著者
山崎 隆廣 吉位 尚 黒木 栄司 宮井 大介 林 徹 西村 栄高 吉川 朋宏 吉岡 歩 古土井 春吾 竹野々 巌 市来 浩司 大塚 芳基 中尾 薫 古森 孝英
出版者
一般社団法人 日本歯科薬物療法学会
雑誌
歯科薬物療法 (ISSN:02881012)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.54-58, 1999-08-01 (Released:2010-06-08)
参考文献数
24
被引用文献数
2

Cases with postoperative infections following teeth extraction are experienced occasionally, however, there have been few reports about the problems following teeth extraction. The purpose of this study was to investigate the influence of general and local background of cases with infections following teeth extraction. The results were as follows:1) The infections following teeth extraction occurred in 11 (2.1%) out of 517 cases.2) There was no relationship between age or underlying disease and the postoperative infection rate.3) The incidence of the infection was the highest after mandibular third molar surgery, however, the relationship between the surgical procedure such as incision or removal of the bone and the infection rate was not found.4) The infection rate of cases with acute inflammation before surgery was higher than that of the cases without any inflammatory signs.5) Prophylactic antibiotic administration was performed on 282 (54.5%) out of 517 cases. The incidence of the infections of the cases with prophylaxis was almost the same as the cases without prophylaxis.6) The postoperative pain in infection cases tends to last longer than the normal course. Therefore, it is important to observe carefully the course of pain to make a diagnosis of postoperative infection.
著者
佐藤 周友 朝倉 政典 木村 俊一 斎藤 秀司 山崎 隆雄
出版者
中央大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

代数的な多様体(代数方程式で定義された図形)の上のベクトル束を調べる道具としてチャーン類というものがある。これはベクトル束がどれくらい(あるいは、どのように)ねじれているかをコホモロジーとよばれる線形空間の中で測る「物差し」である。本研究では、「そもそもチャーン類はどのようなコホモロジーの中で定義され得るのか?」という素朴な疑問から出発し、最小の条件(公理)を定式化した。さらにそのようなコホモロジーにおいてリーマン・ロッホの定理が実際に成り立つことも証明した。
著者
山崎 隆文 菱沼 浩孝 齊藤 建 河瀬 勇 外山 雅章
出版者
The Japanese Society of Extra-Corporeal Technology in Medicine
雑誌
体外循環技術 = The journal of extra-corporeal technology (ISSN:09122664)
巻号頁・発行日
vol.29, no.4, pp.383-386, 2002-12-01
被引用文献数
3

【要旨】All in one system回路(AOS回路)の臨床使用経験と,従来の回路との比較と問題点について報告する。2000年7月~2001年6月までに使用したAOS回路,19例を対象とした。各種データの平均は,年齢66(27~78)歳,体外循環時間148(98~191)分,大動脈遮断時間95(35~163)分,静脈脱血法は陰圧-5~-40mmHg(VAVD)で,陽陰圧に対する安全対策を行った。この回路を使用することにより,各回路の包装状態確認時間,回路接続時間を10~15分短縮できた。また,回路接続に対する煩雑性の改善,操作性向上に繋がり,手術終了後の血液処理,回路破棄が容易になった。問題点としては,Pre connectのため,後付けで脳分離回路が接続不可能であり拡張性が失われた。また,不良回路が発生した場合,高額な負債となる場合もある。回路作製時には,製造会社と密に連絡を取り,回路接続方向,製品の安定供給を求めなければならない。AOS回路は,臨床使用上問題なく,患者の状態に合わせ迅速かつ短時間に回路を作製することが可能である。今後,回路の柔軟性,安全性の確保を考慮し,より効率のよい回路を作製して行くことが今後の課題である。
著者
亀井 亮吾 山崎 隆治 岡田 俊之 菅本 一臣 吉川 秀樹 陳 延偉 富山 憲幸 佐藤 嘉伸
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MI, 医用画像 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.110, no.364, pp.77-82, 2011-01-12
被引用文献数
5

人工膝関節3次元動態解析を目的とした従来の輪郭に基づく2D/3Dレジストレーション法では,骨部やセメント部に起因する雑音エッジを手作業で除去する必要があり,膨大な手間と作業時間が費やされている.本研究では従来手法に,ロバスト推定の適応範囲を限定する処理を加え,雑音エッジが含まれた輪郭画像においても安定な位置・姿勢推定を目指す.本手法では,3Dモデルの位置情報とモデルの形状そのものを利用する関心領域設定により処理対象となる輪郭点を限定することで,対象外のエッジを雑音エッジと見なし,雑音エッジの影響を減少させた位置・姿勢推定を行う.実験ではモデルのバウンディングボックスを用いた関心領域設定による従来手法に比べ成功確率が改善され,提案手法が有効であることが確認された.
著者
岩井 儀雄 松村 朱里 伊藤 陽生 清水 敏之 不殿 健治 横地 裕次 山崎 隆一 山本 隆史 村山 健二 池田 聖
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.525, pp.125-132, 2001-12-14
被引用文献数
6

本パターン知識・メディア理解(PRMU)研究専門委員会では、平成9年度から研究活動の一環として、若手研究者の発掘・育成と活性化を目的としたアルゴリズムコンテストを実施している。5回目の今年は、4月から公募を開始し、9月に情報・システムソサイエティ大会併催事業として、審査結果の発表と表彰、講演会を実施した。今回のテーマは、画像処理・パターン認識の基本的な問題としてCG画像の道路交通標識の認識、実画像の標識認識、実画像中からのセグメンテーションに挑戦するものである。問題の困難さに応じて3つの課題レベルを設定した。その実施報告を前半に行ない、後半には入賞したアルゴリズムについて入賞者らが詳細を紹介する。
著者
湯山 賢一 西山 厚 鈴木 喜博 岩田 茂樹 内藤 栄 稲本 泰生 吉澤 悟 宮崎 幹子 谷口 耕生 野尻 忠 研清水 健 岩戸 晶子 斎木 涼子 北澤 菜月 永井 洋之 中島 博 有賀 祥隆 前園 実知雄 東野 治之 根立 研介 藤岡 穣 高橋 照彦 山崎 隆之 梶谷 亮治 杉本 一樹 成瀬 正和 尾形 充彦 西川 明彦 森實 久美子 原 瑛莉子
出版者
独立行政法人国立文化財機構奈良国立博物館
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2008

「奈良朝仏教美術の主要作例、もしくはその国際性を考える上で重要な周辺作例の中から対象とする文化財を選定し、それらに関する基礎資料を学界の共有財産として提供する」という目的に沿って調査研究を行い、22年度末に5部構成・2分冊からなる研究成果報告書を刊行した。薬師寺に伝来した藤田美術館所蔵大般若経(魚養経)全387巻の撮影及び書誌的データの集成、蛍光X線分析による香取神宮所蔵海獣葡萄鏡や東大寺金堂鎮壇具の成分分析を通した制作地の特定などが、代表的な成果である。
著者
都築 暢夫 加藤 文元 志甫 淳 山崎 隆雄 中島 幸喜 山内 卓也 河村 尚明 阿部 知行 諏訪 紀幸
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010-04-01

リジッド解析的な手法と微分形式から定まるコホモロジー理論(p進コホモロジー)などの数論幾何におけるp進的方法の基礎付けを行い、数論的多様体の研究に応用した。複素単位円板上の半安定族のモノドロミー作用の核と余核を記述する完全列のp進類似として、正標数代数曲線上の半安定族におけるp進Clemens-Schmid完全列を構成した。正標数幾何的単枝多様体上のアイソクリスタルの純性に関して、開集合への制限関手の充満忠実性を得た。この結果、完備幾何的単枝多様体の1次リジッドコホモロジー群が重さ1の純であることを得た。さらに、p進コホモロジーの重み理論や数論的D加群の理論を深化・発展させた。
著者
山崎 隆之
出版者
日本建築学会
雑誌
日本建築学会計画系論文集 (ISSN:13404210)
巻号頁・発行日
vol.69, no.583, pp.69-74, 2004
被引用文献数
1 1

The purpose of this study is to understand the method of extracting and describing local image from travel essay series "KAIDOU WO YUKU". In Conclusion, as the extracting method, 4 new elements is took into "local element" for local image object. Those elements are available not in travel essay, but in ordinary situation to produce local image. As the describing method, there are 6types method - "sensation", "emotion", "sentiment" ("comparison", "suitableness", "collation", "derivation"). There are mainly 2types context of local image. One is "sensation" and "emotion" about local landscape. Another is "collation" and "derivation" with adopting "history", "inhabitant" and "locality".