著者
奈良教育大学附属図書館
出版者
奈良教育大学附属図書館
雑誌
書想 : 図書館報附録
巻号頁・発行日
vol.22, 1976-08

グーテンホーフ伯と鹿島さんとの書縁 近藤英男/紀要印刷余話 永田四郎/覆刻本 赤井達郎/玉櫛笥(タマクシゲ) 難波喜造/丸木のかけ橋 乾邦政

2 0 0 0 OA エッセイ

出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
化学と生物 (ISSN:0453073X)
巻号頁・発行日
vol.45, no.8, pp.589-591, 2007-08-01 (Released:2009-05-25)
被引用文献数
1 1
著者
工藤 浩
出版者
東京外国語大学
雑誌
東京外国語大学論集 (ISSN:04934342)
巻号頁・発行日
no.39, pp.p13-33, 1989
著者
笠 博義
出版者
横断型基幹科学技術研究団体連合(横幹連合)
雑誌
横幹連合コンファレンス予稿集 第8回横幹連合コンファレンス
巻号頁・発行日
pp.E-1-4, 2017 (Released:2018-02-18)

It is important that record accurately of existing state and restoration for the cultural asset like historical buildings or masonry of the castle prevention. Photogrammetry has been used for their works so far., then recent spatial information technology is effective for them. Especially, application of UAV is expected for the survey for masonry of Japanese castle.
著者
吉澤 浩志
出版者
日本神経心理学会
雑誌
神経心理学 (ISSN:09111085)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.142-154, 2018-06-25 (Released:2018-08-29)
参考文献数
47

正常加齢においては様々な認知機能の低下が観察される.しかしその低下は一様ではなく,語彙能力のように高齢になっても相対的に保たれる機能と,記憶や情報処理速度のように加齢により急速に低下する機能がある.初期認知症の診断にあたり,正常加齢の特徴を押さえておく必要がある.また,病前に高い認知機能を持つ者は,一定の脳損傷や変性を受けても認知機能が保持されることが報告されており,「認知予備能」と考えられている.本稿では,これまで報告されてきた認知予備能の疫学研究,認知予備能の脳内基盤に対する神経画像研究を概観し,認知予備能から考えられる認知症の予防や非薬物治療の可能性についても考えたい.
著者
大塚 明子
出版者
文教大学大学院言語文化研究科付属言語文化研究所
雑誌
言語と文化 (ISSN:09147977)
巻号頁・発行日
no.17, pp.30-66, 2004

Popular music is a kind of mirror of society. In this paper, I selected 2208 hit songs from 1928 to 1999 and showed the long – term trends of some important keywords which are related to time and place. On that basis, I analyzed the concept of love in the period before and shortly after World War II. It was generally "Love blocked by distance" seems to be a general theme of many of these songs.
著者
寺下 隆夫 白坂 憲章 楠田 瑞穂 若山 祥夫
出版者
日本きのこ学会
雑誌
日本きのこ学会誌 (ISSN:13487388)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.93-99, 2011-07-31 (Released:2018-03-15)
参考文献数
21

機能性の生体成分として知られるヒアルロン酸(HA)を低分子化し,低分子HAを主成分とするニワトリ鶏冠分解物を用い,シイタケおよびFlammulina populicolaの菌糸体生育と子実体形成に及ぼす低分子HAの影響について検討した.その結果,シイタケの菌糸体生育は本分解物の添加培養(0.125%)で促進され,無添加対照区のそれぞれ1.75倍(森465号),1.44倍(明治株),1.67倍(菌興324株)の菌糸体乾燥重量を得た.またF.populicola NBRC 7777株では0.125%のHA分解物の添加で1.70倍の菌糸体重量が得られ,子実体収量も1.75倍に増加した.さらに,この菌株を用い,低分子HAの菌体への取り込みについて,HA分解物のN-アセチルグルコサミン量を調べたところ,菌糸体で2.85倍,子実体で2.69倍に増加した.また,無添加の対照区では検出されなかったグルコサミノグリカンが,分解物の添加区で69.30-469.0μg/Petri dish検出され,培地に添加したグルコサミノグリカン量の0.35-0.52%が子実体中で確認された.
著者
斎藤 清二
出版者
富山大学保健管理センター
雑誌
季刊ほけかん (ISSN:13464191)
巻号頁・発行日
vol.59, pp.3-7, 2013-03

『神様のカルテ』は,医療における物語の展開を描き出すだけではなく,物語の主人公に共感し物語的現実を共に体験する読者を,そしておそらくは作者自身をも,変容させていく優れた媒介となる文学作品であるように思われる。
著者
真壁 寿
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.435, 2005-05-01

19世紀の後半に活躍したイギリスのWilliam R. Gowers(1845年~1915年)が筋ジストロフィーの特徴的な床からの立ち上がりを図入りで詳細に記載している(図)1).彼の名にちなんでこの特徴的な立ち上がりをガワーズ徴候(Gowers'sign)と呼ぶ.この徴候は手で膝を押しながら大腿を除々によじ登り立ち上がることから別名登攀性起立とも呼ばれる.筋ジストロフィーだけでなく,筋炎やKugelberg-Welander病のような筋原性疾患でも認められる2).Duchenne型筋ジストロフィーでは,5ないし6歳頃から8歳位までに認められる徴候である. Gowersは医学生時代,常にトップの優秀な医学生で,大変な博識家であったと伝えられている.また彼は有名な植物学者でもあったし,絵も描き,文学もこなしたという.19世紀におけるLeonardo da Vinciのような天才であった.彼は医学生時代から筋ジストロフィーに興味を持ち,1879年に著書を著し,その臨床的特徴を詳細に記載している.この徴候は,1868年にフランス人医師のDuchenneによって最初に述べられていたが,Gowersの精密な絵があまりにもその特徴を表しているため,ガワーズ徴候という呼び名が後世に残ったとされている3).
著者
前田 夏実 松井 淳 宮﨑 勝己
出版者
奈良教育大学教育学部自然環境教育センター
雑誌
奈良教育大学自然環境教育センター紀要 = Bulletin of Center for Natural Environment Education, Nara University of Education (ISSN:21887187)
巻号頁・発行日
no.18, pp.9-19, 2017-03

"太平洋に面した紀伊半島南西部に位置する田辺湾岸において、2015年9月と12月にウミグモ類を調査した。干潮を挟んだ前後1~2時間程度かけて潮間帯にある転石裏面や海藻に付着するウミグモ類を探索した。田辺湾の北浜、南浜、江津良、阪田、鳥の巣、天神崎の6地点のうち、鳥の巣を除く5地点から2科3属7種(うち1種は同定疑問種)48個体のウミグモ類が採集された。すなわち、ホソウミグモ科からヒメツマリウミグモAnoplodactyluscarnatus(和歌山県新記録かつ種南限記録)、ズングリツマリウミグモAnoplodactyluscrassus(和歌山県新記録)、Anoplodactyluserectus?(同定疑問種)、ソコウミグモAnoplodactylusgestiens、ツマリソコウミグモAnoplodactyluspycnosomaの5種と、イソウミグモ科からフタイボイソウミグモAcheliabituberculata、フタツメイソウミグモAmmothellabiunguiculataの2種である。今回の現地調査と文献調査の結果を合わせると和歌山県産ウミグモ類は10科20属50種に達し、そのうち田辺湾からは3科5属9種が確認されたことになる。今回の調査は採集時期と方法が限定的であるので、和歌山県ないし田辺湾ウミグモ相の解明にはより詳細な調査が必要である。"
著者
秋山 裕一 田中 利雄 熊谷 知栄子 岡崎 直人
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.77, no.6, pp.352-360, 1982-06-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
24

自然界における物質輪回・ロがみ酒の歴史を現代の科学で眺め, 追求し, 新しい醸酒法の確立に迫ろうとする技術を紹介していただいた。その進め方が清酒を目標とするか新しい酒類を目標とするかと著者も問いかけている。真の理は常に漸近線の上にあリ, これからの発展が期待される。
著者
坂崎 貴俊 加納 靖之 大邑 潤三 服部 健太郎
出版者
京都大学生存圏研究所
雑誌
生存圏研究 (ISSN:1880649X)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.64-70, 2015-11-10

1856年09.月23日(旧暦安政3年08月25日)に江戸を直撃した台風について調べた。主として安政風聞集に基づき被害状況を報告すると共に、各地の日記記録などを併せて台風の進路を含む当時の気象場を推定した。その結果、台風は太平洋上を猛スピードで北上し相模に上陸、江戸の西側を通過して北へ抜けたと推定される。猛烈な風による吹き寄せ効果により急激な高潮が生じたことが、人的・物的被害を拡大させた最大の要因と考えられる。
著者
跡見 順子
出版者
日本宇宙生物科学会
雑誌
Biological Sciences in Space (ISSN:09149201)
巻号頁・発行日
vol.22, no.4, pp.172-180, 2008 (Released:2010-08-06)
参考文献数
5

「進化」においても「発達」においても、ヒトは重力に抗して二足で「自立」し行動するようになる。直立姿勢では、脊椎を重力に対し平行な状態に保つために、脊椎を支持する筋を常時活動させている。「丹田」として意識に上る部位はほぼ立位時の身体重心に相応する。それ故自分の身体の重心をコントロールする技でもある。と同時に四足歩行では下垂しても腹壁で支えられていた内蔵を、立位では骨盤を取り巻く骨盤底筋・腹筋などの筋収縮により下方への落下を防ぐ必要がでてくる。これらの筋に力を籠める、いわゆる「丹田に力を入れる」ことを意識的して習慣にすることは、歩行時の転倒を予防し、長期的には人間の尊厳において最も必要な「排泄の自立」を保証するための最低限の筋肉の維持が可能になる。重力場での二足歩行直立への進化の研究は、高齢社会を生き抜く知恵を私たちにもたらすだろう。