著者
藤井 淳
出版者
紙パルプ技術協会
雑誌
紙パ技協誌 (ISSN:0022815X)
巻号頁・発行日
vol.67, no.11, pp.1295-1298, 2013

装置産業ビジネスはとても競争が激しい。この厳しい競争に勝ち抜き21世紀をリードしていくためには,豊富な経験と最先端技術を駆使し,ビジネス及び制御情報に対し迅速で正確な意思決定を行うことが必要になってきている。<BR>また,DCSのオープン化とIT技術の進歩に伴い,DCSにおけるセキュリティー対策,アラーム削減,他システムとの統合,シングルウィンドウ化が必須となってきている。<BR>如何にオペレータ一人当たりの負荷を下げつつ,より広範囲のオペレーションを安全かつ効率的に行うのかが課題となっている。<BR>本稿では,本年6月に全世界一斉にリリース開始された弊社DCS「Experion PKS」の新機能も含めて紹介させていただく。<BR>以下に,「Experion PKS」の特徴を挙げる。本文では項目毎に詳しく解説している。<BR>・開発段階からのセキュリティーの確保<BR>・ASM(Abnormal Situation Management)準拠したHMI―Web画面<BR>・標準装備されたアラーム削減のためのアラーム解析機能<BR>・コントローラ専用のファイアーウォールとユニバーサルI/Oを持つC300コントローラ<BR>・バーチャライゼイション<BR>・高度なアプリケーションソフトウエア(リアルタイムデータベース,高度制御)との統合<BR>・運転支援システムを標準装備<BR>・ワイヤレス機器/フィールドバス機器/Hart通信機器との統合<BR>・弊社最新式QCS(X線厚み計)との統合<BR>・安全計装との統合<BR>・ビデオ監視システムとの統合

2 0 0 0 OA 栗氏千虫譜

著者
栗本瑞見<栗本丹州>//〔著〕
出版者
巻号頁・発行日
vol.第5冊,
著者
坂木 孝輔 高島 尚美
出版者
日本クリティカルケア看護学会
雑誌
日本クリティカルケア看護学会誌 (ISSN:18808913)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.57-65, 2018-03-01 (Released:2018-08-07)
参考文献数
21

本研究はICUにおける家族にとってのベッドサイドの写真の意味を明らかにし,看護介入としての写真活用の示唆を得ることを目的とした.ベッドサイドに写真を持参した重症患者の家族を対象に写真の意味について修正版グラウンデット・セオリー・アプローチを用いてデータ収集し分析した. その結果,家族にとっての写真の意味は,《日常の世界や家族との絆を繋ぎとめる証》《写真持参に伴う苦慮》《写真をきっかけにもたらされる哀しみ》《写真をきっかけにもたらされる喜び》《回復と回復支援への願いと危惧》の5つの局面が抽出された. 写真は,家族の保証や接近のニーズを満たし予期悲嘆を促進させ,衝撃を受けている時には危機を助長させうる意味を持っていた.家族の危機の段階や家族システムによって異なる写真の意味を認識し,意図的に写真を用いることの重要性が示唆された.
著者
沼本 克明
出版者
日本語学会
雑誌
國語學 (ISSN:04913337)
巻号頁・発行日
vol.162, pp.1-12,63, 1990

通説では、半濁音符はキリシタン資料で成立し、それが日本側資料に広がり定着したものであると説かれて来ている。然し、近時そういう考え方に疑問が持たれるようになり、キリシタン資料の国内資料への影響は殆ど無かったのではないかという見方も提出されて来ている。キリシタン資料からの影響が考えにくいとするならば、どのような経緯が考えられるかという立場から、本稿では従来余り言及の無かった江戸期唐音資料に視点を当てて、それからの影響によって半濁音符が定着したとする考え方を提出する。即ち、江戸期唐音資料には、その振り仮名の右肩に「イ゜」「サ゜」「テ゜」「ハ゜」の如き注意点が頻用されている。この方式が日本語表記の「パピプペポ」に残り、半濁音符としての定着をみたとするものである。
著者
仁井田 千絵
出版者
早稲田大学
巻号頁・発行日
2012

制度:新 ; 報告番号:甲3623号 ; 学位の種類:博士(文学) ; 授与年月日:2012/3/15 ; 早大学位記番号:新5977
著者
稲村 光郎 八木 美雄
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 第22回廃棄物資源循環学会研究発表会
巻号頁・発行日
pp.58, 2011 (Released:2011-11-07)

わが国の本格的な集団回収は、戦時体制下に生まれ、それは主として民間団体によるもので回収業者との軋轢もあったが、1937年からの国民精神総動員運動を背景に活発化した。しかし、国は不祥事を契機に抑制方針をとったが、一部の地方では婦人層や青年層を主体とする取組みが続けられた。1941年以後の、全国的に実施された町内会等による金属類の「特別回収」は、横流しを警戒し行政末端機構として行ったものとみられる。併せて、当時、米国で行われたコンテスト方式を紹介し、多様な方法があることを示した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.616, pp.48-53, 2015-05-25

JR姫路駅の北口に降り立つと、正面に、平成の大修理を終えた姫路城が壮麗な姿を見せる。世界文化遺産として多くの観光客が訪れるこの城と駅の間をつなぐのが、「大手前通り」だ。この通りで駅寄りの延長約160mの区間は、姫路市がこの4月に改修を終えたばかり…
著者
北海道社会福祉協議会低所得者福祉対策促進委員会
出版者
北海道社会福祉協議会
巻号頁・発行日
1975-03

この調査は、急速に発展し最近の社会変動が著しく、かつ道内の過疎地域からの流出人口の集積地として、そのかかえている社会福祉問題は、全道におけるそれの集約的性格をもっている札幌市を対象地域として、都市低所得層の実態および調査方法を研究し、諸社会福祉活動の基礎資料を作成しようとするものである。 調査は、昭和47年度から3年計画で実施され、この報告は、その最終報告である。 本報告書は、2部分より構成されている。第1の部分は、「低所得層の地域分布に関する調査」。第2の部分は、一般世帯および保護世帯の面接調査結果、およびそれにもとづく低所得層の最的測定とその質的把握である。
著者
Satoshi Matsuoka Hideharu Amano Kengo Nakajima Koji Inoue Tomohiro Kudoh Naoya Maruyama Kenjiro Taura Takeshi Iwashita Takahiro Katagiri Toshihiro Hanawa Toshio Endo
雑誌
研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC) (ISSN:21888841)
巻号頁・発行日
vol.2016-HPC-155, no.32, pp.1-14, 2016-08-01

Slowdown and inevitable end in exponential scaling of processor performance, the end of the so-called “Moore's Law”is predicted to occur around 2025-2030 timeframe. Because CMOS semiconductor voltage is also approaching its limits, this means that logic transistor power will become constant, and as a result, the system FLOPS will cease to improve, resulting in serious consequences for IT in general, especially supercomputing. Existing attempts to overcome the end of Moore 's law are rather limited in their future outlook or applicability. We claim that data-oriented parameters, such as bandwidth and capacity, or BYTES, are the new parameters that will allow continued performance gains for periods even after computing performance or FLOPS ceases to improve, due to continued advances in storage device technologies and optics, and manufacturing technologies including 3-D packaging. Such transition from FLOPS to BYTES will lead to disruptive changes in the overall systems from applications, algorithms, software to architecture, as to what parameter to optimize for, in order to achieve continued performance growth over time. We are launching a new set of research efforts to investigate and devise new technologies to enable such disruptive changes from FLOPS to BYTES in the Post-Moore era, focusing on HPC, where there is extreme sensitivity to performance, and expect the results to disseminate to the rest of IT.
著者
白石 梨紗 大江 秋津
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2020年全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.89-92, 2021-01-28 (Released:2021-01-18)

本研究は、ハロー効果が明治時代のお雇い外国人の契約更新にもたらす影響を実証する。ハロー効果とは、既存の評価がその後の評価に与える影響である。分析は、明治7年から9年の『公私傭入外国人明細書』・『資料御雇外国人』の84件のお雇い外国人のデータにより、多変量解析を行った。その結果、来日前の学歴や業績が高評価の人は高給となるが、成果の評価時はハロー効果により期待したほどでないと判断されやすく、そうでない人はハロー効果が無いため期待値が低く、契約更新されやすかった。本研究は、ハロー効果という数値化が困難なものを実証することで、認知バイアス理論への理論的貢献と、日本史分野にも分野横断的貢献を持つ。