著者
馬場 孝
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.87, no.1, pp.52-54, 2021-01-15 (Released:2021-01-28)
参考文献数
31

2017年11月から2020年3月に大阪府内で販売されたマイワシからアニサキス属幼線虫を検出し,その種と寄生率を調べた。その結果,マイワシ872尾中6尾(0.7%)の内臓からAnisakis simplex sensu strictoが,1尾(0.1%)の内臓からA. pegreffiiがそれぞれ1虫体,2尾(0.2%)の筋肉からA. simplex s.s.が3虫体検出された。本報は,マイワシ筋肉から検出したアニサキス属幼線虫の種と寄生率を初めて明らかにした。
著者
萬里 編
巻号頁・発行日
1600

宋の黄庭堅(山谷)の詩の注釈書。万里集九著。巻末に明応8年(1499)の自跋がある。古活字版で、動植物、衣冠、天文などの図が二十数図整版により挿入されている。原表紙を存する。第7冊巻六之下第3~8丁、第18冊巻一七之下第1丁は補写。「宮内省図書印」「東京書籍館明治五年創立」印を捺す。伝本はかなり多い。万里集九(1428-?)は臨済宗の僧侶であったが、のち還俗し漆桶万里と称した。漢詩に優れ、詩文集『梅花無尽蔵』、三体詩・蘇東坡詩の注釈がある。
著者
農事新報社
出版者
農事新報社
巻号頁・発行日
vol.11(4), no.121, 1917-04
著者
斎藤 直
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.35, no.6, pp.452-459, 1996-12-15 (Released:2017-05-31)

フロンは成層圏オゾン層を破壊するため,生産と消費が国際的に規制された.フロンの仲間で,よりオゾン層破壊効果の大きい高性能消火剤のハロン消火剤の全廃について解説した.ハロン消火剤の消火機構,生産・消費の全廃とわが国の対応,代替の新消火剤の開発・利用の現状,新消火剤の消火性能と毒性について説明し,当面,ハロンのリサイクルと新消火剤を適材適所に用いて対応すべきであるとした.そのためには,新消火剤に関する消火性能,毒性などの情報が,利用者に正しく提供される必要がある.
著者
小林 信彦 Nobuhiko Kobayashi
雑誌
桃山学院大学総合研究所紀要 = ST.ANDREW'S UNIVERSITY BULLETIN OF THE RESEARCH INSTITUTE (ISSN:1346048X)
巻号頁・発行日
vol.28, no.3, pp.247-267, 2003-03-20

As the legislation sytem was established in ancient Japan, the harahe (祓) ceased to function as punishment. It developped into the o-harahe (大祓) to remove deceases and calamities as well as sins. When the Japanese added new items to the list of tumi (罪) in the norito (祝詞), they borrowed words for deceases and calamities from the Yakusikyo (藥師經): Thus they introduced into the list sirahito (lepra alba), kokumi (tumor-induced rickets), and calamities of hahumusi (creeping reptiles and worms) and of takatu-tori (birds on high).
出版者
電気車研究会
巻号頁・発行日
vol.[第5] (路面電車編), 1952

2 0 0 0 OA 芸苑一夕話

著者
市島春城 著
出版者
早稲田大学出版部
巻号頁・発行日
vol.上, 1922
著者
松田 晃一 三宅 貴浩
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.41, no.10, pp.2698-2707, 2000-10-15

?stepcounter{footnote}近年のコンピュータ技術とネットワーク技術の進歩により,サイバースペースを実現する基盤が整ってきた.このような環境の中,3Dのマルチユーザ仮想空間の実用化研究がなされ,ユーザが同じ仮想空間内で同じ体験を共有できるメディアとして実現されてきた.我々は,これまで開発してきたCommunityPlaceシステム上に,JavaとVRML97を用い,パーソナルエージェント指向の仮想社会PAW(Personal Agent World)を構築し,数百人の同時アクセス,数千人の延べアクセスを目標とした大規模仮想社会の実験を行ってきた.PAWは,アバタとチャットという従来の仮想空間の持つ機能に加え,ユーザと一緒に行動する犬型のパーソナルエージェント,社会的・環境的なインフラストラクチャを持つ仮想社会である.今回,8カ月間の運用経験をもとに,仮想社会構築のインフラストラクチャとして必要な機能追加を行ったPAWの第2版(以下,PAW2)を開発し,運用を開始した.本論文では,PAWとその現状,PAW2での新機能について説明し,運用を通して得られた評価について述べる.この評価をもとに,PAWのような仮想社会を構築するのに必要な仮想社会ミドルウェアを提案し,今後の課題について考察する.
出版者
海上保安庁
巻号頁・発行日
vol.(356);1957年1月9日, 1957-01-09
出版者
海上保安庁
巻号頁・発行日
vol.(号外其の十三);1949年10月19日, 1949-10-19
著者
山田 表 稲村 聡 林 昌樹 川島 久宜 石間 経章 鈴木 秀和
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.45, no.6, pp.983-988, 2014 (Released:2018-01-25)
参考文献数
16
被引用文献数
2

オイル消費改善のためにオイル上がりのメカニズム解明は重要である.合口付近のオイル挙動を可視化するためシリンダライナにサファイアを用い,レーザ誘起蛍光法でランド部の油膜厚さを計測した.その結果,オイル上がりの経路が明らかになり,さらにランド部または合口部を通過する油膜の速度を求めることができた.
著者
森 信介 長尾 眞
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.27(1995-NL-112), pp.37-44, 1996-03-14

入力文を単語に分割し品詞を付加する形態素解析は、日本語処理における基本的な処理である。英語の品詞タグ付けと異なりコーパスに基づく形態素解析の試みはあまり行なわれていない。本論文では、コーパスに基づく形態素解析の新しい手法を提案する。我々の提案は次のように要約される。)各形態素の語彙化、)附属語列の登録、)マルコフモデルの重ね合わせ。これらのアイデアは形態素解析に特有ではなく、他のコーパスに基づく手法に応用できる。以上のアイデアに基づく形態素解析器を作成し、EDRコーパスに対して実験を行なった結果、非常に高い精度を得た。