からは、ジャンプやスピンといった技術的な要素よりも、スケーティングや音楽との調和などの芸術的な要素を重要視する傾向がみられた。また、観戦者は女性の構成比が高く、国内で開催されている国際大会の観戦はしているが、国内競技会への観戦頻度は高くないことが分かった。これらのことから、音楽との調和や優雅さ、審美性などの美的要素に着目したプロモーションや、スコアの低かった因子についての理解を促すプロモーションの有用性が示唆された。
著者
李 丹慧[著] 吉田 豊子[訳]
出版者
京都産業大学
雑誌
京都産業大学論集. 人文科学系列 (ISSN:02879727)
巻号頁・発行日
vol.48, pp.407-430, 2015-03

中国の新疆におけるソ僑〔ソ連国籍をもつ新疆の人〕及びその膨大かつ複雑な社会関係のネットワークは,ソ連が新疆で影響力を拡大し維持する広くかつ深い社会的基盤となっていた。とりわけ1940 年代の半ばには,このような特殊な集団は新疆において実際にある種の「国の中の国」という状況を作り出していた。このような状態は,中華人民共和国の成立後においても続いたのである。新疆のソ僑協会はソ僑の集団を一層凝集させ,新疆におけるソ連の社会的基 盤を強固にした。そして,1950 年代半ばからグループに分かれて帰国したソ僑は,自分たちと新疆域内の親族及びその社会関係とをつなぐルートを築いた。中ソ関係に亀裂が生じた時に,ソ連は新疆におけるソ連籍幹部を勢力の中核とし,帰国ソ僑をルートにして,中国の反修正主義闘争の方針に対応しようとした。中ソが分裂した後,帰国ソ僑と新疆の辺疆地域の人民との間の相互関係の発展にともなって,潜在していた新疆地区の民族分裂の情緒が噴出し,ソ連の中央アジア地域の各加盟共和国が,ある程度,新疆の民族分裂主義のガソリン・スタンドや大本営となり,新疆は中ソ友好の基地や戦略的大後方から,中国がソ連の修正主義に対抗する中心的な地域となり,イリはさらに反修正主義闘争の前線基地となってしまった。
著者
足立 広明
出版者
奈良大学史学会
雑誌
奈良史学 (ISSN:02894874)
巻号頁・発行日
vol.30号, pp.163-194, 2013-01

アレクサンドリアにヒュパティアという名の女性がいた。彼女は哲学者テオンの娘であった。彼女は高い教養を修め、とくにプロティノスによって引き出されたプラトンの研究を成功裏に継承し、意欲を持って集まった人々にあらゆる哲学的学芸を開示した。
著者
薬袋 秀樹
出版者
日外アソシエーツ
雑誌
現代レファレンス・サービスの諸相
巻号頁・発行日
pp.131-165, 1993-03 (Released:2013-12-19)

三浦逸雄,朝比奈大作編
著者
本田 ゆかり ホンダ ユカリ Honda Yukari
出版者
本田ゆかり
巻号頁・発行日
0000

PDF/A形式により利用可能 アクセス:WWWによる 東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士 (学術) 論文 (2016年3月) 博甲第208号 参考文献: p158-166
著者
上村 盛人
出版者
奈良教育大学
雑誌
奈良教育大学紀要. 人文・社会科学 (ISSN:05472393)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.69-80, 1977-11-15 (Released:2017-02-24)

In Swinburne's poetry we find many remarkable femme fatale characters : Dolores, Faustine, Venus, Mary Stuart, and Atalanta are all typical femmes fatales, to give a few examples. He was almost possessed with the femme fatale image, and in fact, he became the first to introduce to the Victorian England the "fatal woman" imagery, which was indeed the representative iconography in the fin de siecle European art. Mary Gordon was Swinburne's closely related cousin and was also his bosom friend who had shared the romantic make-believe world of their own since their childhood. Mary's sudden announcement to marry a soldier was a shock to the poet, to whom perhaps it meant destruction of their cherished private world. Swinburne had been interested in the femme fatale theme since his boyhood, and in his imagination the "fatal woman" image had already taken shape, waiting only for a chance to be actually written down as a poem. Mary's engagement announcement gave him such a chance, and now he could set out to become a chief actor in his‘monodrama', in which he was to be tormented by cruel femmes fatales. Swinburne was a poet who was extremely conscious of his poetic art as a‘maker' of poetry. Almost all his poetry can possibly be said‘meta-poetry', that is, poetry about poetry. To achieve his aim to embody‘l'art pour l'art' in his poems, he made use of surprisingly many poetic forms and themes. And his femme fatale myth was one of such themes and his‘lost love' to Mary Gordon gave a good chance to start him writing femme fatale poems.
著者
舟田 京子
出版者
[出版者不明]
巻号頁・発行日
2006-02 (Released:2016-11-27)

制度:新 ; 文部省報告番号:甲2217号 ; 学位の種類:博士(学術) ; 授与年月日:2006/1/23 ; 早大学位記番号:新4238
著者
岩淵 令治
雑誌
学習院史学 (ISSN:02861658)
巻号頁・発行日
no.54, pp.105-126, 2016-03 (Released:2017-03-16)
著者
エティエンヌ バンブネ 小林 卓也
出版者
大阪大学人間科学部社会学・人間学・人類学研究室
雑誌
年報人間科学 (ISSN:02865149)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.49-64, 2010 (Released:2010-00-00)

訳 : 小林, 卓也 エティエンヌ, バンブネ(ジャン・ムーラン・リヨン第3大学)