3 0 0 0 OA 朝日年鑑

著者
朝日新聞社 [編]
出版者
朝日新聞社
巻号頁・発行日
vol.昭和6年, 1930

3 0 0 0 OA 官報

著者
大蔵省印刷局 [編]
出版者
日本マイクロ写真
巻号頁・発行日
vol.1937年01月20日, 1937-01-20
著者
辻 陽一
出版者
日本共産党中央委員会
雑誌
前衛 (ISSN:13425013)
巻号頁・発行日
no.256, pp.107-130, 1966-11
著者
北野 収
出版者
久留米大学
雑誌
産業経済研究 (ISSN:03897044)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.341-373, 2007-12

社会運動における知識人の役割は古くて新しい研究課題である。現代のメキシコにおける脱開発志向の社会運動においても,知識人が重要な影響を及ぼしていると考えられる。イヴァン・イリイチは,1970〜1980年代,コンヴィヴィアリティ,ヴァナキュラー,ジェンダー等の概念を用いて産業文明をラディカルに批判した思想家である。グスタボ・エステバは,政府高官を経て,自ら設立したローカルNGOを拠点として,南部メキシコ・オアハカ州において,反グローバリズム・脱国家主義志向の草の根社会運動を指導する自称「脱プロ知識人」である。本稿では,メキシコを代表するこの2人の知識人の交流と対話の軌跡を,文献およびエステバと筆者との対話を手がかりに明らかにする。そして,現役の社会運動家でもあるエステバの学習の過程,NGOを通じた彼らの実践活動とイリイチ思想との関連性を検証した。知識人が創出する思想・哲学は,時代を超えて,現場での実践活動に一定の影響と方向性を与えていることが確認された。
著者
藤野 秀策 深井 博志 梅田 昭正 梶谷 喬 藤原 順子
出版者
一般社団法人 日本小児神経学会
雑誌
脳と発達 (ISSN:00290831)
巻号頁・発行日
vol.8, no.4, pp.321-325, 1976-07-01 (Released:2011-05-24)
参考文献数
9

才女児の頭蓋内腫瘍の一例.頭蓋内雑音を両側眼瞼上と側頭部に聴取し, 心音図に記録した.雑音は患総側頸動脈圧迫により減少した.腫瘍は左中心領野を広範に占めるEpendymoblastomaで, 亜全別 (2009) のあと雑音は消失した.われわれの症例では頭蓋内雑音を発生し易い次のような特徴的所見を呈していた. (1) 太い少なくとも3本の導入動脈がみられ, (2) 脳表に存在し, (3) 開頭術中にredveinを認めたこと.頭蓋内雑音に関しての文献的考察を加え, 頭蓋内雑音の意義と病態生理について述べ, 頭蓋聴診の重要性を強調した.
著者
Takeshi ENOMOTO Shozo YAMANE Wataru OHFUCHI
出版者
Meteorological Society of Japan
雑誌
気象集誌. 第2輯 (ISSN:00261165)
巻号頁・発行日
vol.93, no.2, pp.199-213, 2015 (Released:2015-05-14)
参考文献数
31
被引用文献数
8 10

Simple methods are formulated using an ensemble forecast to identify the sensitive initial perturbations that grow in a specified region at the verification time. These methods do not require the tangent-linear or adjoint models, but use an ensemble forecast to obtain approximated solutions. Input to the sensitivity calculation can be any ensemble forecast integrated from initial conditions perturbed with the bred vector, singular vector, or ensemble Kalman filter methods. Two formulations are presented here to approximate the adjoint and singular vector methods using an ensemble forecast. The ensemble singular vector sensitivity, which has already been applied in previous studies, is obtained with a single eigenvector calculation. The ensemble adjoint sensitivity only requires an even simpler matrix-vector multiplication. To validate the formulations, ensemble-based sensitivity analysis has been conducted in a few cases. First, the two methods were applied to identify the sensitive initial perturbations that grow in the verification region over Japan in January and August 2003. The first singular vector mode indeed achieves the largest amplitude at the verification time, but that is not necessarily true after the verification time. Both methods can identify the sensitive regions more specifically than the regions with large ensemble spread in cases with a mid-latitude cyclone and with a tropical cyclone. The monthly-mean sensitivity in January 2003 indicates the effect of Rossby waves and synoptic disturbances in upstream sensitive regions over Siberia, Tibet, and a downstream sensitive region in the north-western Pacific; the sensitivity in August 2003 suggests the influence of the Asian summer monsoon. Next, for an August 2002 storm case in Europe, global 20-km resolution simulations were conducted from the initial conditions perturbed by the ensemble singular vector method to compare with the unperturbed simulation. In the perturbed simulation, the cyclone is deeper by a few hPa in its north-east sector with more precipitation north of the Alps more consistently with observations. These results indicate that reasonable sensitive regions can be identified with our methods.
著者
張 詩雋
出版者
日本文化人類学会
雑誌
文化人類学 (ISSN:13490648)
巻号頁・発行日
vol.85, no.4, pp.640-658, 2021

<p>肖像とは、何かにあやかり造られる像のことであり、人間の感情や願望に常に深く関連している。本稿の考察対象であるチベット・タンカは、チベット仏教やボン教の神仏を表現するのみならず、制作者や崇拝者の感情や願望を喚起させる神仏の肖像でもある。本稿では、タンカの制作・崇拝に関する事例の人類学的記述を通して、人間と肖像、主体と客体の関係がいかに撹乱されるかを考察する。タンカ制作には以下の3つの特徴がある。①数値化される規則がタンカの宗教性を決めること。②数値化されない規則――本稿ではそれを「不可量の部分」と呼ぶ――はタンカの審美性に大きく関与すること。③身体物質を使用することが、タンカの宗教性と審美性の両方に関係すること。タンカに関する先行研究では、①は重要視されてきたが、②と③への考察は十分になされていない。本稿では②タンカ制作における不可量部分、および③絵師の身体物質の使用に注目する。そしてタンカの魅力、あるいはタンカのエージェンシーの発生は、単に宗教的意味や視覚的美しさだけでなく、制作者がタンカと一体化する願望を実現させようとする点にあるとみなして、タンカの身体美学性を主張する。さらに本稿の後半では、タンカの依頼・使用の事例を紹介し、人間とタンカ間の「変身」が相互的であることを示す。人が像を造ることは、像に促され、制作者になることであり、制作者と肖像――人とモノ――は対面に置かれる鏡面のように、延々と反射し合う関係にある。</p>
著者
片岡 樹
出版者
日本文化人類学会
雑誌
文化人類学 (ISSN:13490648)
巻号頁・発行日
vol.85, no.4, pp.623-639, 2021

<p>本稿は、愛媛県菊間町(今治市)の牛鬼の事例から、神と妖怪との区分を再検討することを試みる。菊間の牛鬼は、地域の祭礼に氏子が出す練り物であり、伝説によればそれは妖怪に起源をもつものとされている。牛鬼は祭祀対象ではなく、あくまで神輿行列を先導する露払い役として位置づけられているが、実際の祭礼の場では、神輿を先導する場面が非常に限られているため、牛鬼の意義は単なる露払い機能だけでは説明が困難である。祭礼の場における牛鬼の取り扱いを見ることで明らかになるのは、牛鬼が公式には祭祀対象とはされていないにもかかわらず、実際には神に類似した属性が期待され、神輿と同様の行動をとる局面がしばしば認められることである。また、祭礼に牛鬼を出す理由としては、神輿の露払い機能以上に、牛鬼を出さないことによってもたらされうる災厄へのおそれが重視されている。つまり牛鬼はマイナスをゼロにすることが期待されているのであり、その意味では神に似た属性を事実上もっているといえる。これまでの妖怪論においては、祀られるプラス価の提供者を神、祀られざるマイナス価の提供者を妖怪とする区分が提唱されてきたが、ここからは、事実上プラス価を提供していながら、公には祀られていない存在が脱落することになる。牛鬼の事例が明らかにするのは、こうした「神様未満」ともいうべき、神と妖怪の中間形態への分析語彙を豊かにしていくことの重要性である。</p>
著者
西本 裕輝 Nishimoto Hiroki
出版者
琉球大学法文学部
雑誌
人間科学 (ISSN:13434896)
巻号頁・発行日
no.19, pp.67-82, 2007-03

全国的に少人数学級化の動きが加速している。それは学級規模が小さければ小さいほど教育効果は高まるとする仮説に基づいていると言える。しかしながら、こうした仮説を支持する研究データはほとんどない。そうしたことから本研究では校長・教員を対象とした全国調査の結果から、学級規模と教育効果の関係について検討を行った。分析から、学級規模が小さくなるほど教育効果は高まるという結果が得られた。これは校長調査の結果も教員調査の結果も同様である。このことから、少なくとも校長や教員の意識の上では、少人数教育の効果はあると結論づけることができる。ただし、この結果からただちに「少人数学級化によって教育効果は高まる」「学級規模が小さいほど教育効果は高まる」と結論づけるわけにはいかない。今後行う児童生徒調査の結果も踏まえて、慎重に結論を出す必要がある。
著者
高橋 尚子
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1436, pp.102-104, 2008-04-07

3月9日の名古屋国際女子マラソンで27位という結果に終わり、日本代表として北京五輪に出る夢はかないませんでした。それまで後悔なく過ごしてきたし、練習もやれるだけやった。こういう結果に終わったのは、やっぱりほかの選手の方が力があったということでしょう。これが私の今の実力だと思っています。