著者
石川 徹夫 安岡 由美 長濱 裕幸 川田 祐介 大森 康孝 床次 眞司 志野木 正樹
出版者
Japan Health Physics Society
雑誌
保健物理 (ISSN:03676110)
巻号頁・発行日
vol.43, no.3, pp.253-267, 2008 (Released:2010-08-05)
参考文献数
70
被引用文献数
2 3

Before the 1995 Hyogoken-Nanbu earthquake, various geochemical precursors were observed in the aftershock area: chloride ion concentration, groundwater discharge rate, groundwater radon concentration and so on. Kobe Pharmaceutical University (KPU) is located about 25km northeast from the epicenter and within the aftershock area. Atmospheric radon concentration had been continuously measured from 1984 at KPU, using a flow-type ionization chamber. The radon concentration data were analyzed using the smoothed residual values which represent the daily minimum of radon concentration with the exclusion of normalized seasonal variation. The radon concentration (smoothed residual values) demonstrated an upward trend about two months before the Hyogoken-Nanbu earthquake. The trend can be well fitted to a log-periodic model related to earthquake fault dynamics. As a result of model fitting, a critical point was calculated to be between 13 and 27 January 1995, which was in good agreement with the occurrence date of earthquake (17 January 1995). The mechanism of radon anomaly before earthquakes is not fully understood. However, it might be possible to detect atmospheric radon anomaly as a precursor before a large earthquake, if (1) the measurement is conducted near the earthquake fault, (2) the monitoring station is located on granite (radon-rich) areas, and (3) the measurement is conducted for more than several years before the earthquake to obtain background data.
著者
田島 公 山口 英男 尾上 陽介 遠藤 基郎 末柄 豊 石上 英一 藤井 譲治 金田 章裕 西山 良平 坂上 康俊 西本 昌弘 本郷 真紹 加藤 友康 武内 孝善 田良島 哲 渡辺 晃宏 石川 徹也 石川 徹也 山口 和夫 藤原 重雄 稲田 奈津子 遠藤 珠紀 三角 洋一 月本 雅幸 吉川 真司 小倉 慈司 綾村 宏 杉橋 隆夫 桃崎 有一郎 島谷 弘幸 猪熊 兼樹 馬場 基
出版者
東京大学
雑誌
学術創成研究費
巻号頁・発行日
2007

禁裏(天皇家)や主要公家文庫収蔵史料のデジタル画像約100万件、東山御文庫本・伏見宮家本の1画像毎の内容目録約20万件を作成し、編纂所閲覧室での公開準備を進めた。木簡人名データベースと漢籍の受容を網羅した古代対外交流史年表を公開した。『禁裏・公家文庫研究』3・4、研究報告書4冊等を刊行し、禁裏・主要公家文庫の家分け蔵書目録を公開した。「陽明文庫講座」「岩瀬文庫特別連続講座」等市民向け公開講座を約百回開催し講演内容の一部を一般向けの本として刊行した
著者
石川 徹也 北内 啓 城塚 音也
出版者
言語処理学会
雑誌
自然言語処理 (ISSN:13407619)
巻号頁・発行日
vol.15, no.4, pp.3-18, 2008-10

本研究の目的は、歴史資料(史料)を対象に歴史知識の構造化の基盤となる「歴史オントロジー」を構築するシステムを開発し、広く提供することによって歴史学の発展に寄与することにある。この目標を具体的に検証するために、昭和15年に時の帝国学士院において始められた明治前日本科学史の編纂成果である『明治前日本科学史』(刊本全28巻)の全文を日本学士院の許諾の下に電子化し、明治前の日本の科学技術を創成してきた科学技術者に関する属性および業績の情報を抽出することにより、前近代日本の人物情報データベースの構築を試みる。人物の属性として人名とそれに対する役職名と地名を、人物の業績として人名とそれに対する書名を、いずれもパターンマッチングなどのルールベースの手法によって抽出する。『明治前日本科学史総説・年表』を対象とした性能評価を行った結果、人名、人名とその役職名、および人名とその地名について、F値で0.8を超える結果が得られた。
著者
反町 篤行 KRANROD Chutima 床次 眞司 石川 徹夫 細田 正洋 JANIK Miroslaw 新垣 玲奈 古川 雅英
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.58, no.12, pp.807-813, 2009 (Released:2009-12-29)
参考文献数
25
被引用文献数
5 7

我が国で行われた全国調査で,室内における高ラドン濃度が観測された沖縄県読谷村において室内ラドン濃度に関する調査を行った。測定は寝室,居間,屋外において行われた。一階の寝室において,観測期間中の平均ラドン濃度は約400Bq m-3であり,我が国の平均室内ラドン濃度(15.5Bq m-3)よりも非常に大きい値であった。また,明確な日内変動及び室内ラドン濃度の空間分布が観測された。
著者
井村 隆介 石川 徹
出版者
一般社団法人 日本地質学会
雑誌
地質学雑誌 (ISSN:00167630)
巻号頁・発行日
vol.120, no.Supplement, pp.S155-S164, 2014-08-31 (Released:2014-12-26)
参考文献数
16

霧島山は,南九州の鹿児島・宮崎の県境に位置する,第四紀の複成火山である.本コースでは,2010年に日本ジオパークネットワークに登録された霧島ジオパークのジオサイトを巡りながら,霧島山の噴火史や2011年1月に始まった新燃岳(しんもえだけ)噴火について紹介する.巡検では,まず,麓から霧島火山全体の地形や生い立ちを学び,その後,高千穂河原(たかちほがわら)や新湯(しんゆ)付近にて,2011年の噴出物や噴火による地形の変化などを観察する.噴出物に覆われた地域の植生回復の様子も見どころのひとつである.
著者
木谷強 小川 泰嗣 石川 徹也 木本 晴夫 中渡瀬 秀一 芥子 育雄 豊浦 潤 福島 俊一 松井 くにお 上田 良寛 酒井 哲也 徳永 健伸 鶴岡 弘 安形 輝
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告データベースシステム(DBS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.2, pp.15-22, 1998-01-19
被引用文献数
33

日本語情報検索システム評価用テストコレクションBMIR-J2は、情報処理学会データベースシステム研究会内のワーキンググループによって作成されている。BMIR-J2は1998年3月から配布される予定であるが、これに先立ち、テスト版としてBMIR-J2が1996年3月からモニタ公開された。J1は50箇所のモニタに配布され、多数の研究成果が発表されている。BMIR-J2では、J1に対するモニタユーザからのアンケートの回答と、作成にあたったワーキングループメンバの経験をもとに、テストコレクションの検索対象テキスト数を大幅に増やし、検索要求と適合性判定基準も見直した。本論文では、BMIR-J2の内容とその作成手順、および今後の課題について述べる。BMIR-J2, a test collection for evaluation of Japanese information retrieval systems to be released in March 1998, has been developed by a working group under the Special Interest Group on Database Systems in Information Processing Society of Japan. Since March 1996, a preliminary version called BMIR-J1 has been distributed to fifty sites and used in many research projects. Based on comments from the BMIR-J1 users and our experience, we have enlarged the collection size and revised search queries and relevance assessments in BMIR-J2. In this paper, we describe BMIR-J2 and its development process, and discuss issues to be considered for improving BMIR-J2 further.
著者
石川 徹也 北内 啓 城塚 音也
出版者
言語処理学会
雑誌
自然言語処理 = Journal of natural language processing (ISSN:13407619)
巻号頁・発行日
vol.15, no.4, pp.3-18, 2008-09-21
被引用文献数
2

本研究の目的は、歴史資料(史料)を対象に歴史知識の構造化の基盤となる「歴史オントロジー」を構築するシステムを開発し、広く提供することによって歴史学の発展に寄与することにある。この目標を具体的に検証するために、昭和15年に時の帝国学士院において始められた明治前日本科学史の編纂成果である『明治前日本科学史』(刊本全28巻)の全文を日本学士院の許諾の下に電子化し、明治前の日本の科学技術を創成してきた科学技術者に関する属性および業績の情報を抽出することにより、前近代日本の人物情報データベースの構築を試みる。人物の属性として人名とそれに対する役職名と地名を、人物の業績として人名とそれに対する書名を、いずれもパターンマッチングなどのルールベースの手法によって抽出する。『明治前日本科学史総説・年表』を対象とした性能評価を行った結果、人名、人名とその役職名、および人名とその地名について、F値で0.8を超える結果が得られた。Our goal of this study is to contribute to the progress in historical science by developing a system for building a historical ontology from historical materials and making it available to the public. We digitize all the books of "Meiji-mae Nippon Kagaku-shi" ( Pre-modern Japanese Histroy of Science and Technology ) published by Nippon Gakushiin ( The Japan Academy ), and extract the attribution and the works in pre-modern Japanese history. We extract the names of persons, positions, places, and books as the attribution and the works of persons by pattern matching. The experimental results show that the F-measures for the names of persons, positions, and places are over 0.8.
著者
林 譲 横山 伊徳 加藤 友康 保谷 徹 久留島 典子 山家 浩樹 石川 徹也 井上 聡 榎原 雅治 遠藤 基郎 大内 英範 尾上 陽介 金子 拓 木村 直樹 小宮 木代良 近藤 成一 末柄 豊 藤原 重雄 松澤 克行 山田 太造 赤石 美奈 黒田 日出男 高橋 典幸 石川 寛夫
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2008-05-12

東京大学史料編纂所が60年間にわたって収集・蓄積した採訪史料マイクロフィルムをデジタル化し、ボーンデジタルによる収集の仕様を確立し、一点目録情報などのメタデータを付与したデジタルデータを格納するアーカイヴハブ(デジタル画像史料収蔵庫)を構築し公開した。あわせて、デジタル画像史料群に基づく先端的プロジェクト・歴史オントロジー構築の研究を推進し、研究成果を公開した。
著者
満 都拉 藤井 敦 石川 徹也
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.47, no.8, pp.2733-2745, 2006-08-15

モンゴル語には,モンゴル文字を用いて表記する伝統的モンゴル語とキリル文字を用いて表記する現代モンゴル語の2 種類がある.伝統的モンゴル語は主に中国の内モンゴル自治区で使われており,現代モンゴル語は主にモンゴル国で使われている.両方のモンゴル語を読み書きができる人は少ないため,内モンゴル自治区とモンゴル国で情報の交換が困難である.しかし,2 つのモンゴル語は音声言語としてはほとんど同じであり,発音に基づいて文字単位の対応を付けることができる.そこで,本論文は伝統的モンゴル語と現代モンゴル語を双方向的に翻字する手法を提案する.具体的には,一方のモンゴル語で書かれたテキストを文字単位で他方のモンゴル語に変換する.また,正字法を適用し,文字単位では形式化が困難な表記上の違いに対処する.新聞記事を用いた評価実験の結果,現代モンゴル語から伝統的モンゴル語への翻字精度は80.6%,伝統的モンゴル語から現代モンゴル語への翻字精度は85.5%であった.また,本手法による自動翻字の結果に誤りが含まれてもテキストの内容理解には支障がなかった.
著者
竹内 正広 早坂 太一 大野 亙 加藤 弓枝 山本 和明 石間 衛 石川 徹也
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第33回全国大会(2019)
巻号頁・発行日
pp.3Rin209, 2019 (Released:2019-06-01)

国文学研究資料館により整備されている歴史的典籍データベースを有効活用することは,人文科学のみならず,自然科学系分野を融合させた研究の展開にもつながる.しかしながら多くの研究者にとっては,それらに書かれている文字が「くずし字」であることが障壁となる.本研究では,ディープラーニングによるくずし字認識モデルを応用し,小型で比較的安価なシングルボードコンピュータRaspberry Piを用いて,カメラで撮影した見開きの古典籍画像から,自動で1文字ずつのくずし字領域を検出し,それらの認識を可能とする組み込みシステムを開発した.既にWWWアプリケーションとして実装されている先行研究と比較して,認識するのにかかる時間や精度はほぼ変わらず,高性能なコンピュータを用いなくても,Raspberry Piのようなシングルボードコンピュータで問題なく動作することを示すことができた.これを発展させることで,研究者のみならず,スマートフォンを持ち込むことができない小・中学校や,普段モバイル機器を持ち歩かない高齢者の方々でも,くずし字に触れたいときにそれを支援するシステムを実現することができると考えられる.
著者
石川 徹夫 安岡 由美 楢崎 幸範 床次 眞司 石井 忠 須田 博文 山田 裕司
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
RADIOISOTOPES (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.133-140, 2004-03-15 (Released:2011-03-01)
参考文献数
21
被引用文献数
1 2

Measurements of radon in water have been conducted by many investigators so far. While liquid scintillation counting is widely used for radon-in-water measurements in Japan, there are other available devices such as IM-fontactoscopes and atmospheric radon monitors with bubbling kits. In the present study, an intercomparison exercise was conducted for four devices using water samples with two different radon concentrations. The devices used are : a liquid scintillation counter, an IM-fontactoscope, a pulse ionization chamber with a bubbling kit and a radon monitor (which employs a silicon semiconductor detector) with a bubbling kit. As a result, there was a good agreement among the measured values for other devices than the IM-fontactoscope (differences were within±3%), The atmospheric radon monitors (with bubbling kits) could be useful for field surveys of radon-in-water, considering their portability. On the other hand, the values measured with the IM-fontactoscope deviated from other measure-ment values (47% for sample A and 22% for sample B) . The deviation might be caused by a calibration method for the IM-fontactoscope. Since the IM-fontactoscopes are used at some institutes in Japan even nowadays, it is necessary to check values measured with them for determination of radon-in-water concentrations.
著者
石川 徹
出版者
香川大学
雑誌
香川大学教育学部研究報告. 第I部 (ISSN:04549309)
巻号頁・発行日
vol.122, pp.7-14, 2004

The chief objective of this paper is to examine Reid's theory of "passions". We use the word "passions" not only in Reid's way, but in common usage in 18th century, because we can best understand his theory in contrast with his contemporary philosophers, especially David Hume. First, we observe that Reid's conception of causation, that is, agent causation determines his general philosophical scheme and that human action is the most important subject of his inquiry. Secondly, we survey three kinds of action principles, mechanical principles, animal principles, and rational principles. In effect we find Reid thinks all of the principles are equally important for human existence and happiness. But these factors sometimes will be very violent and destroy the harmony in mind, so must be under control of reason and will. Finally, we evaluate the possibility of Reid's theory, in contrast with Hume's theory. They are very different in their conceptual scheme, but have much in common in weighing the value of our ordinary life. If Reid would pay attention to our particular passions, he could have developed a very interesting anthropology.
著者
石川 徹夫 NORBERT KAVASI NORBERT Kavasi KAVASI Norbert
出版者
独立行政法人放射線医学総合研究所
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2009

自然放射線源による被ばく線量のうち、ラドンによる被ばくはかなりの割合を占めることは世界共通の認識である。とりわけ屋内環境のラドンに関しては、制御可能な線源として考えられており、欧米ではラドン濃度に関して規制値が設定されている。しかしながら被ばくの直接の原因となるのはラドンではなく、ラドンが壊変してできるラドン子孫核種(固体粒子として存在)である。すなわち、ラドンガスを吸入しても大部分が即座に呼気で排出されるのに対して、固体粒子は吸入するとかなりの割合で呼吸気道に沈着するためである。また、ラドンと同様に環境中に存在しているトロンに関しては、今まであまり知見がなかった。トロンに関しても、トロンガスそのものよりもトロン子孫核種濃度が被ばく評価にとって重要である。このようにラドン・トロン子孫核種は、被ばくの直接の原因となる物質であるものの、それらを直接測定することはラドン・トロンの測定に比べて技術的に難しかった。昨年度までの研究で、ラドン・トロン子孫核種の簡易測定法の開発をほぼ終了した。この測定法はパッシブ型と呼ばれ、測定中は測定器を設置(放置)しておくだけで良く、電力などを必要としない。数か月の設置期間が終了後に測定器を分析することによって、設置期間中の平均的なラドン・トロン子孫核種濃度を評価可能である。本年度は研究の最終年度であることから、調査結果のとりまとめ及び結果の公表に重点をおいて研究を実施した。具体的には、ハンガリーにおけるラドン・トロン子孫核種測定データ、及び関連する環境因子などのデータを取りまとめ、さらにはラドン・トロン(子孫核種)に起因する線量評価のとりまとめも行った。この結果、原著論文2報、及び学会発表4件を行うことができた。
著者
石川 徹
出版者
香川大学
雑誌
香川大学教育学部研究報告 第1部 (ISSN:04549309)
巻号頁・発行日
no.126, pp.61-68, 2006

The aim of this paper is to elucidate the relation of "reason" and "passion" in Hume's philosophy by examining his interpretation of the alleged "the combat of passion and reason" as conflict between "violent passions" and "calm passions". Firstly, we point out that the combat takes place only in some kinds of actions. Secondly, we examine Hume's position by interpreting his famous statement "Reason is the slave of passions". We find that Hume oversimplifies the relation between reason and passion and particularly he misconceives how reason could influence passions. We conclude that Hume's argument can and should be rebuilt by reconsidering the relation between reason and passion in human conduct.
著者
石川 徹夫 床次 眞司 米原 英典 福津 久美子 山田 裕司
出版者
日本保健物理学会
雑誌
保健物理 (ISSN:03676110)
巻号頁・発行日
vol.36, no.4, pp.329-338, 2001 (Released:2010-02-25)
参考文献数
21
被引用文献数
13 16 16

To estimate dose from radon progeny, the effective dose per unit exposure to radon progeny (dose conversion factor, DCF) is needed. A dominant parameter related to DCF is the activity size distribution of radon progeny. In the present study, the DCF was calculated in the wide range of particle diameters (0.5-20nm [AMTD] and 20-5, 000nm [AMAD]), using a dosimetric approach. The calculations were based on a computer program, LUDEP, which implements an ICRP66 respiratory tract model. The calculated results showed that the DCF is sensitive to particle size distribution. The DCFs calculated for reference conditions in mines and homes were 13.7mSv WLM-1 and 14.3mSv WLM-1, respectively. These values were in good agreement with those reported in a few references. The DCF calculated in the present study is useful for the dose assessment of radon progeny in places that have different aerosol characteristics.
著者
細田 正洋 石川 徹夫 床次 眞司 金賀 愛子 伊藤 亮輔 内田 直希 荻原 俊輔 笠 喜洋 川内 隆行 石井 忠
出版者
日本保健物理学会
雑誌
保健物理 : hoken buturi (ISSN:03676110)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.221-226, 2007-09

The bio-kinetics of radon ingested from drinking water was investigated for eight Japanese subjects. A whole-body counter at National Institute of Radiological Sciences (NIRS) was used for the measurement of the ^<214>Bi transfer half-life from the stomach to the small intestine. The transfer half-life seemed to be affected by water quality (chemical/physical properties) as well as the meal ingested before the experiments. The shortest transfer half-life among the subjects was about 50 minutes. During the whole-body counting, the air expired by the subjects was sampled and its radon concentration was measured using two ionization chambers. The changes in radon concentration in the expired air could be classified into three patterns. (1) It decreased with time after ingestion. (2) A peak appeared at the 15 minutes after ingestion. (3) A peak appeared at the 25 minutes after ingestion. These patterns seemed to be related to the ^<214>Bi transfer half-life and the amount of ingested water.