著者
宮 恒男 山木 誠 古谷 隆則 渡辺 俊英 横江 秀隆 丹沢 秀樹
出版者
社団法人 日本口腔外科学会
雑誌
日本口腔外科学会雑誌 (ISSN:00215163)
巻号頁・発行日
vol.45, no.8, pp.527-529, 1999-08-20 (Released:2011-07-25)
参考文献数
16
被引用文献数
1 1

A case of eosinophilic granuloma of the soft tissue arising in the palate of a 65-year-old man is reported. It was an elastic hard lesion measuring about 10mm in diameter. The lesion was removed under a clinical diagnosis of fibroma. Histologically, the lesion was diagnosed as an eosinophilic granuloma of the soft tissue.Ultrastructurally, viruses similar to the herpes virus group, with a diameter of 100nm, were observed in the cytoplasm of histiocytes. These cells were positive for HSV (Herpes Simplex Virus)-Type I antibody on immunostaining. The findings indicate that the lesion was caused by Type I allergy due to HSV Type I infection.

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著者
島津久基編 市古貞次校訂
出版者
岩波書店
巻号頁・発行日
1936
著者
太田 静行 古堅 あき子 日下 兵爾 森 一雄
出版者
一般社団法人日本調理科学会
雑誌
調理科学 (ISSN:09105360)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.122-126, 1983-06-20
被引用文献数
1

食塩の塩から味に及ぼす香辛料の辛味の影響を見る目的で,香辛料として胡椒を選び,塩から味に関する両者の相互関係を味覚検査法により調べた。 味覚検査の内容としてはi)一定濃度の食塩水溶液に胡椒を加えた液が,塩から味においてどの程度の濃度の食塩水溶液に相当するか,ii)コショウを加えた場合,食塩水溶液の濃度差識別能力に影響があるか,を調べ,妙飯についても実験を行なった。この結果,胡椒の辛味と食塩の塩から味は別の味であって,胡椒の辛味は塩から味に関して食塩の塩から味を補う効果はないか,あっても少ない。胡椒を加えると食塩の量が少くてもすむように見えるのは,胡椒の存在が塩から味に関する食塩の濃度差識別を困難にするためであることがわかった。
著者
古賀 沙絵子
出版者
明光学園中学校・高等学校
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2012

1.研究目的本研究は、卓上実験(マクロな視点)と分子運動のアニメーション(ミクロな視点)を連動させてリアルタイム表示できるバーチャルラボラトリーを開発することを目的とする。2.研究方法(1)気体の状態変化実験装置の作成200mlの注射器内に高度計測センサーを取り付け、気体の温度と圧力を測定できるようにした。またセンサーのコードは注射器の先端から取り出せるようにし、電子計測装置と接続した。(2)バーチャルラボラトリーの作成(1)の卓上実験装置から得られる圧力データと温度データとを電子計測装置を用いてデジタル化し、実験用ノートPCに取り込んだ。実験データから分子の運動をリアルタイムに表示できるシミュレーションプログラム(バーチャルラボラトリー)を作成した。(3)授業実践と評価今後、これまで行ってきた卓上実験と分子運動のアニメーションを別々に用いる授業と、二つをリアルタイムに連動させて表示するバーチャルラボラトリーを用いる授業を行う予定である。そして作成したバーチャルラボラトリーの有効性を評価し、その結果に基づいたバーチャルラボラトリーの改良を検討する。3.研究成果本研究によって、シリンダー中の気体というマクロな視点と、分子運動というミクロな視点をつなぎ、気体の圧力・温度・体積の関係などの熱力学的理解を促進できる教育システムを開発することができた。本教育システムを活用することは、生徒が熱力学現象に興味を持ち、エネルギー概念を身につけるという教育的意義を有するものである。
著者
古城 八寿子
出版者
地学団体研究会
雑誌
地学教育と科学運動 (ISSN:03893766)
巻号頁・発行日
pp.6-13, 1997-11-07
被引用文献数
3

Clinical manifestation of arsenicism is different from acute type and chronic type. Some cutaneous symptoms of chronic type are characteristics of arsenicism. Especially, rain drops like depigmentations, spotty hyperkeratosis on the palms and soles, and multiple Bowen's disease on the trunk suggest chronic arsenicism. Over 10 years later, verious cancers derive from many organs. This is most terrible problem. We have to find out and treat them at early time.
著者
佐古 和恵
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 A (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.J96-A, no.4, pp.139-148, 2013-04-01

IDを使わずにユーザの正当性を認証する匿名認証技術を紹介する.IDをひもづける名寄せによるプライバシー侵害を防止できるとして,実用化に向けたプロジェクトが欧州でスタートし,ISO/IECでは標準化が進められている.匿名認証技術はグループに基づく方式と,それを一般化した属性に基づく方式,そしてブラインド署名に基づく方式の三つに大別される.それぞれを紹介するとともに,匿名認証に特有な無効化についても言及する.
著者
菱田 雅晴 毛里 和子 天児 慧 加藤 弘之 高原 明生 大島 一二 趙 宏偉 南 裕子 WANK David 唐 亮 小嶋 華津子 朱 建榮 加茂 具樹 諏訪 一幸 鈴木 隆 阿古 智子 中岡 まり 中居 良文 林 載桓 福田 円 呉 茂松 弓野 正宏
出版者
法政大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2011-04-01

中国共産党を組織集団として捉えようとの目的から、中国側カウンターパートの協力の下、党および党員に関する認識をめぐる広範なインデプス・インタビューおよびアンケート調査を実施した。国家社会論フレームに基づくクロス解析結果から、「党政関係」、すなわち,党・国家体制の揺らぎおよび「党群関係」、すなわち,党に対する公信力の低下が観察された。だが、その一方で、政府、とりわけ中央政府に対する信任は依然として高位にあるところから、党信任の脆弱性は国家信任の強靱性によって補完されており、党のサバイバル戦略が依然として機能しているものと推測される。
著者
上田 年比古 河村 明 神野 健二
出版者
九州大学
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1987

1.セルフチューニングコントロール理論を用いたゲート開度操作のための定式化:セルフチューニングコントローラーに河口堰ゲート開度の最適制御を行うための定式化を行った。まず河口堰を含む汎用的な河川システムを考え、河口堰からの総放流量を制御変数とし、河口堰貯水池位を被制御変数とするセルフチューニングコントローラーの一般的な定式化を後退演算子を用いて導いた。次いで簡単な河口堰システムに対するセルフチューニングコントローラーの式を具体的に示した。2.数値シミュレーションおよび実際の遠賀川河口堰開度制御に対する適用:1.により定式化した手法の適用性、有用性、制御効果の検討のために、まず、本手法を流入量の関数形、未知パラメーターを予め与えた、いわゆる素性のはっきりしたシミュレーションデータに対して適用し数値シミュレーションを行った。この結果本手法が未知パラメーターを精度よく同定でき、目標水位を維持する最適放流が適確に求められることが示された。次いで、本手法を実際の遠賀川河口堰開度の制御に適用した。そしてセルフチューニングコントローラーにより河口堰ゲート総放流量を決定した場合の上流側水位と現存の操作ルールを用いた場合のそれを比較した。その結果、セルフチューニングコントローラーを用いた方が安定して目標水位を維持できることを示した。3.台風洪水期における感潮河川の水位予測:河口堰ゲート開度を最適に制御するには河川水位の予測が必要となる。ここでは物理性を考慮した複雑なモデルは使わず、簡単な周期関数モデルまたはARMAXモデルを用い、カルマンフィルターによりリアルタイムで精度よく洪水時の感潮河川の水位予測を行う手法を示した。次いで本手法を鹿児島県川内川に適用しその予測精度について検討した。