著者
末吉 優 関 洋平
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.WII-K_1-12, 2017
被引用文献数
1

<p>This paper proposes the following methods to search VOCALOID creators who publish music videos in Niconico video hosting service. For VOCALOID creator search, the user can utilize three clues: VOCALOID character name, music genre, and impressions. We defined the music genre by extending generic digital music genre with considering social tags annotated on VOCALOID music videos. We also implemented SVM-based music impression estimator utilizing viewer comments being over 0.8 points in F-values. We compared the proposal with three comparison methods in 12 search tasks and clarified the effectiveness of music genres and impressions.</p>
著者
植田 章
出版者
佛教大学
雑誌
社会福祉学部論集 (ISSN:13493922)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.1-17, 2008-03-01

本稿は,障害者自立支援法による福祉サービスの提供と新たな事業体系への移行が福祉施設・事業所の運営と福祉実践にどのような影響をもたらしているのか,人員,設備および運営に関する基準からその問題点を明らかにした。知的障害者入所更生施設における業務調査では,障害者支援の特徴や固有の専門性として,問題対応型の支援の提供にとどまらず,予防的な視点からも支援が提供されている点,基本的な日常生活支援や外出支援においては,利用者のわずかな変化への気づきを通して,事態を予測した対応が随所でなされている点,生活全体を支援する視点を疎かにしていない点が浮き彫りになった。また,職員の働きかけが,職員聞の連携,集団性の確保と利用者の日常的な関係づくり,利用者の「想いや意欲」に寄り添う姿勢を重視してなされている点も明らかになった。障害者自立支援法の新たな事業移行では,施設入所支援等の「暮らしの場」が位置づけられているが,不十分な職員配置基準や設備基準,低い報酬問題に見るように,その移行は必ずしも容易ではなく,業務調査で浮き彫りにされた福祉実践の専門性を担保するものとはなってはいない。こうした点から,あらためて暮らしの場を支える機能と専門性を検討することの重要性について論じた。
著者
堀 浩一
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.250-258, 2015
被引用文献数
3

人工知能の研究が再び注目を集めるようになっている。人工知能の能力が人間を完全に超えてしまう技術的特異点に関する議論も盛んになってきている。人々が人工知能に対して抱く不安も高まってきているように見受けられる。本稿では,人工知能がどのように進歩する可能性があるかではなく,人工知能をどのように進歩させたいかという問題について議論する。抽象的な不安に対して抽象的な回答を返すのではなく,人工知能を今後どのように作っていくかという設計の指針をいくつか提示することを試みる。
著者
蜂谷 俊隆
出版者
一般社団法人日本社会福祉学会
雑誌
社会福祉学 (ISSN:09110232)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.42-54, 2010-02-28

糸賀一雄の思想については,1946年の近江学園設立以前にその準備期間があるとされ,先行研究では宗教哲学の専攻や,教員時代に私淑した哲学者の木村素衛の影響が言及されている.しかし,糸賀の思想には木村以外の人物からの影響も少なくなく,糸賀の思想の全体像はまだ解明されているとはいえない.本論文では,糸賀が1941年に滋賀県庁に赴任した直後から戦後にかけて下村湖人と親交があり,下村の展開していた「煙仲間」運動に関与していることに着目した.そして,戦前に糸賀と下村が出会って,1954年に下村が逝去するまでの両者の具体的な交わりを明らかにするとともに,糸賀の「一隅を照らす」姿勢や「同心円」概念には下村の思想や「煙仲間」運動の運動方針,さらにその前身である壮年団の運動方針との関連がみられるという結論に至った.これは,糸賀の思想をとらえ直す際に重要な視点になると考えられる.
著者
石田 若菜
出版者
日本比較法研究所 ; [1951]-
雑誌
比較法雑誌 (ISSN:00104116)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.313-337, 2012

本稿が検討する婚姻防衛法は、合衆国の連邦法にいう婚姻の定義を「夫と妻としての一人の男性と一人の女性の間の法的結合のみ」に限定することで同姓婚を認める州や国で有効に婚姻した同姓婚夫婦に対し連邦法上の婚姻に伴う利益を否定する効果を持つ法律である。制定当初から合衆国憲法違反の疑いを持たれてきた同法は、2010年以降、複数の連邦裁判所によって第5修正のデュープロセス条項に含まれる平等保護条項に反すると判示されるようになった。婚姻防衛法の正当化根拠である、ⅰ)「責任ある生殖と出産の促進」、ⅱ)「伝統的な異性婚制度の防衛および促進」、ⅲ)「伝統的道徳観念の防衛」、ⅳ)「十分ではない政府資源の保持」のすべてが、婚姻防衛法の効果と合理的にあるいは実質的に関連しないと判断されたためである。本稿は、この婚姻防衛法を違憲とした近時の連邦裁判所の判決から同性婚と異性婚における法的保護の平等について考察し、最終的に、それら判決の中で、婚姻の目的が生殖を含む共同生活から共同生活そのものに変容していると評価されていることを主張するものである。
著者
齋藤 順子
出版者
関西学院大学
雑誌
総合政策研究 (ISSN:1341996X)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.105-123, 2005-05-20

The purpose of this study was two-fold. The first was to examine job awareness among care managers and how they evaluate .themselves according to the theoretical knowledge and practical skills demanded of them. Secondly we looked at care managers from different backgrounds in terms of qualifications, such as nursing or care workers to see if there was a difference in job awareness and their focus regarding theoretical knowledge and practical skills. This research was based on answers to questionnaires sent 404 care managers who had been trained in Tohoku region. The content and analysis of the questionnaires was the same as that used by Watanabe (2002). As a result of the survey three points became clear. The first was that care managers were aware of need for a high level of technical skill but that the level of understanding on the part of the client was low. Secondly, there were very clear areas of expertise in which care managers were either very confident or, on the other hand, not confident at all. Thirdly, nurses evaluated themselves more highly according to theoretical knowledge and practical skills than care workers did. However, in the areas of interview, client strengths and client serf-determination there were no differences.
著者
鈴野 聡志 増田 夏樹 大矢 雅則
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IT, 情報理論 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.187, pp.49-54, 1999-07-16

量子コンピュータとは, 量子力学を動作原理とするコンピュータのことである. 現在のコンピュータに比べ, 量子状態の干渉性を用いて計算を高速にでき, 発熱を少なくできるなどの特徴を持ち, 次世代のコンピュータとして期待されている. ナップサック問題とはNP完全に属する問題で, 現在のコンピュータでは効率よく解くアルゴリズムは見つかっていない. 本論文では, 量子コンピュータが高速に計算できる証明とし, ナップサック問題の量子アルゴリズムを述べ, quピットを表現する重ね合わせ状態ができれば, ナップサック問題が多項式時間で解けることを示す.
著者
長山 貴之
雑誌
香川大学経済論叢 (ISSN:03893030)
巻号頁・発行日
vol.81, no.4, pp.75-100,