著者
渡邉 美樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経トップリーダー
巻号頁・発行日
no.304, pp.14-17, 2010-01

──渡邉会長は会社経営で最も大事なものとして、東洋思想研究家の安岡正篤氏が唱えた「思考の三原則」を挙げられていますね。 安岡さんの本を20歳のころに読んだときから、自分にとって一番大事な考え方としています。安岡さんもいろんなことを言っているけど、あの言葉を見たときにピカーンときました。学生時代にきたんだから大したもんですよね(笑)。
著者
朝倉 英策
出版者
一般社団法人 日本血栓止血学会
雑誌
日本血栓止血学会誌 (ISSN:09157441)
巻号頁・発行日
vol.31, no.6, pp.604-618, 2020 (Released:2020-12-14)
参考文献数
87
被引用文献数
1
著者
井上 亘
出版者
学習院大学
雑誌
学習院大学人文科学論集 (ISSN:09190791)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.25-52, 1992-09

The Political power is organazed by the law, and diagramed by the rituaL The emperors, from TENMU to GENSYO, plotted to set up their long-term dynasty, by the law and ritual which were called"RITSURYO"and "MEIYAKU". I have illustrated this theory by taking the empress GENSYO admin量stration(715~724)as an example. For, that is described as a period of transition, starting from the reign of.TENMU and continuing through TENPYO period. And, it was"1皿perial demonstration to MINO"(717)that made the transition. There had ritual of obedience by eastern countries in FUWA and westerns in OUMI, that meant a re-act of "The coup d'6tats in the year of JINSHIN"(672). It led a solution to a problem between eastern(the winners of the coup d'6tats)and western(traditional aristocrat or Iocal governors),that was imposible to succeed but that the king of"JITO-descent"which was the posterity of TENCHI and TENMU did. But the death of FUJIWARA FUHITO who was promoter of RITSURYO systematization, and the ex.empress GENMYO, changed the balance of administration, which kept by them, so that GENSYO stood alone. Unfortunately, they had a bad drought. She did her duty, holding herself responsible, and this beauty empress gained public sentiment. This is the suitable attitude for the ruler of the RITSURYO states. After her reign, the factional strives and coup d'6tats had happened, by the lack of what the RITSURYO-states required.
著者
曽我 量深
出版者
大谷学会
雑誌
大谷学報 = THE OTANI GAKUHO (ISSN:02876027)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.1-33, 1930-03
著者
小野田 滋
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.17-24, 2001-09-30 (Released:2010-06-04)
参考文献数
49

本論文は、わが国最初の高架鉄道として1904 (明治37) 年に開業した総武鉄道 (現・JR総武線) 両国-錦糸町間を対象とし、その計画から実現に至る経緯を鉄道会議議事録や市区改正委員会議事録、許認可関係文書など、主として当時の公文書に基づいて明らかにした。その結果、総武鉄道には資金難のために地平線へ変更する代替案があり、地域住民は交通渋滞の原因になるとしてこれに反対していたことなどが明らかになった。また、この事業に対して鉄道会議や東京市区改正委員会がどのように関与していたかが把握され、高架鉄道の実現が一鉄道企業の論理ではなく、地方行政や地域住民の合意を経ながら計画的に実施されていた経緯を示すことができた。
著者
内山 秀彦 鈴鹿 輝昭 永澤 巧
出版者
動物臨床医学会
雑誌
動物臨床医学 (ISSN:13446991)
巻号頁・発行日
vol.28, no.2, pp.47-53, 2019-06-25 (Released:2020-06-25)
参考文献数
21

人と猫とのより良い関係を探るため,人の性格特性や動物に対する心的な態度が,人と猫双方の行動と生理学的反応に及ぼす影響について検討した。人と猫がふれ合う状況を設定し,このとき人および猫の行動分析とともに心拍変動解析による自律神経活動の測定,また同時に近赤外線分光法(NIRS)によって対象者の前頭前野活動を同時に測定した。その結果,人の性格(神経症傾向・開放性・調和性)や愛着度は猫に対する態度や行動に影響を及ぼし,人の気質的特徴における猫との相性の存在が示された。さらに,人は猫とふれ合うことで交感神経活性による適度に覚醒,前頭前野の賦活化による認知機能向上の可能性が示され,このことは猫とのふれ合いから得られる人の心身の健康効果の機序の一端を説明するものと考えられる。
著者
山田 和宏
出版者
公益社団法人 日本皮膚科学会
雑誌
日本皮膚科学会雑誌 (ISSN:0021499X)
巻号頁・発行日
vol.82, no.11, pp.1079, 1972 (Released:2014-08-26)

著者は,4種の外用コルチコステロイド剤(0.25%17-α-desoxymethasone,0.2%~0.025% fluocinolone acetonide,0.12% betamethasone 17-valerate,0.02% flumethasone pivalate)を用いて,正常皮膚2例と病的皮膚(尋常性乾癬)10例における全身的影響の有無を下垂体副腎皮質機能と電解質(尿中または血中)の面より検索した.その結果(i)大量の外用コルチコステロイド剤を病的皮膚に,全身の単純塗布で用いた場合とODT療法で用いた場合の両方に,明らかな下垂体副腎皮質系の抑制(循環好酸球数並びに血中コルチコステロイド値の減少,尿中17-OHCS値の低下)がみられ,全身的影響が惹起されることを認めた.その抑制は,処置を中止すると,2~3日で元の値に復帰する事から,一時的である事も判明した.(ii)さらに正常皮膚における検索でも,大量のコルチコステロイド剤をODT療法で用いると,病的皮膚におけると同様に,下垂体副腎皮質系への抑制傾向がみられ,全身的影響出現の可能性を認めた.
著者
森 英雄 藤間 一美 清弘 智昭 桜井 彪 小谷 信司 猪井 善生 今 義博
出版者
山梨大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
1995

研究の目的は盲導犬ロボットを試作し、視覚障害者に本当に役に立つ歩行補助装置は何かを明らかにすることである。ロボットは電動車椅子に環境を理解するためのセンサーと電子地図を載せ、障害物を回避しつつ視覚障害者を道案内するロボットである。本研究による成果は次の通りである。1)画像処理とDGPSをベースとする盲導犬ロボット「晴信7号機」を開発し、大学構内の走行実験や知能ロボットシンポジウム(1997年1月、川崎産業振興会館)、8th Int'l Symp.of Robotics Research(葉山,1997年10月3-7日)の公開デモで自律走行に成功した。2)ソナーをベースとする盲導犬ロボットを開発し、視覚障害者の歩行を研究している心理学者が被験者になって評価し、盲導犬ロボットの有効性を実証した。3)足のリズムを歩行者のサインパターンとして画像処理で検出するシステムを開発した。4)自動車の真下の陰を自動車のサインパターンとして画像処理で検出するシステムを開発した。このシステムで交差点を通過する自動車の位置と速度を検出し、交通規制に基づいて進路を予測し、危険度を判定するシステムを開発した。T字路で実験した結果90%の確率で危険度を予測できた。5)パルスコードで変調した超音波を送信し、物体からの反射波と送信波の相関をとって距離を計測するソナーシステムを開発した。トラックや建築機械等が出す騒音に強いことを実証した。また複数のソナーシステムのパルスコードを変えることによって同時計測が可能なことを実証した。