著者
川口 暁生 小名 国仁 合羽 輝彦 高田 倫行
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.39, no.3, pp.3_119-3_124, 2008 (Released:2010-08-18)
参考文献数
10

CAEを利用した自動形状最適化システムと、品質工学におけるSN比の考え方を融合、ロバスト最適化手法を構築。これをディーゼル吸気ポートに適用、誤差因子として中子型ずれに着目し、このときのスワール安定性をSN比とした。GAによる多目的最適化の結果、流量・スワール・SN比の同時向上が可能であることが示された。
著者
萩原 武士 石田 展一 竇 暁鳴 林内 賀洋
出版者
大阪教育大学
雑誌
大阪教育大学紀要 3 自然科学 (ISSN:03737411)
巻号頁・発行日
vol.42, no.1, pp.p15-22, 1993-09

カリウム・コロイドを含むKI単結晶における電界発光現象の機構について知見を得るために,これまでにカリウム・コロイドの導入法の確立とその評価・同定法に関連する実験研究の成果の一部について報告を行ってきた。本研究では電界発光現象におけるカリウム・コロイド役割を明らかにする目的で付加着色法によって高濃度にF中心を導入できる条件下で,急冷法ではなく炉中冷却の方法を採用し,カリウム・コロイド,F中心およびF_2中心を含むKI単結晶を試料として実験を行った。その結果,約80Kの低温で電界発光のスペクトルを観測することにより,240nm,360nm,540nmに発光ピークが存在することが明らかになった。電界発光測定前後の試料についての光学吸収スペクトルを基礎としてカリウム・コロイドと関連する種々の色中心のエネルギー準位を考慮してこれらの三つの発光ピークについてモデルを検討した。240nmのピークについては,強電界下でカリウム・コロイド粒子から放出された電子が伝導帯に励起されて,自由電子となり試料中を動きまわりF中心と会合してF^-中心を形成する際の放射光であるとした。さらに,360nmと,540nmとの発光ピークは,それぞれカリウム・コロイド粒子から放出された正孔型中心であるV_k中心がF_2^+中心と会合する場合とV_k中心から変換されたH中心がF中心と会合する場合の放射光であるとした。
著者
植田 芳暁 鳥塚 しげき 島 英二
出版者
日経BP社 ; 1985-
雑誌
日経マネー (ISSN:09119361)
巻号頁・発行日
no.403, pp.28-30, 2016-01

1966年7月に加山雄三の命名により誕生、リーダーは故・加瀬邦彦。同年11月にデビュー曲「想い出の渚」を発売し、大ヒット。71年に解散するが81年に再結成。2006年に結成40周年記念ライブを日本武道館で開催。

1 0 0 0 OA 甲越軍記

著者
速水春暁斎 著
出版者
博文館
巻号頁・発行日
vol.初-5編, 1894
著者
菅野 暁
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.45, no.4, pp.269-270, 1990-04-05
著者
一木喜徳郎述 菊池暁汀編
出版者
大学館
巻号頁・発行日
1914
著者
北山 大祐 松尾 恵五 新井 健広 岡田 滋 藤解 邦生 鵜瀞 条 川西 輝貴 森 康治 望月 暁 池上 玲一
出版者
日本大腸肛門病学会
雑誌
日本大腸肛門病学会雑誌 (ISSN:00471801)
巻号頁・発行日
vol.69, no.4, pp.197-204, 2016 (Released:2016-03-25)
参考文献数
11

高位筋間膿瘍は臨床症状に乏しく診断に苦慮することもある.また,保存的加療や切開排膿などの加療のみで痔瘻化せずに根治する症例がある一定の割合で存在する.根治術の有無に影響を及ぼす因子として,病悩期間,糖尿病の有無,発熱の有無,白血球,切開排膿の術式などについて検討した.術式は内外括約筋間からの切開を基本とし,ドレナージシートンの留置が必要な場合は外括約筋外から切開した.高位筋間膿瘍に対する切開排膿後,痔瘻化し根治術を行った症例は約15%にすぎず,保存的加療にて軽快後に根治術を行った症例はなかった.外括約筋外から切開した症例は内外括約筋間から切開した症例に比べ,有意に痔瘻化し(P<0.05),根治術を行っていたが,他の因子については有意差を認めなかった.高位筋間膿瘍の加療後に,痔瘻化し根治術が必要となる症例は比較的少ないが,排膿時の術式選択が痔瘻化の有無に影響を及ぼしている可能性が示唆された.
著者
浅野 勇 石神 暁郎 森 充広 川上 昭彦 川邉 翔平
出版者
公益社団法人 農業農村工学会
雑誌
農業農村工学会論文集 (ISSN:18822789)
巻号頁・発行日
vol.88, no.2, pp.II_35-II_47, 2020 (Released:2020-07-14)
参考文献数
27

凍結融解試験後のモルタル供試体の水流摩耗試験を行い,凍結融解作用がモルタルの耐摩耗性に与える影響を調べた.AE剤を添加した供試体の水中凍結融解試験後の相対動弾性係数は90%以上を保持しており凍結融解による劣化の程度は小さい.一方,AE剤を添加しない供試体の水中凍結融解試験後の相対動弾性係数は打設面で40%未満,底面では70~80%,中心部では80~90%となり,打設面の相対動弾性係数が最小となった.このように部位により大きな差が生じた.AE剤の添加によりモルタル供試体の耐凍害性は著しく向上した.凍結融解試験前の供試体の平均摩耗深さは,水セメント比が小さく表層品質が緻密であるものほど小さい.凍結融解試験後の供試体の平均摩耗深さは,凍結融解作用により供試体表層の相対動弾性係数が低下し組織の脆弱化が大きなものほど大きい.
著者
齊藤 暁男
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.60, no.11, pp.1084-1089, 2019-10-15

フォントがどのように制作されているのか,フォントエンジニアの実際の仕事を交えながら説明する.フォントが制作されるプロセス,フォントのフォーマットの違いや欲しい文字を出力する仕組み等を説明しながら,複雑な機能を実現するための仕組みやそのためにフォントに含まれる情報を紹介する.普段何気なく使用しているフォントがどのように制作され,システムの中でどのように扱われているのか等について述べる.
著者
加納 暁子
出版者
長崎大学教育学部
雑誌
長崎大学教育学部紀要 = Bulletin of Faculty of Education, Nagasaki University, Combined Issue (ISSN:21885389)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.125-133, 2020-03-01

長崎大学教育学部紀要:教科教育学 通巻 第60号(Bulletin of Faculty of Education, Nagasaki University: Curriculum and Teaching, Vol.60)
著者
羽野 暁 樋口 明彦 榎本 碧 原田 大史 佐々木 裕大
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画論文集 (ISSN:09160647)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.32-42, 2021-04-25 (Released:2021-04-25)
参考文献数
21

屋外空間における視覚障害者の歩行支援として、筆者らは白杖の打音を用いた音による誘導に着眼し、一般的な舗装材と音響特性が異なる木材を舗装に用いた「木製バリアフリー歩道」を考案した。本研究は、この開発研究における最終フェーズとして、実用化標準断面に基づき屋外に実装した試験歩道において42名の視覚障害者を対象に歩行実験を実施し、行動観察により歩行支援機能を検証したものである。アスファルト舗装部とスギ板舗装部の二種類の舗装区間にて実験した結果、アスファルト舗装部を開始点とした歩行実験において27名の被験者が歩車道境界に近づき7名の被験者が車道に飛び出した。一方、スギ板舗装部を開始点とした歩行実験においては26名が歩車道境界に近づいたが、車道への飛び出しを全員が回避した。さらに、歩車道境界を白杖のみで認識し足踏を必要としない被験者が、アスファルト舗装部と比較してスギ板舗装部においてより多く確認できた。これらより、スギ板舗装がアスファルト舗装と比較して視覚障害者の車道飛び出し防止に有効であることが分かった。
著者
小澤 暁人 本田 智則
出版者
一般社団法人 エネルギー・資源学会
雑誌
エネルギー・資源学会論文誌 (ISSN:24330531)
巻号頁・発行日
vol.41, no.6, pp.254-265, 2020 (Released:2020-11-10)
参考文献数
32

Battery is a key technology in the transition to a low-carbon and resilient energy system. Recently in Japan, residential PV battery system is considered as one of the most promising applications; however, its impacts had not been fully assessed. This study evaluates the effects of residential PV battery system for end-users under various conditions on geological, technological and socio-economic factors. Regional diversity is considered by using data on residential power consumption and PV power generation that were collected from over 40 thousand all-electric houses in Japan. Scenario analysis and sensitivity analysis are performed to evaluate the effects of uncertain parameters on the system’s performances. Simulation results suggest that economic benefits of the system can be improved by changing battery operation mode at the end of purchase period for PV under Feed-in Tariff (FiT) scheme and the benefits should vary depending on the region. The results also indicate that PV self-consumption rate is over 50% when charging the battery with surplus power. Sensitivity analysis results suggest that the unit prices of grid electricity and the purchasing price of surplus power after FiT scheme should have large influences on the economic benefits of the system.
著者
吉川 雅治 川口 鎮 高野橋 暁 八神 啓 桑原 史明 平手 裕市 宮田 義弥
出版者
特定非営利活動法人 日本心臓血管外科学会
雑誌
日本心臓血管外科学会雑誌 (ISSN:02851474)
巻号頁・発行日
vol.38, no.1, pp.67-70, 2009-01-15 (Released:2010-02-08)
参考文献数
13

抗リン脂質抗体症候群を伴う全身性エリテマトーデスに血小板減少性紫斑病を合併した僧帽弁狭窄兼閉鎖不全症に対して機械弁を用いた人工弁置換術を施行した症例を経験した.症例は42歳女性.20歳時にループス腎炎の診断でステロイド治療を開始し,後に右網膜静脈分枝閉塞症を発症した際に,抗リン脂質抗体症候群と診断された.抗核抗体陽性,ループス型抗凝固因子陽性,抗カルジオリピン-β2グリコプロテインI抗体高値を示した.僧帽弁切除標本病理検査により典型的なLibman-Sacks型心内膜炎による弁変性と診断された.本症例では,抗リン脂質抗体症候群による血栓塞栓症素因と血小板減少性紫斑病による出血素因という相反する血液凝固異常が混在し,術前の病態把握,術中の出血コントロール,術後の抗凝固管理に注意を要したが,合併症なく独歩退院した.しかし術後145日後に血栓塞栓症で失った.本疾患群では弁膜病変を外科的に治療しえても,心房壁など弁尖以外の非定型的心内膜炎は再燃寛解を繰り返すことが予想され,凝固異常も永続的であるため,間断なき厳重なる抗凝固管理,主体疾患であるSLEの適切な治療が肝要であると考えられた.
著者
小和板 仁 平沼 淳史 浅海 祐介 井口 暁洋 高橋 裕司 齊藤 哲也 大久保 圭子
出版者
社団法人 日本理学療法士協会関東甲信越ブロック協議会
雑誌
関東甲信越ブロック理学療法士学会 (ISSN:09169946)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.275, 2011

【目的】<BR>片麻痺患者の中には非麻痺側への重心移動に抵抗を示し、立位や歩行、トランスファーが困難な症例を経験することがある。本症例も非麻痺側への重心移動時に抵抗を示した。Pusher現象とは症状が違い、視覚アプローチにより非麻痺側への重心移動に抵抗が軽減した一症例を経験したので報告する。<BR>【方法】<BR>79歳男性。意識レベルE4V5M6/GCS。左視床・頭頂葉など多発脳出血により右片麻痺を呈した。Brunnstrom Stage:V-V-V。表在・深部覚ともに軽度鈍麻。高次脳機能障害として空間認知障害などが見られた。坐位での非麻痺側への重心移動は抵抗がなかったが、立位では抵抗が見られた。本症例は坐位・立位において正中位にても左に傾いていると自覚症状があった。視覚・空間認知の評価に対して指鼻指試験及び閉眼立位保持(以下閉眼)、開眼立位は2つの方法(以下開眼鏡なし、開眼鏡あり)にて各条件において体重計を用い左に荷重してくださいと促した時の左下肢荷重量を測定した。また立位にて恐怖感があることから、上記の各条件下での恐怖感をNumerical Rating Scale(以下NRS)にて10段階で評価した。さらに網本らの使うPusher重症度分類を参考にした。<BR>【結果】<BR>Pusher重症度分類0点。指鼻指試験陰性。体重55kg、静止立位での左下肢荷重量30kg、閉眼での荷重量35kg、開眼鏡なしでの荷重量38kg、開眼鏡ありでの荷重量42kg。NRSにて閉眼7/10、開眼鏡なし6/10、開眼鏡あり5/10であった。<BR>【考察】<BR>本症例は左視床・頭頂葉出血により右片麻痺、高次脳機能障害を呈しADL能力の低下を認めた。視床・頭頂葉は上下肢からの情報や前庭からの情報などを統合して空間的に姿勢を保持するための機能があると言われている。結果より本症例は視覚認知は保たれていると思われる。坐位・立位にて正中位でも左に傾いているとのことから、姿勢空間認知に障害があり、非麻痺側への重心移動で抵抗を示したと思われる。諸家の報告ではPusher現象は同部位の障害で出現することがあると報告があるが、本症例ではPusher現象は見られない。Pusher現象を有する症例のアプローチとして視覚アプローチがあるが、症例の中には視覚により症状を増強させるという報告がある。本症例に鏡を使用したところ、結果から視覚アプローチが有効であったと思われる。これは鏡を使うことで姿勢を視覚的に捉えやすくなり、フィードバック機構が働いたためではないかと考え、本症例には視覚アプローチが有効であったと思われる。