著者
近藤 真由 後藤 昌人 安田 孝美
出版者
日本社会情報学会
雑誌
日本社会情報学会全国大会研究発表論文集 日本社会情報学会 第24回全国大会
巻号頁・発行日
pp.140-143, 2009 (Released:2010-02-26)

In recent years, the websites that were successful on web business are the ones that functions as a "database media". An original database is built, and users participate adding data to it. As a result, the value of contents that can be offered on the website is enhanced. In this study, we verify how these concepts of database media are applied in a new local community website. Showing clearly how database media are utilized in an area and what kind of effect is obtained is important not only for the local website, but also for the local community.
著者
細江 成洋 菊池 祥太郎 安田 孝美 水野 政司
雑誌
研究報告情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.2013-IS-126, no.9, pp.1-6, 2013-11-25

昨今,ソーシャルメディアの特徴である,誰もが情報を発信でき,その情報が瞬時に広範囲に伝わるという特性から,口コミというものが期待されており,その重要性や効果に注目が集まっている.本研究では,ソーシャルメディアの中でも,マイクロブログサービス 「Twitter」 を取り上げ,Twitter 上での口コミ効果が,どのくらい商品の売れ行きに関わっているのを調査するために,Apple 社のモバイル端末 iPhone・iPod touch 向けアプリケーションのダウンロードサービスである 「iTunes App Store」 を対象とした.統計の結果,iTunes App Store ランキング急上昇前にはリツイートの増加が見られたが,ゲームなど特定のアプリにしか見られないことが判明した.さらに,ランキングが急上昇するには,リツイートの数よりも、リツイートの元となるつぶやきを発信した特定のユーザーが重要だということが明らかとなった.
著者
江端 重葉 安田 孝宏 南川 久人 宮本 悠治 里深 信行
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集B編 (ISSN:18848346)
巻号頁・発行日
vol.79, no.806, pp.1886-1899, 2013 (Released:2013-10-25)
参考文献数
8
被引用文献数
1 3

Underwater glider is the glider to use for environmental researches in lake and sea. The Reynolds number of flow around underwater glider is between about 104 ~ 105 and the research for the aerodynamic characteristics of such low Reynolds number region is not so much. So in this study, we investigate the aerodynamic characteristics for various airfoils of under-water glider at low Reynolds number by the towing water tank experiment and 3-dimensional numerical analysis using STAR-CCM+ by IDAJ co. ltd. As results of experiment, the lift-drag ratio of airfoils with camber become larger than those of flat plate. As results of numerical analysis, the effect of maximum camber ratio and maximum camber position and thickness ratio on aerodynamic characteristics and optimum cross-sectional shape of wing for underwater glider are found.
著者
東海彰吾 安田 孝美 横井 茂樹 鳥脇 純一郎
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.35, no.5, pp.801-809, 1994-05-15
被引用文献数
7

本論文はコンピュータ・グラフィクス(CG)における爬虫類皮革の表現手法について述べたものである。CGの分野では自然物の表現方法に対する関心が深まっており、さまざまな対象について研究が行われている。しかし、生物、特に爬虫類などの動物に関する研究は、これまでにほとんど行われていない。ヘビやトカゲ、あるいはワニなどの爬虫類の皮革はハンドバックなどの製品として利用される比較的身近な対象であり、その表現手法は皮革製晶のデザインや各種の映像制作などへの利用が考えられる、本論文では爬虫類皮革の最も顕著な特徴であるウロコの並びによる模様に注目し、特にワニの皮革の表現方法を中心に、ボロノイ分割などの幾何学的な手法を用いた爬虫類皮革の表現方法について述ぺる。具体的には、(1)シードの配置と移動とを工夫した2段階のボロノイ分割を用いてウロコの模様を多角形で表現し、(2)この多角形にベジェ曲線で設定した断面形状を用いて立体的な皮革データを生成し、(3)生成した皮革データを曲面にマッピングして表示を行うものである。本手法による皮革データを製品形状にマッビングして表示することにより、製品デザインヘの応用の可能性を確認した。
著者
岩崎公弥子 安田 孝美 横井 茂樹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.40, pp.33-40, 2001-05-12
被引用文献数
4

本論文は,ITを活用した教科教育の新しい形態として,ミュージアムと学校を連携したデジタル教材の開発,及び,その授業ならびに社会見学での利用実験について述べる.特に,今後,急速にインターネットの回線速度の向上が期待されることから,高速通信回線を利用した動画像やWeb3D技術によるデジタル教材のあり方とその学習効果を明らかにした.本研究は,2000年7月?2001年3月に電力会社によって実施された名古屋市瑞穂区内の一般家庭1000軒を対象とした光ファイバー実験の環境を利用し,同区内の瑞穂ヶ丘中学校で評価実験を行った.中学一年理科の「天体」の単元を具体的教材とし,高速通信回線の長所を生かす,ビデオストリーミング,Java3D,XMLなどのWeb技術を活用したデジタル教材を中学校教師?科学館学芸員?大学研究者の3者間のコラボレーションで開発した.開発したデジタル教材は,実際の授業プログラムの中で利用され,さらに名古屋市科学館への社会見学とも連動させて活用した.今回の高速通信回線環境下での「中学校?ミュージアム」連携によるデジタル教材を利用した教科教育について,教師,生徒,学芸員各々に対してアンケート調査を行い,各々の立場から,その有効性を明らかにした.This paper deals with a development of digital teaching materials and a way of using them in a class room and in a museum. It also describes the experimental result of developed digital teaching material in a school and a museum connected Internet with optical fiber. We experimented at Mizuhogaoka junior high school (first year) and Nagoya City Science Museum. We developed the teaching material "Astronomy" for students by using rich contents such as video streaming, Java3D, XML technologies to effectively use the high performance of optical fiber. We also gathered information on collaboration of "school teachers - curators - university scholars" through a questionnaire and we clarified benefits of the collaboration.
著者
南川 久人 藤原 海 栗本 遼 安田 孝宏 原田 英美子 畑 直樹
出版者
日本実験力学会
雑誌
実験力学 (ISSN:13464930)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.77-83, 2016-04-11 (Released:2016-04-11)
参考文献数
17
被引用文献数
1

Effects of microbubbles on germination and growth in deep flow technique of spinach (Spinacia oleracea) were investigated. In the germination experiment, four experiment plots; (1) underwater germination with microbubble water plot (MB plot), (2) underwater germination with aerated water plot (Aeration plot), (3) underwater germination with water plot (Water plot), (4) germination on wet cotton plot (Control plot), were used. Two hundred individuals were germinated for each plot. Germination rate of MB plot after 7 days was about twice as high as that of Aeration plot and Control plot. In the growth experiment, three experiment plots; (1) tenth solution concentration water with microbubble plot (MB plot), (2) tenth solution concentration water plot (Aeration plot), (3) full solution concentration water plot (Control plot), were used. Twelve individuals were grown for each plot. Leaves weight of MB plot was as much as that of Control plot. In contrast, plant physiological disorders appeared in all plants of Aeration plot. Multi-element determination revealed that K concentration of Aeration plot was lower than that of the others plots. These results indicate that microbubbles contribute to the plants absorbing the nutrient from roots.
著者
玉川 一郎 吉野 純 加野 利生 安田 孝志 村岡 裕由 児島 利治 石原 光則 永井 信 斎藤 琢 李 美善 牧 雅康 秋山 侃 小泉 博
出版者
システム農学会
雑誌
システム農学 (ISSN:09137548)
巻号頁・発行日
vol.24, no.2, pp.129-136, 2008-04-10
参考文献数
6
被引用文献数
1

岐阜大学21世紀COE「衛星生態学創生拠点―流域圏をモデルとした生態系機能評価―」(代表:村岡裕由 平成16年度~20年度)ではプログラムの中心的課題として、岐阜県高山市の大八賀川流域を対象に炭素吸収量などの生態系機能を面的に評価する研究を行っている。対象地域の代表的植生を示す場所にある2つの重点的観測サイト(スーパーサイト)での現地観測で得られた結果を用いて、陸面モデル NCAR LSMを対象地域に適した形に改良し、衛星リモートシンシングによって得られた土地利用などのデータを取り込み、気象モデルMM5と結合して流域での生態系機能評価を行うという手順を考え研究を行っている。そこでは生態系プロセス研究と衛星リモートセンシング、数値モデルの3つの研究分野の研究者がそれぞれの知識や技術を出し合い、相互理解を深めつつ協力して研究を進展させている。完成に近づいた現在の姿を報告する。
著者
奥田 輔 安田 孝美 水野 政司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SS, ソフトウェアサイエンス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.111, no.268, pp.1-6, 2011-10-20
参考文献数
12

近年,ソーシャルメディアの普及に伴い,ユーザが情報の発信,受信の双方を手軽に,かつリアルタイムな情報の共有ができるようになった.本研究ではそのようなソーシャルメディアのひとつとして,マイクロブログサービス「Twitter」を取り上げ,その中で特定の商品に対するつぶやき数の推移とその商品の売れ行きとの間にいかなる相関が見て取れるかを検証した.今回,つぶやきの集計期間は2011年1月1日から2011年3月19日までの78日間,集計対象とした商品はiTunes App Storeで有料にて販売されているiPhone・iPod touch・iPad対応のモバイルアプリ, 1235種類である.統計の結果, Twitterのつぶやき数ランキング, iTunes App Storeのランキングの双方が24時間以内に, 1時間あたり10位以上のランク上昇が見られる割合は,全体の49.79%となった.また,つぶやき数ランキングが上昇してからそれに追随してiTunes App Storeのランキングが上昇する割合は37.17%,その時間遅れは平均値で4.9時間後,中央値で6時間後にする傾向が見られた.
著者
奥田輔 安田孝美 水野政司
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.565-566, 2012-03-06

近年,ソーシャルメディアの普及に伴い,その情報伝搬性の高さに注目して,実社会への影響や大域的な傾向を解明する試みが盛んになってきた.本研究では,ソーシャルメディアの題材として,マイクロブログサービス"Twitter"を,実社会のモデル例として,モバイルアプリケーションストア"iTunes App Store"を対象とし,Twitterの特定のアプリケーションに対するつぶやき数の増加がもたらすiTunes App Storeランキングへの影響を統計処理を用いて調査,研究を行った.
著者
上田 卓司 安田 孝 椎名 乾平
出版者
日本認知心理学会
雑誌
日本認知心理学会発表論文集 日本認知心理学会第12回大会
巻号頁・発行日
pp.146, 2014 (Released:2014-10-05)

McWeeny, et al. (1987) によって発見された Baker-baker パラドックスは,同じ名でも職業名として憶えるより名字として憶える方が顔との対連合記憶成績が低下する,という現象であり,しばしば固有名の記憶の難しさを示すものとして扱われている.本研究では,文化的背景や名前の多様性等の条件が異なる日本語圏において同様の現象が生起するかを確認するため,人物属性(座右の銘・お気に入りの物事)を表す名詞を用いて,日本語版 Baker-baker パラドックスが見られるか検討することを目的とした.実験において40名の参加者は,印象評定,偶発再生,意図的再生の各課題で顔写真とともに記された人物プロフィール(氏名,人物属性)を学習し,顔写真を手がかりとした再生を行った.その結果,名詞を人物名として記憶する場合と,人物属性を表す名詞として記憶する場合とに顕著な差は認められなかった.
著者
吉野 純 村上 智一 林 雅典 安田 孝志
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
海岸工学論文集 (ISSN:09167897)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.1276-1280, 2006
被引用文献数
3

本研究では, 台風0416号によって瀬戸内海に発生した広域高潮の再現実験を行い, 高潮計算精度に及ぼす入力気象場の再現性の影響について検討した. パラメトリックな2次元台風モデルを入力値として海洋モデルを駆動させる従来型の手法と比較して, 近年急速に発展しているメソ気象モデルを入力値とする手法は, 極めて高い精度で潮位変動を予測できることが明らかとなった. 日本に接近・上陸する台風の多くは, 中心から遠く離れた場所であっても発達したアウターレインバンド (外縁部降雨帯) を伴うことがあり, 中心付近の壁雲に匹敵するほどの強風ピークを形成することがある. このような複雑な台風気象場を再現できるメソ気象モデルの適用は, 高精度な高潮予測を行う上で不可欠となる.
著者
菊池 祥太郎 小池 優希 浦田 真由 遠藤 守 安田 孝美 水野 政司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.3, pp.1-6, 2014-12-01

ソーシャルメディアの特徴に,リツイートやシェアなどの情報を評価し広範囲なネットワークに情報を拡散する機能がある.近年は,ソーシャルメディア上の 「口コミ」 の拡散効果や活用の重要性について注目が集まっている.また,Deep Learning (深層学習) は機械学習アルゴリズムの 1 つであり,画像認識や音声認識の分野で大きな活躍を見せている.本研究では,ソーシャルメディアの 「Twitter」 における口コミの情報伝播効果が,モバイルアプリストアの 「iTunes App Store ランキング」 に与える影響の相関性・関連性について着目をした.さらに Deep Learning を用いて,Twitter におけるつぶやき数の変動や影響を与えやすい時間帯といった原因系データから,App Store ランキングの順位変動の予測可能性について分析・検証を行った.Feature of social media has a function to spread the information to the wide range of networks by Retweet and share. Recently, a word of mouth in social media is the spreading effect and importance of utilization. In addition, Deep Learning is used mainly in the field of speech and image recognition. In this study, we focused on the relation and correlation between the number of tweets on Twitter and ranking of application store on iTunes App Store. We was analysis and verification of the possibility of predicting fluctuation the App Store from time zone and fluctuation number of tweets by using the Deep Learning.
著者
細江 成洋 菊池 祥太郎 安田 孝美 水野 政司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告情報システムと社会環境(IS)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.9, pp.1-6, 2013-11-25

昨今,ソーシャルメディアの特徴である,誰もが情報を発信でき,その情報が瞬時に広範囲に伝わるという特性から,口コミというものが期待されており,その重要性や効果に注目が集まっている.本研究では,ソーシャルメディアの中でも,マイクロブログサービス 「Twitter」 を取り上げ,Twitter 上での口コミ効果が,どのくらい商品の売れ行きに関わっているのを調査するために,Apple 社のモバイル端末 iPhone・iPod touch 向けアプリケーションのダウンロードサービスである 「iTunes App Store」 を対象とした.統計の結果,iTunes App Store ランキング急上昇前にはリツイートの増加が見られたが,ゲームなど特定のアプリにしか見られないことが判明した.さらに,ランキングが急上昇するには,リツイートの数よりも、リツイートの元となるつぶやきを発信した特定のユーザーが重要だということが明らかとなった.Recently, which is a feature of social media, from the characteristic anyone can disseminate information, the information that transfer extensively instantly, a word of mouth is expected and attent to the effect and importance. In this study, among the social media, we focused on the micro-blogging service "Twitter". To investigate a word-of-mouth effect on Twitter, how much is related to the sales of goods, we targeted the download service application "iTunes App Store". As result of the study, the followings are found out. Increase in Retweet was observed in iTunes App Store rankings soaring before. However, it is only found in a particular application, such as the game. In addition, soar of ranking, a particular user who tweets that are based retweet than the number of retweet was proved to be important for ranking to be soaring.
著者
遠藤 守 宮崎 慎也 山田 雅之 長谷川 純一 安田 孝美 横井 茂樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.352, pp.41-46, 2003-09-30
被引用文献数
1

物理シミュレーションによる自発的な動作生成はコントロールが難しく,CGゲームをはじめとするアミューズメントの分野では,コントロールが容易なルールベースの動作生成の方法が好んで用いられている.しかしながら,物理シミュレーションの予測困難な動作はうまく利用すれば新しいゲーム性を見出せる可能性を秘めている.そこで本研究では,物理シミュレーションのアミューズメント分野への応用として,柔らかい弾性と崩壊の性質を有する仮想物体(ふわふわ物体)をフォースフィードバック付ジョイスティックでうまく力を加えながら玉入れ操作ができる対話システムを作成した.「街の中メディア祭」と呼ばれるイベントに出展し一般の人に操作を体験してもらったので,その結果についても報告する.
著者
遠藤 守 安田 孝美 横井 茂樹 林 良嗣
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CQ, コミュニケーションクオリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.635, pp.37-42, 2002-01-31
参考文献数
8
被引用文献数
1

コンピュータ上に構築した3次元の仮想都市空間内に仮想人間を導入するための仕組みを提案し,都市空間を構成する物体を効果的に管理する手法を開発した.本稿では仮想人間の動作を付与する仕組みを提案し,インデックスに基づくデータベースを用いてすべての情報を管理する具体的な仕組みについて述べる.提案手法を実現するにあたりインターネットを通して操作可能なインターフェースからなるシステムを構築した.これによりコンテンツ作成者や利用者は容易に都市空間を構築・体験することが可能となる.また構築したシステムの応用として空間内のキャラクタを主人公としたドラマ化手法を開発し,コンテンツを製作したのでここに報告する.
著者
深谷 昭宏 浦 正広 山田 雅之 遠藤 守 宮崎 慎也 安田 孝美
雑誌
研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.12, pp.1-2, 2011-05-06

位置情報が付加されたつぶやきをマイニングして生成したお出かけ情報と地図から,お出かけマップを生成する手法をこれまでに提案している.本研究では,お出かけ情報の体系化,画像や動画などのテキスト以外の情報の抽出,情報のレイアウトを行うことにより,生成された情報をお出かけガイドとして提供する手法を提案する.We have proposed a generation method of Going Out Map from Going Out Information and Maps generated by mining tweets. In this study, we propose a generation method of Going Out Guide by extracting information other than text like images and movies, systematizing Going Out Information, and designing information layouts.
著者
安田 孝
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会論文報告集 (ISSN:03871185)
巻号頁・発行日
vol.323, pp.109-115, 1983
被引用文献数
3 5

大淀区, 城東区を事例とする以上の分析によって, 大阪市内の都心近接区部と縁辺区部における住宅市街地化の動向が明らかにされた。それを民間中高層集合住宅, 特に民間分譲マンションの立地動向に視点をあててまとめると, 以下のようになる。(1)民間中高層集合住宅の立地件数は, 現状では賃貸マンションが圧倒的に多い (件数比率で分譲1, 賃貸5)。(2)工場転出跡地における土地利用としては, 都心近接区部のほうが民間分譲・賃貸マンション化の件数比率が高い。縁辺区部では戸建分譲住宅地化や駐車場化の件数比率が高く, 民間分譲・賃貸マンション化の件数比率は相対的に低い。(3)都心近接区部では, 工場跡地のオフィスビル化や住居・店舗化 (細分化) の件数比率も高い。(4)縁辺区部における民間分譲・賃貸マンション立地は, 空地・未利用地における件数比率が高い。(5)全体的には, 工場跡地や空地・未利用地での民間分譲・賃貸マンション立地の戸数規模は比較的大きい。このような結果から, 土地利用の変化として, 相対的に地代支払い能力の低い工業的土地利用から, より地代支払い能力の高い住宅あるいは商業的土地利用への転換と, より一層の高密度利用が進行しつつあることが明らかになる。そして, このような傾向から判断すると, 小規模敷地における民間分譲マンションの立地がさらに進行することが予想されるのである。従って, 都市全体の居住環境水準を高めるためには, 単なる住戸数の増加のみでなく, 街区や地区としてのオープンスペースや歩道などの都市施設の計画的整備が不可欠である。こうして, 都市内住宅地全体の居住環境水準を高めることが, 長期的に良好な住宅ストックの増加に結びつくものとなる。