著者
伊藤 史郎 柴山 雅洋 小早川 淳 谷 雄策
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.757-763, 1989-05-25 (Released:2008-02-29)
参考文献数
10
被引用文献数
4 23

The spawning season of the sea urchin Hemicentrotus pulcherrimus in natural ground, Saga area in Japan starts from around December. In mass production of young sea urchin, the warmer season is then more desirable for the larvae culture. In order to collect the eggs three months earlier than natural spawning season, promotion of maturation and of spawning was conducted by regulating water temperature. The sea urchin which had experienced a period of rising temperature to 26°C, either naturally or artificially, could mature and spawn about 45 days after the temperature was again lowered to 15°C. Those cultured at constant temperature of 15°C from May did not mature and died in July. These experiments suggest that by means of the water temperature regulations, mass production of sea urchin can be commenced from October in the warmer season, the optimum period for culturing larvae. Using this method, the mass production of the sea urchin has been successfully conducted in our station since 1987.
著者
安本 亮二 小早川 等 柿木 宏介 井関 達雄 梅田 優 川嶋 秀紀 守屋 賢治 前川 正信
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.32, no.6, pp.841-845, 1986-06

前立腺炎症例における,尿中NAG,又は前立腺マッサージ後の尿におけるNAGを測定した.その結果,尿中NAG値は,健常人に比べ明らかに高い値を示しただけでなく,病態の推移に非常によく一致していた.尿中NAGの臨床的評価の際,前立腺の病変も考慮にいれることが大切である.尿中NAGの経時的測定は,前立腺炎の病変の(その中でも急性前立腺炎の)一指標になる
著者
早川 陽
出版者
昭和女子大学
雑誌
學苑 (ISSN:13480103)
巻号頁・発行日
vol.896, pp.2-18, 2015-06-01

In the field of Japanese art education, the pigments employed in traditional Japanese paintings are rarely used, though using them in an educational context could be very valuable in imparting an understanding of Bijutsu Bunka(art culture)currently required in curriculum guidelines. In an attempt to explore how they can be adopted in today's art education, this paper explores two Japanese traditional painting technique books from the Taisho Period and highlights the common characteristics of the pigments described in the books and compares them with pigments that have survived from those times, or have been more recently developed for use in traditional-style paintings. The origins of various Japanese pigments are organized in such a way that they can be used as educational material. In order to provide background for this research, the first chapter considers how Japanese traditional paintings are created, displayed and enjoyed today. Also the significance of Bijutsu Bunka, which was newly specified in curriculum guidelines, is discussed. The second chapter, focusing on the refinement and elutriation of pigments used in Japanese traditional paintings, categorizes and organizes the features of the pigments used. The third chapter refers to the above two books and considers the changes made since then in the types of the pigment. The final chapter summarizes the characteristics of the pigments and gives a general view of how they were traditionally used and concludes that the pigments, many of which have been refined by elutriation, can be utilized effectively in the field of art education today. The author believes that intercourse between the past and present, and understanding and appreciating traditional art, offer new possibilities in the future of art education.
著者
和田 剛志 澤村 淳 菅野 正寛 平安山 直美 久保田 信彦 星野 弘勝 早川 峰司 丸藤 哲
出版者
一般社団法人 日本集中治療医学会
雑誌
日本集中治療医学会雑誌 (ISSN:13407988)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.191-195, 2010-04-01 (Released:2010-10-30)
参考文献数
13

甲状腺クリーゼと診断した4例を経験した。1例は来院前に心肺停止となり,蘇生後低酸素脳症により不幸な転帰となったが,他3例は迅速な診断と治療により良好な経過をたどった。4例すべてに心不全徴候を認めたが,甲状腺治療薬が心不全や全身状態を悪化させる可能性があるため,治療に際しては十分な循環動態の監視が必要と考えられた。また,外傷後の異常な頻脈と発熱持続を認める場合,甲状腺機能評価を視野に入れた治療が必要と考えられた。
著者
早川 尚志
出版者
国士館大学イラク古代文化研究所
雑誌
ラーフィダーン (ISSN:02854406)
巻号頁・発行日
vol.36, pp.83-110, 2015

Despite numerous studies on the transportation hubs in Eastern Turkistan that connect West Asia and China in the ancient and early modern time, there are few studies on the transition of trade routes in the period between the fall down of the Mongolian Empire (14th century) and the arrival of Portugese missionaries (17th century) . This study shows the main routes and the transition of trade routes in Eastern Turkistan in this period to fill the gap. A series of bibliographic survey of geographical documents and records of ambassadors and merchants who traveled this region reveal three main routes shown in the Khitai-nama, their transition, and the reason why the main route had changed.
著者
早川 明夫
出版者
文教大学
雑誌
教育研究所紀要 (ISSN:09189122)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.111-119, 2007-12 (Released:2013-05-09)

3代将軍徳川家光によって制度化されたとされる参勤交代のねらいは、大名の経済力・軍事力を抑制・削減して幕府に反抗できないようにするためである、こうした理解が教育現場に相当定着している。しかし、学会においてはこのような見方は一般的ではない。参勤交代が、大名にとって大きな経済的負担となっていたことは事実である。しかし、これは参勤交代の結果であって、この制度が設けられた目的ではない。そこで、先学諸氏の研究成果を踏まえて、現行の小中高の教科書には、参勤交代についてどのように記述されているのかを調べ、参勤交代の授業における留意点を示してみたい。
著者
早川 卓弥 土方 嘉徳 西田 正吾
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.56, no.9, pp.1929-1942, 2015-09-15

ニコニコ動画をはじめとして,動画の再生に同期して表示される動画コメントを投稿可能な動画共有サービスが広まっている.本研究では,動画コメントから面白いコメントを抽出する手法を提案する.この手法ではコメントに対する他のユーザの反応コメントを利用している.反応コメントの推定を動画時間と実時間という2つの時間軸から行い,コメント量の時間的変化から面白いコメントを抽出する.抽出したコメントに対し,動画サービスに備わっているコメントの評価機能による得票数との比較と,複数人の評価者による面白いコメントかどうかの判定結果との比較により,評価を行った.結果として,2種類の時間情報を用いることで面白いコメントを抽出することができる可能性があることが分かった.
著者
早川 久美子
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.56, no.12, pp.35-44, 2007

「曾根崎心中」の研究史は、近松がいかに世話狂言などの先行作を下敷きにしていたかという、成立基盤の解明に重きが置かれていた。本稿では、本作品成立の意義を追求するため、先行世話狂言である「心中茶屋咄」、「河原心中」の二作品を取り上げ、そこでの心中原因の描かれ方を比較検討した。近松は、九平次を創作したことによって、生玉社の場からお初の行動に焦点を当てていることがわかった。お初は、困難に耐えながら徳兵衛への思いを貫いてゆく。

1 0 0 0 OA 真土村冠松木

著者
早川弘毅 編
出版者
金英堂
巻号頁・発行日
vol.上, 1882

1 0 0 0 OA 真土村冠松木

著者
早川弘毅 編
出版者
金英堂
巻号頁・発行日
vol.下, 1882
著者
長崎 栄三 国宗 進 太田 伸也 五十嵐 一博 滝井 章 近藤 裕 熊倉 啓之 長尾 篤志 吉川 成夫 久保 良宏 上田 雅也 牛場 正則 日下 勝豊 塩野 友美 島崎 晃 島田 功 榛葉 伸吾 西村 圭一 早川 健 藤森 章弘 牧野 宏 松元 新一郎 望月 美樹 森 照明 藤村 和男 半田 進 家田 晴行 松田 泉 浅沼 健一 小俣 弘子 清水 壽典 村越 新 安部 浩一 飯嶌 一博 久永 靖史 山根 浩孝 山口 啓
出版者
公益社団法人日本数学教育学会
雑誌
日本数学教育学会誌 (ISSN:0021471X)
巻号頁・発行日
vol.90, no.4, pp.11-21, 2008-04-01
被引用文献数
5

算数・数学教育における新たな目標として「算数・数学の力」を考えた.算数・数学の力とは,算数・数学のあらゆる活動に関わるはたらきで,大きく「算数・数学を生み出す力」,「算数・数学を使う力」,「算数・数学で表す力」,「算数・数学で考え合う力」の4つの力で構成される.初めに,我が国の算数・数学科の教育課程の史的分析,算数・数学のカリキュラムの国際比較,算数・数学教科書の研究,数学的な考え方・問題解法の史的分析,社会の算数・数学教育に関する意識の分析を行った.その上で,算数・数学教育の目的・目標に算数・数学の力を位置付けた.そこでは,算数・数学教育の目標を概念理解と能力習得とで均衡を図った.そして,算数・数学の力を,算数・数学的内容との一体化,算数的活動・数学的活動の重視などの原則の下で構造化し,その質の高まりを具体化するための算数・数学の力の水準の重要性を指摘した.
著者
木下 奈々恵 小早川 健 松井 淳
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. SPT, セキュリティ心理学とトラスト
巻号頁・発行日
vol.2015, no.5, pp.1-6, 2015-05-07

テレビ番組の評判分析では,ツイッターに寄せられる番組に対するツイートを生かす事が近年制作の現場で求められており,とりわけ 「何が」 評価されたのかを正確に抽出し番組の評判分析に用いる事が信頼性の高い分析に不可欠となっている.毎日膨大な量の番組に対するツイートを人手で仕分けるのには限界があり現実的ではない.そのため,意見対象を多く抽出するための普遍性を持った抽出手法が求められている.そこで,本研究では番組に対する意見が述べられているツイートからの意見対象抽出をタスクとする.ここでの意見対象とは番組内容に関連した名詞のこととし,それらを多く抽出する目的で,過去時制を伴う評価語に着目した意見対象抽出手法を提案する.番組内容に関連した名詞の抽出数について,1) 評価語の時制を考慮せず,評価語を含む全てのツイートに着目した手法 2) 現在・未来時制を伴う評価語を含むツイートのみに着目した手法の 2 つの異なる手法との比較実験を行い,提案手法の有効性を明らかにする.