著者
長屋 好昭 村上 瑞文 垂井 清治 高橋 周太郎 八木 里子 森田 直 高橋 智香子
出版者
公益社団法人 日本獣医師会
雑誌
日本獣医師会雑誌 (ISSN:04466454)
巻号頁・発行日
vol.56, no.1, pp.32-35, 2003-01-20 (Released:2011-06-17)
参考文献数
9

顔面腫脹を主訴とした4カ月齢, 雌ウェルシュ・コーギーが各種検査およびX線CT検査により, 頭蓋下顎骨症と診断された. ステロイド療法により臨床症状の改善がみられた. 本症は, ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアを含むテリア種に多いと言われているが, コーギー種における発症はきわめてまれであると思われた.
著者
上田 恵子 粟島 由海 森田 直之 中安 雅美 足立 真理子 エデラ ロビンソン 井上 奈穂
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 41 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
pp.321-322, 2017 (Released:2018-08-16)
参考文献数
2

著者が在学していた東京都立多摩科学技術高等学校(以下、本校)は、平成22 年に開校し、平成24年に文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定された。著者は平成26 年4 月から平成29 年3 月まで在学したが、本校では2 年次に『課題研究』、3 年次に『卒業研究』といった研究活動を主体とした授業が用意されている。この授業では、自ら課題解決に関するテーマを設定し、授業が展開されている。本研究では、SSH 指定を受けた進学型専門高校における課題解決型授業におけるテーマ設定プロセスを生徒の立場で考察し、実践した内容を報告する。
著者
安井 万奈 森田 直樹 今関 沙和 伊野 航 吉村 風 萩谷 宏
雑誌
JpGU-AGU Joint Meeting 2020
巻号頁・発行日
2020-03-13

NPO法人Science and Artは、設立から4年が経過した今、法人の活動として毎週12クラス、幼稚園児・小学生を対象とした自然科学教室を運営している。これらの活動を通じて、地球惑星科学を小さい子どもたちに教えることは生物・化学・物理といった他の教科に比べ非常に難しいと実感している。カリキュラムのうち地球惑星科学に関するテーマは全体の1/4を占めており、教室としては安定した人気を保っている。教室に通う子ども達の中には3~4年と通う子どもも出てきており、子どもへの長期にわたる教育効果も徐々に明らかとなってきた。当初の教室の目標として「自然科学入門のために子どもに興味を持たせること」に重点を置いてきていたが、楽しく自然科学に親しむプログラムを提供する事によってこの目標は達成でき、理想通りの充実した教室運営ができていると自負している。しかし子ども達が年齢を重ねるほどに彼らを楽しませるだけの教室を超えて、今度は考えさせる教育を提供する必要に迫られていると感じている。地球惑星科学のテーマで幼児や小学校低学年生にどこまで疑問・質問・解決・工夫を考えさせることができるか、その試行錯誤とともに、これまでの教育効果、見えてきた課題を報告する。
著者
森田 直久
出版者
一般社団法人 日本歯科理工学会
雑誌
歯科材料・器械 (ISSN:02865858)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.218-239, 1990-03-25 (Released:2018-04-03)
被引用文献数
1

本発明の目的は, 鋳造床程度の大きさの純チタンを電解研磨により鏡面にまで仕上げることである.従来から, チタンの電解研磨は, その強い酸化傾向のために困難とされてきたが, 今回非水系の電解液を用い, 被研磨体の形状や電解条件などに工夫を加えた結果, 30cm2程度の大きさの純チタン板を電解研磨により鏡面仕上げすることができた.まず, 小型試片の電解研磨条件を見いだした.しかし, 大型試片の場合には同じ条件では, 研磨面の中程に顕著な梨地を生じ, 均一な研磨はできなかった.梨地部分は, 表面あらさ値が大きく, このままでは生体材料に適さない.このような梨地は電解液面を貫く被研磨体の面積を小さくすることで阻止できることを見いだした.また, 純チタン鋳造体の電解研磨は, 加工材の場合と同一の研磨条件で可能であった.さらに, アルコールを主成分とする電解液の溶媒成分の配合を変えることによって, より安全で, ふかみのある鏡面研磨が可能で, 疲労しにくく, 使用回数などの制限の比較的緩やかな優れた電解液を開発した. 例 エチルアルコール70ml iso-プロピルアルコール30ml 塩化アルミニウム6g 塩化亜鉛25g 電解条件 電圧30V 通電時間6分 電解液温25℃
著者
森田 直子
出版者
日本感情心理学会
雑誌
エモーション・スタディーズ (ISSN:21897425)
巻号頁・発行日
vol.5, no.1, pp.45-55, 2020-03-31 (Released:2020-11-11)

This article deals with the question of how historical science can treat and/or analyze emotions. The importance of historical research written in the 1930s, which focused on the “relationship between mind and body,” is introduced at the outset. I then provide an overview of other academic disciplines such as neuroscience, psychology, and philosophy and see how they treat emotion, specifically “fear.” This first part clarifies what historical science can do in terms of analyzing emotions. In the next section, I discuss the history of emotions and curse words. Using dictionaries like Deutsches Schimpfwörterbuch oder die Schimpfwörter der Deutschen (1839) and the Brothers Grimm’s Deutsches Wörterbuch (1838–) as well as documents written by university students, I identify the curse words used in Germany in the 19th century. If these vulgarities were exchanged between students and/or young craftsmen, semi-fatal duels or brawls took place, which allows one to reconstruct the various emotions in the “emotional communities”. I conclude this paper by arguing that the moral values of the modern German society were reflected in the curse words of the time.
著者
森田 直子
出版者
公益財団法人 史学会
雑誌
史学雑誌 (ISSN:00182478)
巻号頁・発行日
vol.120, no.11, pp.1833-1856, 2011-11-20 (Released:2017-12-01)

The honorary citizenship (Ehrenburgerrecht) bestowed by the German towns has been considered to be comparable with such honours as the orders, titles and prizes conferred by the state or the monarch from the mid-nineteenth century on. Also, the research done on a Prussian metropolis during the German empire tells us that honorary citizenship was highly reputed and played a significant role in the political culture of the city. But when did this custom first appear? And why did honorary citizenship(=civic right) possess such value? In an attempt to answer these questions, this article examines 1) the concept of honorary citizen or citizenship, 2) several historical cases in which towns provided certain people with civic right (Burgerrecht) out of gratitude or affection without obligation, 3) "le titre de citoyen francais" bestowed by revolutionary France on foreigners with great accomplishments, and 4) the codification of honorary citizenship in modern municipal laws beginning with the Prussian "Stein's municipal law" of 1808. The author concludes that the concept of honorary citizen (ship) has been characterised by the ideas of the German medieval township and its civic right, and that the regulations pertaining to honorary citizenship in the municipal laws were also interrelated with the recognition of traditional citizenship. As to the origin of modern honorary citizenship, it was based on the image of an idealised medieval version, established under the influence of the French Revolution and then institutionalised in municipal laws during the nineteenth century. Furthermore, the high reputation attributed to honorary citizenship was rooted in the traditional value of the kind of idealized medieval township reflected in civic right.
著者
森田 賢太 高瀬 治彦 川中 普晴 森田 直樹
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
知能と情報 (ISSN:13477986)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.592-596, 2019

<p>本稿は与えられた系列データから頻出な部分列を抽出することを目的とした.特に,抽出に際して(1)オンライン学習,(2)複数部分列の抽出, (3)さまざまな長さの部分列の抽出, (4)頻出とするしきい値の調節の4つすべて可能にすることをめざした.提案手法は,スパイキングニューロンを用いた2ブロックからなるニューラルネットワークである.LIFモデルに基づくユニットにより構成し,STDP学習則に基づいた結合荷重の更新を行うことで,自己組織的に部分列を抽出するネットワークを構築する.この結果,1つのSTDPのパラメータを調整するだけで,同じ系列から頻出として抽出する部分列を変化させることができた.具体的には,3,000シンボル長の系列から3シンボル長の部分列(出現頻度は0.4%, 3%, 5%)を抽出した際,3%以上出現する部分列の抽出と5%以上出現する部分列の抽出の切り替えに成功した.</p>
著者
森田 直樹 安井 万奈 萩谷 宏
出版者
日本地球惑星科学連合
雑誌
日本地球惑星科学連合2019年大会
巻号頁・発行日
2019-03-14

NPO法人Science and Artでは幼児期からの理科離れ対策として、2016年以来幼稚園における自然科学教育を展開し、年少児から小学校2年生まで毎週9クラス(幼児60名・小学生8名)の自然科学教室を展開している。本研究発表では以下の3つのプログラムとその教育効果について紹介する。1・化石発掘体験2・鉱物万華鏡3・恐竜カルタ化石発掘体験では実物のアンモナイトを石膏と砂を混ぜた土台に埋め込み、子供達に割り箸とゴムハンマーで発掘の感覚を味わってもらう。この際、子供のレベルに応じて土台の硬さを調節することにより醍醐味が変わってくる。模擬的に発掘された化石にはラベルをつけて自分の標本として自分で管理させる。鉱物万華鏡では水晶(石英・紫・ピンク)やカンラン石のなどの色石のさざれ石を利用して万華鏡を作る。石の観察を行いながら、その起源や産地の話題へと話を発展させる。恐竜カルタでは通常のカルタ遊びを行いながら、カルタに出てきた恐竜や海棲爬虫類の標本(レプリカ・実物化石)を見せたり触ったりさせる。図鑑も多用してカルタに書いてある文字以上の情報を図鑑から得る方法を教える。本プログラムのフィードバックを紹介することで、いずれも幼児期から楽しみながら地学に触れることができるだけでなく、その後の興味を伸ばす要素も含んでおり、幼児期からの地学教育において画期的なプログラムであると提案したい。
著者
森田 直賢 清水 岑夫 竹崎 孝行
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
薬学雑誌 (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.88, no.10, pp.1277-1280, 1968-10

A new glycoside (I), C_<24>H_<26>O_<18>・11/2H_2O, mp 274-275°, was isolated from Chrysosplenium grayanum MAXIM. (Japanese name"Nekonomeso"), and a glycoside (II), C_<24>H_<26>O_<12>・2H_2O, mp 175-176°, from C. flagelliferum FR. SCHM. (Japanese name"Tsurunekonomeso"). I was determined as oxyayanin-A (5,2', 5'-trihydroxy-3,7,4'-trimethoxyflavone)-2'-glucoside, and was named chrysosplenoside-A , and II as pendulin (5,4'-dihydroxy-3,6,7-trimethoxyflavone-4'-glucoside).
著者
川端 康正 森田 直之 中安 雅美 中込 秀樹
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告
巻号頁・発行日
vol.31, no.4, pp.45-50, 2016

人工知能やオートメーション化の発達が予想される将来社会を考慮すると、アクティブ・ラーニングの教育効果の重要性は工業高校でも高いと考えられる。しかしながら、授業への参加意欲があまりみられない偏差値下位の工業高校生徒に関して、アクティブ・ラーニングの導入障壁は高いことがうかがえた。本研究では、授業環境に対する調査を行い、アクティブ・ラーニング導入条件や講義内容の改善について検討をおこなった。調査から、生徒の生活習慣の質は低く、授業への集中よりも睡眠欲が勝ることが示唆された。また、アクティブ・ラーニングの知名度はほとんど皆無に等しかった。従来の講義のみでは生徒の学ぶ意欲を呼び起こすことは難しいが、総合的な考察から、各種の試みのひとつとして、生徒の関心に沿った形でアクティブ・ラーニングの段階的導入によって生徒の意欲も段階的に高めていくことは絶望的ではないことが示唆された。
著者
森田 直之 簗瀬 立史 星 輝彦 林 克征 浅見 大治 川端 康正 中込 秀樹 早川 信一 金田 裕治
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.300-301, 2015

<p>東京都立多摩科学技術高等学校(以下、本校)は、平成22 年に開校した東京都でも比較的新しい高校で、平成24 年に文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定され、3 年が経過した。この間、本校で課題となったのは倫理教育の在り方についてであった。本校では、SSH 指定科目である「科学技術と人間」という科目で「技術者倫理」という単元を用意し授業を展開してきたが、生徒へのメッセージ性は不十分というのが我々教員の印象であった。そこで、生徒たちに考えさせることを主軸においた教育活動の実践として、未来の科学技術を多く取り上げたウルトラセブンを題材に倫理教育を行なうプロジェクトチームを立ち上げた。本研究では、我々の教育実践と教育効果の考察について報告する。</p>
著者
森田 直賢 清水 岑夫 竹崎 孝行
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.88, no.10, pp.1277-1280, 1968-10-25 (Released:2008-05-30)
参考文献数
14
被引用文献数
9 12

A new glycoside (I), C24H26O18·11/2H2O, mp 274-275°, was isolated from Chrysosplenium grayanum MAXIM. (Japanese name"Nekonomeso"), and a glycoside (II), C24H26O12·2H2O, mp 175-176°, from C. flagelliferum FR. SCHM. (Japanese name"Tsurunekonomeso"). I was determined as oxyayanin-A (5, 2', 5'-trihydroxy-3, 7, 4'-trimethoxyflavone)-2'-glucoside, and was named chrysosplenoside-A, and II as pendulin (5, 4'-dihydroxy-3, 6, 7-trimethoxyflavone-4'-glucoside).
著者
森田 直子
出版者
史学会 ; 1889-
雑誌
史学雑誌 (ISSN:00182478)
巻号頁・発行日
vol.125, no.3, pp.375-393, 2016-03