著者
藤原 巧未 長尾 和彦
雑誌
第81回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, no.1, pp.501-502, 2019-02-28

日本の学生の学力低下問題の原因の一つとして授業中の居眠りがある。授業中に居眠りをする原因として、ゲームやSNS等の利用による夜更かしや、授業内容が単調でつまらないこと等が挙げられる。一方、米国のローレンス・バークレー国立研究所によると、人間の思考力はCO2濃度が2,500ppmを上回ると急激に低下すると確認された。このことから、居眠りの原因の一つとして室内CO2濃度の影響が関係するのではないかと推測した。そこで、本研究は、教室内の気温、湿度、CO2濃度、授業中に居眠りをしている学生の数を計測し、それらの関係の調査を行った。
著者
原 巧輔 金澤 芳廣 林 昭次 佐藤 たまき
出版者
大阪市立自然史博物館
雑誌
大阪市立自然史博物館研究報告 = Bulletin of the Osaka Museum of Natural History (ISSN:00786675)
巻号頁・発行日
vol.72, pp.61-79, 2018-03-31

香川県さぬき市多和兼割の上部白亜系・和泉層群引田累層から発掘され,大阪市立自然史博物館に寄贈された爬虫類11点,板鰓類12点の化石の記載を行った.大型のカメの縁板骨5点には,鱗板溝が存在しない,内縁が著しく発達する,内縁が波打つ,という形質が認められることから,原始的なオサガメ類Mesodermochelys undulatusと同定された.また板鰓類には2目4科4属( Chlamydoselachus sp., Hexanchus microdon, Paranomotodon angustidens, Protolamna sp.) のサメが含まれている.このうちP. angustidens は和泉層群では初記録となり,更に日本産の本属の中では歯牙高が最大であった.
著者
西原 巧
出版者
一般社団法人 日本治山治水協会
雑誌
水利科学 (ISSN:00394858)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.97-111, 1990-10-01 (Released:2019-08-13)
参考文献数
5
著者
藤原 巧未 長尾 和彦
雑誌
第81回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, no.1, pp.501-502, 2019-02-28

日本の学生の学力低下問題の原因の一つとして授業中の居眠りがある。授業中に居眠りをする原因として、ゲームやSNS等の利用による夜更かしや、授業内容が単調でつまらないこと等が挙げられる。一方、米国のローレンス・バークレー国立研究所によると、人間の思考力はCO2濃度が2,500ppmを上回ると急激に低下すると確認された。このことから、居眠りの原因の一つとして室内CO2濃度の影響が関係するのではないかと推測した。そこで、本研究は、教室内の気温、湿度、CO2濃度、授業中に居眠りをしている学生の数を計測し、それらの関係の調査を行った。
著者
郷原 巧 Ankit JAIN 松本 悟志 荒巻 徹 伊藤 順子 渡邉 信 野口 良造 中嶋 光敏 市川 創作
出版者
一般社団法人 日本エネルギー学会
雑誌
バイオマス科学会議発表論文集 第14回バイオマス科学会議 (ISSN:24238333)
巻号頁・発行日
pp.91-92, 2019-01-09 (Released:2019-01-09)
参考文献数
3

Microalgal biocrude was produced by hydrothermal liquefaction (HTL) of native microalgae slurry using a bench-scale continuous flow tubular reactor. The native algae was harvested in an open raceway pond in Minamisoma city, Fukushima prefecture. The slurry of native algae was continuously injected to a tubular reactor by high-pressure pumps, and the temperature was increased gradually through preheating tubes. The slurry eventually reached the reaction tube, which was held at 350 °C and 19.5 MPa, where it was kept for 6 min. The yield of biocrude recovered in a tank No. 1 was 43.0 wt%. The higher heating value (HHV) of biocrude was 29.1 MJ/kg-dry (34.5 MJ/kg-daf) calculated by the chemical elements using Dulong's formula.
著者
辻 裕美子 木村 武彦 桑野 譲 赤松 達也 斎藤 裕 吾郷 晋浩 矢内原 巧 国谷 誠朗
出版者
一般社団法人 日本女性心身医学会
雑誌
女性心身医学
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.57-61, 1999
被引用文献数
1

女性にとって更年期は心身ともに不安定になりやすい時期である.ストレスとなるライフイベントが重なると,うつ状態を呈することがあり,ときに自殺念慮を生じる場合もある.患者に自殺の可能性が考えられる場合,交流分析の再決断療法では,まず「自殺しない契約」をとることが重要なプロセスであると考えられている.これは,患者自身の決断として,自殺しないことをはっきりと表明するものである.この介入方法について,本法が有効であった更年期外来症例,二例を通して報告した.
著者
伊原 巧
出版者
信州大学教育学部
雑誌
信州大学教育学部紀要 (ISSN:03737381)
巻号頁・発行日
no.74, pp.71-81, 1991-12-04

信州大学教育学部紀要 74: 71-81(1991)
著者
斉藤 清一 大吉 なぎさ 藤井 全 梶原 巧 斉藤 利夫
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.23-28, 1999

Helicopter MD-902 that TBS introduced this time is the excellent body of high safety, lownoise. We greatly equipped the finction that is able to correspond to news coverage, sports relays, various kinds program production etc.to this helicopter. This paper describes the outline of the bosy selection reason, high magnification camera, ADS system and ICS system etc.
著者
長塚 正晃 齋藤 裕 白土 なほ子 藤原 紹生 小塚 和人 奥山 大輔 千葉 博 矢内原 巧
出版者
日本産科婦人科学会
雑誌
日本産科婦人科學會雜誌 (ISSN:03009165)
巻号頁・発行日
vol.51, no.9, pp.777-783, 1999-09-01
参考文献数
23
被引用文献数
4

目的 : Insulin-like growth factor-I (IGF-I)は思春期の身体発育に密接に関与し, 性ステロイドホルモンと強い関連を示すことが知られている. なかでも強い生理活性を有するこれらの遊離型血中濃度の推移が初経発来と身体発育のkeyとなっている可能性がある. そこで今回, 初経発来周辺期で連続追跡し得た思春期女子の身体発育と血中遊離型(f)-IGF-Iと性ステロイドホルモンの推移を, 初経発来を中心に検討した. 方法 : 9歳から12歳の健康な女子20名を対象に4年間連続追跡した. アンケート調査により, 対象の初経発来時期, 1年間の身長増加量(身長増加速度)を求めた. また血中f-IGF-IはSep-PakC_<18>カラムを用いて酸エタノール法により抽出後RIA法により測定した. 血中free testosterone, estradiol値はRIA法で, sex hormone binding globulin (SHBG)をIRMA法で測定した. 成績 : 1)身長増加速度は初経発来前3年(5.6±1.0cm/year, mean±S.D.)から初経発来前1年(7.3±1.6)まで有意(p<0.05)に増加し, 初経発来後2年(3.1±1.3)まで有意に減少した(p<0.01). 2)血中f-IGF-I値は初経発来前3年(3.9±2.0ng/ml)から初経発来前1年(8.1±2.6)と有意(p<0.05)に増加し, 身長増加速度と同様初経発来後2年(3.9±1.5)まで有意(p<0.05)に減少した. 血中free testosterone値は初経発来前3年から初経発来後2年まで有意に増加する一方, 血中SHBG値は初経発来前3年(75.0±13.2nmol/lから初経発来前1年(39.7±14.5)まで有意(p<0.01)に減少した. 3)身長増加速度は血中f-IGF-I値と有意な正の相関(p<0.01)を認める一方, 血中free testosterone値とは初経発来前の身長増加速度にのみに有意な正の相関(p<0.05)を認めた. 結論 : 初経発来周辺時期の身長増加に血中f-IGF-I値が強く関与していることが示された. また初経発来前の身長増加にはtestosteroneの生理活性の増加が密接に関与することが初めて示された.
著者
伊原 巧 奥村 信彦
出版者
長野保健医療大学
雑誌
長野保健医療大学紀要 = Bulletin of Nagano University of Health and Medicine
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.1-19, 2017

EFL環境にある日本の英語教育において、日本人学習者が英語を理解し運用する上で、困難である又は誤りやすい文法項目がいくつかある。基本的には、英語にある文法・語彙範疇や発想が日本語にはない、あるいは1対1の完全対応をしない場合である。その中でも日本人学習者が特に苦しめられてきたのは「仮定法」である。その理由はいくつか考えられるが、「仮定法」が日本語に完全対応する文法範疇でないという理由以外には、「仮定法」の英語史上の複雑な変化が文法学者に多様な記述的立場を生み出したためだと考えられる。そのため、複雑な変化を背負う現代英語の「仮定法」の記述が、言語形式、意味、時制の点で複雑となり、学習者の理解を妨げてきた。そこで本稿ではまず、日本人学習者の中でも特に、「仮定法」を初めて学習する高校生の理解を促進するために、「仮定法」の内容を学校文法の立場から整理し、その指導のポイントを考察する。次に、「仮定法」を用いる数多くの項目の中でも、日本人学習者が特に理解しにくいと思われるas if 構文を取り上げ、その指導のポイントを考察する。
著者
山崎 峰夫 森川 肇 望月 眞人 佐藤 和雄 矢内原 巧 齋藤 良治 平川 舜 蒲田 忠明
出版者
日本産科婦人科学会
雑誌
日本産科婦人科學會雜誌 (ISSN:03009165)
巻号頁・発行日
vol.54, no.7, pp.925-934, 2002-07-01
参考文献数
14

日本人について妊娠末期のBishop scoreと妊娠・分娩経過との関係を初産・経産別に明らかにする共同調査を行った.妊娠期間,分娩所要時間,分娩様式,羊水混濁の有無,新生児アプガースコアに関し,第1報(日産婦誌2000;52:613-622)では実際の統計量成績を,また第2報(日産婦誌2001;53:1809-1818)では,それらと妊娠末期のBishops coreとの間の強い相関性を報告した.そこで,今回はこれらの事象が妊娠末期のBishop scoreにより予測しうるかを検討した.妊娠37~39週におけるBishop scoreの点数別の該当妊婦ののべ人数と受診後1週以内の分娩例数を集計した.また,妊娠37,38あるいは39週のBishop scoreの点数別に41週0日以降の分娩,分娩所要時間延長(初産婦24時間以上,経産婦12時間以上),手術分娩(吸引分娩,鉗子分娩あるいは緊急帝王切開),羊水混濁および低アプガースコア(出生後1分のアプガースコアが7点以下)の症例数を調べた.次いで,各事象を予測するための基準となるBishop scoreを1点から8点の8通りそれぞれにつき感度と特異度を算出し,ROC曲線により予測に最適なBishop score値(main Bishop score値)を求めた.なお,main Bishop score値の予測への有用性はこれを境とした二群間で各事象の頻度に有意差がある場合とした.初産婦・経産婦とも1週間以内に分娩となる頻度は50%を超えるのは妊娠37~39週のBishop scoreが6点以上のときであったが,感度を考慮すると初産婦では4点以上,経産婦では5点以上のとき予測上の有用性があった.他の各事象を予測するのに有用なBishop scoreは,i)41週以降の分娩:初産婦,経産婦とも妊娠37週3点以下,38週3点以下,39週5点以下,髄)分娩所要時間延長:初産婦では妊娠37週2点以下,38週2点以下,39週4点以下,経産婦では妊娠37週2点以下,妊娠38週1点以下,iii)羊水混濁:初産婦では妊娠37週2点以下,38週1点以下,39週2点以下,経産婦ではいずれの週数でも3点以下であった.なお,手術分娩と低アプガースコアについては,初産婦,経産婦ともBishop scoreによる予測は困難と思われた.以上の成績より,一週間以内の分娩,妊娠期間延長,分娩所要時間延長,羊水混濁を予測するうえで妊娠37~39週のBishop scoreが有用であることが窺われた.
著者
野口 有生 平戸 久美子 斉藤 裕 高崎 克哲 矢内原 巧 中山 徹也 Yusei NOGUCHI Kumiko HIRATO Hiroshi SAITO Katsunori TAKASAKI Takumi YANAIHARA Tetsuya NAKAYAMA 昭和大学医学部産科婦人科学教室 昭和大学医学部産科婦人科学教室 昭和大学医学部産科婦人科学教室 昭和大学医学部産科婦人科学教室 昭和大学医学部産科婦人科学教室 昭和大学医学部産科婦人科学教室 Department of Obstetrics and Gynecology Showa University School of Medicine Department of Obstetrics and Gynecology Showa University School of Medicine Department of Obstetrics and Gynecology Showa University School of Medicine Department of Obstetrics and Gynecology Showa University School of Medicine Department of Obstetrics and Gynecology Showa University School of Medicine Department of Obstetrics and Gynecology Showa University School of Medicine
雑誌
日本産科婦人科學會雜誌 = Acta obstetrica et gynaecologica Japonica (ISSN:03009165)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.359-364, 1988-03-01
被引用文献数
1

分娩時ヒト子宮頚部組織における遊離アラキドン酸生成能と, それに及ぼす妊娠性ステロイドの影響を調べる目的で次の実験を行ない, 以下の成績を得た. 1) 正常分娩のヒト子宮頚部組織800g上清を酵素源とし, L-3-phosphatidylcholine, 1-stearoyl-2-[1-^<14>C]arachidonylを基質とし, インキュベーションを行ない, 遊離されたアラキドン酸産生量よりphospholipase A_2活性を測定し, 更に各種のkineticsを行ない, ヒト子宮頚部組織内でリン脂質より遊離アラキドン酸産生に介在するphospholipase A_2活性が存在することを示した. 2) 培養液中に妊娠中増加する各種の妊娠性ステロイド(cortisol, pregnenolone, 20α-dihydroprogesterone, pregnenolone-sulfate, DHA, DHA-sulfate, estrone, estradiol, estriol)を添加し, 本酵素活性に及ぼす影響を検討した. 各種妊娠性ステロイド添加では, 本酵素活性に対し, 明らかに影響を示すものはなかつた. 3) 分娩第1期に母体にDHA-sulfate (マイリス) 600mgを2時間で点滴静注した後, 分娩に至つたDHA-sulfate投与群と非投与正常分娩例との本酵素活性の比較では, 投与群40±13pmoles/mg protein であり, 非投与正常分娩例の39±7pmoles/mg proteinと比し差はみられなかつた. 以上のことよりヒト妊娠子宮頚部に, phospholipase A_2活性が存在することが明らかとなり, また, 本実験条件下ではprostaglandin合成機構の一過程であるphospholipase A_2活性に対する妊娠性ステロイドの関与は認められなかつた.Prostaglandins (PGs) play an important role in cervical ripening. It is known that the hydrolytic release of arachidonic acid from phospholipids regulates the rate of PG formation. To study the PG biosynthesis in cervical tissue, phosphatidylcholine containing ^<14>C-arachidonic acid in Sn-2 position was incubated with the 800 × g supernatant of cervical tissue obtained from pregnant women at delivery. The only recognizable radiolabeled metabolite, ^<14>C-arachidonic acid, was found on an autor-adiogram of TLC, which corresponded to authentic arachidonic acid. Therefore, phospholipase A_2 activity was calculated as the rate of the release of arachidonic acid from phosphatidylcholine under the conditions used. The optimal pH of phospholipase A_2 activity in 800 × g supernatant was found to be 7.0. It was found that the addition of Ca^<2+> increased the enzyme activity. It was demonstrated that the concentrations of DHA-sulfate (DHA-S) and conjugated estrogens were higher in ripened cervical tissue than in non-ripened tissue and that PGI_2 and PGE_2 production increased following the addition of DHA-S. The effects of steroids mainly derived from feto-placental unit, cortisol, pregnenolone, 20α-dihydroprogesterone, pregnenolone-sulfate, DHA, DHA-S, estrone, estradiol and estriol on arachidonic acid release were also studied in vitro. After the onset of labor, DHA-S was administered to the patients in vivo and their cervical tissues were collected at delivery. It was found that steroids including DHA-S did not affect phospholipase A_2 activity under the conditions used. These results indicate that cervical tissue posseses the ability to release arachidonic acid from phospholipid, although this step in PG formation might not be affected by steroids including DHA-S.
著者
瀬尾 文洋 鈴木 秀宣 上原 一浩 矢内原 巧 中山 徹也
出版者
社団法人日本産科婦人科学会
雑誌
日本産科婦人科學會雜誌 (ISSN:03009165)
巻号頁・発行日
vol.32, no.8, pp.1089-1097, 1980-08-01
被引用文献数
1

妊娠中における血中遊離型(F)及び抱合型(C)エストロゲン(E)の動態については未だ明らかにされていないため以下の実験を行った.対象としては正常妊婦及び分娩時の母体末梢血,並びに膀帯動静脈血を用いた.更に妊娠中毒症,胎児発育遅延(IUGR),無脳妃妊娠,胎盤性sulfatase 欠損症等の異常妊娠におけるF及びC.Eの変化も合蛙て検討した,被検血漿中よりエーテルにて抽出した分画をF分画として,次いでβ-Glucmronidase/Arylsulfatase を用いて加水分解を行い,Fとして抽出したものをC分画とした.本加水分解による回収率は85%であり,かつC.V.は5%と一定していた.Sephadex LH-20カラム.クロマトグラフィを用いて,estrone(E_1),estradiol(E_2),estriol(E_3)を分離し,各々を抗E_3-16,17-dihemisuccinyl-BSA血清を用いたRIAにて測宛した.(実験成績)(1)正常妊婦末梢血中E値は妊娠週数に伴いF及びCともに増長する.妊娠経過に伴うC.Eに対するF.Eの比(C/F)は各Eにより異たる.E_1では妊娠中期までは一定した上昇傾向を示さず妊娠末期に上昇する.E_2では俺は全期を通じて一定しているが,妊娠末期に軽度上昇を示す.E_3では妊娠経過に伴い前期で4.5,中期で6.5,末期では8.5と著しく上昇し,Cの増量が著しい.(2)妊娠中毒症及びIUGRではF及びC・Eとも低下し,Cの減少が目立つが,両老間に推計学的有意差は認められなかった.無脳児妊娠及び胎盤性sulfatase欠損症においてはF.EのみたらずC.Eも極めて低値であった.(3)母胎血中と臍動脈血中E値を比較すると,臍動脈血中総E値は母体血中値より高く(7倍).特にE_3値は母体血に比べ18倍の高値を示し,その大部分(98%)はCであった.E_1はCおよびFとも母体に高く,E_2値はFが母体に,Cは臍動脈に高かった.臍帯動脈間の血中各E値を比較するとCでは3Eにほとんど差はなく,Fが臍静脈にE_1, E_2, E_3共に各々5, 8, 1.7倍高値であった.
著者
沖原 巧
出版者
岡山大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

多糖のひとつであるプルランをリン酸化したリン酸化プルランと抗菌性を持つカチオン性界面活性剤との複合体を骨や歯の硬組織への接着する薬剤徐放体として開発し、その構造および物性を解明した。この複合体では、界面活性剤の正の電荷とリン酸基の持つ負の電荷の中和と、リン酸化プルランの糖鎖と界面活性剤のアルキル鎖の間での疎水性相互作用のバランスで成り立っていることがわかった。リン酸化プルランのリン酸化率を制御することにより徐放期間を制御可能であることがわかった。さらに他のリン酸化多糖との比較からプルランが、最も徐放させる担体として優れていることが明らかとなった。