著者
佐藤 常雄
出版者
社団法人 農業農村工学会
雑誌
農業土木学会誌 (ISSN:03695123)
巻号頁・発行日
vol.73, no.1, pp.5-8,a1, 2005-01-01 (Released:2011-08-11)

江戸時代末期の伊万里焼の絵皿に描かれた農村風景の絵画資料から日本における 「水土文化の原風景」 をさぐってみたい。内径1尺の染付絵皿は, 水源となる霊山の麓で稲作の初めと終わりをそれぞれ象徴するモノとして蛇籠と案山子を左右対照で描いている。ただし, 絵皿には人物は一切登場しない。しかし, 霊山・蛇籠・案山子の三者を結び付けるのは農民であり, 日々の暮らしにかかわる人々の四季を通してのいとなみである。また, 蛇籠と案山子は現在の暮らしにおいて再評価される存在となっている。ここに「水土文化の原風景」を見出すことができる。
著者
太田 悟 田島 伸一 佐藤 信 長野 純一 篠宮 紀彦 勅使河原 可海
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.543-544, 2013-03-06

インターネットサービスやサーバを使用不可能にするDDoS攻撃が問題となっている.DDoS攻撃は送信元IPアドレスが偽装されているため,一般的なフィルタリングによる防御が困難であるという特徴がある.一方で, OpenFlowが注目されている. 本研究では,OpenFlowスイッチを用いて,パケットの統計情報を用いたDDoS攻撃フィルタリング手法での対策を実装する.OpenFlowを用いることで,パケットの情報を簡単に得ることができ,その情報を用いた攻撃検知ルールを作成する.OpenFlowはスイッチの機能が制御部とスイッチ部に分かれており,パケット転送の集中管理ができる.そのため,攻撃検知ルールをスイッチに動的に適応することが可能であり,瞬時にDDoS攻撃を検知することが可能になる.
著者
佐藤 健
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.19-20, 1950-05-25 (Released:2008-02-29)

The temperature and time needed for the killing of fly eggs were desceribed in report 1. The following result of experiments shows that old maggots are more resistant for hesting than younger ones or eggs.
著者
佐藤 航 土屋 修一 山田 正
出版者
水文・水資源学会
雑誌
水文・水資源学会研究発表会要旨集 第19回(2006年度)水文・水資源学会総会・研究発表会
巻号頁・発行日
pp.76, 2006 (Released:2006-09-11)

1990年代から関東地方では,夏季に集中豪雨などのごく短時間に30_-_50mm/hrの雷をともなう激しい雨が頻発しており,それにより都市河川の氾濫や交通網の麻痺といった災害が社会問題とされている..著者らは,ドップラーレーダを用いて約10年間の降雨観測を行い,関東平野で発生するメソβスケール降雨の発生から消滅までの一連のメカニズムについて明らかにしてきた.本研究は,夏季の集中豪雨の降雨特性を明らかにするためドップラーレーダによる観測から,関東平野における雷雨性降雨の発生時間・発生地点,降雨強度32mm/hr以上の強雨の降る地域分布,強雨域の移動について解析を行った.結果をしめすと 雷雨性の降雨は東に移動するものが多く,他の方向に移動する降雨域よりも移動速度は早く,降雨強度も大きい傾向がある.

1 0 0 0 OA [お伽噺]

著者
佐藤新太郎 編・画
出版者
佐藤新太郎
巻号頁・発行日
vol.百ものがたり, 1885

1 0 0 0 OA [お伽噺]

著者
佐藤新太郎 編・画
出版者
佐藤新太郎
巻号頁・発行日
vol.桃太郎島めぐり, 1885
著者
佐藤 俊明 長谷川 正幸
出版者
一般社団法人 日本建築学会
雑誌
日本建築学会構造系論文報告集 (ISSN:09108025)
巻号頁・発行日
vol.414, pp.55-69, 1990-08-30 (Released:2017-12-25)
被引用文献数
1 1

This paper presents a new method to calculate theoretical seismograms for earth structures considering the layered strata and local soil conditions surrounding an observation point. The reciprocal relationship of Green's functions is employed in the formulation, and the Green's functions are obtained in the frequency domain by combining of the three-dimensional thin layer elements developed by Waas, Kausel and Tajimi and the axisymmetric finite elements. The results in the time domain are obtained by the FFT algorithm. Therefore, the proposed method is called the thin layer finite element (TLFE) method in this paper. The accuracy of this method is examined by comparing its results with wavenumber integral solutions for a buried point source in an elastic halfspace. As a numerical example, theoretical seismograms on the idealized sedimentary basin model are calculated in order to illustrate the effect of local soil conditions surrounding the observation point.
著者
内木賢吾 佐藤理史
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.267-268, 2012-03-06

クロスワードパズルを解くためには、「カギ」とよばれるヒントから、単語を推定する必要がある。本研究では、カギを解く問題を連想問題とみなす。まず、カギを解析し、そのカギの連想タイプを決定する。このタイプは、必ずしも一つに定まるとは限らない。次に、タイプ毎に準備した連想モジュールを呼び出し、確信度付きの候補リストを作成する。それぞれのモジュールは、連想タイプに応じて,使用する言語資源や探索方法が異なる。複数の候補リストが得られた場合は、最後に、それらをマージして出力する。
著者
久保 尊洋 瀬在 泉 佐藤 洋輔 生田目 光 原井 宏明 沢宮 容子
出版者
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
雑誌
認知行動療法研究 (ISSN:24339075)
巻号頁・発行日
pp.21-007, (Released:2022-05-20)
参考文献数
27

本研究の目的は、動機づけ面接の中核的スキルはスマートフォン使用についてのチェンジトークを引き出すかどうかを明らかにすることであった。実験参加者50名に対し、スマートフォン使用の問題を標的行動にし、OARSと呼ばれる動機づけ面接の中核的スキルを用いるOARS条件と、標的行動に関する思考、感情、そのほかの行動について共感的に聞く非OARS条件を設定し、1回の面接で交互に条件を変えて介入を行うABABデザインで実験を行った。実験参加者の発言の頻度に対するチェンジトークの頻度の百分率(以下、チェンジトーク(%)とする)を条件ごとに算出し比較した。結果、OARS条件のほうが有意にチェンジトーク(%)が高かった。同条件では、問題改善の重要度が高いとチェンジトーク(%)も高いことがわかった。動機づけ面接の中核的スキルは、スマートフォン使用についてのチェンジトークを引き出すスキルであることが示唆された。
著者
佐藤 智美 佐藤 俊明 川瀬 博 植竹 富一
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会構造系論文集 (ISSN:13404202)
巻号頁・発行日
vol.63, no.506, pp.83-92, 1998-04-30 (Released:2017-02-02)
参考文献数
32
被引用文献数
2 2

Using more than two hundred JMA-87 type strong-motion records we show that pseudo-velocity response spectra are noticeably different from Fourier acceleration spectra in several occasions because response spectra are sensitive to other frequency components or attenuation due to dispersion but insensitive to duration. Therefore, regression coefficients such as magnitude coefficients, attenuation coefficient, and site amplification factors for response spectra and Fourier spectra show clear differences. We conclude that physical characteristics of strong motion cannot always be represented by the regression coefficients for response spectra.
著者
椛 秀人 奥谷 文乃 佐藤 隆幸
出版者
高知医科大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1992

われわれは、数年に渡って、雌マウスに形成される交尾相手の雄の匂いに対する記憶のメカニズムを研究してきた。この匂いの記憶は妊娠の維持に不可欠である。この記憶の形成過程は、副嗅球へ投射する青斑核ノルアドレナリン神経の交尾刺激による活性化によって駆動される。われわれは、この記憶の神経・シナプス・分子のレベルのメカニズムを明らかにしてきた。この一連の記憶システムは、この系だけにとどまらず、母子の絆形成にも当てはまる性質のものであるとの考えで、検討を加えた。嗅球へ薬物の注入が可能なようにステンレス管を前もって植え込んでおいた妊娠21日目の雌ラットに、薬物の連続注入を開始し、これらのラットが分娩後に行う母性行動を観察した。行動の観察は主に母性行動の基本型である子運び動作、子なめ動作、授乳姿勢を計測した。興奮性アミノ酸受容体アンタゴニストであるD-AP5を注入しても、上記の母性行動に有意な変化は認められなかった。本結果は、妊娠の維持に不可欠な匂いの記憶の成立にNMDA受容体が関与しないことと一致していた。さらに、non-NMDA受容体アンタゴニストのCNQXの知果を目下、検討中である。ウレタン麻酔下の雌ラットを用いて、嗅球内情報伝達に対する青斑核の電気刺激の影響を検討した。青斑核の刺激は、顆粒細胞による僧帽細胞のフィードバック抑制を感じた。目下、この効果にかかわるアドレナリン作動性受容体のタイプを検討中である。さらに、青斑核と外側嗅索の連合刺激によって、このフィードバック抑制に可塑的変化が誘導されるか検討を加える予定である。