著者
鳥山 悟 左達 秀敏 中村 純二
出版者
日本感性工学会
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18845258)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.255-261, 2020 (Released:2020-08-31)
参考文献数
28
被引用文献数
1

Using near-infrared spectroscopy, the effect of facial self-touching on the prefrontal cortex activity was investigated by comparing the activations produced by the following conditions: 1) pressure applied to the cheeks (cheek-pressing) with bare hands, 2) cheek-pressing with hands wearing rubber groves, and 3) no touching. The results indicated that regions of the frontopolar cortex (FPC) and orbitofrontal cortex (OFC) were significantly activated only under condition 1 (cheek-pressing with bare hands). In addition, the standard scores (z-scores) for cerebral blood flow in the FPC and OFC were significantly correlated with the subjective scores for pleasant emotions. These results indicate that the FPC and OFC are related to pleasant emotions during self-touching. These findings are expected to be applied to the quantitative assessment of pleasant emotions during facial self-touching.
著者
中村 純子
出版者
信州大学留学生センター紀要
雑誌
信州大学留学生センター紀要 (ISSN:13467433)
巻号頁・発行日
no.1, pp.1-11, 2000-03

本稿では終助詞に男性語と女性語の別があるのは使用者のイメージが語に刷り込まれた結果であると捉える。従って用法によって想定される使用者の性が異なれば同じ終助詞でも男性語・女性語が異なることになる。この立場から終助詞の男性語、女性語が基本体とデス・マス体においてどのような異なりを示すかを記述した。その結果、基本体とデス・マス体で男性語・女性語に異なりのない終助詞、異なりのある終助詞に大別された。異なりのある終助詞でも基本体とデス・マス体で性提示が全く異なる終助詞は見られなかった。
著者
S. Choe 中村 純 野中 千穂 室谷 心
出版者
素粒子論グループ 素粒子論研究 編集部
雑誌
素粒子論研究 (ISSN:03711838)
巻号頁・発行日
vol.108, no.1, pp.1-43, 2003-10-20 (Released:2017-10-02)

数値計算は専門ではないが,格子QCDのシミュレーションを道具として利用したい研究者のために開発されたコードLTKf90(Lattice Tool Kit in Fortran90)について報告する.プログラムの構造,使用法を紹介し,記述に使われたFortran90と格子QCDの簡単な解説を付録に与える.
著者
岩瀬 弘明 村田 伸 日沖 義治 北尾 沙友里 中村 純子 中井 良哉 村上 貴士 窓場 勝之
出版者
日本ヘルスプロモーション理学療法学会
雑誌
ヘルスプロモーション理学療法研究 (ISSN:21863741)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.1-4, 2013 (Released:2013-09-12)
参考文献数
16
被引用文献数
3 2

本研究の目的は,TMT-A が認知機能低下を識別するための有用な評価法となり得るのか否かについて検討することである。方法は,入院中の高齢患者31名を対象にTMTA を測定し,MMSE,FIM-C との関連について検討した。その結果,MMSE,FIM-C との間に有意な負の相関が認められた。また,TMT-A の所要時間が5分未満の対象者は,そのすべてがMMSE のカットオフ値である24点以上であり,認知機能低下の疑いが低かった。一方,TMT-A の所要時間が5分以上の対象者は,その多くがMMSE23点以下であり,認知機能の低下が疑われた。本研究の結果から,TMT-A の施行時間に5分以上を要する患者には,MMSE を行う必要性が示唆された。すなわち,TMT-A はMMSE を行うか否かのスクリーニングテストとして有用である可能性が示された。
著者
中村 純
出版者
玉川大学ミツバチ科学研究施設
雑誌
ミツバチ科学 (ISSN:03882217)
巻号頁・発行日
vol.26, no.3, pp.136-138, 2005
著者
中村 純二 北村 泰一 福島 紳 Junji NAKAMURA Taiichi KITAMURA Shin FUKUSHIMA
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.1339-1360, 1962-06

1959年及び1960年昭和基地で極光の全天カメラ観測が行なわれた.ここに掲げるのは,CSAGIの指示要項に基づいて全天カメラフィルムから作成された2年分のASCAPLOTである.
著者
中村 純二 北村 泰一 福島 紳
出版者
国立極地研究所
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.1339-1360, 1962-06

1959年及び1960年昭和基地で極光の全天カメラ観測が行なわれた.ここに掲げるのは,CSAGIの指示要項に基づいて全天カメラフィルムから作成された2年分のASCAPLOTである.
著者
中村 佳子 中村 純
出版者
玉川大学ミツバチ科学研究所
巻号頁・発行日
vol.29, no.1-2, pp.19-32, 2015 (Released:2015-07-06)
著者
横関 仁 中島 雅之輔 中村 純人 藤本 輝世子
出版者
社団法人 日本リハビリテーション医学会
雑誌
リハビリテーション医学 (ISSN:0034351X)
巻号頁・発行日
vol.34, no.5, pp.337-341, 1997-05-18 (Released:2009-10-28)
参考文献数
8

我々は15年以上フォローアップし,現在18歳以上の脳性麻痺患者264例(男179例,女85例)の周生期危険因子,療育期間の健康状態,原始反射の推移,各種運動機能の出現時期,IQ,てんかんの有無,股関節脱臼・側弯症等の変形の有無,整形外科手術の有無など50項目を調査した.これらに数量化II類による多変量解析を行うことによって,成人期の移動,独歩,経済的自立の可否の予測がどの程度まで可能となるかを分析した.移動能力の獲得に関しては肘立て,寝返り,首すわりの完成時期と側弯発生時期,幼児期の健康の評価により,90%以上の確率で予測可能であった.独歩の獲得に関しては,四つ這い,首すわり完成時期と麻痺領域,幼児期のIQの評価を行うことにより,80%以上の確率で予測可能であった.経済的自立能力の獲得に関しては,歩行開始時期,幼児期のIQ,麻痺領域,肘立て完成時期,首すわり完成時期を評価することにより,80%以上の確率で予測可能であった.
著者
永田 昌子 堤 明純 中野 和歌子 中村 純 森 晃爾
出版者
公益社団法人 日本産業衛生学会
雑誌
産業衛生学雑誌 (ISSN:13410725)
巻号頁・発行日
vol.54, no.1, pp.29-29, 2012 (Released:2012-03-05)
参考文献数
17
被引用文献数
1

職域における広汎性発達障害者の頻度と対応:産業医経験を有する精神科医を対象とした調査:永田昌子ほか.産業医科大学産業医実務研修センター―目的:近年,産業保健スタッフが対応するメンタルヘルス不調者の中に広汎性発達障害を抱える,もしくは疑い例に遭遇する事例が報告されている.本研究は,産業医経験を有する精神科医を対象に,職域で広汎性発達障害の事例対応に遭遇する頻度や広汎性発達障害を抱えるメンタルヘルス不調者に対して行われている就業上の配慮について,職域での実態調査を行った.対象と方法:産業医科大学精神医学教室員および同門医師122名に対して,記名式の郵送法調査を実施した.回答者の産業医経験,臨床経験,臨床場面での広汎性発達障害の経験,産業医活動のなかで広汎性発達障害の診断を受けているメンタルヘルス不調者の事例対応をした経験の有無,また,事例対応開始時に主治医より受けている診断名は広汎性発達障害ではないが,回答者自身が広汎性発達障害を疑った事例の経験の有無,事例対応の経験があるものには,職場で行った具体的な配慮,困難だった事例,成功した事例等について自由記述形式で回答を求めた.結果:56名から回答が得られた.そのうちメンタルヘルス不調者の職域での事例対応経験のある医師35名の回答を分析した.広汎性発達障害の「診断」を受けているメンタルヘルス不調者の経験を有するものは7人(20.0%),広汎性発達障害の「診断」を受けてないものの,回答者自身が広汎性発達障害を疑ったメンタルヘルス不調者の経験を有するものは15人(42.9%),両方の経験を有するものが3人(8.6%)であり,どちらかの経験も有するものが19人(54.6%)であった.今回報告された40例のうち,事例対応開始時に診断名がついていたものが12例,回答者が疑った事例が28例,そのうち調査票回答時までに診断に至っていたものが7例であった.広汎性発達障害の「診断」を受けてないものの,回答者自身が広汎性発達障害を疑った理由として多かったのは,職場での対人関係のトラブルを起こすというエピソードであった.「診断」を受けている事例は,産業医が疑った事例より具体的な配慮が行われていた.また,就業上の配慮として上司に対しての障害特性についての説明や業務内容の変更などが実施されていた.地域の社会資源の活用状況として,広汎性発達障害の診断を受けている,または疑った事例対応経験のある回答者19人のうち,発達障害支援センターや地域障害者職業センターの利用した経験を有する回答者は2人(10.5%)であった.考察:調査対象となった産業医経験のある精神科医の半数に広汎性発達障害の診断がついた,もしくは疑った事例の対応の経験があり,職域で広汎性発達障害を持つ労働者の事例対応をすることは稀ではないことが示唆された.産業保健スタッフは,広汎性発達障害の知識,職場での適切な配慮の仕方,利用できる社会資源についての理解を深める必要があると考えられた.
著者
興梠 征典 掛田 伸吾 中村 純 森谷 淳二 香月 あすか 吉村 玲児 小笠原 篤 村上 優 宮田 真里 阿部 修 渡邉 啓太 上田 一生 井形 亮平 杉本 康一郎
出版者
産業医科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

うつ病患者と健常者におけるCOMT遺伝子多型とNET遺伝子多型が、脳微細構造に及ぼす影響を、MR統計画像解析を用いて検討した。3次元高分解能MR画像による脳容積解析では、COMT遺伝子多型のMet carrier群において、健常群に比し患者群では尾状核の体積が有意に小さかった。Valine/ Valine型においては差がなかった。NETではG1287A多型において有意な関連が見られ、G/A型やA/A型に比べG/G型では左前頭前皮質の容積減少の程度が、健常群よりも患者群において有意に大きかった。これらの所見が、MDD患者の症状に関連している可能性が示唆された。
著者
熊澤 茂則 杉山 靖正 太田 敏郎 中村 純
出版者
静岡県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

ミツバチの生産物であるプロポリスは、健康食品素材として広く利用されている。本研究では、プロポリスの機能性について化学的および生物学的アプローチから解明することを目的とした。特に、韓国済州島産およびソロモン諸島産のプロポリスの成分研究を行い、済州島産プロポリスについては現地における調査も行うことで、起源植物(プロポリスの原料植物)が明日葉であることを明らかにした。ソロモン諸島産プロポリスからは、いくつかの新規プレニルフラボノイドを見出した。さらに、沖縄産プロポリスおよびその構成成分に関するin vitroおよびin vivoにおけるガン血管新生抑制活性についても評価した。
著者
庄司文由 長登 康 隅谷 孝洋 中村 純 永井 克彦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1999, no.104, pp.17-23, 1999-12-06
被引用文献数
1

広島大学における一般情報教育の現状を報告し、Linux端末を用いた一般情報教育のためのシステム構築状況を紹介する。また、その中で明らかになった一般情報教育にLinux端末を用いることのメリット、デメリットを詳細に検討し、現時点における問題点を考察する。We report the status of computer literacy education at Hiroshima university and present our preparation for computer literacy education with Linux machine which will start at April 2000. We consider problems when using Linux machines for computer literacy education.
著者
中村 純
出版者
玉川大学ミツバチ科学研究所
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.73-80, 1998 (Released:2011-03-05)
著者
中村 純
出版者
玉川大学
雑誌
ミツバチ科学 (ISSN:03882217)
巻号頁・発行日
vol.19, no.2, pp.73-80, 1998-04-30